夜空を大きく…

Panasonicが100-400mmのレンズをLeicaブランドで出すらしい。

m4/3とはいえ、デカイ!

ベルリンで開催されているIFAで、Panasonic-Leicaのブランドで100-400mm F4-6.3のプロトタイプレンズが展示されているらしい。
マイクロフォーサーズなので、35mm判換算とすると200-800mmという焦点距離になるわけだが、流石にそれだけの焦点距離となるとそのレンズはかなり巨大なものになるようだ。思ったほど高くないのか?(画像はココより引用)
画像を見ると、左端がマウントになるので、そこの最小径の所がカメラと接合する…と考えると、このレンズがどれだけ巨大なものかがわかる。
いくらマイクロフォーサーズだと言っても、またF6.3といっても、焦点距離から巨大レンズになる事は避けられないようだ。
だが、もしこれが35mm判のフルサイズだったなら…と考えると、そのサイズは想像できないくらい巨大で重いものになるに違いない。
ココは素直にマイクロフォーサーズで良かった、と言えるレンズだと思う事にすべきである。

Leicaブランド

Panasonicがライセンス生産するといっても、その設計はLeicaである。
となれば、当然その品質はプレミアムなワケで、価格もそれにならってプレミアム価格になる。
Olympus製レンズとして70-300mmレンズが○○程度の価格で販売されているが、このパナライカ100-400mmレンズを発見した人の予測なら、優にその価格の3倍になるのではないか、と予測しているらしい。
3倍として為替換算すると、約14万4,000円程度となるわけだが、おそらく実売はもっと高くて18万円くらいになるのではないかと私は予測する。まぁ…安くても16万円は下らないだろう。
為替で変動するとは言え、納得いかない話である(-_-;)
ただ、仮にそうだとしても相対価格で考えると、このレンズはバカみたいに割高なレンズとは言い難い。
そもそもLeicaブランドのレンズは元々高い。NOCTICRONだって、42.5mmの単焦点レンズだが、その価格は12万円を超える。
それから比べれば、これだけのレンズが20万円を切る価格というのは妥当な価格と言えるかもしれない。人によっては「安い」と言ってしまうかも知れないが…。

夜空撮影用

35mm判換算で200-800mmという焦点距離となると、その用途としてやはり一番最初に思い浮かべるのは「夜空撮影」である。
普通、夜空となると星空の撮影を連想するだろうから広角レンズの方が向いていると思うかも知れないが、望遠には望遠の使い方があり、月などを大きく撮影したりする時にその威力を発揮する。
特に常用域とは言えないような焦点距離800mmともなると、かなり大きなサイズで月を撮影できるのではないかと思う。そういう意味で実に魅力的なレンズと言える。
まぁ…おいそれと買う事のできるレンズではないが。

マイクロフォーサーズも最近はレンズを選べるようになってきた。
これは非常に喜ばしい事である。
レンズが少ない時は選びようがない状態だから、結局全ての人が同じ特性のレンズを使う事になるが、似たような焦点距離で複数のレンズを選べるようになると、その各々のレンズの特性を使った撮影が出来る様になる。
贅沢な話ではあるが、実に喜ばしい事である。
ハードウェアは着実に進化している。あとは私自身の腕の問題だけである。
…それが一番の問題ではある(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    コレ、興味深いですねぇ。
    画角が狭くなる(比較的)小型センサーなので望遠側が有利なはずだけど、良い望遠は換算300mm止まりだったんですよね。
    いきなり換算200-800mmの4倍超望遠ズームと言うのはライバルがいないし、飛行機や鳥を撮る人には待望のレンズなのかもしれませんね。

    ちなみに、写真を見た私の感想は…
    「ちっさ!」
    でしたw

    • アバター画像 武上 より:

      800mmの長玉持って何するのか? というと、私からすればもう星を撮るしか思い浮かばないわけだが…。
      でも、多分このレンズを取り付けたなら、E-M1でも本体が小さく感じるくらいのレンズじゃないのかな?

      それを「ちっさ!」と言ってしまえるのはある意味スゴイ事かとw

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