大雪の予報

今年もまた大雪の予報となった。

言うほどなのか?

大雪の予報が本日夜から明日の朝にかけて出た。
ウチの近隣では毎年どこかのタイミングで大雪になる、という予報が出るが、個人的に今までホントの意味で「大雪」と感じたのは、数年前にあった1回キリで、その他は思った程の大雪になったという印象がない。
世間一般で「大雪」というのは、どの程度の事を言うのだろうか?
もちろん、これはその人が生まれた土地によっても感覚が違うだろう。
例えば東北や北海道生まれの人にとっての大雪は、それはもうスゴイ次元の積雪で「大雪」と言うだろう。
逆に西日本、特に九州などの人からすれば「大雪」は数cm積雪しただけでも「大雪」と言うかも知れない。
あくまでも感覚的な指標として「大雪」と言われるのだが、私が住む山梨という土地では、その「大雪」という感覚はどのあたりの事を指すのか、長年この土地に住んでいるにも拘わらず、今だに掴めていない。

私の感覚

たしか5~6年位前に、自宅の玄関のドアを開けたら目の前一面が雪で、積雪1m70cmという時があった。流石にこれは「大雪」を超える「豪雪」レベルだと言えるだろう。
だが、その翌年の冬は多い時で積雪30cmくらいだった。これを「大雪」というのもまだ理解はできる。
だが、ここ数年は積もっても15cmレベルである。靴が埋まる程度の積雪である。これを流石に「大雪」と言ってしまって良いのだろうか? と私は疑問を感じるわけである。
東京都では5cmも積もれば多分「大雪」と表現されるのかもしれないが、山梨は富士山を抱える地域など標高が元々高い地域があるので、雪はめずらしいものでもない。
そんな状況であっても、15cm積雪で「大雪」というのは、些か違うように思えるのである。
ちなみに、私は15cmの積雪くらいでも平気で車を出して山の中腹にある会社へと向かう。4WDのN BOXだというのもあるが、それで登れなかったことはない。
北陸生まれだという事もあって、雪への感覚が地元の人と違うのかも知れないが、雪は前もって準備しておけば、警戒すべき対象というよりは、対処すべき対象であって、どうにかできるものである。
正直、それでどうにも出来なければ、自然の事なのだから、諦めるしかない。
私の感覚はこんな感じである。

しんしんと降り積もる

で、実際に「大雪」の予報が出た夜の空を見てみたが…まぁ、これがまた静かに降り積もるわけだ。
気温的には4度を下回ると、もう雪が降り始め積もっても不思議ではない状況になるらしいので、0度に近くになれば当然降り積もる。
これが朝まで降り続ければ、確かに20cmくらい積もっても不思議ではないだろう。
恐いのは、降り続ける事ではなく、朝方に降り止み、気温がグッと下がる事。山梨はその状況になると雪が確実に凍るのだ。
逆に降り続ければ、雪は凍ることなく積もるので、対処しやすい。凍ってしまった後は、日当たりが悪ければ解ける事なく春まで残り続ける時があるので、非常に厄介な存在になる。
北陸では、雪が降ってもその雪がガチガチに凍るなんて事はなかったが、山梨では凍るので、個人的には北陸以上に寒く感じるし、冷たい冬を感じる。
というわけで、今回の「大雪」予報がホントに「大雪」にならない事を祈りながら、明日の朝を待つ事としようか。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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