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ガルパンはいいぞ

劇場版GIRLS und PANZERのBDが届いた。

今更私が言う迄も無い

既に累計動員数120万人を超え、興行収入も20億円を突破という、アニメでも特異な存在となりつつあるGIRLS und PANZER劇場版のBDソフトが発売された。
私はAmazon.co.jpの特典が気になったため、Amazon.co.jpで購入したが、当初は発売日に届くか微妙だなぁ…と思っていた。
すると…何の事はない、前日になって発送したというメールが届き、今日になっても発送中というメールが…。Amazon.co.jp、急に真面目に仕事し始めた?(爆)
で、仕事を終えて家についた時刻が21:20過ぎという落とし穴にハマリ、挙げ句、晩ご飯今日は外で買ってこようという我が家の事情が重なり、BDソフトのパッケージを開ける事が出来たのは、日付けが変わる直前みたいなタイミングになった。
なので…この記事は残念ながらリアルタイムの時間には書いていない。
日付けが変わってしまったタイミングで書いているが、まぁ、そんなのは読み手にとってはどうでもいいことだろうから、気にしない(ぉぃ

作品の内容については今更私が語る必要などないと思うので、書かない。
自分が思った事だけを書いていくが、多分、ネタバレするような事は書かないと思うが、もしネタバレが含まれてしまったらゴメンなさい。

ココまでこだわるのか…

もうダージリンが良すぎて困るw作品が始まると開口一番、私のお気に入りであるダー様の言葉から始まったのには意外性を感じたが、作品の端々にマニアにしかわからないネタがちりばめられている…という情報だけは知っていて、いざ観てみるとまさにそんな感じだった。
もともと戦車の描写が細かい事では有名な作品だが、劇場版はあらゆる所に細かさが出ていた。それこそ、描写だけでなく、台詞の端々にも細かさが出ている。
これほど、雑学が活きてくる作品も珍しいんじゃないかと思うぐらいの細かさである。
おそらく、このマニアックさがリピーターを大量発生させた原因ではないかと私は予測している。というのは、その細かさは一度観ただけではわからないレベルであり、何度も観ようという気を起こさせる。マニアックであればあるほど、そうした細かい所を発見するためにリピーターが増えていく。
興行収入20億円を達成するに至った意味は、もちろんそれだけが理由ではないが、作り手の拘りと作品への愛情が結果に至るというのは、何もこの作品に限らない事であり、高い売上を叩き出している作品の共通点と言える。
おそらく、このBDソフトの販売数も映画の興行収入ほどではないにしてもかなりの金額になるハズだ。リピーターに支えられるコンテンツの弱点はコンテンツソフトの販売本数がコンテンツ全体の売上結果に対しての比率として伸び悩む事だが、全体の総量が大きいため、結果としてはそれでも成功に収まってくる。
どちらにしても、コンテンツが大成功である事は、誰も否定できない事実である。

120分という時間が短すぎる

本作品は、よくある90分映画と異なり、120分を超えるボリュームで制作されている。
だが、私が観るにこの作品は120分でも短すぎるように思えてならない。
というのは、どこかの記事で読んだのだが、監督のインタビューで「入れたいカットを前部入れたら120分で収まらなかったため、かなりのカットを切った」というのがあり、その構成を慣行したが故に、物語として語るべきいくつかの情報がまるで伝わらない部分が見えてくるのである。
私の率直な意見としては、全体としては「起承転結」が上手く繋がっていない、と思っている。
いや、もちろん起承転結というスタイルを採っているとは思うのだが、「起」で起こされた話の詳細を行う「承」の部分が足りていなかったり、話が転じる「転」の部分に至る経緯が足りていなかったり、話を結ぶ「結」の部分に至っても本筋の話が結ばれたから即座に結ぶ、みたいな作りになってしまっているのだ。
だから伏線としていた部分を折角起こしていても、その結果が語られていなかったり、転じるにしても今一歩説明が足りていないなんて事が、私としてはどうしても見えてしまう。
これは、おそらく水島監督が泣く泣く切ったカットにそれらの情報が含まれているのだろうなと思うのだが、ココまでの作品であるだけに、実にこういう部分は惜しいと思えて仕方が無い。
GIRLS und PANZERという作品の過去の事例から考えると、多少製作期間が延びようが、多少製作コストが跳ね上がろうが、確実にファンをつなぎ止められるし、売り上げられる作品と判断できる、と私は思うのだが、それでも話を完全なものにできるだけの予算をつぎ込めなかったのは、かえって作品を貶めているようで実に残念である。
前例がない状態であれば、クライアントとしても予算の追加という危険は冒せないと判断するしかないが、テレビシリーズであれだけの売上が出た前例があるだけに、このような結果になって残念である。

戦車戦はおもしろい

ただ、作品序盤と中盤以降に展開される戦車戦は実に良く出来ていると思う。
ストーリーを楽しむというより、その迫力や演出、アイディアを楽しむ、という部分においては何ら不満はない…というか、そこを否定する人はあまりいないと思う。
戦車をアニメで再現できるようになった最大の理由は、CGによって手描きでは難しかった履帯(キャタピラー)の描写が可能になった事が一番大きい理由と言われているが、そうしたCGの良さを取り入れつつ、手書きの良さをそこにブレンドしている結果で、実に迫力のある映像を作り出せたのだろうと改めて思った。
また、これはテレビシリーズを知っているからこそ楽しめた部分だが、序盤から繰り広げられる大洗町の市街戦は、テレビシリーズの市街戦を思い起こさせるところなどもあって、非常に良く出来ている。
水島監督のインタビュー記事で「役所を破壊したい」という要望を実際の役所に許可をもらいに行ったと言っていたが、実際にある構造物がバンバン破壊されていくシーンはリアルと虚構が入り交じった、妙な現実感があり、そこも作品を面白くしている一つの要素ではないかと思う。
しかし…この旅館はまた壊されるのなw肴屋本店、今回は大破壊wしかも今回は大破壊(爆)
木っ端微塵かよって感じだが、物語上、戦車道連盟によって保証されるため、全損しても保証金で建て直せるため、オーナーは実に喜んでいるというwww
多分、この物語上の設定もテレビシリーズを観ている人でないとわからない話なので、こういう説明もホントは必要ではないかと思う。

劇場版だからこそ気をつけるべき事

先に話題を言ってしまったが、劇場版だからこそ気をつけなければならない要素が存在するが、本作品はソレが足りていない部分もある。
これは前述した「説明が足りない」という所の補足みたいなものだが、劇場版を観る人はなにもテレビシリーズを観ていた人だけとは限らない。
だから「解る人には解る」という要素は、劇場版にはいらない。というか、本来あってはならない。前述した旅館、肴屋本店の破壊なんてのは、まさにソレである。
それと、これも作品内容から考えて仕方のない事かもしれないが、登場するキャラクターが多すぎる。
これ、初めて観た人からすると、全てのキャラクターは判別できないと思う。
もっと絞り込んでもよかったように思うし、あえて新キャラを登場させる意味もどこまであったのかを考えさせられる部分である。もっとも、新しい展開を生み出すためには新キャラを必要とするだろうから、全く新キャラがいないというのも問題かもしれないが、作品を観て感じるのは、新キャラの良さが前面に出てこない作品かな、と感じた。
逆を言えば、既存キャラはほぼどこかに見せ場を作ってあった所もあり、ファンが各キャラに分散している作品としてそこは押さえられていたかな、とも思う。
まぁ、これはBDソフトの話ではないので、作品自体の問題点に過ぎない話だが、そこを言ってしまうほど、全体の出来はよかった、と思う。

ここまでマニアックな作りとなると、その舞台裏も知りたくなるのが常だが、この劇場版BDの特典には上映された映画館での舞台挨拶などが纏められた特典もあったりするので(特装版だけかな?)、その舞台挨拶で語られる舞台裏話なども特典としてはちゃんと成立しているものになっている。
あらゆる方面を押さえる事の難しさというのは、ヒット作品には常についてまわる話だが、そういう側面で観ても、外す事はないBDになっていたかな、と思う。
ちなみに…Amazon.co.jpの特典である戦車トークCDはまだ聞いていないのだが、声優でありながらミリタリーに詳しい二人が収録に入っているので、そのアタリはハズレはないものと信じている。特に上坂すみれという人は、真面目にミリタリーオタクなので、ソッチ方面の人は聞いていて面白いと思う。

とりあえず…本作はテレビシリーズを観てから劇場版を観る事を私はお薦めしたい。
本作だけでも面白いとは思うが、理解の程度が全く異なるため、ぜひテレビシリーズを観て、本作を観て欲しいと思う。
もし本作を観て「イマイチ」と感じている人がいるならば、ぜひテレビシリーズを観てからもう一度観てもらいたい。多分、今まで見えてこなかった部分が必ず見えてくるハズである。
そうして何度観ても何か発見できるおもしろさがある…それこそがこのリピーターを数多く抱えた作品の真髄なのではないかと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. うめー より:

    オイラのトコにも今日Amazonから届きました~
    オイラは劇場で通常版、爆音上映、 imm sound、4DX
    と各1回づつ計4回観てしまいました
    こんなに同じ映画を劇場で見たことなんて無かったです
    今からBDをエンドレスで観まくりますよ~

  2. アバター画像 武上 より:

    映画館で観る迫力はパッケージソフトでは味わえないですが、パッケージソフトは自分の時間で観る事ができるのが魅力。
    私はその魅力を一番と考えていて、パッケージが出るのを待っていました。
    まぁ…観に行けなかったというのもあるんですが。

    とりあえずAmazon.co.jpでも何とか発売日に届いたというのは、今回は評価しないといけないかな、と思ってます。
    …いや、本来はそれが正しい在り方なんだけどさ(-_-;)

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