CHKDSKが起動時に必ず実行され、NTFS情報において問題ありと診断されるようになった私のPCは、その後思わぬ展開で全快した。
Internet Explorer 7をアンインストールしただけで、CHKDSK問題が解決したのである。
マスターファイルテーブルが破損していたのは、偏にIE7をインストールした情報が更新されていないだけだったようで、アンインストールのみでIE6の情報に置き換わり、何ら問題のない状態になったわけである。
これで一安心。
と、普通は思うところだが、私はまだ納得がいかないのである。
「じゃあ、このPCにはこれから先IE7はインストールできないのか?」
いや、全くその通り。問題が解決したワケではないのだ。
で、いろいろ考えた。
マスターファイルテーブルが今の段階で更新されないのであれば、それが更新される状況を強制的に作り、更新してからIE7をインストールしてみたらどうなるだろうか?と。
少々乱暴だが、マスターファイルテーブルが更新されるであろう格好のターゲットを見つけたのでやってみた。
AMDコアの一部のPCで再起動が繰り返されるという問題アップデートを試してみた。
…ま、ウチはIntelコアだから問題ないでしょう(爆)
WindowsXP SP3をインストールすれば、おそらくシステムの再編が一度行われるハズで、そうなればマスターファイルテーブルは否応ナシに更新されるハズである(あくまでも予測)。
その予測を元にインストールしてみたが、とりあえず問題なくインストールされ、念のためにコマンドプロンプトからCHKNTFSを実行してみたが、NTFS情報も正常であった。
その状態から今度は問題のあったInternet Explorer 7を再度インストールしてみた。
見た目には何の問題もないようにインストールされた。
再起動後、今度はCHKDSKは実行されなかったが、初期設定のためか完全に起動するまでに多少タイムラグが発生した。
問題出たか?と思ったが、復帰した後は実に普通に動き、念のために再びCHKNTFSをコマンドプロンプトで実行してみた。
すると今度は起動ディスクも正常と診断された。
ようやく、正常にIE7インストール完了である。
少々面倒な手順を踏んだが、よく考えてみればこれが正しいインストール手順だったのかもしれない。
元々SP2の段階でIE7をインストールし、その後にSP3にアップするとIE7をアンインストールできないという問題が発生する。
今回、私は先にSP3をインストールし、その後にIE7をインストールしたのだから、もし問題が発生しIE7をアンインストールする必要が出ても、問題なくアンインストールできる環境になったワケだ。
何事も正しい手順で…そんな所かもしれない。
ちなみに。
SP3にすると一部の設定が初期化される事を付け加えておこう。
私はWindowsXPの通信速度を向上させるため、RWin値を規定値より大きい数字にしているのだが、それが規定値に戻っていた。
ネットにアクセスしたときのレスポンスが遅かったため、ふと気になって確認してみたら初期化されていた。
おそらく初期化される数値はそんなに多くはないとは思うが、いろいろなところで初期化されている可能性があるため注意が必要だ。
何はともあれ、SP3を入れてみたところ、端々の処理速度にメリハリが付くようになった。多少なり速度が改善されているという話だが、おそらくその効果が何となく感じられるからではないかと思う。
Intelコアの人は多分問題ないと思われるため、更新する事をオススメしたい(といいつつ、問題が完全に把握されてから導入する方がいいだろうと付け加えておく)。
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