Monthly Archive: 2月 2010

世界樹の迷宮3は大海原へ

 ニンテンドーDSソフトの中でも異彩を放つ名作RPGがある。
 それが世界樹の迷宮シリーズであり、異彩と言いつつこのスタイルが実は昔ながらのスタイルだったりする。
 今のゲームは簡単過ぎて話にならん!…とか言う人には、もはや定番とも言えるのが世界樹の迷宮だが、このゲームがもし今から20年くらい前に発売されていたならば、逆にあまり目立たなかったかもしれない。
 今だからこそ放つ異彩の風格。
 世の中、こんなに変わったのである。

 その世界樹の迷宮シリーズの第3作目“世界樹の迷宮3~星海の来訪者~”のプロモーションビデオが公開となった。
 今度は船で海へと漕ぎ出すというギミックがあり、その海でマルチプレイまで出きてしまうほど前作と変わったスタイルになったようだ。
 詳しい内容は公式サイトに譲るとして、とりあえずプロモーションビデオがもっともわかりやすい媒体だと思ったため、用意した。




 ナレーションは坂本真綾ってのは聞いてもらえばわかるだろう。
 発売日は4月1日。3月発売だったが、多少延期された。
 …大作タイトルと発売日をズラす作戦に出たのかもしれないが、最近はそういう発売日戦略は往々にして失敗に終わる。
 なぜならば…大作ソフトが発売を延期するから orz
 こういうスタイル、何時まで経っても治らないのね、この業界は…。

とある天使の生存確認

私がこのBlogを始めたキッカケは文章を書けるようになるためだった。
前々職に就く前の話であり、前々職に就職するには文章を書けなければ不可能だと思っていたから、何が何でも文章を書ける人間になりたかった。
それはシナリオライターの道でもあり、またプランニングプロデューサーの道でもある。
絵が描ければそれに越したことはないが、それが無理ならせめて文章を…という感じである。
で、結局は就職する事もできたし、実際職務に付いてプロデューサーを名乗る事もできた。
だから文章を書けるようになった意味はあったと思うし、逆に今はそれで随分と役に立っている。
こうして日記を毎日分公開しつづけて10年以上継続してこれた(Blogとして記録されてるのはこのBlogの履歴のみ)のは、最初のキッカケこそ自分の好きな道へと進むためのスキルアップだったわけだが、今では一つのライフスタイルになっている。
だからこそ、このBlogタイトルに「テキトーなライフスタイル」と入っているわけだが、実はこのBlogにはもう一つの意味がある。
それは前々職の人などが、私の生存確認をする場でもあるのである。
私は極力前々職の人達と連絡を取り合っていない。理由は情報が漏れる可能性があるからだ。
もちろん、連絡を取り合っていなくても、向こうから情報を流してくる場合もあるのだが、それについても外部へと漏らさない事が私の使命であり、義務であると思っている。そう硬く思っているからこそ、先方も私に情報を流してくれたりする。
実際、この使命や義務という思い言葉ほどの行動は取れていないかもしれないが、少なくとも私から連絡する事はあまりない。だから私が生きているかどうかという事を知りたいという人の為に、このBlogを書き続けている。
このBlogが3日更新されないものなら、向こうからケータイメールがじゃんじゃん飛んでくる…いや、じゃんじゃんというほどでもないが。
ちょっと過敏な反応じゃない? と思うかもしれないが、それほどまでに私は死と隣合わせにある…と前々職の人達は思っている。私が前の職場をやめた理由を知っているからだ。
ま、このあたりの話は重い話なのでやめておく。
で、なんでこんな話を書いたかと言うと…

とある科学の超電磁砲のタイトルを真似た、タイトルジェネレーターがあったので作ってみた。
その中の文章を何にしようか悩んだ結果、ああ、それならこのBlogの意味をそのまま使えばいいかと。
要するにただそれだけの事である。

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結局買っちまった…

 先日から私のゴッドイーター熱がバーニング中である。
 体験版なんてものをやったものだから、余計である。
 モンハンポータブル2nd Gをプレイした時よりもバーニングになっているのは、やはりゴッドイーターの世界観がモンハンよりはすきだからだろうと思う。
 神を喰らう…といっても、神は荒神と呼ばれる存在。何となく、真・女神転生に出てくる悪魔と存在がかぶっているように思えるため、余計に駆り立たされる何かがあるのかもしれない。
 ちなみに私は真・女神転生ファンである。
 あと神機という武器にも惹かれるものがある。
 生体武器っぽさもあり、また新型・旧型とか物語の中で言われている部分もあるため、武器を中心とした展開が想像できる(実際にそういう物語があるかはしらないが)。同人作品で展開されるネタはありそうだ。
 ま、そんなわけで、いてもたっていられず、結局ゴッドイーターを買ってしまった。まだ手元には届いていないが、明日くらいには届くのではないかと思う。
 体験版のキャラクターはそのまま移行できるようだが、作り直すかどうするか今悩んでいるところ。
 体験版ではテキトーに作った経緯もあるため、作り直すのもありかなと。
 それとニコニコ動画を見ていたら、体験版と製品版の違いを紹介している動画があった。


 結構プレイアビリティの部分での違いはありそうだ。
 通常武器での戦闘でスタミナ消費が無くなったのは、ちょっとリアリティから外れるなと思ったが、そもそも神機使いという存在が常識外である事を考えると、なくてもいいか、と思えてくる。
 ま、全体的にみて「改善」はされてると思う。少なくとも「改悪」ではないだろう。

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体験版をやってみた

 昨日の記事にも書いたが、ちょっと気になるゲームがPSP用タイトル“ゴッドイーター”だ。
 システム的にみてもモンスターハンターシリーズと酷似しているのだが、そもそもモンスターハンターシリーズもファンタシースターオンラインと酷似しており、いわゆるMORPGと呼ばれるものは、その原点はDiabloにあると言っても間違っていないように思う。
 つまり、ゴッドイーター=モンハン=ファンタシースターオンライン=Diablo…と言ってしまうと横暴かもしれないが、大雑把に言ってしまえばこんな感じ。
 なのでパクリであるとか酷似しているとかそういうのを言い出すと、今のゲームのほとんどが成立しないので、そういう論点からの評価は正しいものとは言えない、と私自身は思っている。
 まぁ、ゲームデザイナーの側から言えば、そういう部分にこそオリジナリティを出したいと思っているところはあるだろうが、大局した考え方ではゲームの本質で比べるため、大差なしの一言で論じられる事もあるだろうと思う。
 そしてそれが悪い事ではない、という事。
 肝心なのは受け入れられるかどうかであり、そういう意味ではゴッドイーターは良い方に受け入れられたと言える作品だと思う。
 話の論点がズレたため、本題に戻る。
 気になるゲーム“ゴッドイーター”がどんなものかを見てみるため、体験版をDLしてみた。
 体験版はPlayStation StoreからPS3経由、もしくはPSPから直接DLできる。
 またPC経由からもDLできるため、私はPC経由でDLしてみた。
 PC経由でDLすると、フォルダ構成なんかを気にしなければならないのだが、このゴッドイーター体験版はDLしてきて解凍するとそのままPSPフォルダが生成される(ちなみに私の環境では生成された。これは解凍ソフトの設定によるため、個人で違うと考えられる)ため、そのままメモリースティックにコピーすれば問題なく認識する。容量は約140MBであった。
 そしてプレイしてみたのだが…その中身についてはニコニコ動画等で公開されている動画で見てもらいたい。

 体験版である事を差し引いてもちゃんとしたソフトと言える。

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神を喰らいし者

 すでに発売されているタイトルだが、PSPのGOD EATERがちょっと気になっている。
 どうみてもそのアクション性はモンスターハンターシリーズに良く似ているが、独自のアクションもないわけではなく、総合的に考えるとかなりド派手なアクションになる事はたぶん間違いない。
 その前人気はかなり高く、体験版のダウンロード数が100万を達成したりもしたし、製品版は初週27.6万本に達したのは、さすがというべきか。
 なかなかにして独特の世界観を持ち、荒神というある種のバケモノと戦っていくというスタイルは、荒廃した世界の中をギリギリの緊張感の中で生きていくという殺伐とした雰囲気をよく表しているように思える。
 私も気にはしていたのだが、他にもプレイしたい作品が多かった事もあり、結構ノーマークだった。
 そのPVがこちら。


 高画質版であるため、時間によっては高画質で見られないかも。もっとも、課金していればいつでも高画質で見ることができる。
 たぶん、私がどんなに凝ったテキストをココに書いても、動画の説得力には勝てない。
 なので、世界観はこちらの動画で確認してほしい。
 二番煎じとか言われるかもしれないが、たぶん面白い事は間違いないと思う。
 買ってプレイした人はそのレビューをぜひお願いしたいものである。

Mini-ITXでミドルレンジを超える

 Intelの新Core iシリーズの登場と共に、ミドルレンジからローエンドまでのラインナップがごっそり変わりつつあるように思う。
 今までCore2 Quadはハイミドルからハイエンドで使われるCPUという認識があったが、今ではそのCore2 Quadも旧世代CPUとなり、新しいミドルレンジ~ローエンドのCPUが登場、その価格と機能からより低価格で高機能を謳うようになった。
 その新しいCPUというのが、GPU内蔵型のCore i5/i3であり、それらを運用するに最適と思えるMini-ITXマザーボードが登場した。

 ZOTACから発売されたもので、実売価格は16,800円程度。
 画像を見てもらえばわかるが、なんとSATAが6本も搭載されているのである。

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私の黒歴史は此処から始まる

 私の前々職は、アニメやゲームに関連した企画・制作会社だった。
 まぁ、グループ会社には全国にそういった関連のグッズを売る店舗を展開している会社もあった訳だが、私はそのグループの中でも企画や制作を担当する部署にまずアルバイトとして入った。
 入ったきっかけはコンピュータ関係にそこそこ精通した人材が欲しいという話を効いた外部営業の人が、私を推薦してくれた事に起因する。
 まぁ、これが運命の巡り合わせというヤツだろう。
 アルバイトとして入ってから正社員という道があるという事に一縷の希望をかけ、その世界に飛び込んだのである(実際、そのとおりの道は辿った。ただ正社員に私からならなかっただけだが)。
 一番最初に担当したのはサンライズ系のものだった。ガンダムを主体とした製品群の企画制作だったわけだが、実はそれと併行して、この企画にも噛まされていた。
 この絵を見て「あぁぁぁぁっ!」と言ったヤツ、手を上げろ(爆)
 久々だろう…この絵を見るのは。私自身も久々なのだから仕方がない。
 実は今年で12執念…もとい12周年を迎えるのである。
 …ちなみに登場キャラも12人だったな…案外、12執念ってのは間違っていないのかもしれない(爆)

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全部入り無線LANルーター

 私が使用している無線LANルーターは、今はもう発売していないNTT-ME製MN8300Wという機種である。
 発売した当初はそれなりの高機能機ではあったが、今見るとさして高性能というわけではなく、また発展途上にあったインターネットインフラの残照みたいな機種である。
 これを購入したのは今から6年くらい前だったと思う。
 さすがに、そろそろ次の事を考えねばならない可能性が高い。
 日本のハードウェアの寿命を考えると、まだイケルという感覚はあるが、無線LANのセキュリティはWEPを使用しており、これがあまりよろしくない。
 WEPを使い続けている理由は、純粋にNDSの為。
 今はSSIDを使い分けて使用できる無線LANルーターが当たり前のように発売されているため、そうした機種へと転換していった方がいいと常々思っている。
 が、いざ製品を見てみると自分的にコレというのがなかった。
 それが今まで放置してきた理由の二つのウチの一つである。
 しかし、とうとう見つけたのである。

 NECアクセステクニカから発売される、IEEE 802.11n/a/b/gに準拠した無線LANルーター「AtermWR8700N(HPモデル)」である。
 これは有線ポートがすべてギガビットイーサに対応し、かつ無線はすべての方式に対応、しかも合計4個のSSIDを設定できるマルチSSIDに対応、他、同時5接続までのPPPoEマルチセッションという機能を持つハイエンド機である。
 これだけの機能があれば、何の不足もない。
 価格的に1万3,000円程度というのは、今時としては高いかもしれないが、私が昔MN8300Wを買った時はたしか1万6,000円以上はしたはずである。
 それから比べれば安いもので、性能と価格、共に申し分なしの一台である。
 まぁ…先程、放置してきた理由二つのウチの一つに機能を上げたわけだが、もう一つの理由は予算がないという根本的な問題であるため、1万3,000円という価格設定が放置してきた理由を吹き飛ばすだけの理由になるかどうかはまた別次元の話である。
 …なんか悲しい orz

ワンダーフェスティバル2010[冬]

 毎年2回、フィギュアの祭典とも言えるワンダーフェスティバルが幕張メッセで行われる。
 そして2月7日、ワンダーフェスティバル2010[冬]が開催された。
 まぁ、フィギュアといっても模型のフィギュアであり、またその中身はというと、どちらかというとアニメ系キャラクターのフィギュアばかりであるため、確実にヲタクの祭典ではあるのだが、私の前々職の関係で、まぁ知り合いからいろいろな話が流れてきたりする。
 特別、誰もが聞くことができないような話は今回はナシ。実にいつも通りというか、変わり映えない祭典だった様子である。
 ただ、アキバBLOG(秋葉原ブログ)で書かれている内容を見ると、年々方向性がヤヴァイ方向に向かっているようにしか思えない。
 曖昧な表現で申し訳ないが、こういう記事を読むと「これからの日本、ホントにこれで大丈夫か?」と言いたくもなるし、感じる事間違いなしである。
 この傾向は、今の秋葉原の電気街口方面では当たり前に見られる光景ではあるのだが、その過激な展開はここ1年くらい、ちょっとは収まったように思えていた。
 だが、2月7日の幕張メッセでは、そうした粛々さは一切姿を見せず、我が道を往くという感じのブースが多かったのではないかと思う。
 …一日限りのイベントだという事が、それを増長させたのかもしれないが。

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5月26日に破が発売

 エヴァンゲリヲン新劇場版の台2作目「破」が5月26日発売とネットで情報が流れている。
 まぁ、いろいろリークしてくる情報が前からあったわけだが、今回の5月26日説は正しいようだ。
 そして気になるバージョンだが、EVANGELION:2.22と言われている。
 劇場公開したものがEVANGELION:2.00と言われているだけに、今回は相当に加筆修正されていると見て間違いない。
 しかも「序」の時は、当初フィルムテレシネマスターでDVD版が発売され、その後デジタルマスターとしてBluray版が発売された。しかし今回は最初からデジタルマスター版であり、Bluray版も同時発売という話も出ている。
 これらが本当の事だとしたら、随分と楽になるなと。金銭的に。
情報元:エヴァ緊急ニュース
 出せば話題となるエヴァコンテンツ。
 どれだけの収益を得られるかわからないだけに、あまりに暴利を貪る展開をするとものすごい反発を受ける…のだが、残念なことにそんな展開が進んでも客は減らないという、実に不思議なコンテンツだと私は思う。
 かかっているコストもハンパじゃない事もわかってはいるが、このコンテンツがなぜこれだけの支持を得られたのか、たぶん誰にも分からないだろうと思う。
 いろいろ分析すれば、売れた原因の片鱗は読み取れるとは思う。だが、じゃあ同じ片鱗をかき集めて別の作品を作ったなら、それは同じほど売れるのか?
 たぶん、売れないと思う。
 天の利、地の利、時の利、これらすべてが揃った作品がエヴァという事なのかもしれない。
 前回の「序」はBlurayセールス10万枚という日本記録を樹立した。
 じゃあ今回の「破」は、一体いくつになるのだろうか?
 もし「破」が10万枚を超えそうなら「序」の数字はまた伸びるハズだ。
 この作品をシリーズ通さず単体で見る人は少ない。
 つまり「序」ですら、まだ売れる見込みがあるという事である。
 エヴァとは何とも恐ろしいコンテンツである。
 そしてそんなコンテンツが生まれる時代に存在できた事を私はありがたく思っている。
 いろんな意味で興味深い。
 こんな面白い事はないだろう?

ようやくRemote Desktop環境を構築した

 先日、鎌ステイを購入した際、実はもう2つだけ別のものを購入していた。
 一つはATX電源20ピン→24ピンの変換コネクタで、もう一つはEPS12V4ピン→8ピンの変換コネクタである。
 なぜそんなものを買う必要があったのかというと、実は今のPCの前に使っていたパーツを再利用して、もう1台PCを組み立てる計画を立てていたからだ。
 前のPCのマザーボードと起動HDDはそのままの状態で残していたため、あとはそれにCPUとビデオカード、電源とケースがあればセカンドPCが作れる状態だったのである。
 で、CPUに関して言えば今のCore2 Quad Q9550の前に使っていたCore2 Duo E6700が残っていたし、ビデオカードも今のGeforce GTX260の前のGeforce 8800GTSが残っていたため、それをそのまま移植した。
 問題は電源とケースで、こいつはPentium4時代の電源とケースを再利用するしかなかったわけ。
 ケースはWiNDy製のEX2000という電源外付けケースであり、その外付けの電源が350wのものなのだが、所詮Pentium4時代の代物であるため、ATX電源のピン数が足りない状態であった。
 なので前述の2つの変換コネクタが必要であったわけで、本日、それらを使って無事2台目のセカンドPCを完成させた。
 と、ここまでは実はそんなに大した労力ではない。
 何しろ規定の場所に規定のものを取り付けるだけで完成するのである。難しい事はない。
 もし難しいところがあるとしたら、それは内蔵ケーブルの取り回しくらいだろうか。
 問題はそのPCの運用方法…というより操作方法である。
 通常、2台目のPCとなると純粋にもう1台のモニタを接続するか、メインPCのモニタの画面切り替え機能を利用して接続する方法が一般的だ。特にもう1台の別モニタを接続する方法はシンプルで簡単だが、それだと場所を取ってしまう。また、画面切り替え機能で接続するという方法をとった場合は、キーボードとマウスをメインPC以外にも用意してそれで操作するしかない。まぁ、PC切替器を利用してUSB接続のキーボードとマウスを画面と共に切り替える…という方法もあるが、それだと追加コストがかかってしまう。
 幸いにしてキーボードとマウスは別に用意できるのだが、もっとシンプルに使う方法はないか? と考えた結果、リモートデスクトップという方法があるではないかという事に気がついた。

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盛り上がれない性格

 今日、遅れに遅れた会社の新年会が行われた。
 なぜ今頃…と思うかもしれない。
 実際私だってそう思っている。
 しかも、ウチの会社は新年会を毎年の恒例行事にしていない。
 昨年はそんなものなかったのだ。
 なぜ今年はそんな事をした?
 どこかにそんな気持ちがあったのだが、実は行われたのには理由がある。
 ウチの会社は、毎年9月で期末となる。10月から9月まで。まぁ、会社ではこのような時期に期末がくるというのはよくある話で、何も4月から3月までという、官公庁のようなスタイルがすべてではない。とある企業では6月が期末で7月からなんてところもある。
 で、10月から新しい期が始まったわけだが、そこでちょっとした人事異動が行われた。
 ウチの部署の課長の一人が本人希望の元、他部署へと異動し、私の所属する部署は新体制を余儀なくされた。
 問題はこの異動した課長であり、残念な話であるのだが、この異動した課長が事実上今の部署をまとめていたと言っても過言ではない状態だったため、新体制へと移行した私の部署は、ある種、まとまらない混沌とした状態にあった。
 さすがにこれではマズイという事もあり、昨年末からあらゆる方向からテコ入れが行われてきた。
 その中で、私が現課長直下のリーダーとなるというアイディアもあり、それは私の意思とは無関係に採択されたりもした。
 しかし、現課長の統率力の問題や問題提起力、意思伝達能力の問題などで、今ひとつまとめる事ができておらず、かといってリーダーとなった私にその権限があるわけでもないため、部署はより混迷していった。

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