Tagged: Bluetooth

WF-1000XM4をPCで

毎度の事ながら、いろんなものをPCと接続して使ってみる。

普通にペアリング

先日購入したWF-1000XM4だが、無事iPhone XとiPad Proに接続して利用できるようにした。これらは、Sony謹製のSony | Headphones Connectというアプリがあるので、接続そのものはものすごく簡単なのだが、問題はSony | Headphones Connectが使えない環境、つまりWindowsやMacで利用する場合である。
他社を驚かせる性能になるか?問題…と書いたが、実の所そんなに問題になるわけではなく、単純にBluetoothのペアリングで接続する事はできる。ただ、WF-1000XM4のいろいろな調整がSony | Headphones Connectではできるのだが、それをWindowsやMacでできない、というだけの事である。
Windowsへの接続は、普通にBluetooth機器の接続をするのと同じなので、「設定」→「デバイス」と進み、そこにある「「+」Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」からペアリング信号を受信するように進む。
その状態で、今度は電源の入っているWF-1000XM4の左右の本体タッチセンサーを同時に押すとペアリングモードに入るので、そうなればWindows側はWF-1000XM4を見つけるので、それを選べばペアリングは終了である。
ペアリングされれば、Windows上のサウンドデバイスとしてWF-1000XM4を選べば、イヤフォンとして使用出来るだけでなく、マイクとして使用する事もできるので、Webミーティングでの利用も可能になる。
この時、WF-1000XM4の左本体のスイッチで、ノイズキャンセリングモードとアンビエントサウンドモードを切替える事ができるので、音質調整など細かい調整以外の機能はWindowsでも使用する事が可能である。

同時接続できず

WindowsとWF-1000XM4を接続する時、最初にトラブルが発生した。
それはどう頑張ってもWF-1000XM4がペアリングモードにならないのである。
で、よくよく考えてみたらWF-1000XM4は近くに置いていたiPhoneと既に接続していて、フリーの状態になっていなかったため、ペアリングモードに入らなかったのである。
ヘッドフォンタイプのWH-1000XM4はマルチポイントが可能な機器だったので、複数接続が出来るのが当たり前と思い込んでいたのだが、WF-1000XM4は複数接続の機能は搭載されていないので、一度iPhoneとの接続を切断しないと、ペアリングモードに入らない事が判明した。
…ま、私の思い込みでトラブっただけの話だが、これもマニュアルを見ないで使用している弊害と言えよう。
Windowsと接続したWF-1000XM4は実に小気味よい使い勝手と感じた。PCの音をワイヤレスのイヤフォンで、しかもノイズキャンセリング機能を使って聞けるので、私のようにファンノイズが多い環境で使用する時にはかなり重宝する。
また、音量コントロールもWindowsのサウンドデバイスのコントロールでできるので、困る事はない。ま、これがWH-1000XM4(紛らわしいなw)だと、右ヘッドフォンの側面を指で上下にスッと動かせば、音量コントロールもできるのだが、イヤフォンタイプのWF-1000XM4ではそれはできない。
ただ、WF-1000XM4の右筐体のボタンでできる、再生と一時停止はWindows上での機能するので、例えばYouTubeの動画をWindowsで見ている時に右筐体のボタンを操作すると、YouTubeの動画が一時停止したり再生したりする。この辺りはながら作業で使っているときは便利かもしれない。

Continue reading…

BTA30、再販

新型が登場したのかと思いきや、まさかの再販。

FiiOブランドのBT機器

エミライがFiiOブランドとしてBluetooth送受信機能を備えたUSB DAC「BTA30」を再販すると発表した。
これは昨年12月に発売されたBluetooth対応USB DACで、当Blogでも記事として取り上げた事がある
LDACで無線化するには良い機器なのだが…今回の再販は、部材の継続的調達が困難との事で、在庫限りの数量限定販売となる製品のようで、もしどうしても欲しい、という人であるならば、急いで情報をキャッチして対応した方がよいだろう。
「BTA30」は、DACチップにAKM製「AK4490EN」を採用し、Bluetoothチップにクアルコム製「CSR8675」を搭載した製品。Bluetoothは5.0準拠で、受信機としてはSBC/AAC/aptX/aptX HD/LDACコーデックに対応する。送信機としてはSBC/aptX/aptX HD/aptX LL/LDACに対応となり、AACコーデックは送信できないかわりに、aptX LLでの送信が可能。
LDAC送信時の使用時の条件として、音響ソース機器と光/同軸デジタル端子経由で接続されている必要があり、その条件さえ満たせばLDACによる送受信が可能な希有な機器と言える。
他、マルチポイント接続にも対応し、受信/デコードモードでは同時に2つのデバイスを接続できる。どちらのデバイスの音源もBTA30で再生する際に自由に切替えられるようになっていて、送信モード時は2つのデバイスに同時に音源をBluetooth送信できるという特徴を持つ。
BTA30の入力端子は、光/同軸デジタルとUSB-Cを備えており、同軸デジタル入力時は最大192kHz/24bitのPCMと、DSDのネイティブ変換に対応する。光デジタル入力時は最大96kHz/24bit、USB入力時は最大48kHz/16bitまでのデコードができるようになっている。
逆に出力端子はRCAアナログ1系統、光/同軸デジタル1系統を備えており、有線接続での出力にも対応しているのが特徴になる。

PCでLDACを使う

この「BTA30」は、私が知る限り、PCでLDACを利用するほぼ唯一の方法ではないかと思っている。いや、正確には他にも方法はあるのだが、おそらく一番手っ取り早いのがこの「BTA30」を使用する方法と言える。
LDACによるBluetooth接続は、ソニー製のワイヤレスイヤフォンでは当たり前のように搭載される機能だが、これに接続できる機器は今までスマホぐらいしか存在しなかった。
Windows PCではaptXやAACぐらいまでがようやく対応できるコーデックなのだが、「BTA30」をUSB DACとして利用する事で、「BTA30」とソニーヘッドフォンの間をLDACで接続する事で、Windows PCとソニーヘッドフォンをLDACで接続できるようになる。
但しこの場合、Windows PCと「BTA30」はあくまでもUSB DACとして接続しているのみになるので、ソニーヘッドフォンの操作はWindows PCと連動はしない。
単純に音楽ソースの伝送がLDACで伝わる、というだけの事なので、本当の意味でWindows PCとソニーヘッドフォンがLDACで接続、連携した、とはならない事に注意である。

Continue reading…

Bluetooth対応となるSwitch

元々対応していたが、今回対応したのはBluetoothオーディオ。

アップデート

任天堂がNintendo Switchのファームウェアアップデートを配信開始した。
今回のファームウェアで、Bluetoothオーディオに対応し、ワイヤレスイヤフォンやスピーカーなどとペアリングできるようになる。
アップデート後のファームウェアバージョンは13.0.0。
アダプタ付けた方が使えるかもBluetoothオーディオとしてのプロファイルはA2DP、コーデックはSBCのみで、接続する機器によっては音声の遅延が目立つ可能性がある。
また、Bluetoothオーディオを利用している時は、接続できる無線コントローラー(JoyCon含む)は2個までとなり、ローカル通信との併用は不可能になる。さらにBluetooth機器のマイク入力も非対応となるので、ある意味限定的な使い方でBluetoothオーディオが可能になる、と考えた方がよいかもしれない。
一番残念なのは、対応コーデックがSBCのみ、というところだろう。
イマドキであれば、aptX系のコーデックやACC、もっと言えばLDACに対応していれば、積極的に使いたいという人も多いのではないかと思うが、これらは全て非対応という事になる。
なんとか取って付けた…という感じすらある機能だが、USB Type-C端子に別のBluetoothコントローラーを取り付けたくないという人には、朗報かもしれない。

新型を意識したアップデート

その他にも「スリープ中の有線インターネット接続の維持」する機能も追加される。
設定のスリープの項目からこの機能をONにすると、本体がスリープ中であってもインターネット接続を継続するようになる。
どのような使い方をするかというと、Switch本体の電源が落ちていても、スマホなどからNintendo Storeよりソフトや追加コンテンツを購入した時、そのまま本体がソフトをダウンロードできるというメリットが考えられる。
一応、この機能がOFFの場合、一定間隔ごとにネットに接続してダウンロードを行う動作になるため、省電力動作となるのだが、時間のかかるダウンロードであれば、出来る時に一気にダウンロードしたい時もあるので、使う側の都合でこの機能のON、OFFを考えればよいだろう。
その他にも、無線LANの周波数帯の確認ができるようになっていたり、スティックの補正が「スティックの押し込み」から「スティックを一定方向に倒し続ける」方法に変更されていたりと、変更箇所もいくつかある。
ただ、その中でも特別に思われるのは「ドックの更新」である。これは10月に発売される有機ELモデルに同梱されている有線LAN端子付きのドック「HEG-007」のソフトウェア更新の事で、このファームウェアを適用する事で、有線LAN端子付きのドックに切替えられるようになる。

Continue reading…

Windows11?

Microsoftが6月24日にイベントを開催予定。

メジャーアップデート

Microsoftが6月24日にWindowsに関するイベントの開催を予定しているという話が出ている。このイベントの内容というのが、現時点での噂ではWindows11が発表されるかもしれない、というもので、Twitterでそれらしい告知が成されている。


ツイートでは、Windowsのロゴにも通じる窓が表示されているが、そこから差し込む光には窓枠の横格子が表示されていない。つまり、差し込む光は11と見えるワケで、この事から「Windows11」が発表されるのではないか? と噂されている。
また、このイベントそのものも、米国東部時間の11時に開催される予定で、いつものWindows関連のイベント開示時刻と異なっているとの事。
なにやら「11」という数字にいろいろかけているようで、意味深なものになっている。
Windows11が来るのか?そもそもMicrosoftは現在、Windowsの次期デザインプロジェクトである「Sun Valley」に取り組んでいる。この新しいデザインプロジェクトでは、新しいスタートメニュー、新しいシステムアイコン、Explorerの改良、Windows95時台のアイコンの廃止など、従来から大きく変わるインターフェースを予想させるものになっていて、他にもマルチモニタ環境での動作、Xbox Auto HDR機能、Bluetoothオーディオサポートの改善など、機能的にも刷新する予定が組まれていると言われている。
これらを考えると、コアシステムこそ現状の進化版に留まるのかも知れないが、見た目は新規のWindowsとなる可能性があるので、それを「Windows11」へと改名する可能性がまったくない、という事にはならないだろう。

気になるBluetooth

この気になる次世代Windowsだが、私が一番気にしているのがBluetoothオーディオサポートの改善である。
先日も当Blogで「WF-1000XM4」の記事を書いた際、LDACのコーデックにWindowsそのものを対応させて欲しい旨を書いたのだが、この新しいWindows11(仮)で、今後LDACへの対応が見えてくると、とても有りがたい。そもそもWindowsのBluetoothオーディオの対応コーデックが古すぎるというのが問題なのだが、MacがApple Silicon対応でいろいろ進化している中、Windowsの進化もココで大きくテコ入れしてくれる事を期待したい。
そもそも、Bluetoothオーディオは、いろいろな企業が独自の進化をしてしまったが為に、コーデックが乱立している状況にある。
そこで2020年1月には、Bluetooth SIGが新規格「LE Audio」を発表し、マルチストリームによる完全ワイヤレスの対応、ブロードキャストへの対応、LC3コーデックの導入といった、新しい規格へと進む方向性が示されている。
まだまだ対応製品がない状況ではあるが、規格そのものは新しい方向が示されているので、それを内包するであろうWindowsも、どこかのタイミングでBluetoothへのテコ入れをする必要がある。
実態はどうかはわからないが、せめて現時点ではLDACに対応してくれる事を祈りたい。

Continue reading…

4つめの何かが登場?

Sonyのヘッドフォン製品情報ページに、謎のティザーサイト登場。

第4の製品か?

Sonyが7月30日に、ヘッドフォンの製品ページに謎のティザーサイトを掲載した。第4世代のナニか?

2020.08.07(Fri.) 09:00 Wait 4 something exciting.
https://j.mp/3k3DG6Z

そこには「2020.08.07(Fri.) 09:00 Wait 4 something exciting.」と書かれており、4つめのエキサイトする何かを待つよう、促されている。
Sonyのヘッドフォン関係で「4」を連想させるものといえば、ノイズキャンセリングワイヤレスヘッドフォンの頂点である「WH-1000XM3」の後継機となるであろう「WH-1000XM4(仮)」、もしくは完全ワイヤレスイヤフォンの「WF-1000XM3」の後継機である「WF-1000XM4(仮)」という事になるが、可能性としては「WH-1000XM4(仮)」が8月7日に発表されるのではないか、と予想できる。
というのも、「WH-1000XM4(仮)」の話は結構前から存在していて、既に「WH-1000XM3」が発売されてから1年10ヶ月が経過している。Sonyなら、毎年新製品が登場しても良いようなところ、約2年に渡って新製品が登場していないのだから、可能性としては「WH-1000XM4」がそろそろ登場してもおかしくない。

どんな製品になるのか?

WH-1000XM3は、それ以前の機種に対し、新世代のノイズキャンセリングプロセッサ「QN1」を搭載したノイズキャンセリングヘッドフォンである。
この専用プロセッサが従来機種と全く異なる部分であり、WH-1000XM3をひとつ次元の違う製品へと押し上げていた。
というのも、外部のノイズを選別する事ができ、ざわつく人の声などはフィルタリングし、周囲のアナウンスだけをヘッドフォン内部に聞こえるようにする事もできる機能を持っていた。
これによって、外でも安心して使う事ができ、ざわめきだけを消して危険を伴う音は内部に聞こえるようにしておく事ができるのである。
これらの機能は、アプリでコントロールするのだが、逆を言えばアプリだけでいろんな事が出来るわけで、結構画期的かつ効果的な製品だと言える。
今回の発表の可能性のある「WH-1000XM4」は、この「WH-1000XM3」の後継機になるわけなので、ここからどんな機能や性能が付加されるのかが気になる所である。
さらにノイズ制御が高度化するのか?
音質がさらに良くなるのか?
新しい機能が追加されるのか?
バッテリー駆動時間が延びるのか?
気になるポイントはいくらでもあるが、今までの流れでいけば、これらの性能向上があるだけでも十分な製品になりうるので、もし発表される製品が「WH-1000XM4」だとするならば、私としては結構期待したいところである。

Continue reading…

SwitchをWヘッドフォンで

携帯モードでワイヤレスヘッドフォンを使う。

3種のプレイモード

Nintendo Switchを購入して既に9ヶ月が過ぎ、そのほとんどの時間を使用せずにそのままクレードルに入れっぱなしの私。
ハッキリ言って、使わないのに何故購入した? と言われそうな話でもあるのだが、マイナーチェンジがあった時に「バッテリーの保ちも良くなったから買おう」と決めただけの事だった。
ま、結果的にそれが功を奏した(?)のか、新型コロナウィルスの真っ最中にSwitch不足になった時でも、ウチには使わないSwitchが存在していたわけだが、それほどまでに使用頻度の低いSwitchに対して、私は一つだけ不満を持っていた。
Nintendo Switchには、プレイモードが3つある。それぞれ「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」というもので、「TVモード」はクレードルに入れてTVとHDMI接続し使用するモード、「テーブルモード」はSwitch本体をテーブルの上に立て、コントローラーを個別に使用するモード、「携帯モード」は本体の左右にJoy-Conを取り付けて使用するモードとなっている。
Nintendo Switch Liteは「携帯モード」しか存在しないのだが、オリジナルのNintendo Switchはこの3つのプレイモードを使い分けられるようになっていて、私が不満を持っていたのは「TVモード」以外のモードである。
それがどんな不満かというと、ヘッドフォンが使いにくいという事である。普通に有線のヘッドフォンしか使えないので、例えば「テーブルモード」の場合でヘッドフォンを使うと、普通の使い方では一人しか音を聞く事ができない。
また「携帯モード」であっても、有線ヘッドフォンしか使えないとなると、コードが邪魔になったりするので、使い勝手が悪くなる。
折角携帯できるのに、ワイヤレスヘッドフォンとの同期が取れないのは実にもったいない話で、何とかこれを解決する方法はないかと考えていた。

Bluetoothアダプタ

で、結論から言うと、問題の解決は可能である。
USB Type-Cで接続できるBluetoothアダプタをSwitch本体に取り付ける事で、ワイヤレスヘッドフォンを使ってSwitchの携帯モードの音を聞く事ができるようである。
但し、全てのBluetoothアダプタが対応しているというワケでもないだろうから、Amazon.co.jpなりで対応しているアダプタを購入すれば、携帯モード等でワイヤレスヘッドフォンが使用出来るようになる。
持ってると便利私が購入したのは、おそらく中華製のBluetoothアダプタで、とてつもなく薄型のものである。Switchの下部にあるUSB Type-Cコネクタに取り付けると、薄型なので大きく出っ張らないのが良ポイントだと思っている。
但し、iPhoneを使用する私からすると、この製品はちょっと相性が良くない。というのは、使用するコーデックがaptX系が主体なのである。
aptX系は、Qualcommと相性の良いコーデックなので、どちらかというとAndroidスマホを使用したりする人にはなじみのあるコーデックである。しかも私が購入したアダプタは、aptX LL(Low Latency)に対応しているので、音の遅延が極力少なくなるコーデックで接続できるので、aptX LL対応のワイヤレスヘッドフォンを試用すると、理論上遅延していないように感じるハズだ。
私は「WH-1000XM2(今購入するなら後継機であるWH-1000XM3がオススメ。小さな左右独立型が良ければゼンハイザーのM3IETWがオススメ)」を持っているので、aptXは使用できるので、そちらで使ってみたが、もともと激しいアクションゲームをあまりしないので、aptXでも遅延を感じる事はなかった。
もしaptX LLに対応するワイヤレスヘッドフォンで使えるなら、そちらの方が良いとは思う。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version