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Category: AV/PA機器

Dynamic Motion、再び

今年の1月に韓国のDynamic Motionという会社のカナル型イヤフォンを紹介した。
そのバリエーションモデルが発売になった。

今度はオールアルミボディ

1月に紹介した時は、樹脂製ハウジングにアルミカバーというスタイルで登場した、Dynamic Motion「DM008」だが、今度はアルミ製ハウジングにアルミカバーと、オールアルミボディで再登場してきた。
スタイルやメカニズムなど、ほぼ全てが以前と同じで、それでいて材質をオールアルミにした「DM008P」は、ハウジング内のチューニングを変更したモデルになる。
たったそれだけ? と思う人もいるかもしれないが、材質が異なる事によるチューニングの変化は、実はそれでいてかなり難しいものと言える。逆に今年1月に出たモデルのバリエーションモデルが半年で出てきたのか、と考えれば、そう落胆する話ではないだろう。
今度はオールアルミボディ前モデルもそうだが、特徴的なのは引き込んだコードがそれぞれRとLのデザインとして使われていること。
デザインセンスとしては実によく出来ている部分ではあるのだが、このデザイン故に気になるところもある。それがコードが交換式ではないという事。
カナル型イヤフォンを使えばわかるが、鞄などに入れたりするとコードが貧弱だと本体から切れてしまったりする恐れがある。そういう意味ではこのデザインは理解するものの、せめてバリエーションモデルが出たこのタイミングでコードは脱着式にして欲しかったと思えてならない。

8cmのダイナミックドライバー

このDynamic Motion製のイヤフォンは、その社名からもわかるように、ユニットはダイナミック型ドライバーを使用している。
その大きさは8cmと、決して大きいというサイズではない。
しかし、8mm径ユニットながら振動板やマグネットなどを「Power Dynamic Driver」という独自の方法で配置しており、ハイレゾ音源の再生にも対応させているという。
以前のモデル「DM008」は12,800円という価格設定だったが、今回の「DM008P」は型番にPが付いているとおり、一種のプレミアムモデルという位置付けなのだろう、価格は19,800円と設定されている。
8cmドライバーでこの価格設定は…ちょっと高いかもしれないなと思えるわけだが、実売価格がこなれてくれば、それなりに売れるものになるのかもしれない。

基本的には前モデルと同じとみて間違いない。
チューニングを変えているといっても、それはハウジングの素材変更によるリチューニングであり、音そのものが大きく変わっているわけではない。
ただ、ハウジングが樹脂から金属に変わったのは、耐久性の問題から見ても良い方向性ではないかと思う。
もし、前モデルを購入してみようかな、と迷っていた人がいるならば、今回発売されたDM008Pは価格が許せば良い選択肢になるだろう。

PCでnasneと連携

SonyのVAIO事業売却の中、VAIOに提供していたソフトウェアをVAIO以外にも展開する動きが出てきた。

VAIO TV with nasne

私が持つVAIO Duo 13にもインストールはしているのだが、VAIOからは同一ネットワーク上に存在するnasneをコントロールするソフトウェアが用意されていた。
VAIO上からnasneにアクセスし、nasneで受信したテレビ放送をVAIO上で表示したり、nasneに録画した映像をVAIO上で表示したりできるソフトウェアである。
コレ、nasneを持っている人からすると結構便利なソフトで、例えば今までだとPS3上のtorne、もしくはPS VITA(PS VITA TV含む)上のtorne、最近であればPS4上のtorneでないと、nasneの映像を見ることができなかったのだが、それをVAIOの上からでも可能にしていたソフトという事になる。
だから、通常はPCをよく使うという人であれば、そのPCがVAIOであればnasneの機能をその場で呼び出す事が出来、わざわざPS3やPS VITA、PS4を立ち上げる必要がなくなるわけである。

今まで問題だったのは、その使用するPCがVAIOに限定されていた、という事。
今回のVAIO事業売却に伴い、Sony側もVAIOだけに供給していたソフトウェアを他PCへも開放する動きを見せ「VAIO TV with nasne」が「PC TV with nasne」と変更された。
これでVAIO以外のPCでもnasneのコントロールが可能になったわけである。但し、有料で。

価格3,000円をどう見るか

この「PC TV with nasne」だが、価格は3,000円になる。
14日間無料で使用できる体験版も用意される為、使いたい人はまず体験版で様子を見て、それでも使い続けようと考えるなら購入という流れで良いだろう。
基本的にはLAN通信でデータのやり取りをするので、「VAIO TV with nasne」との性能差はまずないハズだし、機能的にも全く同じものが「PC TV with nasne」には用意されている。
この価格を高いと見るか安いとみるかは、使う人のnasneの重要度によるだろうが、個人的には妥当なラインに持ってきたな、と感じている。
一昔前のパッケージソフトであれば5,000円クラスと考えれば安いかも知れないし、スマートフォンなどのアプリと比較してしまえば高いとなる。
感じ方一つで価格設定の受け止め方が変わるわけだが、それは特に最近のソフトウェアではありがちな事であるため、難しいところと言えるだろう。

どちらにしても、消費者側としては選択肢は広がったといえる。
活用できる人はより便利になった事は間違いない。今後、他にも同じようなソフトウェアがあれば、汎用展開を期待したい所である。

PC TV with nasne
http://store.sony.jp/Special/Game/Nasne/Pcnasne-dl/

Earinという夢のイヤフォン

ヘッドフォンやイヤフォンの最大の問題点はコードである。
最近ではワイヤレスヘッドフォンなんてものもあるが、それでも左右のユニットは一つに繋がっているのが普通である。

耳栓サイズの左右独立完全ワイヤレスイヤホン

Earinは、イヤフォンの最大の問題であるコードというものを全く必要としない、完全独立型ワイヤレスイヤフォンだ。
言葉で言えば「へぇ~」という感じにしか思えないかも知れないが、実際に製品を見るとその言葉は一瞬にして凍り付く。
「えっ?!」
「ホントに?!」
多分、そんな感じである。
実際、耳栓をするかのように装着するソレは、夢のアイテムでも何でも無く、既にプロトタイプが完成し、あとは量産を待つのみという状態のものだという。
https://www.youtube.com/watch?v=5lF3U3dyn2k
Earinの開発は、元ノキアやソニーエリクソンの技術者が設立したスウェーデンの同名スタートアップだという。スタートアップというのは、特定の技術に裏付けられた集団が起業する形態の事を言い、日本ではベンチャー企業という言葉が当てはまる、と言えばわかりやすい。但し、本当の意味で言えばベンチャー企業という言葉が完全にイコールというわけではない。
そうしたスタートアップ企業であるため、開発を終えプロトタイプが存在していても、量産するまでの資金が手元にないため、現在クラウドファンディングサービスの「Kickstarter」で量産に必要な資金を調達しているところだというのだ。
プロトタイプが存在するだけに、これは夢のプロダクトなのではなく、もう現実にできるものである。
コードに悩まされる時代が過去となるのも、そう遠い話ではないかもしれない。

その仕組みは?

Earinの通信の仕組みをちょっと説明すると、左右のどちらか(プロトタイプでは左側らしい)のドライバーユニットがBluetoothで音源からの信号を受信し、そのままもう片方(プロトタイプでは右側)のドライバーユニットへ信号を送信するという仕組みを採っている。
左右のドライバーユニットに採用されているのはバランスドアーマチュア(BA)ユニットで、もちろんこれは電力効率を最優先した結果である。ダイナミック型だと振動させるドライバーが大きい為、より大きな電力を要求する。さすがに小さな筐体では、ドライバーに与える電力を小さくしないとバッテリーで本体が肥大化してしまうため、BAユニットは避けて通れない選択だったと言える。
その本体の大きさだが、直径約14mmで長さ約20mm、重量約5gになる(1ユニットのサイズ)。気になるバッテリー駆動時間だが、連続再生で2.5~3時間とやはり短い。
しかし、それはこのサイズに収納するバッテリーサイズであるからであり、仕方のないところ。ただ、その短い駆動時間を補うため、Earinには円筒状の持ち運びケースである「カプセル」が付属し、この中にバッテリーを内蔵、そのまま充電器として機能し、Earinを収納すれば充電開始、満充電してさらに2.5~3時間の再生を可能とする仕組みを採用している。
つまり、使わない時には収納して常に充電する事で利用時間を延長するという手法を採っているわけである。
こうした方法に賛否両論あるかと思うが、大きさとバッテリーのトレードオフと考えるしかない。

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ウッドコーンオーディオシステム

JVCがウッドコーンオーディオシステムの新シリーズを発表した。
CDをハイレゾクォリティを再生でき、マイクの違いを描き分けるという新型ウッドコーンスピーカーとは?

その前に…

そもそもウッドコーンスピーカーって何よ? という人もいるだろう。
ウッドコーンスピーカーとは、その字の通りウッド(木材)をコーンとして使用するスピーカーの事で、スピーカーの振動する部分に木目があるという、ちょっと見た感じ意外な雰囲気を持つスピーカーである。
そもそも、スピーカーのコーン材として使用される材質には、紙、アルミなど、様々な振動板になる材質があるが、JVCはそのコーン材として木材を使用したスピーカーを展開している。
登場当初はかなりインパクトのある製品だった。木材でコーンを作成すると、乾いてすぐに割れてしまったりするからだ。
それを割れずにしなやかさをもったままコーン材として使用できるようになった事で、一気に普及し始めたわけだが、このウッドコーンの音がまた実によく響き、時にキビキビと響き、時にしなやかに響くという、素晴らしい音響特性を与えてくれている。
シンプルなウッドコーンフルレンジスピーカー私も上記画像の「SX-WD30」というスピーカーユニットのみを購入しているが、ウッドコーンスピーカーは今まで聞いていたスピーカーとは異なる次元のスピーカーだと未だに思っている。
…まぁ、一部高級オーディオのスピーカーはさらに上を行くのだろうが、一般家庭の部屋の中で聞ける音量を想定した場合のスピーカーにおいて、私はウッドコーンスピーカーを超えるものはない、と思っている。
ちなみに、このウッドコーンスピーカーの開発者やスタジオエンジニアのインタビューなどが紹介されたサイトがあるので、気になる人は観てみるといいだろう。

ウッドコーンオーディオシステム
http://www3.jvckenwood.com/audio_w/woodcone/

デジタル部分はさておいて…

本当はデジタル部分を紹介しないと新型の説明にならないのかもしれないが…そういう情報はimpressのAV Watchあたりに任せるとして、私はひたすらアナログ部分のスピーカーに焦点を当てていきたい。

impress AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140613_653352.html

今回発表された3つの新機種は、すべて組み合わせられるスピーカーが異なっている。
最上位機種である「EX-HR9」には9cmのフルレンジスピーカー、真ん中の機種「EX-HR7」には11cmのウーファーと2cmのツイータで構成される2wayスピーカー、「EX-HR5」には8.5cmのフルレンジスピーカーがセットされる。
価格的に言えば2番目に高い製品に2wayスピーカーがセットされ、最上位機種には1発フルレンジがセットされている事を疑問に思う人もいるかもしれないが、コレで間違いない。
まぁ…私見で簡単に説明すると、2wayスピーカーは音の高音と低音がそれぞれ別のユニットから発生するため、音の定位が若干ズレる。これは2wayというスピーカーユニットが複数ある物理的な問題から決して逃れる事ができない問題であり、それに比べ、フルレンジスピーカーは1基しかスピーカーがない為、高音から低音まで全ての音をこの1基のスピーカーで賄う必要があるかわりに、音の定位は決してズレない。だから、本当は高音から低音まで全てを完璧に再生する事ができるスピーカーが存在していたならば、そのスピーカーだけで音を鳴らす方がより定位の安定した音を再生する事ができるワケである。
つまり、今回のウッドコーンスピーカーシステムは、最上位のフルレンジスピーカーは2wayスピーカーの音を超える…という風に考えて問題ないと言えるだろう(実際にはいろいろな特性があるハズである)。

最上位機種の「EX-HR9」にセットされる9cmのフルレンジスピーカーは、タダのウッドコーンスピーカーではなく、十字形の異方性振動板を持っている。この十字形の異方性振動板がスピーカーのコーン上の伝播速度を向上させ、よりスピーカー全体でクリアな解像感とワイドな音場を形成するのだという。
ちなみに私がもっている「SX-WD30」にはこの十字形の異方性振動板は装着されていない。まぁ、完成品スピーカーユニット最廉価モデルだから仕方のない話なのだが、以前から最上級モデルにはこの十字形の異方性振動板が付けられていて、今回の新製品にもそのスピーカーがセットになった、というワケである。

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雑誌付録でプリメインアンプ

Olasonicブランドを展開している東和電子がステレオサウンド刊行のDigiFi誌と連動し、3号連続で付録を展開する。

その前にBluetooth対応ヘッドフォンアンプ

DigiFiの話の前に…。
本日、GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」が発売となった。価格は6,800円。
この公式ガイドブックには、この手の雑誌ではお約束になったハードウェアの付録が付く。
そのハードウェアがBluetooth対応ヘッドフォンアンプ「OLA-BT1」で、対応プロファイルがA2DP/AVRCP、対応コーデックとしてSBCをサポートした、意外と本格的なBluetooth対応ヘッドフォンアンプである。
Bluetooth対応という事で、スマートフォンなどとペアリングしてそのままヘッドフォンやアクティブスピーカーと接続して使用する事ができる。
電源はUSBタイプであるため、PCから給電するだけでなくモバイルバッテリーの使用も可能。
そういう意味ではオモシロイ製品である。

GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」Facebook
https://www.facebook.com/Olasonic.kanzendokuhon?ref=hl

私が気になるのはココから

GetNavi特別編集 公式ガイドブック「Olasonic完全読本」も気になる事は気になるのだが、私的にもっと気になるのがDigiFiとの連動企画。
以前より、DigiFiからOlasonicブランドのアンプやDACが付録として付いてきていたが、今回は3号連続で付録が付く。
DigiFi No.15付録まずは8月下旬発売予定のDigiFi No.15に、ハイレゾ対応DDCが付録として付いてくる。
PCとUSB接続して、同軸デジタル出力が可能になるユニットだ。96kHz/24bitまで対応している。
アナログ音声RCA入力も備え、AD変換機能を搭載しているため、アナログ音声をPCで録音する事も可能だ。
写真を見る限りでは端子は金メッキされているようでもあり、付録としては豪華に感じられる。価格は3,700円。
DigiFi No.16付録11月下旬発売予定のDigiFi No.16には、ハイレゾ対応DACが付録として付いてくる。
同軸デジタルと光デジタル入力を装備し、前号のDDCと同じく96kHz/24bitまでサポートする。
ヘッドフォンアンプも内蔵しており、出力はステレオミニのヘッドフォン端子と、アナログRCA端子を装備。
今までのOlasonic製アンプの付録はデジタルボリュームだったが、この付録は遂にアナログボリュームが装備されている。
DigiFi No.17付録そして2015年2月下旬発売予定のDigiFi No.17にはデジタルパワーアンプが付録として付いてくる。
入力はアナログRCA端子で、バイアンプ対応。しかもOlasonic謹製の「SCDS(Super Charged Drive System)」を搭載し、省電力でも十二分な出力を可能にしている。
出力はダイナミックパワー2chで12W、電源はUSB給電だが、ACアダプターも付属するようだ。

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春のヘッドフォン祭2014

5月10日~11日、中野サンプラザで「春のヘッドフォン祭2014」が開催される。
ヘッドフォン祭というぐらいだから、当然ヘッドフォン中心の祭なのだが…。

平面駆動にハイレゾ

この「春のヘッドフォン祭2014」内で、フォステクスが平面駆動型ヘッドフォン「TH500RP」を発表するようだ。
通常、ダイナミック型ヘッドホンドライバーは、スピーカーと同様にボイスコイルが接続された振動板と、その背面にあるマグネットから構成されるが、平面駆動型は、2枚のマグネット板に挟まれた形で振動板を配置して振動板全体を均一に振動させる。その事で最大出力付近でもほとんど歪が発生しないというメリットがあるそうで、最近カナル型の進化が著しく激しいヘッドホン界に新しい旋風を巻き起こす可能性のあるヘッドフォンである。
ま、実は全く新しい方式というわけでは無く、違う技術では結構以前から存在していたようだが、他方式の進化が著しかったことで、あまり表に出てきていなかった感がある方式。
技術的に行き詰まっている今のヘッドフォン界を、これでひっかきまわして欲しいところである。

この他、ハイレゾ関係の製品が非常に多く展示される。
今が旬というのもあるが、ポータブルプレーヤーやDAC等々、ハイレゾ提供音楽が増える中、それらを再生できる機器がいろいろと登場するようである。

impress AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140509_647545.html

ハイレゾ以前に

最近ちょっと思う事がある。
世間はハイレゾ音楽を推進しようと、いろいろなサービスを開始し、また機器メーカーは対応機器を発表しているが、聞き手であるユーザーサイドはハイレゾ音楽をドコまで知っているのだろうか?
まぁ、知るよりも音を聞いたときにそれがハイレゾの音である事をちゃんと理解する事ができる事の方が重要なのだが、その違いをちゃんと認識できる耳を、ユーザーが持っているだろうか?
メーカーは新製品として投入したい思惑があるだろうし、ユーザー側も従来の音楽と異なるという意識の元、変化を求めてハイレゾを訴求する事になるが、そこにちゃんと聞き分ける耳があって始めてその意味が出てくるわけで、時事的にハイレゾという言葉がトレンドだから流れに乗っている…という側面があるように見えて仕方が無いのである。
一定の音質以上になると、もう人の耳では感覚的な部分でしか判断できない事になっていたりする事もあり、それはもうプロでも似たような状況があったりもする。まぁプロは流石に素人よりは音質判断に長けているとは思うが、今やその素人がハイレゾを手にする時代が来たのだから、このギャップをユーザーがどう認識し、感じるか? という所に焦点が当てられる時代に来たと言える。
まぁ、ココでそれを論じてどうにかできるとは思わないから、結果的にはハイレゾ音楽がもっと一般的になり、人々が耳にする音の大部分がハイレゾになったとき、過去の音と比較して「昔の音は良くないな」と言える日がくれば、ハイレゾへの変遷は成功した、と言えるのだろうが、どうも私にはその日が想像できないでいる。
ま、気にしない人は気にしないだろうから、取り越し苦労にしかならない事は分かっているが、折角ハイレゾという良い音へと切り替わっていく流れなのだから、そこはちゃんと知って欲しい、と願うばかりである。

オンキヨー、4億7000万円の赤字

国内オーディオメーカーのオンキヨーが、業績修正を発表した。

商品が売れない…

オンキヨーは、2014年3月期の連結経常損益を従来予想の5億円の黒字から、4.7億円の赤字(前期は3.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字の見通しとなった事を発表した。
何故こんな赤字へと転落したのか? という事に関して、オンキヨー側は「欧米における販売の不振にともなって、売上高については業績予想を下回る見込みとなりました。 また、旧製品の在庫処分により販売価格が低下する一方、販売経費の増大等により、営業利益、 経常利益、当期純利益とも前回予想を下回る見込みとなりました」と語っている。

このオンキヨーの原因分析をマトモに受け止めれば、要するに新製品があまり売れず、旧製品の在庫処分で値下げしたもので売上を確保し、それでも営業経費は増大の一途をたどり、結果全ての利益が前回予想を下回った、という事になる。
誰がどう考えてもダメな路線まっしぐらな内容である。
もちろん、ちゃんとした会社だから、何故新製品が売れないのか? といった分析はしているだろうが、顧客ニーズに合わせた製品をリリースできていないというのが一番の問題だろうと言える。

どんな路線で行くのか?

オンキヨーはその昔PCをsotech(ソーテック)ブランドで販売していたが、結果として展開を終了した経緯がある。
その時はオーディオPCという立ち位置を確立しようとしていたかのように見えたが、結果周囲の価格競争に巻き込まれ、低価格路線でいくのか、それともPCオーディオの路線でいくのかが明確に出来ず、収束していった。
PC事業に関して言えば、オンキヨーのメインとなる事業ではなかった事もあって結果的に収束しても再編は簡単だったかもしれないが、今回はメインとなる事業であるオーディオ事業での問題だけに、同じ轍を踏む訳にはいかないだろう。

今の状況を打開するためには、何故新製品が売れないのか? という原因の分析をいち早く行い、ユーザーニーズがどの方向に向かっているのかをより明確にした上で、市場で自社がどのポイントに立つべきかを再検討しなければならないだろう。
ポイントは、他社と同じ立ち位置ではダメだという事で、オンキヨーがSonyと同じ位置に立っても危機を脱する事は難しいだろう。
オーディオ関係は、格安路線がある一方、根強い高級路線があり、その高級路線は非常にアナログ的な製品を好む傾向にある。ところが、その傾向は最近ちょっと違った方向を見せ始めていて、ハイレゾ音楽と高級路線の組み合わせで各社がいろいろな知恵を絞っているところがある。
そうした市場の中でオンキヨーが目指すところがドコなのか?
まずは立ち位置を確認し、そこから商品開発をして行くことで、今の状況を脱する事もできるかもしれない。
老舗ブランドだけに、まだまだ頑張って欲しいところであるが、まずはオンキヨー自身が自らのブランドを分析し、市場を分析し、狙うポイントを明確にするところから再出発すべきではないだろうか。

ま、私がそう考えるくらいだから、既にオンキヨー内でそうした動きはあるだろう。今しばらく、その対策を見守る事としよう。

Dr.DAC2、アップデートプログラム

Dr.DAC3を発売しているWiseTechが、Dr.DAC2シリーズ3機種を対象に、有償でDr.DAC3(2013年12月発売)にアップグレード(交換)できるキャンペーンを実施するという。

嬉しい話だがよくわからない部分も…

この話、Dr.DAC2所有者からするととても有り難い話なのだが、このキャンペーン対象となるにはいくつかの条件が必須となる。

・国内正規品であること
・並行輸入品でないこと
・海外で発売された対象3機種以外のバージョンでないこと
・オペアンプは標準以外でも良いが完動品であること

これらの条件をクリアした場合、最低限本体とアダプター、そしてアップグレード費用を支払うとDr.DAC3と交換可能となる。

大凡のキャンペーンルールはこんな所なのだが、キャンペーンページで一つ気になる項目を見つけた。

WiseTech お知らせ
http://www.wisetech-direct.jp/news_detail27.html

たしかに欲しいんだけどねぇ…その項目というのが、こういう内容。

『株式会社Wisetech以外の第3者による輸入、販売などの並行輸入品、海外での購入品に関しては対象外となります。株式会社wisetechの管理するシリアルナンバー以外の製品は対象外となります。』

コレ、もしAmazon.co.jpなどで購入した場合は対象外になる可能性があるのではないだろうか?
もちろん、マニュアルが日本語であれば並行輸入品という可能性は低いだろうし、まして海外での購入品という事はないだろう。だが、グローバル展開をしているAmazon.co.jpの場合、確実に対象品であると言い切れるのだろうか?

偉大なるかな、シリアルナンバー

このように不安要素満載の私の場合、結局はメーカーにシリアルナンバーを問い合わせて対象品かどうかを確かめる必要がある。
というか、確実に対象品だと言い切れる人は、WiseTechのオンラインショップで購入した人だけのように思えてならない。
楽器店や量販店などで購入した人の中には、思わぬ形で並行輸入品を購入してしまっていたりする人もいるように思える。
そうなると、こうしたキャンペーンは使いたくても使えないという状況になってしまう。
こうしたアップグレードの話があるだけで有り難い話ではあるのだが、ぬか喜びになる人もいる事実は避けられない。

私の場合、仮に対象品だったとして、アップグレード費用が29,800円必要になる。
逆に言えば下取りアリで29,800円という価格でDr.DAC3を購入する事ができる、という事になる。
問題は、Dr.DAC3に29,800円の価値があるか? という事だが…正直、わからない。
Dr.DAC2の頃は他に選択肢がないため、適正価格とも思えた部分があるのだが、今となっては他メーカーからかなり高機能なDACが同価格帯で発売されている。
一応、Dr.DAC3は5万円以下のジャンルで2014年のVGP(オーディオビジュアルアワード)を受賞しているが、ハイレゾ対応品が出回り始めている今となっては、その受賞という言葉を鵜呑みにできないと私は思っている。
価格として3万円の性能が全くないとは言わないが、他に選択肢がある現状では、よくよく考える必要があるだろう。

まぁ、Dr.DAC3の一番の鬼門は、一部でSam Young社の電解コンデンサを使用しているという事。韓国屈指の電解コンデンサメーカーとはいうが…その信用はいかほどのものか?
安定していれば良いのだが。

かなり強化された付録アンプ

2月26日に発売となるDigiFi No.13にUSB DAC搭載パワーアンプが付録として付いてくるという話は、前にも一度記事にしたが、その付録のパワーアンプがイイ感じで強化されている。

赤い基盤で3倍以上?

今回の付録パワーアンプは、依然のNo.7に付録として付いてきたパワーアンプの強化版に当たる。
制作したのは東和電子でOlasonicブランドを展開している所である。このOlasonicの特徴として、大きな電圧を必要としない時にキャパシタ(コンデンサ)に充電を行い、必要な時に一気に放電するという独自技術“Super Charged Drive System”(SCDS)を持っていて、これらはOlasonicブランドのいろいろな機器に搭載されている技術である。
前回のNo.7にも搭載されていて、当然今回のNo.13にも搭載されるのだが、今回はそのキャパシタの容量が6,800μFから10,000μFへと大型化した。これでより大きな放電が可能になったと言える。
また、最新のデジタルパワーアンプ用ICを搭載し、それによって動作クロック周波数をNo.7の300kHzから1.2MHzにアップしている。事実上4倍の駆動速度である。
当然、この4倍の駆動速度の結果、基板全体の最適化と、水晶振動子やコンデンサの変更も行われている。
使用している基盤にしても、SPEC 2014を採用、おそらく同じ基板パターンだったとしても、中身は別物というぐらいの強化が図られている。

まだ聴いていないから解らないが…

前回のNo.7の付録を聴いたとき、音の良さは悪くないと感じた。遊べるかどうかという点については、あまり遊べないな、と思ったのだが、それはデジタルアンプとしてオペアンプの交換が出来ないから。
残念ながら今回のNo.13もオペアンプの交換が出来ない為、遊びの要素はないと言える。だが、普通にPCの音をアップグレードするという目的なら、アリと思えるものに仕上がっていると思う。
というか、PCと相性が良いのである。もともとUSB DAC搭載と言っているが、入力がUSBしかないため、PC専用と言ってもいい(変換アダプタでスマホやタブレットと接続できるらしいが…)。しかも、SCDSによってUSB給電であってもパワーは出せるわけで、まさにUSBパスパワーで十二分な能力を発揮する。PCと相性が悪い訳が無い。
なのでPCの音を普通にヘッドホンのみで聞いている人や、格安のアクティブスピーカーで聴いている、という人は、このNo.13のパワーアンプを使えば確実に音のアップグレードにはなる。
問題は出力がスピーカー端子しかないため、そういった機器を持っていなければ他に出費がある事である。手持ちにあれば、コレだけで即戦力になる。
ちなみに雑誌だけだと基盤剥き出しだが、ステレオサウンドから専用ケースも別売で用意されている。雑誌とケース筐体合わせても1万円しないため、低価格アンプとして使用する事に何ら問題はないだろう(クリアパネル搭載の筐体は筐体だけで1万円くらいする。画像はそのクリアパネルタイプ)。
付録としては高級だと思う

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DigiFi No.13にまたもやアンプの付録

来月の2月26日(水)に、DigiFi No.13が発売になる。
DigiFiと言えば、今までにOlasonicブランドの東和電子製のUSB DACが付録となった事があるが、今回のNo.13もOlasonic製のデジタルパワーアンプが付録として付いてくる。

基板設計は基本的にNo.7と同じ

DigiFi No.7の付録だったパワーアンプは、Olasonic謹製のSuper Charged Drive System(SCDS)という、電力をあまり使わない時にチャージしておき必要な時に大電力を放出するという仕組みを搭載したものだった。
これによって、USBバスパワーではあったものの、パンチのある音を出す事のできるものだったのだが、このパワーアンプにはボリュームが付いていなかったり、動作しているのかどうかを判別する為にLEDなどが付いていなかったなど、ちょっとした残念な部分も見受けられた。
今回のNo.13の付録であるパワーアンプは、基本的にNo.7の時の基板設計と同じものを採用しつつ、SCDS用電源コンデンサーの大容量化、最新型デジタルパワーアンプ用ICの搭載、そしてそのクロックアップを施し、さらにボリュームを追加したモデルになった。
これはこれで良いアンプ
Stereo 2014年1月号の付録であるLUXMAN製LXA-OT3と同じコンセプト…と言ってしまえばそれまでだが、パーツなどを強化する事で前モデルを超える製品にするパターンで、より付録の価値を上げた感じである。
パッシブスピーカーを持っている人なら、すんなりと使うことができる製品だが、RCAピンジャックで接続するようなアクティブスピーカー(というかアクティブスピーカー持ってたらアンプいらないかもしれないが…)の場合、直接はこの付録アンプと接続できない為、パッシブスピーカーを持っている人なら、一見の価値ありのデジタルパワーアンプである。

LXA-OT3とどっちが良い?

Stereo 2014年1月号の付録だったLXA-OT3を今も使い続けているが、実に安定した音で特に困ることもなく使えている。DigiFi No.7の音もそれに勝るとも劣らない音は出すのだが、この二つにおいて決定的な差がひとつある。
それはLXA-OT3はオペアンプの交換ができるという事。DigiFi No.7と基本的には同じであるDigiFi No.13は、このオペアンプの交換が元から考慮されていない。だから『音を楽しむ』という観点でいうなら、LXA-OT3の方が向いているという事になる。
音そのものの差というのは、実に計りにくく、好みの問題でしかないところもあるため、どっちが良いというのは言いにくいが、LXA-OT3はコンデンサの交換などは比較的簡単にできると言えるかも知れない。前機種であるLXA-OT1でも、コンデンサの交換等をしている人も多く、基盤設計そのものが同じという事を考えれば、LXA-OT3もそうしたカスタマイズはしやすいと考えられる。
だが、DigiFi No.7はOlasonic謹製のSuper Charged Drive Systemがあるため、おいそれと触れない…というか、触りにくさはある。この差は、カスタマイズするかしないかの差でもあるため、元々あるものをそのまま使うというのなら好みの音で決めれば良いが、カスタマイズを前提とするなら、LXA-OT3を選ぶ方がよいのかもしれない。

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真空管アンプをPCで

アンプとかに拘り始めると、必ずと言っていいほど通っていく道が真空管ではないかと思う。
真空管自体はアナログアンプの代表格みたいなもので、オペアンプのデジタルアンプとは相対する存在だと思う。
だが、その独特の重厚感ある音が好きという人も多く、暖かみのあるその音は現代のカリカリした音にまみれた中では特別な存在に感じられるかも知れない。

真空管アンプは高い

真空管アンプだが…ちょっと良いなと思うものは値段が高いというのが難点である。
私が好きな真空管アンプのメーカーであるトライオードなどは、自作キットでも8万円とか完成品だと10万円以下というものを見た事がないというようなメーカーである。

トライオード
http://www.triode.co.jp/

流石にそこまでのシステムは不要…という人も多いし、価格的には出せても3万円ぐらいが限度…という人も少なくはない。私もその一人。
私がDr.DAC2を購入した時も3万円を切る価格だったからこそ購入した。
PCに接続する事を大前提とするなら、本来ならデジタルアンプの方が接続性が良いハズなのだが、あえてアナログで行きたい、という人で、かつそれでも3万円が限度という人に朗報である。
PCパーツショップとして名を馳せているドスパラから、29,999円の真空管アンプ“DN-10497″が発売された。
小型な真空管アンプ

ヘッドホンアンプも兼ねている

この“DN-10497″はヘッドホンアンプも兼ねていて、そのヘッドホンアンプのLINE OUTをそのままスピーカーアンプにLINE INしてスピーカー等に出力する仕組みになっている。
だからヘッドホンアンプ部分のみが欲しいという人には、同社から“DN-84335″というさらに小型のヘッドホンアンプが発売されている。
なので“DN-10497″はスピーカーへの出力も視野に入れている人への商品となる事に注意だ。

構造は単純。
ヘッドホンアンプ部とスピーカーアンプ部に分かれていて、一体に見えるのは外装のみ。
だから本製品を背面から見ると一目瞭然である。
ニコイチの小型真空管アンプ
スピーカー端子より上がヘッドホンアンプ部で、スピーカー端子以下がスピーカーアンプ部である。
主となる入力はまずヘッドホンアンプ部のステレオRCAピンジャックにより入力し、その左隣のLINE OUT端子より下部のスピーカーアンプ部のLINE IN端子にステレオカードで入力、あとはスピーカー端子よりスピーカーへ出力するという仕組みである。
電源スイッチは、ヘッドホンアンプ部は前面のボリュームツマミがそのまま電源となっていて、スピーカーアンプ部は背面にスイッチが存在する。
外見こそ一体型ではあるものの、全く別体のものがニコイチになっている事がよく分かる配置である。

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XBA-H2のコードは絡まないのか?

先日購入した、Sonyのインナーイヤフォンである“XBA-H2”だが、公式サイトにも「からみにくいセレーションコード」としてその特徴を謳っている。
果たして、本当にこのセレーションコードは絡みにくいのだろうか?

無造作に扱ってみる

XBA-H2のセレーションコードの原理はこうだ。
「コード表面の細かい溝によりからみの原因である摩擦を低減。スライダーコードとの併用で効果的にからみを防ぐので、リスニング時や持ち歩きも快適です。」
公式サイトにはこう書かれている。

ソニー XBA-H2 公式サイト
http://www.sony.jp/headphone/products/XBA-H2/feature_1.html#L1_110

つまり、コード表面の摩擦を小さくしたため、絡みにくいという事。
本当にそうなのか?
実験として、私の鞄の中に無造作に入れて扱ってみた。
乱雑に入れてみた
鞄の底幅の狭い(というか底幅がない)収納スペースに、NW-M505に接続した状態で入れてみた。
この状態で普通に持ち歩き、車に乗せ、会社まで持って行き、開いた状態が以下。
案外ゴチャゴチャしてる…
…なんか見事に絡んでないか?(爆)
まぁ、絡んでいたとしても取り出す際に絡まって上手く扱えない、という状態にならなければ目的は果たしていると言える。

セレーションって?

そもそも、セレーションコードのセレーションとはどういう意味なのか?

セレーション:serration
ser・ra・tion /səréIʃən, se-/
[名]
1 [U] 鋸きょ歯状.
2 [U][C] 鋸歯状の縁[突起].
ジーニアス英和辞典 第4版 (C) Taishukan, 2006-2011

ジーニアスではこのように訳される。
つまり、このセレーションコードは、その表面が細かいギザギザ状の形状をしていて、摩擦面が少なくなっているため、からみにくい構造になっているという事。
公式に書かれている内容がそのまんまですな(爆)

つまり、公式の説明でも「絡まない」とは言っていない。絡みにくい、という事であり、絡んでしまった後でも摩擦が少ないためほどけやすい、という意味にとれる。

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