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Ryzen 7000シリーズ

30日にいよいよ国内販売開始。もっとも最初は争奪戦だろうが…。

30日19時に発売

いよいよAMDの最新CPUである、Zen4アーキテクチャCPU「Ryzen 7000」シリーズが30日の19時に発売される。
グローバルでは27日には発売されているようだが、日本国内はそれよりやや遅い発売になる。
発売されるのは、最上位のRyzen9 7950X、7900X、Ryzen7 7700X、Ryzen5 7600Xの4モデルで、それぞれ価格は117,800円、92,500円、66,800円、49,900円となる。
円安の状況下でありながら、この価格で収まっているあたり、元々の値段が低く設定されているようにしか思えない。
公式では、前モデルよりもIPCで13%向上している、としているが、ベースクロックが800MHzほど前モデルよりも高いので、総合的に29%性能向上している、と説明している。
グリスは導電性のないものを選びたい今回の7000シリーズは、それまでのモデルよりも電力の縛りが緩いため、7000シリーズは170W、105Wと今までより高めに設定されている。
今後、発売するモデルが増えていけば、もっと省電力の製品も登場すると考えられる。
既にTech系サイトではベンチマークも公開されはじめているので、そうした情報は専門サイトに任せるとして、その結果から私なりに感じるところを書いていきたい。

impress PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1442573.html

Intelに並ぶ

こういうと語弊があるが、Zenシリーズはアーキテクチャ的にIntelのコアよりもIPCが憤めに出るのが通例である。
それはIntelが意地でもIPCは負けないと設計している関係もあり、またその為には消費電力も厭わないというスタイルだからと言えるが、今回のZen4は今の時点でIntel第12世代と互角以上の性能をシングルスレッドで示しているようだ。
Intelは、第13世代「Raptor Lake」をこの秋に出してくるが、この「Raptor Lake」は、省電力コアを増量してマルチスレッド処理を強化してくると言われていて、アーキテクチャそのものは第12世代と同じものが使われると言われている。
という事は、AMDはZen4においてシングルスレッドであればほぼ横並びになった、とも言えるワケで、競争力としてはIntelに再び並んだという言い方もできそうである。
また、IntelはEコア増量によって消費電力は第12世代よりも増大する事が予想されるため、ワットパフォーマンスはRyzen 7000シリーズの方が上、という可能性もある。
AMDもIntelも、技術的に実に競り合っていて、どちらが優位か? なんて事を考えられるほどに、今年の年末はCPU界隈では面白い状況になったと言える。

コストで迷う

このように、Intel第12世代の「Alder Lake」との比較において、横並び或いは場合によって飛び抜けるという性能を見せたRyzen 7000シリーズだが、これが決定打として即購入という方向に向かうか? と言われると、おそらくほとんどの人はそうならないと思う。
いや、クリエイターPCを構築しようという人であれば、買う価値のある性能を示しているのだが、PCゲームを中心とした使い方だと、やはりシングルスレッドの性能が光るIntel製CPUを選びたくなる人もいるだろう。実際多くの人がPCゲームを中心として考えた場合はIntel製CPUを選ぶ事になるのではないかと思う。
私にしても、もし仮に最新アーキテクチャのPCを自作しようとするならば、今回のRyzen 7000シリーズを買う前に、Intel第13世代「Raptor Lake」のベンチマーク結果を見てから判断しようと思うだろう。
Ryzen 7000シリーズは非常に性能の高いCPUであると同時に、発熱量95度ギリギリまで性能を維持し続けようとする設定などを見ても高性能だとわかるのだが、残念ながらそれらの魅力と天秤に掛けなければならないのが、その導入コストにある。
今回発表されたRyzen 7000シリーズは、基本的にはハイエンド向けばかりが揃っている為、組み合わせるマザーボードも現時点ではハイエンド製品ばかりがベンダーから発表されている関係から、それらを新規に揃えるとなるとその導入コストは結構な価格になる。
というのも、多くのマザーボードが5万円以上というプライスになっているためだ。これだとRyzen5 7600Xと組み合わせて10万円程度になってくる。今回はソケットがAM5という新ソケットに変更になっている関係から、転用可能なパーツがほとんどない。となると、新規に全てのパーツを揃える関係から、総合的な価格はかなりの額になる事は避けられない。
このような状況なので、ほとんどの人はIntel第13世代「Raptor Lake」の性能が気になるだろうし、その結果を見てどちらを採るかを決めたいという人がほとんどだろう。

今回の新CPUは、IntelもAMDも真っ向勝負というスタイルになるので、見ている側もとても面白い。だが、同時に価格がとても気になるのも事実で、円安の影響が大きく響く事を考えると、最終的にはハードルの高い買い物になると考える人が多いのではないかと思う。
何より、私もその一人である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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