モニタ上のデッドスペース

意外とこの場所が空いている。

キングジムから発売

液晶ディスプレイ上にモノを置くスペースを確保するボード“ディスプイボード”がキングジムより発売される。3月24日発売で価格は3,500円。
こういう製品は他にもあるのかもしれないが、私の環境では使えないものなので「ああ、こういうのもアリなのか」と改めて思ってしまう。
何故私の環境では使えないかというと、私は大型のPCラックにPCとモニタ、キーボード等全てのものが収まっていて(PCだけ今はラック横に入れているが)、モニタとラック上面の棚との間にスキマがないので、こうしたボードを取り付けてもモノが置けないのである。
だが、単純に机の上にPCを置いていて、モニタ上がガラ空きという状況では、たしかにこうしたモノを置くボードは便利なように思える。
また、こうしたボードは何もPCモニタだけを対象としているのではなく、テレビにも使えるだろう。
大型液晶テレビでは満足な大きさにはならないかもしれないが、モノが置けるという意味では使い勝手は悪くないハズだ。
昔、まだ液晶パネルが一般的でなかった頃、つまりブラウン管主流だった頃は、テレビなどは上にモノを置くスペースは特別つくらなくても存在していた。何故なら形が箱型だったからだ。
だが、液晶パネルが主流になった今は、モニタそのものが薄くなり、既にモノを置くという場所ではなくなってしまった。
キングジムから発売される“ディスプレイボード”は、まさにそんな過去の資産を取り戻す製品と言えるかも知れない。

ただしぬこはNG

このキングジムのディスプレイボードが発表された後、キングジム公式Twitter上で妙なツイートが流れた。
「我が家のぬこは乗れるのか?」という質問に対しての回答をツイートしたものだが、今回発表した“ディスプレイボード”の耐荷重は1kgであるため、ぬこは乗れない、という回答を公式で発表していた。
さらに、おそらくマニュアルに書かれているであろう取扱上の注意にも、小動物は乗せられないという表記がなされているようで、その事もツイートされていた。
取扱上の注意に書かれていたという事は、要するに…キングジムでは予め、このディスプレイボードにネコやその他小動物が載る可能性がある、という事を予測していたという事になる。どう見てもぬこが上に乗るだろ?wネコは、暖かい場所であれば大概の場所に居座るもので、バックライトが冷陰極管の液晶モニターなどの上だと、どっかりと居座る事も多く、最近はバックライトがLEDが主流になってしまったが、それでもその僅かなLEDの発熱に反応して、薄い液晶テレビなどの上にひっかかるようにして乗っかってくる事がある。
執念すら感じるネコの行動だが、ディスプレイボードのようなものがモニタ上にあると、おそらくネコは喜び勇んで上に乗っかってくる事は容易に想像出来る。
また、最近のネコの飼い主であれば、ネコが乗らなくても飼い主自身が乗せる可能性もあるだろう。
残念だが、公式ではこのような事態に対して状況を想定した上でNG判定を出している為、製品購入を検討している人はこの点を理解した上で購入する必要があるだろう。
…ネコが勝手に乗ってしまう可能性は往々にしてあるが、大惨事を招かない為にもそこを熟考した上で導入してほしいものである。

1kg以下の動物だとどうなんだろう? とか思ってしまったりもするが、それは揚げ足取りというものであるw

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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