本日、RayqualのM42/マイクロフォーサーズアダプターが届いた。
粗悪品を知らないだけに…
知人から教えてもらった通り、評判の良いアダプターであるRayqualの購入に踏み切り、それが本日届いた。
アダプターというものはマウントを変換するものであり、構造としては比較的簡単なものが多い為か、廉価のものは粗悪品が多いとよく聞く。アタリハズレが多いというケースもあれば、そもそもダメという事もある。
Rayqualはそんな中でも日本製で作りがシッカリしている事で定評がある…とかで、私はハズレを引く事を避けて、価格がある程度張るRayqualをチョイスした。
届いたものの中身はというと…こんな感じ。宮本製作所製ではあるが、販売は近代インターナショナルという所が行っているようで、本体とマニュアルが箱の中に入っているだけである。
本体をCarl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35に取付けると…こんな感じである。色味は若干違うが、あまり違和感は感じない。
これをE-M1に取り付けると…
フードは付けていないが、違和感は一切感じない。何だ、この一体感は…。
別の角度でもう一枚。…似合いすぎて恐い(爆)
まぁ、見た目はこんな感じで実に見事なマッチング。取付け精度に関しても、一切のガタ付きもなく、カッチリとした感触が素晴らしい。
私は粗悪品を知らないため、これが当たり前のように思えるのだが、粗悪品だとこうは行かないのかも知れない。
Rayqualは失敗のないチョイスである、という事は間違いなさそうだ。アダプターで悩む人はあまりケチらず、失敗のない買い物をした方が最終的にお得かもしれない。
注意:
画像をクリックでオリジナル画像を別窓に展開できるようにしてある。1枚目と2枚目はE-M1+M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROによるもの。
3枚目と4枚目のE-M1とFlektogonの組み合わせ写真はiPhone6 Plusによるものである。よってコレについてはオリジナル画像はリンクしていない。
いざ実写!
E-M1+Rayqual+Flektogonの組み合わせで、近くにあったものをとりあえず撮ってみる。普段はまず使わないMFなのでピントが合うか心配ではあるが…この画像はリサイズはしているが、色味等については一切手を入れていない。
F2.4で被写体まで約15cmという条件での接写である。LED電球というあまり明るくない照明の下ではあるものの、缶の凹みの映り込み等、実によく撮れている。背景のボケ味も良い感じで、缶の立体感もよく出ているのではないかと思う。
ちなみに画像クリックでオリジナル画像が表示される。今後の画像に関しても同じである。
今度はちょっと離してみる。缶全体を被写体にしてみたのだが…F2.4という開放側では全体を捉える事が出来なかったようだ。
「贅沢微糖」にピントを合わせた結果…ピントが外れてしまった(爆)
さらに缶下側の文字はピントが完全に外れてしまっている。
MF撮影は実に難しい…。
ボケ味をあえて出してみる
こんどは思いっきりBOSSの缶に近づいてみる。
文字がどこまでハッキリ撮れるか……ボケ味が出すぎて一部しかハッキリ読めない文字になってしまった。
やはりF2.4では被写界深度が浅すぎるのか…。
一応、絞ってみたのだが室内、しかもLED電球下では絞ると一気に光量が落ちてしまってちゃんと撮影できない。露出補正すれば何とか…という感じではあるが、絞った画はもっと明るい環境下での撮影時に行う事にしよう。
まぁ、これではコーヒー缶の接写ばかりになってしまうため、こういうのも撮ってみた。まぁ、遠景を撮ったというものではないが、とりあえずM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROの全体を撮ってみた。
F2.4という絞り開放の画であるため、ピントを合わせた一点以外は結局ボケる。
こうして見ると、円筒形のものの立体感は非常に出やすい感じがする。被写界深度の浅さ故の結果かもしれない。
陽の下で…
とりあえず今回は夜の室内、LED電球下の撮影であるため、開放での撮影のみで絞りは絞ったままで撮った。
もっとパンフォーカス気味の画も撮ってみたいが、そうした撮影は外で、しかも陽の下での撮影が良いかも知れない。
今度は外に持ち出して、じっくり撮ってみたいところである。
今回の撮影でわかった事は…今回買ったCarl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35は、レンズに曇りもなく、キズもなく、実に良好な画を撮影できる、という事である。
ある意味、掘り出し物に当たった、といったところか。
マニュアルフォーカスの難しさ、そして面白さ。
何となくその辺りが見えたような見えなかったような…。
やはりコレの面白さを知る為には、もっと沢山のフィールドワークが必要なのかもしれない。
おおおぅ!
レイクオールのマウントアダプターはレンズ側が太目になっているのでマッチングバッチリじゃないですか!
私も金貯めて買おうっとw
E-M1だとグリップがしっかりしてる分余り大きさを感じないですね。
flektogonの黒鏡筒は見た目的にも現代的なデザインだし、サイズも12-40PROと大差なく感じます。
写りの方も問題ないようで、解像度は抜群だし、色乗りも良さそう。ボケも奇麗ですね。
日中撮るとき、なんて事のない、どこにでもあるものを撮ってみるとflektogonの良さが見えるかもしれません。
なんだか立体感が凄くよく出る感じでした。
私もまだ殆ど使えてませんがw
ハーフマクロとして使えるので、花や昆虫を撮るのに重宝しそうです。
同じレンズを使う者同士、情報交換していきましょう。
オールドレンズライフをごゆるりとー。
アダプターを付けた段階での大きさは、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROよりほんの少し小さいといった感じです。
但し、重さはM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROの方が重いです。ズームレンズと単焦点の違いといつたところでしょうか。
心配だったFlektogonのレンズも、何ら問題ない事を確認できたし、今回の買い物はアタリだったと言えるかも。
でもオールドレンズは価格と巡り合わせがネックだなぁ。
缶コーヒーのボケている部分で、照明を反射しているところ、二線ボケになり易いシチュエーションだけど、綺麗に滲んで滑らかですねー。
やっぱflektogonのボケは絶品です。
近接~中距離が得意らしいので、m4/3なら70mmの中望遠相当の画角で、一部を切り取るような使い方のは丁度良いのかもしれませんね。
M.ZUIKOレンズDIGITAL45mmF1.8はも換算90mmと同じ中望遠ですが、最短撮影距離が45cmと長いので、使い勝手はflektogonの方が上ですね。
解像度は流石に45mmの方が上でしょうけれど、ボケの柔らかさと綺麗さはflektogonの方が上。
MFとは言え、現代のレンズと比較できる性能と言うのは凄いものです。
全体的に良い写りだという事はよくわかるんだけど、M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROの写りの良さと比較して、大きな差を感じないんだよなぁ。
今回の記事では掲載順で言うと2枚目の画がM.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROの撮影なんだけど、ボケ味で言えばソッチも結構な感じだし…。
…正直よくわからんわ(-_-;)
レンズの特性自体も、もっといろんなものを撮らないと分からないのかも。
私は修行が足らんな(>_<)