IRSTの強制解除、行けるか?

結局独自にやってみるしかない…。

Ctrl+I、効かず

先日からOptane Memoryで高速化したドライブのデータを保護しつつ、何とかシステム復旧ができないかいろいろと模索してきたが、いよいよ手詰まりになってきた。
少ない情報ながらも先日からいくつかのサイトに掲載されていた情報を確認して、何とかその手順でトライできないかと試行錯誤してきたが、私の環境下ではそれら手順が全く使えないという事が判明した。
つまり、電源投入後にUEFI BIOSからOSの読み込みが始まるタイミング時に「Ctrl+I」キーを押すも、RAID BIOSが起動せず、情報にあるような手順を実行できない事が判明したからだ。そもそも、今までOSを起動させる際にIRSTのPost表示を見た事がないので、起動するのかどうかすら分からなかったので、この結果はある意味正しい結末なのかもしれない。

UEFI BIOS内の機能

但し、全く光明がないというワケでもない。
元々知っていたのだが、コレを試すしかないという覚悟がいよいよ固まった。
実は、私が使用しているAsRockのUEFI BIOSには、このような機能がもともとあるのである。そりゃ、ある事はわかってたよ何だ、あるじゃないかと思う人もいると思うが、元々のBIOSの機能の中に、IRSTの機能に関するメニューはあるのである。ただ、このメニューの中身は単純に「Disable」という機能削除のみの機能しか見当たらなかったため、私からすると危険極まりないメニューにしか見えていなかったのである。たた、いろいろ調べて行くと、もうコイツを試すしか道が残されていない状況になったので、試してみる覚悟が出来た。
もう…やるしかない。

その先の未来

この機能を試すべく、キーを押して進んで行くと、以下のような流れになる。構成内容の確認まずは内容の確認。Optane Memoryによって高速化されているドライブの元々の情報が表示される。ちなみに画面下にある2つのストレージ情報は、高速化されていないドライブの一覧。最下段が今回起動しなくなったM.2 SSDである。
ココから高速化されているドライブを選択すると…ここでDisableする事になるこのようになる。
Disable Mode、つまり解除モードというわけである。ちなみに画面下に2つ並んでいるのが、高速化されているドライブの情報と高速化させているOptane Memoryの情報。
ココから「Disable」を選択すると、いよいよ解除する為の内容確認に入る。ここで情報の保持をどうするか訊いてくるココで「Preserve user date:」とかいてあるメニューの右には「有効」と「無効」が選べるようになっていて、通常は「有効」になっている。
Preserve、つまり「保護する」という意味なので、ユーザーデータを保護するかどうかをココで決めるのだろうが、問題が一つある。それは、ココで保護するデータはOptane Memoryのデータの事を言っているのか、それともHDDのデータを言っているのかがわからないのである。ただ、仮にどちらであってもココでは「有効」を選ぶしかないのでまずは「有効」を選ぶ事に。
そしていよいよその下のメニューである「本当に解除しますか?」を選ぶと…ココから先が恐くて進めない…二択しか選択肢がない。Yesを選択すると、即座に解除されるだけなのか、それとも解除した後にデータの書き戻しが始まるのかはやってみないとわからない。
Noを選べばメニュー選択画面に戻るであろう事は予測できるが…。

迷う必要など無い

実の所、ココまで来ると迷う必要などないのである。
他にやりようがないと覚悟を決めれば、あとはこの方法を試してみて解除させるしかないのである。
だが…万が一にも失われるデータの事を考えると…恐くて選べない…。
ひょっとしたら、他にもっと良い方法があるのではないか? 正しい手順があるのではないか? その思いが、Yesのボタンを押すのを躊躇わせるのである。
見つけた情報の全てが、RAID BIOSから解除しているので、この手順がどこまで正しいのかが全く分からないのである。当然だが、マザーボードのマニュアルにも記載されていないので、信憑性がわからないのである。
ただ、どのみち他に手がないので、もうやってみるしかないという覚悟で臨むしかない。

下準備を進める

というわけで、とりあえず次の再インストールに向けて、新しいSSDとHDDの準備だけはする事にした。
新たなOS用のM.2 SSDとそのヒートシンク、そして新たなデータドライブ用のHDDである。
既存のモノほ利用してもよかったのだが、万が一の時に備えてデータはなるべく保存できるようにして、OSの再インストールはまっさらなM.2 SSDの上でおこない、データドライブの基本情報も、今回問題となったHDDからの吸い出しで対応しようと思っている。…吸い出しがちゃんと出来ればよいのだが…。

まずはUEFI BIOSでOptane Memoryを解除して、その後にもう一度「Ctrl+I」コマンドでRAID BIOSが起動するか試してみようかと思っている。最悪、現時点でHDD側に残っているデータでやり直すしかないのだから。
と言うわけで今は再インストールに向けての準備品が届くのを待っている。
それが届いた時点でUEFI BIOSのIRSTのDisableを試してみようと思っている。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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