もう20周年になるのか…。
メディアミックスの申し子
「申し子」とは言い過ぎかも知れないが、私からするとこの作品ほど本作品発売前に盛り上がるだけ盛り上がって、本作品が盛り上がらなかった作品は珍しいんじゃないかと思えるタイトルである。
いや…実際には盛り上がったのかな?
あえて詳しくは語るまい。
ただ、この作品が発表された当時の盛り上がりは、今の状況とは全くと言っていいほど違った展開で、ある種「異様」だったと私は思っている。
その中で一体どれだけの金が動いたのか…。
私が当時その関係ある職場にいた状況下でも、ある程度は窺い知れるビジネスの波だった事を考えれば、いろんな所に相当の金の渦が出来ていたと言ってもいい。
そんな荒波を起こしていた作品が「センチメンタルグラフティ」である。
セガサターン用恋愛シミュレーションゲームとして企画・制作された本タイトルは、当時この手のジャンルの中でも珍しいぐらいの盛り上がり方で、おそらくそれはユーザーサイドの力というよりは、サードパーティ含めた業界の流れによって盛り上がったのではないかと今になって思っている。
当初からメディアミックスを想定していた事も大きくて、ゲームから始まってアニメ、小説、マンガ、その他いろんなグッズと、今なら当たり前のような展開の黎明期に流れを作ったタイトルである。
いや、実際仕事でいろんなグッズとか作ったし(-_-;)
そんなこんなで20周年
で、このセンチメンタルグラフティの20周年を記念した動きがある事は知っていた。
今年3月にはアニメの「センチメンタルジャーニー」が配信されたり、今年7月には劇場上映があったり、何で今頃? と思えるような展開があったのだが、そもそもこれらは20周年を記念して、当時作品に声優として参加していた西口有香らによって2016年くらいから立案されていたものだったらしい。
私もそんなに早期から動いていた事は知らなかったが、Twitterには公式アカウントも出来ていて、いろいろな企画が進められていたようである(Wikipedia情報)。
その20周年記念を総括する意味なのかどうかは定かではないが、20周年スペシャルイベントが企画され、クラウドファンディングによってその資金集めが行われていた。
結果的に、10月11日の開始からわずか9分ほどで目標金額の1,000万円が集まり、11月11日の終了までに約2,300人から約3,470万円の支援金が集まったとの事。何か、スゴイじゃん(爆)
というか、当時熱中してた人もイイ大人になったので、使えるお金が沢山あったのかもしれない(ぉぃ
詳しい話は下記の公式サイトで確認してもらいたいが、これは現権利元であるガンホー・オンライン・エンターテイメントの許諾のもと行われているものなので、まさしく公式のイベントという事になる。
センチメンタルグラフティ 20周年公式ページ
https://sentimental20th.com/
その昔、一部ではあるもののビジネスとして関わった作品でもあるので、個人的には思い入れがないわけではない。
そんな作品が20年の時を経てこうしたイベントへと繋がったという事を素直にスゴイと思うし、そういう業界にいたんだな、という事を改めて思い出した次第である。
昔、『切なさ、さくれつぅ〜』とか言ってた自分を思い出し、気恥ずかしいさ炸裂しとります(´∀`)
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そんなフレーズ、ありましたなw
あの時代、コノ手の感動を呼び起こす事に注力したタイトルも多かったし、差別化の意味でも強烈なフレーズは必要だったんだな、と今更ながらに思ったり。
でも「キャッチコピーは恥ずかしいぐらいじゃないとダメ」って、前の職場で言われた事もあるので、そういう意味では本作のフレーズは間違っていないだろうねwww
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