PS3はもっと違った方向へ

PS3の売れ行きが、ここ最近はちょっと増えたらしい。
理由はバイオハザード5や龍が如く3、ストリートファイター4などが好調だったため。
バイオハザード5などはXbox360版も併売していたと思うが、PS3がこれらのタイトルで多少なり前進した事は間違いなさそう。
ただ、この前進で止まってしまっては意味がない。
PS3はもっといろんな事が出来るぞという所を見せつけ、またただのゲーム機ではないという事をもっとアピールしないといけない。
PS4が囁かれているが、私はここまで展開したPS3を閉じてしまうのは非常に勿体ないと思っているし、Cell B.E.の持ち味はこれからが本番だと思っている。
その中で、私がこれからのPS3でちょっと期待しているのが“大航海時代Online”である。
同タイトルはWindows版のMMORPGタイトルとして既に稼働中だが、PS3での発売が発表され、Windows版と同じサーバで参加できると伝えられている。
PS3用MMORPGは、既にAngel Onlineというタイトルが稼働中だが、あのタイトルはプレイヤーを激しく選ぶと私は思っている。
PS3はPlayStationプラットフォームの上ある関係上、そのユーザーはゲーマーよりも一般向けと言える。そのため所謂「萌え」要素を持たないタイトルを出していかないと浸透が難しいと思えるだけに、今回の大航海時代Onlineは非常に期待できる。


本来ならこの立ち位置に白騎士物語が座らなければならないのだが、ご存じの通り思ったほどの反響を得られなかった。
大航海時代Onlineにしても、おそらく爆発的なセールスになる事はないと思うが、このタイトルは爆発力に期待してはいけないタイトルで、長期に根付いていくタイトルだと言える。
前にWindows版を展開しはじめに数ヶ月やった事があるが、当時から出来る事は多く、特に海上でできる事の豊富さは特筆に値する。
今回PS3に移植が決まった大航海時代 Online ~Cruz del Sur~は、始まった当初から比べても劇的な進化を遂げたバージョンであり、陸上でもできる事がかなり増えている。
今ではアメリカ大陸は当たり前に行けるようになっているので、クエストを普通にこなしているだけでもかなりのボリュームがあるハズだ。
何より、各都市のグラフィックも非常に綺麗で、世界のあちこちにある名所が再現されているのは見物である。
あと、このゲームでヨーロッパや地中海沿岸各地の地理に詳しくなった人も多いハズ(私もその一人)。
歴史的な面白さと地理的な面白さが融合された、実にエンターテイメントに優れた作品だと私は思っている。
ゲームをただの遊びと否定する人もいるかもしれないが、このゲームはただの遊びと否定するには勿体ない要素が沢山詰め込まれている。
前にテレビで放送していたが、アメリカ大陸が世界のどの位置にあるのかすら知らない人がいるが、そういう人はこういう遊びの中から覚えていく…なんてのもアリじゃないかと思う(まぁその前にそんなゆとり世代を国はなんとかしてやれよ、と思うわけだが…)。
何はともあれ、PS3は従来の路線と違った方向性に持っていく方がいいような気がする。
初代PlayStationが、ゲーマー市場の枠を飛び越え、市場を一般に求めたように、PS3も初心にかえる必要があるように思う。
ニンテンドーDSも、脳トレのような一般市場に向かって成功したのだから、PS3も同じ路線、どちらかというとWii Fitと同じような方向に向かった方がいいと思う。
というか、そのためにC.A.M.P.というプロジェクトを立ち上げ、クリエイターを育てているハズなのだが…
それはさておき。
私も金欠でリアルな旅行に行けないので、大航海時代OnlineをPS3でもう一回始めてもいいかなぁ…なんて思ったり。
気軽に船旅気分も悪くない?(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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