Winter Sale、始まるが…

Steamのウィンターセールが今年も始まった。

最大90%OFF

この季節はどのプラットフォームもセールを行うが、PCゲームの総合プラットフォームであるSteamも、ほぼ毎年実施しているのがウィンターセールである。
夏にはサマーセール、秋にはオータムセール、そして冬にウィンターセールと、ほぼ季節毎にセールをしているような感じではあるが、その中でも特にウィンターセールは価格的に一番安いセールになっているんじゃないかと思う(実際はわからない)。
今年もそのウィンターセールが22日から始まっていて、中には最大90%OFFという割引セールになっているタイトルもある。
PCゲームをする人はチェックしてみると良いだろう。

Steam
https://store.steampowered.com/?l=japanese

罠に注意

さて…大幅な割引セールとなっているSteamだが、中には注意して買わねばならないタイトルがある事がわかった。
まず私がストラテジータイトルとして最大級に面白いと思っているCivilization VIのセール状況を見てもらいたい。
名作が大安売り一番上がCivilization VIの本体の価格で、これが85%OFFの1,050円で販売されている。
その下にCivilization VI Anthologyとして、拡張パックがバンドルされたものが86%OFFの3,354円で販売されている。
さらにその下のPlatinum Editionは91%OFFの1,691円で販売されている。
このAnthologyとPlatinum Editionは、バンドル情報を見ればわかるが共に本体であるCivilization VIが内包されたパッケージなので、拡張パックを一緒に購入する場合は、これらのバンドル版を購入すれば完結する。
ちなみに一番下に書かれている「このゲームのコンテンツ」というところには、拡張パックのみ掲載されているので、間違えて本体を二重購入する事はない。
ところが、である。
アクションタイトルである「DARK SOULS III」も75%OFFのセールを行っているのだが、コイツは妙な表記になっている。
コレは間違える可能性大この並びを観ると、一番上の「DARK SOULS III – The Fire Fades Edition」の価格が1,485円なのに対し、その下の「DARK SOULS III (JP)」は1,905円、さらに「このゲーム用のコンテンツ」のところには3つのコンテンツが並んでいるが、そこには「Season Pass」と「Ashes of Ariandel」、「The Ringed City」と書かれている。
コレ、「Ashes of Ariandel」、「The Ringed City」は共にDLCの第一弾、第二弾の事で、つまるところ「Season Pass」の事である。
しかも一番上の「DARK SOULS III – The Fire Fades Edition」は本体と「Season Pass」が一緒になったパッケージで、真ん中の「DARK SOULS III (JP)」は「DARK SOULS III – The Fire Fades Edition」に含まれているタイトルである。
「DARK SOULS III – The Fire Fades Edition」を購入すれば、他は何一つ必要ないにも拘わらず、それらを併記する意味があるのだろうか?
しかも追加コンテンツも実に紛らわしい。
バンダイナムコ、ワザとやってるんじゃないだろうな?(爆)
とにかく、よくよく調べて購入する事をお薦めしたい。

お薦めタイトル

私が今回お薦めしたいタイトルは、掘り起こしゲームになるが、かつてPS3等で発売され、その後PCで4Kタイトルとしてリマスターされた「END OF ETERNITY 4K/HD EDITION」である。
セール価格は40%OFFの2,397円である。
「END OF ETERNITY」は日本国内タイトル名であり、海外では「RESONANCE OF FATE」というタイトルで販売されたのだが、Steam版は日本語と英語に音声ローカライズされており、字幕では他にフランス語、イタリア語、ドイツ語と全6言語に対応している。
ジャンルとしてはRPGになるのだが、所謂西洋ファンタジーではなく、近未来風銃撃ファンタジーになっている。
開発元はトライエースという、スターオーシャンを制作したところである。
この「END OF ETERNITY」だが、何よりその特徴は世界観なのだが、その世界観を独特にしているのが戦闘システムである。
というか、本作は戦闘システムありきで他は全て後付のオマケと考えても良い作品と言っても過言ではない。
というのも、ストーリーや設定に謎を多く残したままシナリオが終わるので、私の中では消化不良気味のタイトルというイメージがある。だが、それを超える戦術性をもった戦闘システムが、このゲームの面白さを物語っていると思う。
戦闘はターン制を中心としたものになるのだが、かなり独特。「t・A・B」(トライ・アタック・バトル)という銃撃戦を主軸としていて、事前に移動ルートを決め、その移動中には無敵状態となって敵に攻撃する「インビンシブル・アクション」と、3人を頂点とする三角形上をインビンシブル・アクション状態で移動しながら同時に攻撃する「レゾナンス・アタック」といったシステムを上手くつかって進めていく。
1ターンにキャラクターが行動できるのは1度だけで、決められた行動量の分だけ移動と攻撃ができる。行動を開始すると敵との距離に応じた速度でチャージが開始され、攻撃ボタンを押す事でチャージ量に応じた攻撃を行う。チャージ量は武器のレベル毎に上限値が決められているので、強い武器ほどチャージを貯めて協力な攻撃を行う事ができる。
移動時に特定のボタン操作でインビンシブル・アクションを使う事ができ、残行動量から到達可能な位置を任意に選択、もう一度特定ボタンを押すことで発動するのだが、発動すると無敵状態となり、指定した地点まで真っ直ぐ移動しつつ、その間好きなだけ攻撃する事ができる。攻撃対象と途中で変更する事もできるが、ターゲット指定は立ち位置や画面を見ている方向などの条件で指定方向が変わるので、慣れないと狙った相手を攻撃する事ができない。
さらにこのインビンシブル・アクションは発動中ジャンプができるのだが、ジャンプすると攻撃可能な部位にランダムヒットするようになる。一度ジャンプすると中断できず、指定地点まで移動して着地する。
さらにややこしいのは、このインビンシブル・アクションで他2人のプレイヤーキャラクターの間を通った時にレゾナンス・カウントというポイントだ貯まるのだが、このポイントを使ってレゾナンス・アタックという攻撃をしかける事ができる。
実行すると、レゾナンス・カウントの分だけ各キャラクターが同時にそれぞれの立ち位置を目指してインビンシブル・アクションを実行し、ターゲット対象に対して3人で攻撃をしかける。
詳しく説明すればするほどややこしい話になるので、これは実際に見た方が理解が早い。

この説明で戦闘方法が解るのではないかと思う。このタクティカルな戦闘が本作の醍醐味である。
しかもその戦闘シーンはとてもスタイリッシュ。派手に空中をジャンプし、銃を連撃していく様は実に爽快である。
リーンベルという女性キャラクターが主人公の一人なのだが、このリーンベルの戦闘シーンは圧巻…というか、スカート姿でアクロバティックな戦闘させるってどうよ?(爆)
さらにこのSteam版は4K+HD対応版なので、その画質クォリティは相当に高い。ただ弱点として高画質データが30GBを超えるという事なので、インストール時には容量に気をつけるべし。

というわけで、古いゲームではあるが、戦闘システムに独特な戦術を必要として、ちょっとした理解と慣れが必要なタイトルではあるが、名作と言われるゲームでもあるので、お薦めしておきたい。
ゲームそのものは古いという事は、ビデオカードの必要要件もそう高いものではないのも良いところ。ぜひプレイしてもてもらいたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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