Monthly Archive: 2月 2021

もう一度指紋認証を

以前、指紋認証を使っていたのだが、再度検討したくなった。

パスワードからの解放

PCを使っていて一番面倒なのは、パスワードの入力である。
以前、REALFORCEにキーボードを替えた時の話、黒のREALFORCEを購入したのだが、キートップに書かれているキーの文字も黒だった事から、特定のキーを押す必要が出た時、どのキーを押していいのかわからなくなった事があった。
この状況、実は今も全く同じなのだが、今はWindowsのログインに関してはPIN入力をしている事から、以前よりはログインは楽になったものの、未だにことある毎にパスワードを要求されていて非常に鬱陶しいという思いもあり、最近になってこれを何か便利な方法で解決できないか? と考えるようになった。
というのも、併用しているMacBook ProにはTouch IDが付いているため、認証が必要になればそこで指紋認証している事から、その便利さがすぐ目の前にあるわけである。
Macはできて何故Windowsはできない?
いや、できる事は知っているが、私が以前利用していたのは2014年の話
その時は、便利に使えていたが、指紋認証ユニットにお茶だったかをこぼした事で壊してしまい、結果その後は使っていない。
当時利用していた指紋認証ユニットは、USB接続ではあるが、ケーブルを利用して本体は離れた場所に固定して使用するタイプだった。
慣れるとものすごく便利もしそれがUSB接続コネクタにそのまま指紋認証ユニットが取り付くタイプだったなら、濡れて壊れるといった事もないワケで、そうした指紋認証ユニットが便利に使えるなら、もう一度そうした環境を手に入れるものもよいかもしれない…そう思うようになった。

Windows Hello対応がマスト

Windows10でこうしたパスワードやPIN以外の認証でログインするには、Windows Helloに対応する必要がある。
Windows Helloとは、Windows10で導入された生体認証機能で、瞳の虹彩による認証や指紋認証などを利用する事になる。当然だが、利用するにはWindows Helloに対応した機器が必要になる。
対応機器さえあれば、Windowsの設定→アカウント→サインインオプションから設定する事ができる。トラブル回避の為に、こうした生体認証を登録すると同時にPINの登録も必要になるが、一度設定してしまえば、Windowsのログインはその後指紋認証でできるようになる。
一度コレになれてしまうと、パスワード入力してたのがバカバカしく思えてくるから不思議。
昔はWindows Hello対応の指紋リーダーは最低でも4,000円近くはしたのだが、今や2,000円台でも購入できるようなので、ログインが面倒と思う人は使ってみると良いかも知れない。

Continue reading…

災害対策

2月13日夜遅くに起きたM.7.3の地震で改めて考える地震対策。

ライフラインをどうするか

福島県沖で震度6強の地震が発生した。
内陸であるウチでも、ちょっと長めの揺れが感じられるほどに揺れたので、その地震エネルギーは決して小さいものではなく、被災した地域にいた方々は相当な揺れの中にあったのではないかと思う。
一度でも地震体験車で地震を感じてみるといい。震度6レベルの地震がどれだけ揺れるのかを身を以て知る事ができる。あれはもう何かを考えるとかそういう事ができるレベルの揺れではない。
東日本大震災の時もそうだったが、被災レベルが大きすぎると、周辺全体の機能が麻痺しはじめるので、ライフラインなど必要なインフラを公共に頼りすぎると生きる事に詰んでしまう事もある。
それでも日本は比較的周囲の助け合いがあるので何とかなる場合も多いが、備えがある事に越した事はない。
だが、実際に地震対策として常備しておくライフラインは、地震が起きた直後などはそれを気にして準備するのだが、いざ平穏な日々が過ぎていくと、途端に常備食や飲料水などの更新が滞る。人間、常にトレンドの中に生きているので、一番難しいのはそうした準備の維持だったりするのである。
普通はこんな感じだが…この備えるべきライフラインの維持に関して、もっと効率良くする事は出来ないのだろうか?
面倒で忘れてしまう維持という活動をもっと日常の中に組み込む事が出来れば、いざその時になっても、ちゃんと準備された状態になるのではないか?
ちょっとそんな事を思った次第である。

日常で保存

例えば、水道水は蛇口をひねれば水が出てくる。だが、これは水道管と直接繋がっていて、そこからくる水圧によって出てくる仕組みになっている。
だからこの水圧がなくなると水は出てこないのだが、災害に備えるべき水道水を確保するなら、この水道管からくる水そのものを貯水できるようにし、日々使用する生活水はこの貯蔵水から使用する仕組みにできないのだろうか?
貯水タンクに常に一定の水を溜めておき、オーバーフローする分を日々の生活水として利用し、災害があった際にはその貯水タンクそのものがライフラインとなる、そんなイメージである。もちろん、ここでいう貯水タンクは持ち運びが出来る形状で、複数連結して量を稼ぐという仕組みである。
この場合、その貯水タンクの水の循環や、貯める事によって起きる水質の問題が課題になると思うが、その課題をクリアさえすれば、生活の中で常に水道水を確保する事が可能になる。
食料については、保存食を常日頃から日常の食卓に出す事が必要になるだろう。そうする事で、保存食をローテーションする事ができるので、期限切れの食料になる事を防ぐ事ができる。
飲料水と食料、この二つを常に更新できる仕組みが構築されていれば、いざというときの備えが出来ていない、という事はなくなり、最低限の準備は整うのではないかと思う。

Continue reading…

深刻な半導体不足

秋葉原では売り切れの文字が目立つようになったとか…。

世界的供給不足

半導体が足りない。
それも致命的なまでに足りない。
今までこのような事は経験した事がないのではないかという程、半導体が足りない。
それは何もPCに限った話ではない。
自動車産業までもが、半導体不足で生産を減らしているという話が出るほど足りていない。
最先端プロセスで製造されているものに限らないレベルで足りていないという事そのものが、既に異常事態ではないかと思う。
この半導体供給不足によって、一部では値上がりの話が進行していて、PCパーツで言えば中古品買い取りの強化まで行われる始末である。
ビデオカードに関して言えば、実は既に1月末ぐらいから値上がりが深刻化していて、モノによっては5万円近く値上がりしているモデルもあるという。
例えば、価格として7万円くらいのミドルハイクラスのビデオカードが12万円という、ハイエンドクラスの価格で売られているワケである。
不足する半導体これを異常事態と言わずして何と言おうか?
(あくまでも極端な例なので正確ではないが…)

不足している理由は?

この半導体不足となっている理由とは一体何なのだろうか?
一つはコロナ禍の影響でテレワークが増え、急激なPC需要が生まれ、そこでPCに使用する半導体が不足し始めたのが理由。これにより、生産ラインの取り合いが始まったワケである。
そしてもう一つは米国の一部中国企業への制裁があり、調達先として台湾に集中した、というもの。これにより、台湾TSMCに注文か殺到し生産ラインの取り合いが始まった。これは主に自動車産業で起きた事だ。
さらに、最先端製造プロセスの需要の増加も原因と言える。5Gという通信インフラに対する需要と、最新ゲーム機に必要となる半導体が、共に最先端製造プロセスで作られる半導体に限られている事も理由になる。これも裏返せばコロナ禍の影響で需要が増大しているとも言える。
また、中国での自動車産業の回復が早まった事も理由に数えられるかも知れない。
当初、コロナ禍で自動車生産が落ち込むと予想された際、生産を減産したのだが、思ったよりも早い段階で自動車生産が立ち上がり、増産が必要となったのだが、その時には既に他に半導体ラインが喰われていた事もあって、全体的にそれらを取り返す事が難しくなつてしまっている。
結局は一部のメーカーに生産が一極集中してしまっているというのが一番大きな理由なのかもしれないが、それ自体が情報的に信用がおけるところでないと生産できないという、米国と中国との対立に起因しているので、この問題の根底には国家間の信用問題が大きく影響しているという事なのかもしれない。

Continue reading…

銃の歴史が変わる?

名門コルトがチェコのCZに買収される時代。

移り変わる時代

昨年11月、チェコ共和国の銃器メーカーであるチェスカー・ズブロヨフカ(CeskaZbrojovka、通称:CZ)が、米国の銃器メーカーであるコルト(olt Manufacturing LLC)社の買収を計画している、という報道があった。
CZは昨年末までに実行の準備ができている、としていたが、ついにこの話が纏まり、CZがコルトを買収する事に合意した。
時代の変化コルトという銃器メーカーは、日本人であってもミリタリー系の情報を知っている人ならほとんどの人が知っているメーカーである。
米国の政府系に採用されその名が有名になった「Colt Government」は、オートマチック拳銃のスタイルとしてもっとも知られた存在だと言えるし、米軍が採用したアサルトライフルである「Colt M16」や「M4 カービン」も、世界でもっとも有名なアサルトライフルと言っても過言ではないかと思う。
もちろんそれだけではなく、Coltといえば日本のコミックでもある「CITY HUNTER」の主人公、冴羽獠が使用する銃「Colt Python」も有名な銃である。
コルトの歴史は常に米軍と共にある、とも言えるほどで、その関係は175年以上とも言われる。それぐらいの名門銃器メーカーであった。
だが、このコルトの拳銃部門は2000年以降にライバルに大きくシェアを奪われていて、2015年に倒産している。
一方、CZはサブマシンガンの「スコーピオンVz61」やアサルトライフル「CZ BREN」、また様々なバリエーションで法執行官からスポーツまで多用途に使われるオートマチック拳銃「CZ75」が有名である。
CZは元々チェコの国営企業だったが、その後民営化され1997年にCZ-USAを設立した事で、米国でも大きな市場を獲得した。
実は米国の銃器メーカーは、諸外国から流入した同業メーカーの影響で、大手メーカーがいくつか倒産している。ショットガンなどで有名なレミントンもその一つである。
今まで米国を支えてきた銃器メーカーも、この時代の流れでその様相が移り変わってきている。まさに変化の時代である。

銃のない世界へ?

このように、米国の大手銃器メーカーが次々と倒産し、その数が減っていく背景に、米国でも銃のない世界に向かっているかのような印象も受けるが、実際の所はそういうわけではないと思う。
米国では政治家の大きな得票業界として銃器メーカー業界がある。これが機能しているという事は、企業の中身が変わっていたとしても、その存在はまだまだ大きなもので、決して米国で銃のない世界へと向かっているという事は言えないと思う。
個人的には、民間に銃は必要ないと私も思っているが、米国の成り立ちと日本の日常ではその根底が異なる事から、米国で銃がなくなる事は今の時点では考えにくい。米国は自由の国であるという大前提から、武装する自由もあり、自分たちの身を守るためにどうしても銃が必要だという認識が消えることはないのだろう。
日本の歴史では、こうした自分の身を守るために武装する、という行為は全くなかったわけではないが、それが地方豪族の武士団がテリトリーを守護し、その庇護の元、農民が生きていたという歴史がある。成り立ちが全く異なるのだから、その考え方やスタイルも同じという訳にはいかない。
だが、この現代になり、そうした歴史認識にも変化が現れ、米国でも徐々にではあるが銃を持たないという道が提示されてきた。
おそらく、銃器メーカーはその影響力を民間ではなく、もう軍需に頼るしかない状況になっていて、そうした事から合理的にメーカーが淘汰されていったものと考えられる。

Continue reading…

次期MacBook Pro

デザインはiPhone12風になるとか、フルフラットな製品になる?

MacBookのデザイン

M1 MacBookが登場する時、その筐体デザインが以前のものと変わらないスタイルで登場するとわかった事で、それを「よかった」と思う人と「残念」と思う人に二分されたと言えた。
新しいMacBookが登場するのだから、デザインも変わるだろうと期待していた人からすれば、同じデザインである事に革新性を見いだせないと思ったに違いない。
逆に今までと同じデザインで登場した事がよかったと思った人は、M1という新しいApple Siliconの性能が従来とは全く異なるぞ、とより性能を比較させているに違いない、と思ったに違いない。
おそらく、そこには緻密な計算があったのかもしれないが、それを知るのはAppleの中の人だけである。
私個人としては、同じデザインで出てきた事は割とよかったかな、とは思ったが、それは周辺機器やサプライ品が同じものを使えるからに他ならない。
ただ、Thunderbolt3コネクタが片側2個しかない事は大きな問題だと感じた。
これは、その時に発売されたMacBookはあくまでもエントリー向けだったからであり、M1というSoC内にI/Oコントローラーを内包させる際の限界がココまでだった事が原因である。
となると、次なる上位機種には、M1よりもコントローラーはより大きなものを搭載し、さらに搭載するメモリも16GB以上のものが想定されないと、それは上位とは言えない…そう考えている人が大多数ではないかと思う。
そしてその上位機種となると、既にM1の性能の高さは証明された後なので、デザインも一新される…そう考えるのが、今までのMacファンの行き着く先ではないかと思う。

真っ平ら

Appleの製品の新製品に関して、数多くの予想を当ててきている人の一人に、アナリストのミンチー・クオ氏がいる。
氏は、過去にいくつものApple製品の予想を当ててきた人であり、ハズレていたとしても大きくハズレていない情報をもたらしている事が多い。
そんな氏が、2021年の次期MacBook Proのデザインについて報告している。
その報告によると、次期MacBook Proはデザインが変わり、本体上部と下部にiPhone12のようなフラットエッジ形状を採用する、としている。
iPhone12は、iPhone4以降のフルフラットなデザインに回帰したものであり、現在のiPad ProやiPad Airでも採用されているデザインである。
ある意味ソリッドな一品になるかもApple Siliconを搭載したMacBookではiOSのアプリが動作する事を考えれば、本体デザインも同じ方向に振っていく事は想像できなくもない。
また、その画面の大きさに関しても13インチが14インチになり、16インチは続投するとされている。登場時期は6月下旬から2021年第3四半期になるのではないかという。
ある意味、遠いようでそう遠くない時期に、上位MacBookシリーズが登場する事になるかもしれない。

Continue reading…

VTuberがもっと身近に?

1枚の画像からVTuberとして使える画像をAIで生成するという猛者が現れた。

恐るべき技術

2月4日、Twitterで妙なツイートを見つけた。
「一枚の画像でVTuberになれるシステム(v2)を作りました」と書かれたツイートが、私のタイムラインに拡散されてきたのである。
https://twitter.com/dragonmeteor/status/1357093243989626880
ツイートからその中身を見てみると、どうもGoogleでソフトウェアエンジニアとして働くプラムック・カンガーンさんが1枚のキャラクター画像から多彩な表情を作り上げることができるシステムを開発したとの事。
普通、VTuberとして2D画像を利用するような場合、動きのパーツをいくつか準備し、一定のルールに従ってパーツを連携させて使用するLive2D(とFaceRig)のようなソフトウェアが必要なわけだが、カンガーンさんが作ったシステムで同じような事がたった一枚の画像で可能になるというのである。
で、リンクされていた動画を見てみると…確かに動いている。
これはある意味スゴイ事ではなかろうか?
これをシェアウェアのような形で出せば、Live2Dを駆逐する事も可能かもしれない。
Live2D用画像を販売しているクリエイターにも大打撃を与えそうな感じである。

日本語サイト
https://pkhungurn.github.io/talking-head-anime-2/index-ja.html
(現在リンク切れ)

AIならではの問題

ただ、一件完璧なシステムのような本システムだが、まだ問題がないわけではない。
いつくかある問題で致命的なのは、GPU負荷がとても大きい事である。
これはパターンを生成する時にGPUの演算を必要とする為であるが、その処理が最適化されていないのだろう。まぁ、まだ実験的な状態なので、これは今後洗練させていけば負荷は下がってくるハズだ。
もう一つの問題は、キャラクターの肌色で人型と認識しているところがあるので、肌色でない画像で試すと、とんでもない結果が待っているという事。つまり、人型でないのもダメ、という事である。
VTuberのモデルになるキャラクターは人型とは限定されないので、人型でないと使えないというのは残念である。深層学習を繰り返す事で人型でないキャラクターでも可能になる日がくると良いが、それは結構大変な課題ではないかと思う。
他にもまだいくつか問題はあるのだろうが、システムとしてはかなり完成度も高く、今後の発展が期待されるのは間違いない。
わざわざパーツを作って動かしているLive2Dの事を考えると、本システムは実に画期的である。

Continue reading…

タブレット端末の是非

ちょっとiPadが欲しくなっている今日この頃。

時代が変わったか?

最近、iPadのようなタブレット端末…いや、正確に言えばiPadシリーズが欲しいと思っている。
理由は簡単で、暗記アプリであるAnkiをもっともモバイルで効率よく使えるのがiPadだからだ。
iPad Airが良いのか、それともiPad miniが良いのか、それとも最高峰のiPad Proが良いのかはまだ未検討だが、とにかくiOSで動作するタブレット端末が欲しいと思っている。
今すぐならiPad AirかもしれないiOS限定なのは、私がMacBook Proを持っているからだが、このiPadによってスマホを小型化し、かわりにiPadでアプリ運用という手もある。
ただ、世間ではiPhone12 miniが不評のようで、Appleは早々に生産を打ち切る可能性があるとかないとか…。
動画というコンテンツを扱う上で、やはり画面の小さな端末は時代の覇者にはなれないという事なのかもしれない。
ただ、運用方法は人それぞれで、ケータイとタブレットを別で持つ人にとっては、ケータイは小さくでよく、代わりにタブレットがそこそこの使い勝手があるというのが理想になる。
おそらく、世間一般ではこの2台持ちは許容されない、という事なのかもしれない。

それなりの広げやすさ

今まで、iPhoneとPCでAnkiを使っていて何故ここにきてタブレットなのか?
実はAnkiに登録する問題カードを作成していて、そこに表や画像を貼り付ける必要が出てきた時、iPhoneの画面の大きさでは厳しいという状況が出てきたのである。
もちろんできなくはない。スクロールさせればよいという事になるのだが、QC検定の試験問題は結構な大きなで表とグラフが同時に使われたりするので、それらの問題をAnkiカード化する際、iPhone表示ではかなり厳しいという状況が見えてきた。
もちろん、これはQC検定という試験に限った話ではなく、おそらく他の資格試験等の問題でも起き得る話である。
また、Ankiだけでなくサッと特定のアプリを広げ、中身を確認するという時にも、タブレットの大きさがあると便利…という事がよくある。iPhoneでOffice365のデータを広げたりしても、ほぼ使い物にならない。これがタブレットなら如何様にもできるのだが、スマホサイズでは編集はおろか、中身の確認ですら困難な場合がある。
そういう時はやはりタブレット端末の方が使い勝手がいい。
今まで、ちょっと大きいサイズのiPhoneがあればiPadはいらないかな? と思う時もあったが、ここにきて持ち運べる一定の広さをもつタブレット端末の有用性が今までと違って感じるようになった。
これも時代の変化という事だろうか。

Continue reading…

らしくないIntel

IntelがAppleのM1チップに対して第11世代Coreプロセッサに優位性があると言っているが?

らしくない

Intelが第11世代Coreプロセッサを搭載したノートPCにおいて、AppleのM1搭載MacBookシリーズよりも優れていると主張するベンチマーク結果を発表した。
王者の風格はどこに行ったのやら…M1は当Blogでも書いたとおり、少なくともエントリークラスのノートPCでは破格のコストパフォーマンスを持つ半導体。その性能は異常に高く、それでいて発熱も小さいという、エントリークラスなら非の打ち所のない性能を持つものである。
同じ半導体を設計製造しているIntelからすると、IntelのCoreとM1を比較されてしまうと、どうしてもその性能差でIntelが不利になってしまう。
そこでM1より第11世代Coreプロセッサの法が性能は上ですよ、と言いたいのだろう。
その気持ちはわかるが、こういう比較は比較である以上、公正な比較をすべきである。
しかし、どうも今回のIntelの主張はそのような感じではなく、巧に細工されたもののようだ。
x86コアの王者でもあるIntelらしくない対応である。そこまで地に落ちなくてもいいのに、と思うのだが…。

せめて統一したら?

このIntelのベンチマーク比較に関するレポートは以下を参照してもらいたい。

engadget日本版
https://j.mp/3jCPeOO

論点がずれていたり、比較対象が変わっていたりするあたり、何ともセコイ比較である。
ただ、忘れてはいけないのは、M1はエントリークラス用のSoCであるという事である。
内蔵するRAMは16GBが上限であり、I/OとしてもThunderbolt3が2口までと、ハイエンドのMacでは利用できない(しない)SoCである。
現在Appleは上位Macの為に新しいApple Siliconを作っているとされている。噂では2021年後半に32個の高性能コアを搭載した新型Mac Proが登場するのではないかという話もある。これが登場すれば、Intelはまた差を開けられてしまう可能性がある。
この時、再びIntelのハイエンドコアとAppleのハイエンドコアで性能比較してくれる事を祈りたい。今のままでは、Intelはあまりにも見苦しいだけに終わってしまう。
あの、AMDを地に突き落としたIntelらしくないやり方に、正直私としてはなりふり構っていられない状況なのかな? と逆に憐れにすら思えてくる。

Continue reading…

Buffy Acellerator

何か、この時代になってスゴイものが出てきた。

68000と差し替えて

MC68000というMPU(今で言うCPU)がある。
おそらく、プログラマブルなCPUとしては当時画期的なものだっただろう事は想像に難くない。
そしてこのMC68000を使って生み出されたものには、非常にインパクトのあるものが多く、また当時このMC68000を使ったコンピュータは一種のトレンドにもなった。
AppleのMacintosh、Amiga 500などの今で言うレトロPCもあれば、当時のゲームセンターで稼働していたアーケード基板にも必ずといっていいほど、このMC68000が搭載されていた。MSV(NEOGEO)も当然である。
そして家庭用を見ればメガドライブが搭載していた事でも有名になった。メガドライブはこのMC68000とZ80という2つのCPUがその性能を支えていた。後から追加できるMEGA CD本体にも搭載されていたので、メガドライブはまさにこのMC68000がなければ成立しないコンシューマ機であった。
そして忘れてはならないのが、シャープのX68000である。おそらく、その後の日本のプログラマーを多数育てたのは、このX68000ではないかと思う。
実際には、MC68000の派生CPUが使われていたケースも多々あるが、基本は同じである。
このMC68000が、一時代を支えていたと言っても過言ではない。
そのMC68000というCPUを差し替えるだけで高速化できるというオープンソースCPUプロジェクトが進行中である。まもなくハードウェアの生産が開始される見込みだそうだが、そのプロジェクトは2つの内容からなるものらしいが、そのウチの一つがハードウェアで、前述の差替ハード「Buffy Acellerator」である。
何とも凄い時代になったもんだ“吸血鬼殺し”の名を持つこの製品はFPGAやCPLDといったプログラマブルロジックデバイスを一切使わないという、生粋のCPUアクセラレータで、68000の64ピンDIPソケットと互換性がある。よって、Amiga 500/1000/2000などのCPUと差し替えるだけで高速化が可能になるという。

実際はエミュレータ

この「Buffy Acellerator」は、ハードウェアとしてはOctavo製SoC「OSD335x-SM」を採用したもので、1GHzで駆動するCortex-A8プロセッサである。512MBまたは1GBのDDR3メモリを統合しており、68000のエミュレータをeXecute-in-Place(XiP)フラッシュROM上で走らせて、自分自身を68000のように振る舞うよう作られている。
ボードは8層基板で、より安定した信号を実現するため3層はグランドとなっている。CPU以外にはレベルシフタやSPIフラッシュといった動作に必要な部品を実装しており、UARTとJTAG端子も用意されている。
68000エミュレータになる「PJIT」は、Buffy Acelleratorのソフトウェア部分にあたり、68000のエミュレーションを行ないながら、スレッド化されたJIT(実行時コンパイラ)により1,000MIPSという性能を発揮するという。これは68040が1,200MHzで動作した時に相当する性能である。ちなみに本家68040は最大40MHzだった。
とりあえず、本オープンソースでは全ての機能を実装していないため、400MHz相当以上の性能のみ保証するとしている。
エミュレータの「PJIT」はインタプリタのように命令を実行する。インタプリタとはプログラムを1行ずつマシン語に変換して実行していくスタイルで、Basic言語などと同様である。これに対してプログラム全てをマシン語に変換して実行するスタイルの事をコンパイルという。これらはそれぞれ一長一短がある。
インタプリタはジッターを抑える事ができ、効率を引き上げられるが、コンパイルのように速くはない…のだが、それは昔の話。今はハードウェア性能が非常に高いので、インタプリタで命令を実行しても遅いという感じは受けにくい。今のBasicと同じである。
コンパイルはコンパイラーという変換ツールで開発言語をマシン語へと変換するので、一度変換すると修正するのに時間がかかる。弱点ではあるが、最終的にパッケージ化しやすい側面もあるので、一長一短なのである。
ま、生データで動いてくれる方が、実際は楽なのかもしれないが、そのあたりは仕事でプログラマーをやっている人の方が詳しいだろうと思う。

Continue reading…

MGSV TPP、目処が付く

METAL GEAR SOLID V The Phantom Painのメインシナリオが終了した。

らしくない終り

昨年末から始めていたMETAL GEAR SOLID V The Phantom Pain(以下MGSV TPPと略)が、一定の終了に至った。
一定の終了としたのは、メインとなるシナリオで展開するミッションの全てが終わったからだ。Side OPSはまだいくつか残っているし、メインミッションの中にもまだ未プレイのものもあるが、どれも高難易度版や完全ステルス版のミッションで以前のものの焼き直しミッションなので、ストーリー進行には影響がない。
第一章が終了した時は、結構壮大な感じで終り、その後の展開がどうなるのか気になった程だが、第二章に関して言うと正直「これで終り?」という感じだった。
操作は難しい…が、ストーリーは面白いもう6年も前の作品なので、今更ネタバレでも何でも無いだろうが、最後の仕掛けに関しては何となく予想できていた。年表から考えると、前作ピースウォーカーからの続きになるので、ピースウォーカーの話を知っていないとさらにわからないストーリーになっていただろうが、私はピースウォーカーも、METAL GEAR SOLID 3も一応は経験があるので、ストーリーを追う分には問題はなかったし、それを知っているからこそ、今回のMGSV TPPも受入れる事が出来た。
逆に知らない人がプレイすると…人間関係を把握するだけでも大変なのではないかと思う。
そんな壮大なメタルギアストーリーに対して、この終わらせ方というのは、些か小島監督らしくないというか、中途半端な感じがするのは多分私だけではないだろう。
おそらく6年前にも、MGSV TPPに関してはいろんな論議が起きた事が予想できる。
それぐらい、唐突に終りが来て、サッと冷めていく…そんな終り方である。

パスとの出会い

これはプレイ途中からわかっていた事だが、医療プラットフォームの3Fにパスが治療を受けていた。
初めてこのイベントを見た時、本気で「生きてたの?」と思ったが、イベントを進めていくウチに「ああ…なるほどね」と妙な納得をしていた。
Side OPSのいくつかのミッションをクリアしてあるアイテムを入手していくと、パスと会うたびにパスのリアクションが変わっていくのだが、そのリアクションを追っていくウチにピースウォーカーを知っている人であれば何となくその結末は予想できたのではないかと思う。
ただ、パスのイベントもメインミッションのラストを知ると、起こり得るイベントなのかなぁ…という疑問が湧いてくる。
何しろ、自分が当事者じゃないのだから。…コレ、クリアした人なら意味わかるよね?
どちらにしても、本イベントは蛇足的かな、と思いつつも、パス好きには理解されるイベントなのかもしれない。
個人的にはもう少しヒネリが欲しかった、かな?

Continue reading…

FF14 新情報発表会

何気に見る事ができたので確認してみた。

YouTube Live

昨日、体調不良と書いたが、どうも朝から体調がよくなかったので、寝て過ごす事にした。
ただ、完全に眠っていたわけでもないので、横になっていてもただヒマだった事もあり、YouTubeを布団の中で見ていたところ、スクウェア・エニックスのLive配信が行われる事に気づいた。
FF14新情報発表会と書かれたそのリマインダ。どう考えても観ておいた方がいいだろう、という事で、リアルタイムで新情報発表会を観ることにした。
吉田Pが無観客の会場で進行させていく。今やワールドワイドとなったFF14なので、英語翻訳するスタッフも一緒だったが、基本吉田Pの進行で進んで行く。
最初にイキナリ発表されたのは、今年の秋に新拡張パッケージ「暁月の終焉」が発売される、という事であった。
PATCH 6.0今まで6月に拡張パッケージが発売されていたが、コロナの影響で開発が三ヶ月ほどずれ込んでいて秋発売となったようだ。
そしてこの「暁月の終焉」で、FF14のメインストーリーが一旦終わる、という事が発表された。正直、あまり驚かなかった。
漆黒のヴィランズを終わらせた時、私は予想していた。おそらくもうそろそろ終わるだろう、と。理由は単純である。オリジナルのアシエンが全員いなくなったという事と、物語の核心であるゾディアークとハイデリンがどういう存在なのかがハッキリしたからだ。
もちろん全ての謎が解けたわけではないが、もうほとんどクライマックス直前だな、という感じはあった。
むしろ驚いたのはこのもうすぐクライマックスだという状況で新ジョブが2つ追加される、という事である。

新ジョブ

追加される新ジョブは2種で、一つはヒーラー、もう一つは近接DPSである。
今回情報が解禁になったのはヒーラーの方で、追加されるジョブは「賢者」と呼ばれる存在である。ちなみにメインメンバーのアルフィノがこの賢者にジョブチェンジする。
ヒーラーはこれで白魔導師、学者、占星術師、賢者と4ジョブ体制になるが、ここで役割が明確に2分化する。
ピュアヒーラーと呼ばれる白魔導師と占星術師、バリアヒーラーと呼ばれる学者と賢者という形に分けられるようになる。今まで占星術師はピュアヒーラーとバリアヒーラーを切り替えられるジョブだったが、次の拡張でピュアヒーラー一択になるとの事である。
ピュアヒーラーとバリアヒーラーの違いは、ピュアヒーラーは純粋に回復するが、バリアヒーラーはダメージを防ぐバリアを生成してダメージを軽減させるという違いがある。
新しく追加される賢者は、賢具と呼ばれる4本の魔具を展開して術を行使するが、これがどうみてもνガンダムのフィンファンネルにしか見えない事から、Live中のコメントもみんなが「ファンネルだ」と叫ぶという状態に(爆)
新しいジョブなので真新しさがある分、人気が出そうな感じではあるが、個人的には占星術師のスタイルの方が好きかな、と。
この賢者だが、レベル70からのジョブのみで開始可能になるようだ。前提クラスがないというのは、もうレベル的に考えて常識的なものになるのだろう。
もう一つの近接DPSについては、今後情報開示していくそうだが…ネットでは「力士」ではないかとか言われているそうである。マヂかよw

Continue reading…

最近不調

あまりの倦怠感にコロナを疑ったりもして…。

同じ時期

私は、毎年1月末ぐらいから3月頭ぐらいの時期に、体調を著しく悪くする。
ここ数年ずっとこんな感じで、何故か2月は体の調子がよくないのである。
体調不良理由はよくわからない。
土地柄、昼夜の寒暖差が激しいというのもあるのかもしれないし、極端な乾燥が悪さをしているのかもしれない。
とにかくどんな症状がでるのかも毎年違うが、どんな状態であれ、調子が悪くなる。
ただ、今年の場合、この調子の悪さが毎年くる定期的なものなのか、それとも今流行りのコロナからくるものなのかがどうしても頭に浮かんできてしまう。
発熱はないし、SpO2(血中酸素飽和度)も95~97%と平常値であるため、コロナではないだろうと思うが、調子が悪くなるとそういったものも疑って架かる必要がある。
もし、ここに発熱などが重なってくれば、もちろん発熱外来に架かってPCR検査という流れになるのだろうが、今の所そういった他の要素がないので、単純に体調がよくない、という何とも曖昧な状況に身を置くしかない。

今思えば…

実は蜂窩織炎が最初に具現化したのはこの時期だったように思う(ん? 違ったか?)。
蜂窩織炎は体内に細菌が繁殖して主に足が腫れ上がり発熱する症状が出るが、これは免疫力低下が主な原因とも言われている。
どうも私はこの2月を中心とした時期に、恐ろしく免疫力が低下するようで、体調不良を起こしがちになる。
やはり乾燥している事が大きく影響しているのではないか? と思うが、少なくとも北陸に住んでいた頃はここまで“乾いている”という感覚を持った事はない。
先日、ふと部屋にある湿度計をみたら、加湿器がガンガン動いているのに40%前後の湿度しかなかった。
一日中加湿器が動いていて、この湿度しか確保できないというのは、もはや普通ではない。そんなに広い部屋でもない(逆に狭いぐらい)のに、加湿器がフル稼働していてこの状況というのは、もはや天災ではないかとすら思える。
この乾燥を何とかしなければならないとは思いつつも、加湿器を回している以上、その他の手段を持ち得ない状況では手の打ちようがない。
しかたがないので、この乾燥という理由以外に体調不良の原因がないかを検討してみる。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version