ARMORED CORE IV、発表

随分と遅かったじゃないか…。

10年ぶりの新作

12月9日に開催された「The Game Awards 2022」に、フロム・ソフトウェアからメカカスタマイズアクション「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」が2023年に発売されると発表された。
ようやくやってきた前作「ARMORED CORE V」が発売されたのが2012年なので、実に10年ぶりの発売となる。
ARMORED COREという作品は、ベースとなるフレームにいろいろなパーツを自由に組み合わせてメカを作り、それを使って戦場を駆け巡るメカアクション作品で、その操作の複雑さやスピード感、組み合わせるパーツによって全く異なる特性を持つメカを作り上げる事の面白さなど、いろいろな面白さを内包した作品である。
結構立体的な動きを可能にしたタイトルなので、自由度が高い反面、プレイヤーがそれに追従するのが大変だったりもするのだが、昔から根強いファンが多く、新作が発売されるのがずっと待たれていた。
待っていたのは私も同じなのだが、私はまだARMORED COREファンとしては浅い方で、4作目くらいからしかプレイしていない。
コア層は25年前の初代からのプレイヤーがほとんどではないかと思うので、私などはにわかプレイヤーと呼ばれても仕方が無いと思う。

長き沈黙の果てに

実はこのARMORED COREの新作は2017年に宮崎英高社長がインタビューで明らかにしていた。なので秘密裏に進められていた、というわけではないのだが、このインタビュー以降に情報は全く出てこなかった事から、一時は新作は立ち消えたか? とさえ言われていた。
それが今年1月、海外で行われたResetEraフォーラムで消費者調査の一環として未発表の続編の画像や初期バージョンのプレイ動画を見たというリーク情報が出た事で新作の噂が再燃。
その後、フロム・ソフトウェアでメカ関係のデザインを担当するデザイナーを募集したなんて事もあって、噂は確信へと変わった感じである。
今の時代、何が情報ソースとなって広まるかは判ったものではない。
そして今回の発表と続いたわけだが、今回の情報で私が特に驚いたのは、その発売プラットフォームがPlayStationに留まっていなかった、という事である。
今回の新作が発売されるのは、PS5、PS4、Xbox Series X/S、Xbox OneおよびSteam(PC)になる。
ついにSteamでも発売されるようやくSteamで発売されるのかぁ、と私的には期待するしかない展開。
こりゃ、やっぱりメインPCを入れ替えるしかないな。

世界観を知るために

正直、私自身も今までのARMORED COREの歴史を詳しく知る者ではないので、この機会にARMORED COREの世界観をおさらいしておくのもよいかも知れない。
ARMORED COREには、多数の企業が登場し、その企業毎にメカの特徴があったりする。
しかし、中には非企業の勢力もあったりして、その旗印となる機体が「ホワイトグリント」と呼ばれる真っ白な機体である。
ARMORED COREと言えばホワイトグリントと呼ばれる程有名になったのは、ARMORED CORE for AnswerというタイトルのOPに登場したから…と言うと、如何にもにわかな発言ではあるが、イメージが大きく固定したのは間違いなくARMORED CORE for Answerからではないかと思う。
このホワイトグリント以外にも有名なメカは多数あり、そうしたメカとメカにまつわるキャラクター、そしてそれらが所属する企業や勢力の戦いがARMORED COREの世界観を作り上げている。
日本にはガンダムという絶対的なメカタイトルがある中で、ゲーム発祥から始まったメカものタイトルでここまでファン層を掴んだ作品はそう多くない、と私は思っている。
新作もきっと面白い…そう信じて続報を待ちたい。

それにしても…タニタのツインスティックや先日発売されたメガドラミニ2と同時発売したサイバースティックなんかでプレイできると操作感も相まってもっと面白そうな気がするのだが…。
フロムさん、何とかなりません?

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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