夏のPCパワーアップ構想

 ボーナスが出るのかどうなのかわからないし、たとえ出ても私が自由に使える金額が出てくるのかどうかもわからない状態だが、今の私の環境でもし予算が捻出できるなら、ココを強化したい…というのをちょっと考えてみた。
 今年の正月にメモリをDDR3化&GeForce GTX 260化した訳だが、半年後の今、少なくともビデオカードはもっと余裕が欲しいという結論に至った。
 CPUは依然としてCore2 QuadのQ9550だが、実のところCPUに不満があるわけではない。
 Core i7とかCore i5は確かに使用コア数が少ない時、クロックがBoostされクロックアップするのだが、そもそも使用コア数が少ない時というのがどの程度あるのかが私にはよくわかっていない。
 よくわかっていないというのは、実際にOSが起動した後は、いろんなプログラムが水面下で動いている為、どのタイミングが使用コア数が少ないタイミングなのか? という事がわからないという事だ。
 実際は効果があるのかもしれないが、必要不可欠な要素…という認識がない。
 またHyper Threadingに関しても同じ。
 CPUをより効率的に使用する、という意味では確かに効果があるのかもしれないが、4コアですらタイミング的にどこまで使用しているのかわからない以上、そこに性能を追い求める事の意味がハッキリしない。
 なのでCPUの総換えは考えていない。そもそも換えるとするとマザーボードから交換しないといけない為、予算的にも不釣合いだ。
 となると、やはり交換する対象の先鋒はビデオカードという事になる。


 ビデオカードとなると、先日から私が異常なまでに取り上げていたGeForce GTX 460が俄然話題の中心になるのは言うまでもない。
 いろいろなサイトのベンチマーク結果、情報などを元に考えると、GeForce GTX 460は時代に先駆けたビデオカードだという事がちょっと見えてきた。
 DirectX 11で採用されたテッセレーションを多用するベンチマークでは、その実力はスゴイものがあるようだ。もっとも、テッセレーションの負荷が高すぎるとGF104よりGF100コアの性能が光ってくるらしいが、GF100コアは効率が良くないし、何より経済的でない。
 問題はRadeon HD 5xxx系との性能差に集約される訳だが、DirectX9、10のソフトを動かすならRadeon HD 5xxxの方が効率は良いかもしれない、と今は結論付けている。
 時期的に考えれば、GeForce GTX 400系はまだ環境が追いついていない、という言い方になるのかもしれない。
 ただ、コストパフォーマンスで言うと、ちょっと面白い想像ができる。
 それがGeForce GTX 460のSLI化である。
 仮にGeForce GTX 460の1GB版のビデオカードを単価25,000円と想定する。
 SLIだからその倍の50,000円となるが、この50,000円という価格はGeForce GTX 480の価格より安いという事になる。
 で、実際のグラフィックスパフォーマンスはどうかというと…460 SLIは480を超える事が多いらしい。
 460はよりグラフィックスに特化させた効率型であるから、そのSLIではかなり効果的にベンチマークのスコアが伸びるようだ。
 消費電力は480単体の方が若干有利かもしれないが、このクラスでの消費電力で考えるなら、その増加分は微々たるものといえるかもしれない。
参考:4Gamer.net
 つまり、予算を50,000円つぎ込めるなら、460のSLIにする事で現時点ではNVIDIA最高峰の性能を手に入れられるという事。
 もちろん、これに付随する電源や排熱機構は必要になるが、ハイエンドビデオカード単体を購入するより、効率はいいかもしれない。
 で、問題の私だが…もし5万円近い予算が取れるのであれば、460を2個搭載したビデオカードの登場を待ちたいところ。
 おそらく、Web各所で言われている460の2個搭載型ビデオカードが登場すると思われる。
 Radeon HD 5970も5870を2個搭載した単体ビデオカードだが、そうした2コイチカードが登場するのは今のビデオカード業界では普通の事と思える。
 5万円程度…という金額の大きさがあるため個人的な希望は待ちだが、状況がそれを許さなければ、460のOC版という手がもっとも妥当な解答かもしれない。
 とりあえず、自分のパワーアップ構想ではビデオカード中心になる事は間違いないだろう。
 これも偏に自作PCゆえのメリットである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    私の夏PC強化計画は…
    FFXIVがDirectX9cらしいので、ひとまずOSの7化はお預け予定です。
    前回、1THDD2台を増設したのに、今まで使っていたHDDが1台オシャカになったので、HDDが欲しいです。それと、フルHD仕様の液晶モニタですかね。
    液晶をそれなりにすると、4~5万位はかかるかな…。
    ところで、考えてみると「オシャカになる」って、凄い表現デスネ。

  2. 武上 より:

    FF XIVはDirectX 9ベースなのでXPでも全く問題ないでしょう。
    それだけにDirectX 11を主眼に入れたビデオカードは大苦戦のようです。
    Radeon HD 5xxx系はかなりスコア的に高くなるようです。
    HDDも2TBが通常品で9000円前後なので大容量化するのは前より楽になったと思います。
    液晶モニタは…正直今微妙な時期だと思います。
    オススメは三菱の120MHz駆動モニタ。動画の動きが全然違いますよ。フレーム自動挿入補完タイプのモニタなので、ビデオカードに左右されない(要するに普通の倍速駆動テレビパネルと同じ)のも利点です。
    ご検討くださいw

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