モニターアームでデュアル化

元々マルチモニタがイヤで3,440×1,440のモニタにしたのにね…。

情報用モニタが欲しい

私はマルチモニタがイヤだった。
いや、本音を言うと今でもイヤである。その結果、私は本来ならマルチモニタで価格を抑えられるところを、あえて3,440×1,440ドットのウルトラワイドモニタを購入し、1.8倍の横幅解像度を手に入れた。
だが…21:9という横長環境を折角手に入れたのに、未だゲーム画面はその枠いっぱいにして表示させておらず、ちょっとした情報を表示させるためにあえで何割かの面積を情報スペースとして確保している。
つまり、横幅3,440ドットもあるのに、ゲーム画面としては横幅2,560ドット程度に抑えているのである。もちろん2,560ドットでも以前の1,920ドットから比べれば640ドットも広くなっているのだが、折角の解像度を生かし切れていない感じがするのである。
最近特にそう感じる事が多くなり、どうにかして情報を表示する画面を追加するとか工夫ができないかな、と考える事が多くなった。
以前、余っている三菱のMDT242WG-SBの24.1モニタを使えないか? とBlogで取り上げた事があったが、まさにその用途を何とかしたいという欲求が持ち上がってきたのである。

WUXGAモニタの問題

MDT242WG-SBは解像度としては1,920×1,200と通常のフルHDよりも広い解像度を持つ。
但し、このモニタはバックライトが冷陰極管を使っているため、重量が本体だけで7kg超ある。
また今メインで使っているウルトラワイドモニタは横幅が80cm超あるため、PCラック上にこれ以上のモニタを置くことは不可能であり、もしMDT242WG-SBを何かしらに利用しようとすれば、PCラック外にモニタを配置する事になる。
だが、残念ながら環境的にMDT242WG-SBを置くという事が出来ない状態であり、PCラックに置けない、他にも置けないとなると利用する方法がない事になってしまう。
そこで考えたのが、モニターアームによってPCラックから横に飛び出させて配置する、という方法である。
だが、この方法にも勿論問題もある。
それは前述したようにMDT242WG-SBは、その重量が本体だけで7kg超あり、少なくともその重量を支えられるだけのモニターアームでないとPCラック横に飛び出して配置するという事ができない。
古いモニタを使うという事の難しさが、こういった所にあるのである。

モニターアームの雄

この重量を支えられるモニターアームというのは、存在しないわけではない。
最大11kgに使えるというモニターアームがある為、それを利用すれば問題はないのだが、そうは言っても耐荷重の7割を長時間に渡って負荷を掛けるのだから、品質面で安心できるモニターアームでないと導入に踏み切るのが難しい。
そこでいろいろ調べて見ると、モニターアームとしてその品質に定評があるのは、やはりエルゴトロンのMXシリーズもしくはLXシリーズだという事が解ってくる。
このエルゴトロンというメーカーは、モニターアームの世界では有名な企業で、値段は高いが思った場所にピタっと止まってモニターを浮遊固定してくれるアームである。
まぁ、値段が高いといったものの、それは安いメーカーと比較して、という事であり、その品質で比較するとむしろ安い方らしい。
スペック上ではLXシリーズでも耐えられるようだが、MXシリーズの方が耐荷重が強いため、MDT242WG-SBクラスだとMXシリーズを使う方が良いようである。
ただ、MXシリーズはLXシリーズよりもアームの長さが短いので、私が想定しているような使い方ができるかどうかが一つの課題になる。
やはり7kg超ともなると、ガスショック式のアームであっても、継続していれば圧が逃げていくという事なのだろう。
そう考えると、そもそもMDT242WG-SBを使用する事の方が問題なのかもしれない。

格安フルHDモニターを購入する?

となると、考え方が変わる。
エルゴトロンのLXシリーズで通常考えられているモニターの重量は、おそらく3~5kg程度と考えると、新しい別の液晶モニタを検討した方がよくなってしまう。
最近はバックライトもホワイトLEDなので、全体的な重量が軽くなっている。フルHDと言えどもスタンドを外してしまえば3kg半ばという製品が多い。
しかも価格も2万円を下回るモニターも多い時代であるため、その予算を検討の中に組み込んでしまってマルチディスプレイ環境を作ってしまうという手もある。

いろいろ調べた結果、この液晶モニタがベストと思えたのが、IIYAMAの“ProLite XU2390HS-2 XU2390HS-B2”というモニタ
価格は最安値で18,000円台で、AH-IPS ノングレア液晶の23インチ。インターフェースもHDMIとDVI-Dを装備し、Gray to Grayの応答速度も5msとそんなに遅くない。また、上左右のベゼル幅も極端に狭いので、この液晶をデュアルモニタとして使うというのも悪くないな、と思わせる製品である。
このモニタが2万円を切る価格で買える…というのも時代は変わったなと思ってしまうのだが、このモニタ、スタンドを外すと3.22kgという重量になる為、エルゴトロンのLXシリーズであれば何ら問題なく保持できる。
場合によっては、LXシリーズにアーム延長用のエクステンションを追加しても保持できるだろう。
となれば、この液晶をモニターアームと一緒に購入し対応する手もある…というか、それが一番理想ではないかと思えてくる。

MDT242WG-SBの行方

…何か本末転倒のような話になってしまった。
情報表示用としてデュアルモニタ化するのは良いとして、余ったディスプレイであるMDT242WG-SBの使い所が、これでまたなくなってしまった。
まぁ…違う環境を探してそこで使うという方向を見出すしかないのかもしれない。
ただ、私の情報表示用モニタが欲しいという希望を叶える場合、新たにモニタを購入して対応するとなると、全部で予算的に5万円くらいはかかりそうな感じである。
ちょっとしたタイミングでないと準備出来ない金額ではあるが、ビデオカードの能力としてはもう1面フルHDを増やしても問題がないし、このモニタを増やす事でコンシューマ機器の映像を完全にコチラに映してしまえば配信等の時の表示問題も一気に解決できる。
良い事ずくめではあるのだが、予算5万円をどう調達するか? というのが問題点。
それだけに、MDT242WG-SBが使えれば、2万円近く安く済ませる事ができるのだが…中々上手くいかないものである。

今一番実現したい事は、PCゲームを3,440×1,440ドットの画面でプレイする事であり、必要情報をそれ以外の場所で表示できる事。
これを実現するために、今必要なものの優先順位を決め直す必要があるかも知れない。道のりは遠い…(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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