この発想はなかった…

 私はテレビを見るよりニコニコ動画を見る事の方が多い。
 人として健全じゃないなぁ…と思わなくもないが、変なテレビ見てるより面白い内容のものが多いのも事実で、知りたいニュースなんかもニュースサイトとかポータルサイトに掲載されている情報でほとんどのものを網羅できるため、テレビの必要性がどんどんと薄れている。
 おそらく、そんな風に考えているのは私だけではないと思う。
 今のネット時代、そういう人が増えていても不思議ではないだろうし、テレビももっとネットに対抗できる面白さを追求していかないといけない時代なのではないかと思う。
 かつて映画は娯楽の中心だったが、テレビの普及で映画は衰退していった。そして映画業界が考えた対策がワイドスクリーンだった。テレビより迫力ある映像を持ってきたのである。今度はそのテレビがネット動画に浸食され始めた。ただそれだけの事ではないかと思う。
 さて、今日の本題。
 そのニコニコ動画を見ていて、ちょっと気になる動画を見た。
 それがコレ。

 今まで考えたこともなかったが、たしかにスーパーマリオを一人称で見ると多分こんな感じになるのだろうw
 ただ、幅が1ブロックの表現でいいのかは著しく疑問だが、それでも視点的に考えるときっとこんな感じに見えるに違いない。
 …マリオってすげぇ(爆)


 と、このように、テレビでは想像も付かないようなアイディア動画がネットにはあふれている。
 これらの動画を時間を気にする事なく見ることができる…これがネット動画の最大のメリットであり、テレビにはない機能である。
 テレビは放送時間というキマリがあり、その時間テレビの前にいない場合は録画しなければならないという規則がある。もしも…もしもテレビ放送がすべてネットのように動画化され、好きな時間に見る事が出来る仕組みになったなら…おそらく今度はビデオ業界が崩壊するかもしれない。
 しかし、ニコニコ動画などはその週に放送される番組のみ、その週内であれば無料とし、それ以降を有料化している。そういうアイディアもあるわけで、テレビという業界がもしそういうスタイルを取ったなら、テレビは一定期間であれば時間に縛られる事なく視聴されるようになる。
 Apple TVが似たような構想の上にあるのかもしれないが、今のテレビは時間という制約から逃れられないのが当たり前という中に存在している。
 そうなると、新しい世代はどんどんとネットに流出してしまい、テレビに固執しなくなるだろう。
 テレビという一つのトレンドはもう限界に来ている。
 ネットアイドルなんて言葉が出てきたあたりから、その陰りは見えていたと私は思っている。
 電話というデバイスもネットの進出で従来とは全く違った方向性が見えてきた。skypeなんかが良い例である。
 もうテレビだけが独自世界を貫けるなんて妄想は成立しない時代に突入している。
 というワケで、テレビ業界は地デジ突入の後はそういう方向性に向かうべきではないだろうか? と提案してみる。
 まぁ、こんなところで提案しても意味はないのかもしれないが…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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