テレビを本格的に買い替え検討

 2011年7月、テレビの地上波はすべてデジタル波に変わる。
 だから、我が家のテレビもその時期ぐらいまでには買い換えないといけない…と思っていた。
 というか、すでに買い替え時期に来ているという事は、このBlogで前にも書いた。
 パナソニック製の25型ブラウン管テレビ(当然の事ながら4:3のモニタサイズである)で、多分購入してから18年前後使っている。
 …長い付き合いのテレビだ。
 真空を維持し続けるブラウン管の真空度も、購入した時より落ちているのではないかと思えるくらい、最近は映像に精細感がない…というか、もともとブラウン管に精細感があるのかも疑わしいが、もし精細感があるブラウン管だとしたら、それは高級機といえる。
 たしか7万円前後の価格だったか…いや、5万円程度だったかもしれない。
 それぐらいのテレビで18年前後使用しているのだから、もう完全に元は採っているといえるワケで、この地上デジタル切替の時には買い替えは絶対条件になるだろうという事は間違いのない話だった。
 だが、状況は来年まで待ってくれそうにない感じとなった。
 最近、特に色味は悪いような気がするし、何より、画面が暗い感じがする。
 映像が暗闇のシーンに入ると、ほぼ何も見えない感じ。
 これでは話にならん…と、テレビ買い替えを本格的に検討する事にした。
 …金ないけど、致し方ない話である。
 で、以前から検討していたテレビがソニーのBRAVIA「KDL-※※EX700」(以下EX700と略)シリーズ。※※のところには52とか46とか40とか32というサイズの数字が入る。
 このEX700シリーズを検討していた最大の理由は、32インチでも1080iの映像がフルHDで再現できるから。我が家の環境では32インチ程度しか置けないという判断からだった。
 そしてもう一つの理由がLEDバックライトだという事。
 他社製品でも最近はLEDバックライトが増えてきたが、コストパフォーマンスを考えるとBRAVIAのEX700シリーズが一つ飛び出た感じかな、と感じた。
 ところが。
 我が家でいろいろ検討した結果、置き場所の拡大化に成功し、40インチを置けるのではないか? という結論に至った。
 そうなると、フルHDという制約が解除される事になる。というのは、通常40インチサイズであればほとんどのメーカーがフルHD化しているからだ。
 問題はLEDバックライトを搭載しているか、と言うところに集約される訳だが、結局私がコレかな、と結論を出したのがBRAVIA KDL-40EX700である。


 シャープのLED AQUOSや東芝REGZAなども検討はした。
 パナソニックのVIERAはIPSパネルだったりプラズマだったりして綺麗なのだが、価格が高いという事で却下したが、LED AQUOSやREGZAだと価格的には拮抗している。
 それなのになぜBRAVIAなのか…
 実は私にもよく分からないのである…というとバカと言われそうなので、結論の一つだけを公開する。
 2009年7月30日、ソニーとシャープは液晶モジュールの合弁会社を設立した。
 この会社こそ、大阪府堺市のシャープの液晶パネル工場の事である。
 そして2009年11月17日付の日本経済新聞にはシャープがソニーに液晶テレビ用LEDバックライトを供給するとの報道があった。このLEDバックライトは亀山工場で生産しているもので、12月生産分からソニーに供給開始するというものであった。
 この二つの情報から考えるに、今回のEX700シリーズに搭載されている液晶パネルは、これらシャープの技術が投入されたパネルである可能性が非常に高く、AQUOSとの性能差は驚くほど存在しないのではないか? と考えたわけである。
 もちろん信憑性はない。私の予測でしかないのだが、ことLEDバックライトの液晶パネルとなると技術がそうそう乱立しているものでもないだろうし、可能性としては相当に高いと私は信じた。
 であれば、液晶パネルについては何ら心配する必要がないだろうし、その分、他の機能で検討すればいいと判断した。
 ソニーは何だかんだと映像処理に関しては優秀な企業であり、その部分で考えれば、AQUOSよりもBRAVIAかなと。
 そしてもう一つの雄である東芝のREGZAは、確かにユーザーニーズに則った戦略でユーザーを増やしているが、福山をCMで起用するという手法でその人気地盤を固めた。
 つまり、この時点で矢沢永吉vs福山雅治である(爆)
 いや、ソニーには篠原涼子もいるではないか…だとしたらBRAVIAだろう、うん。
 …まぁ、最後の方は嘘だとしても、技術的な部分で考え、かつコストで考えるとLEDバックライトを採用した液晶テレビの中で、現時点での最優良候補は、BRAVIAのEX700シリーズだろうという結論に至ったのである。
 3Dテレビがこれからという時期ではあるが、我が家では3Dは必要ない。
 家族全員が3Dメガネをかけている居間の風景を想像してもらいたい。
 …限りなく不気味である(爆)
 それに3Dテレビが必要なら、それは多分私の個人的な欲求によるものであり、家族が必要とする機能ではない。だからその時は私が自分の部屋に導入する事になるだろう(金ないから買えないけど)。
 というわけで、目下KDL-40EX700を物色中である。
 居間に入らないなんて事が起きても知らん(爆)
 入ると言い切った両親のせいにして、40インチという我が家では前代未聞の映像を入手すべく、あらゆる物件を検討中である。
 …ああ、金かかるなぁ。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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