PCエンジン miniは遅れない

今の所発売日は変わらない様子。

3月19日

先日、PS4のDUALSHOCK4 背面ボタンアタッチメントの3月中旬以降の追加発売の製品が、昨今のパンデミック騒ぎの影響で4月下旬以降に延期されるというニュースが出た。
遅れている理由であるパンデミックは、あくまでも予想の域ではあるが、恐らく理由として間違いないものと思われる。
つまり、今の時期に発売されるものは、全てではないものの、遅れる可能性は非常に高く、この流れで考えると3月19日発売としていたPCエンジン miniに関しても発売が遅れるのではないかと予想できる。
プライムデーなのに安くない…ちょっと気になったので、注文したAmazon.co.jpの状況を確認したところ、発売日は3月19日のまま変更なく、今の所予定通り配送される状態になっていた。
既に製品が確保されているからなのかもしれないが、おそらく予約していない人の分は今後遅れる可能性はあるだろうと思われる。
このご時世だから、ある程度はやむを得ないところはあるが、何とかこのパンデミック状態から回復してもらいたいものである。

さて、そのPCエンジン miniだが、どうもプレス向けには既に評価機が配布されているようだ。

GAME Watch
https://game.watch.impress.co.jp/docs/feature/1239803.html

発売まであと一週間というところなのだから、評価機が出回っていても不思議ではないが、改めてそうしたレビューを見てみると、PCエンジンというプラットフォームが如何にしてファミコンという牙城を崩そうとしていたものかという事を痛感する。
ファミコンを超えて次世代機の地位を確たるものにしたのは、おそらくはCD-ROMを使用したCD-ROM2が一般的になった為だろうが、当時は次世代機がいろんなメーカーから発売された時期でもあるので、PlayStation登場までは結構主軸となる機器は乱立していたように思う。
個人的にはメガドライブとはガチで争っていた感じがしたし、その後に発売されたスーパーファミコンとは性能格差はあったものの、発売していたソフト数で良い勝負をしていたように思う。

CD-ROM2タイトル

今回のPCエンジン miniの発売で私が一番歓迎したいのは、CD-ROM2タイトルが収録されているという事である。
メガドライブミニでは、残念ながらメガCDタイトルは収録されていなかったのだが、おそらくそれはメガCD内には本体であるメガドライブの機能を強化するハードウェアが組み込まれていた事も影響しているのかもしれない。
CD-ROM2は、Super CD-ROM2というものに途中でアップグレードするが、それらは単純にドライブの読込み速度を向上させる為のバッファ容量が倍化しただけのものなので、処理性能としてはPCエンジンと変わりがない事で、今回のPCエンジン miniにCD-ROM2タイトルが収録されたのだろうと予想している。
ただ、これによって収録ソフトの質がグンと跳ね上がったのは言う迄も無い。
メガドライブミニも、最終的にはメガCDタイトルを収録すべく、検討して欲しかったが、再現するハードウェアの性能に違いがある事から、メガドライブミニにはメガCDのタイトルがその性能仕様上として収録されなかったのかもしれない。

ミニシリーズは一段落?

さて、PCエンジン miniが発売されると、セガサターンや3DO、Nintendo64は依然としてミニ版の発売はまだだが、それ以外のPlayStation以前のハードウェアであれば大凡全てのハードウェアのミニ版が発売された事になるのではないかと思う。
個人的にはセガサターンミニが欲しいところではあるが、セガからすると、実現するのが難しいという事を以前に何かしらのインタビューで言っていた。元々セガサターンはデュアルCPU構成だったり、CD-ROMとカートリッジを同時に使用する仕様だったりと、かなり特殊な事をしていたというのもあるだろう。
また、以前ほとミニ版に盛り上がるような市場の流れもなくなっている事から、しばらくはそうした「○○ミニ」というようなハードは出てこないように思う。
ただ、昔のゲームを復刻する動きそのものが停滞したとは言えないので、今後は新しいプラットフォームに旧作を移植するという流れが主流となり、Nintendo Switchあたりで今よりもっと多彩に移植作に出会えるようになるのではないかと個人的には予想している。
昔から、ハムスターがアーケードアーカイブスを発売しているが、タイトルは確実に増え、充実してきている事を考えれば、間違いなく需要はある、という事ではないかと思う。
…というか、Nintendo Switchは、そうした使い方をするハードウェアとしては、実に最適なハードウェアではないかと思うのだが…。

とりあえずPCエンジン miniはあと一週間で発売されるハズ。
注文した人はもうしばらく待てば自宅にあの頃が蘇る。
私は…久々にイースⅠ&Ⅱをプレイしたいと思っている。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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