2周年記念放送

NieR:Automataの2周年記念生放送が開催された。

気がつけば350万本

ニコ生、YouTube等でNieR:Automataの発売2周年記念生放送が開催された。
私はリアルタイムで観る事ができなかったのだが、数時間遅れての追っかけ再生で観る事となった。

当初、こんなに売れるとは思っていなかったという本作は、現時点で350万本を超える販売数となり、驚異的な広がりを見せている事に関係者が驚くという事態になっているのだそうだ。
まぁ、そうした販売数を得られたのは、偏にファンの存在と、そして作品を作り上げたスタッフの尽力があっての事、と斎藤陽介プロデューサーは言っているが、兎にも角にもこのNieRプロジェクトはいつも行き当たりばったりでこうした放送を実施する事が多いらしく、突然生放送やるから、という連絡をもらうスタッフも多いそうである。
今回はまず、先日情報公開された、FF14とのコラボレーション情報などの話から始まり、その後スタッフが入れ替わり、NieR:Automataの今までの軌跡を追った内容が放送された。

2年がかりのコラボ

FF14とのコラボの説明の時には、FF14のプロデューサー兼ディレクターの吉田氏が登場し、その経緯や現時点での決定事項等の説明が再度行われた。
このコラボに関して、今回新たに分かった事は、コラボ自身は2年がかりのものになるという事のようで、次の拡張パックが発売された後に、本企画が24人アライアンスレイドとして実装されていくとの事であった。
また、今回のコラボレーションをより良いものにする為に、斎藤陽介P、ヨコオタロウ氏など関係者がFF14を実際にプレイする事となった。
斎藤陽介Pに関しては既に始めていて、優遇サーバーでタンク職をプレイしているとの事であった。斎藤陽介Pの指令で、ヨコオタロウ氏は同じサーバでヒーラー職(おそらく白魔導士)をやるように言われていたが、果たしてどうなることか。
また、プラチナゲームズのディレクター田浦氏も以前はFF14をプレイしていたとの事で、今回のコラボを機に復活するとの事であった。
彼らのような有名人が特定されると厄介な事も起きるので、非公開という形でプレイをしていくようだが、おそらく何らかの形で情報は漏れ伝わり、何れ何サーバでプレイしているという情報は拡散していく事になるだろう。これでFF14がさらに活気づけばよいのだが…私も情報が出たらサーバ移動しようかなぁ(爆)

2周年記念

さて、コラボの話が終わった段階で一旦内容がリセットされた。
2周年記念生放送という事で、ここでゲストが登場となったのだが、何と現れたのは主要声優の4人であった。
2B役の石川由依、9S役の花江夏樹、ポッド042役の安元洋貴、パスカル役の悠木碧と、いつぞやのネタバレ生放送の時のキャストがそのまま全員そろった形になった。
かのネタバレ生放送はある意味伝説の生放送で、NieR愛を爆発させた安元氏と悠木氏の暴走っぷりがネットで話題になった事もあった。
まさにその時の再来か? とも思える状態だったが、悠木氏曰く、あのときの壊れっぷりを自分で見直した時、黒歴史になったと感じたとの事で、今回は比較的おとなしめな感じではあった。…もちろん、おとなしいといっても限度があるが(爆)
今回は2周年記念という事で、2年前に発売されたNieR:Automataがはじめて告知された時の頃の話題を振り返り、その後の経緯を辿っていた。
当初、タイトルが決まる前からの情報公開時の話や、情報が出てからのプロモーション、発売時の状況、発売後のマルチメディア展開など、いろんな情報が飛び交ったのだが、意外に思ったのが舞台の好評ぶりであった。
私自身、あまり舞台に興味がなかったので、今まで観る事もなかったのだが、少年ヨルハver1.0や音楽劇ヨルハver1.2などは、Blu-rayでも発売されたが、追加生産される事がなかったため、現時点では相当なプレミアものになっているとの事。
今回、ストリーミング配信を行う事や、Blu-rayの増産が行われるかもしれないというような話も出て、安定供給を考えていく事になるような話が出たが、出来映えは相当によかったらしい。
また、その好評を受けて、今年の7月に「舞台ヨルハver1.3a」が東京と大阪で開催される事が発表された。どうもNieRは舞台などの活動の方が活発なような気がしてならないが…作品の世界観が広がるという事は悪い事ではないので、NieRシリーズが継続されていく事は良いことではないかとも思う。

新作、出るの?

個人的に一番気になっていた次回作の話は全く出なかった。
ただ、2020年はNieRシリーズ10周年になるとの事で、また何かイベントを考えているという事は伝えられた。
同時に、2019年も何か仕掛けていくという事を言っていたが、ヨコオタロウ氏はコラボの仕事やらいろいろ手を付けているものが多すぎて、2019年は斎藤陽介Pと岡部啓一氏で何かやりたい、という話が出ていた。
岡部氏と言えばCEDEC AWARDSサウンド部門において最優秀賞を受賞した、今では世界の岡部なワケで、これでまた何か仕掛けるという事は世界観を広げる意味でも期待せざるを得ないものを感じる。
そうしたイベント系の話は沢山でるが、やはり新作の話は出ず、しばらくは様子見という流れが続きそうな予感がした。
独特の世界観を持つヨコオワールドは、作品を生み出す為の熱量はあってもそれに付随するものがなかなか揃わず、形になりにくいのかも知れないが、いつかまたNieR:Automataのような美しい世界を見せてくれる事を期待したい。

ちなみに…
シノアリスでヨコオタロウ氏と岡部啓一氏は相当に儲けたらしい(爆)
やっぱスマホの課金システムでの収益ってスゴイのね…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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