ここまできた痛キーボード

 痛車から始まった…と思うのだが、いろいろなデバイスに萌えキャラを描く「痛○○」シリーズも、今やいろんなバリエーションが存在する。
 痛自転車や痛PCなど、およそプリントでき、なおかつ属性持ちが関与するデバイスはそのシリーズに名を連ねているのではないかと思われる。
 模型の世界では痛空母や痛戦闘機(もちろん痛バルキリー含む)も存在しており、そのバリエーションは今後もっと増えていくのではないかと思う。
 ま、そんな途方もなく増殖するものを追い続けるのも面白いとは思うが、ちょっと驚きの痛シリーズものが登場した。
 その名も新型痛キーボード。
 新型である所に意味があるのである。


 動画を見れば分かるのだが、この新型痛キーボードの何が凄いのかというと、まずはその細かな作業を地道にやり続けたのか、という事。
 作者の技術力もたいしたものだが、それ以上に作者の根気がスゴイ。
 こんなのが作れるのだから、PC関連の痛デバイスなら、この作者に作れないものはないような気がする。


 しかし、この新型痛キーボード、販売したらそれなりの数が売れるんじゃないだろうか?
 何しろ、痛キーボードとして使用する以外にも利用方法がありそうな気がする。
 もっと透明度の高い製品としてどこかのメーカーが販売してくれないだろうか?
 そしてもっと発展した考えになるが、この新型痛キーボード仕様のノートPCなんてのも出てくるかもしれない。
 何となくAppleがMacBookシリーズで出してきそうな…そんな予感すらある。
 このキーボード部分が液晶画面で、ソフトウェアキーボードになっている製品が既に存在しているのである。それを物理的にするかしないかの違いであり、もちろんコストはかかるが、こちらの方が明らかに入力しやすい事は間違いない。
 その入力のしやすさという部分をピックアップした製品がどこまでの需要があるかは分からないが、発想としては実に面白い製品になるのではないかと思う。
 まぁ、メーカー製としては限りなく可能性は低いデバイスだろうが、発想は斜め上を行く製品である。
 マニア向けとして別展開がある事を祈りたい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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