体よく断られた面会

母が入院中なので、面会を希望したら、体よく断られた。

入院時にはできると言われたのに

母が入院して四日目に突入した。
基本的には検査主体で現状の体調を整える治療を行うはずの入院なので、当初は2~3日で退院してくるかと思っていたが、早急な退院にはならなそうな雰囲気が見て取れるようになってきた。
というのは、以前はコロナ対策で面会はできないという状態だったのだが、今回の入院時に面会は予約制になっていて、予め面会の予約を入れれば面会する事ができる、と言われていたので、その予約をとろうとしたところ、病棟看護師から「現在は感染症の関係で面会できなくなっています」と言われたのである。
入院時の説明と異なるな、と思ったが、ここで私が騒いだところで何かが変わる訳でもないので、大人しく引き下がっておいた。
ただ、この事で気軽に面会できる状態ではない、という事と、想像していたよりも長引きそうという事がよわそくできてしまったため、来週いっぱいくらいは入院かもしれないという覚悟をせねばならなくなった。
入院費も結構嵩むのに困ったものだ…と思う反面、母の容体が悪い状態なら私も仕事に出る訳にはいかないので、入院していれば病院にいるという安心感は得られる事を考えれば、今しばらく入院して体調とを整える事ができるというのは、そう悪い話ではないのかもしれない。
ただ、母にとっては厄介な話でもある。
何しろ、母は基本的には自宅にいたい人であり、一人で入院している事に不安を感じているからだ。

意思疎通が難しい

母が失語症で話せないという事は当Blogでも書いたが、この話す事ができないという事が、当人にとって相当なストレスになっているのは間違いない。
自分で思っている事が伝わらない…その事に焦り、悔しいと思っているというのが、見ていてよく分かる時がある。
血を分けた私といえども、時々何を言いたいのかを理解する事ができず、母がヤキモキする事があったのだが、おそらく私から離れ入院していると、医師や看護師、技師との間でも相当意思疎通に困っているのではないかと予想できる。
言葉が話せないという事の障害の壁は思った以上に高い
母が自宅にいたいと考える理由は、自宅であれば間違いなく私が仕事から帰ってくるので、少しでも理解できる人が近くにいるという安心感ができるからである。
しかし、入院すると私は基本的に面会に行けないので、医師と看護師、技師とのやり取りだけになる。自分のいつものスタイルを理解している人ではないので、思いがなかなか伝わらない事のストレスは相当なものになるのではないかと思う。
そういう事もあって、できれば私も母に入院して欲しくはないのだが、それでも体調が悪い場合だと、自宅に一人にしておく事の方が不安であり、今回はやむを得ず入院という選択肢を採った。
ま、入院したとしても多分最大で2週間だろうから、もうしばらくの辛抱である。

今度はミスらない

今年に入ってからの医療費は、既に毎回Excelのリストに記録するようにした。
なので今回の入院費もその記録に記載し、かかった医療費を明確に残している。
入院費もそうやって記録に残し、生命保険で補填された費用もそのこに明確に置いておけば、保険金が下りた時でもどの費用にどれだけの保険金が支払われたかなど、明確にする事かできる。
しかも途中で健保から還付金が出された時も、その内容と支払い明細をより細かくリンクさせる事もできるだろう。
今回の確定申告ではそれが難しくて大いに悩むことになり、まだ確定申告ができていないのだが、来年こそはこういったトラブルがないようにしたい。
所得税を控除するといっても、いろいろな事をしなければならないという事が今回でよく分かった。
備えあれば憂い無し、という言葉があるが、この医療費控除はまさしくその言葉が似つかわしいと思えてくる。残念だが、後でまとめて処理する…なんて事を考えると、最後にはいつの分で保険金が下りたのか、いつの分で還付されたのかなどが分からなくなる。
入院費は特に生命保険からの保険金が下りるので、これをマメに記録しておかないと、医療費控除で大変な事になる。気をつけたいポイントである。

とりあえず、私は早々に確定申告をしてしまい、母の受け入れ準備をしておこうと思っている。
特に確定申告は今までやったことのない事を電子申請しようとしているので、想定していた結果にたどり着けるかが分からない。
やってみるしかないのだが、慎重に進めていきたいと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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