E-M5 Mark IIの方が…

Flektogonに49mmのプロテクターを購入した。

MFというシロモノ

昨日記事にしたCarl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35だが、プロテクターが必要と判断し、kenkoの49mm PRO1Dプロテクターを購入した。
この径ぐらいのあまり大きなサイズでないPRO1Dプロテクターは、見た目結構厚みがあるため、カブリがでないかなぁと心配にも思うのだが、画角が35mm判換算で70mmであればその心配はまずないかもしれない。
プロテクターを取り付けるにあたり、埃の混入がないよう取り付けてみた。その後、もう一度このレンズに曇りやキズがないかを確認すべく、光に向けて覗いてみたのだが、曇りやキズはやはりない。が、埃が結構混入しているようだ。
中古レンズであるから、この辺りは仕方のない所ではあるだろうが、何度もエアーブロアーを当てて埃を取ってみたが、内部に入っているもののようで、改善できるものではないようだ。ま、ちいさな埃程度であれば、写りに影響はでないのだが。

しみじみ思うのは、オールドレンズを今回初めて手にして、MFによる撮影をしてみたが、私的にはオールドレンズはE-M1で使用するよりもE-M5 Mark IIで運用する方が似合っているように思う。
E-M1は像面位相差AFを併用した高速AF(まぁ一眼レフから比べればまだまだだが)という利点があるが、MFであればその利点を活かせない。またE-M5 Mark IIは40Mハイレゾショットという、コントラストAFで三脚を使わなければならないほどのジックリ系フォーカスが必要な機能があるわけで、その背景を考えると、E-M5 Mark IIの方がFlektogonは似合っているように思う。
おそらく、取り付けた際のデザイン的マッチングもE-M5 Mark IIなら問題はないはずだ。

ますます欲しくなるE-M5 Mark II

E-M1を持ってるなら別にいらないじゃん、と言われてしまうかも知れないが、5段分のシャッター速度を補正する手ブレ補正は、まさに細かいところまで見極めたピント合わせをする必要のあるマニュアルフォーカスと相性はバッチリだと思う。
また、画像処理エンジンはE-M1と同等のものを内蔵し、それによって解像感は増している。ファインダーもE-M1クラスのものが搭載されているため、撮影に困る事はもうないのではないかと思う。
その上で、手ブレ補正は動画撮影にも効果を発揮し、フルHDで60fps撮影も可能と、その時点でE-M1を超える。
E-M1の利点は、この時点でほぼ像面位相差AFを搭載しているという事と、大型レンズを取り付けた際にもグリップできる、という事ぐらいではないかと思う。
本体の入れ替えか? と言えば、E-M1の利点を失うのも惜しい。なら追加で買うしかない、という事になる。
E-M1とE-M5 Mark IIを併用する…それに意味はあるのか? とも思うが…やっぱ欲しいという気持ちがどうしても湧いてくる。
E-M5 Mark IIは本体価格が高いというデメリットはあるが、欲しいカメラリストの仲間入りを果たすのは間違いない。
いつか…手に入れたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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4 Responses

  1. ruser より:

    フラグ立ちましたかw
    デザイン的にもMFが良く合うし、高性能EVFと強力なボディ内出ブレ補正の存在が大きいと思います。
    ファインダーでピントを合わせる場合は、やはりファインダー性能が高くないと厳しい…(>_< )

    実物触ってみたけど、質感は思ったよりガッシリした感じがして高級感ありました。
    小型軽量だけど、横長でペンタ部の形状のせいなのか、見た目より大きくて(小さ過ぎないという意味で)チープな感じは全然しなかった。
    シャッター音が小さく短いのが印象的だったけど、これは好みが分かれそう。
    個人的にはもっとシャッターらしい音の方が好みかな。
    あと、ハイレドショットとオールドレンズの組合せはレンズの性能しだいかもしれません。
    現代のレンズほど解像度が高くないものが多いので、モノによっては余り効果が出ないかも。
    Flektogon2.4/35は解像度が十分高いので、柔らかくボケつつマクロのように高解像度なんて写真が撮れるかもしれません。
    …私もコレ欲しいわぁw

    チタンカラーが出たら検討してみようかな。
    (現状はレンズ沼のド真ん中なので不可能ですがw)

    • アバター画像 武上 より:

      チタンカラーは他のレンズ筐体とのマッチング次第かなぁ。まぁ問題はないだろうけど。

      私は単焦点レンズでE-M5 Mark IIを使いたいな。
      ズームレンズはE-M1にまかせて、ひたすら単焦点だけで使う…そういう組み合わせにしたい。

      でも価格が高いんだよ orz

  2. ruser より:

    そうそう、Flektogonのレンズ内に侵入した埃ですが、よっぽど大きいとか大量に入ってない限り撮影に影響は無いです。
    軽度のものなら前玉にキズやコーティング剥がれがあっても影響は僅かと言われてます。
    一番重要なのは後玉で、ここにキズやコーティング剥がれがあると影響大です。
    カビやクモリが無いなら、そのまま使用して問題ないと思います。
    Flektogon2.4/35は6群6枚構成で張り合わせたレンズが無いので、バルサム切れ(レンズを貼り合わせる接着剤が剥がれてクモった状態)の心配が無いし、ヘリコイドが滑らかに動くなら無問題ですね。

    そうそう、E-M1の手ぶれ補正焦点距離は合わせてます?
    私は良く忘れるんですが、レンズの実焦点距離を設定しないと手ぶれ補正が正常に働いてくれません。
    メニューの手ぶれ補正項目内に設定する箇所があります。これが35mmになってなかったら、変更すると幸せになれます。

    • アバター画像 武上 より:

      Flektogonに関しては一度ruserさんに見てもらった方がいいのかもしれない。
      正直…あまりにも分からなさすぎる(爆)

      恐らく何ら問題のないレンズだと思うんだけど、今一つ確信がもてない。
      それにマウントアダプターを使った撮影とかそういうのも、もともとAFでしか撮らない私からするとハードルが高すぎて…。

      しかし…手ブレ補正に関しては焦点距離を合わせないとダメってのは都合がよくないなぁ。
      特にズームレンズ使ってる人は面倒な事間違いなし。そういう場合、他の人はどうやって使ってるんだろう?

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