GTX 295はHD 4870×2を追撃できるか?

 NVIDIAから2基のGPUを搭載したビデオカード“GeForce GTX 295”が発表された。
 もともと2基のGPUを組み合わせてハイエンド製品を作ると発表していたのはAMD側ではあったが、結果としてGTX280ではRadeonHD4870×2には勝てないと判断したNVIDIAも同じように2基のGPUを組み合わせたビデオカードを投入したという事なのかもしれない。
 ただ、コストという面では当初からAMDは相当にシェイプしていたから、今回のDual GPUビデオカードでもNVIDIAがコスト的に厳しいだろうとは思われる。

 性能的には動作クロックが260、Stream Processorが280とほぼ同等でGTX260と280の中間のようなコアを2つ搭載している。
 なぜGTX280を2基搭載しなかったのか?
 多分それは消費電力の問題だったのではないかと思われる。


 具体的な性能については下記の記事を参照してもらいたい。
impress PC Watch 多和田新也のニューアイテム診断室
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1219/tawada160.htm
 問題はコストであるが、これが意外な価格であった。
 米国価格で499ドル、つまり円高の今だと5万円前後で買えてしまう。
 もちろん、5万円という絶対価格は安くはない。
 だがGT280が7~8万円それ以上だった事を考えると、実に価格が抑えられている。
 要するに、ライバルとなるRadeonHD4870×2よりも安くしなければならないという事だろう。
 消費電力は289Wと公称値では謳われているため、8ピン+6ピンの追加電源が必要ではあるものの、それはGTX280も同じ。
 650W以上の高品位電源があれば、動作的には何とかなるのではないかと思われる。
 まぁ…750W以上が推奨という事にはなるとは思うが。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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