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ファイブスター物語 Reboot(1) LACHESIS

 もう25年になるのか。
 ファイブスター物語(以下FSS)が初めて掲載されてから25年の月日が経ったらしい。
 このサイトでは「連載開始から25周年」と表記しているが、そもそも○周年という場合はその間ずっと継続している意味ではないかとちょっと思ったりする。
 このFSSという作品は作者のモチベーションが高ければ…と言えば聞こえはいいが、要するにやる気がある時だけ、連載が進むという感じであるため、25年経った今でも単行本は12冊しか出ていない。単純に考えても2年に1冊出ていないのである。
 批判的な書き方をしているが、個人的にはこのFSSという作品はとても好きな作品で、有機的なメカと超人的なキャラクターとのマッチングが素晴らしい作品だと思っている。

 そういえば、ずっと昔に映画化した事もあった。
 ヒロインのラキシス役の川村万梨阿氏は、今や作者の永野護氏の嫁である。多分、この作品がキッカケではないかと思う(個人的にそう思っているだけ)。
 その映画化の時、作者がこんな事を言っていた記憶がある。
「MH(FSSのメカ)の動きは普通の人には捉える事が出来ない。映画でもこの部分は十分伝える事ができない」(あくまでもこんな感じの事。言語は違っている)
 …要するに動いてないって事なのか? と思ったりしたのを覚えている。
 実際は…見てないのでわからない。

 このFSSの最も私が気に入っている存在がファティマという存在である。
 有機コンピュータの行き着いた姿なのだろうが、非常に悲しい存在である。
 人より優れた体と知能を持ち、MHを動かすためには必須の彼女(彼)たちだが、その能力ゆえに生殖能力が与えられておらず、また人に絶対に抵抗できないよう、脳に細工されている。にも関わらず、彼女(彼)たちには人の心が存在し、マスターとよばれる騎士を戦いで失った彼女(彼)たちには人権すら与えられない。
 なんとまぁ、哀れな話であろうか。
 まぁ、ここで私が語る事など、多分他サイトでは今まで数々語られてきた事だろうから、テキトーにお茶を濁すが、そうした人間のエゴが生み出した生命体と、それらと絡みあう人(騎士など)の血統の話がFSSの中核ではないかと思う。
 世界設定なども実に複雑で、メカなどの設定も極め細やかに作られているため、読んでいて飽きない。
 まぁ、これだけの設定を作るだけでも時間がかかるため、連載もずっと続けられるものではないのかもしれないが…あまりにも中座する事が多い作品でもある。
 まぁ、この作品は呼んでみなければ理解されない作品でもあるため、知らない人にはまず観てもらうしかない。
 もっとも、マンガが好きな人の大部分は見たことがあるかもしれないほど有名でもあるため、何を今更…と思う人も多いだろう。
 私もその一人で、何で今更Reboot(再起動)なんだろうか? と思ってしまう。
 …要するにもう一回再販して金儲けするか? 的な発売としか思えないワケで。
 実際どうなんだろう?
 それと疑問に思うこともある。
 FSSは未だ連載中のハズである。
 このReboot版を発売したとして、13巻目はどんなスタイルで発売するのだろうか?
 コレクターには頭のいたい話である。
 …要するに従来版と合わせて全部買えという事か?
 こんな疑問を感じるやり方より、個人的には従来版でも構わないので、高解像度の電子書籍版として発売して欲しいタイトルである。
 そういう意味では、Jコミの赤松健氏は漫画家でありながら我々側に近い存在のような気がする。
 FSSは今までも相当な売上をしてきているだろうに、こういう商売の仕方しかしてこないのは残念でならない。
オートマチックフラワー
http://automaticflowers.ne.jp/

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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4 Responses

  1. 同じFSS被害者です より:

    混乱されてるようなので説明しときます
    リブート→連載版の単行本化で全7巻
    版型はニュータイプ100%コミック
    13巻→ニュータイプと同サイズ
    既刊12巻は13巻刊行に合わせニュータイプと同サイズにて再刊行
    100%コミック版は絶版
    >Jコミの赤松健氏は漫画家でありながら我々側に近い存在のような気がする。
    >FSSは今までも相当な売上をしてきているだろうに、こういう商売の仕方しかしてこないのは残念でならない。
    永野側の商売の姑息さが目立ってしまいますけど、規模が違いすぎますよ
    赤松氏と永野では単行本の売り上げが2桁近く違いますし
    赤松氏のアシスタント経費が年間5000万、事務所経費を億単位使える大モノと
    アシスタントを常用雇用出来ない永野とを比較するのは無意味だと思います

  2. 武上 より:

    なるほど、たしかにアシスタントに使用できる経費額を考えれば、そういう答えになりますな。
    納得できる話と思います。
    ただ…
    あくまでも再販である、という事を考えると、消費者側として見た時、もっとリーズナブルなものを期待したり、あるいはもっと先進的なものを求めるのは当然ではないかと思います。
    Jコミを例として出したのは、今話題性があったから。
    別にJコミみたいに無料化しろと言っているワケではないのですよ。まぁ、そういう風に読み取れる書き方しかしなかった私も問題ありますけどね。
    ただ、電子媒体にするとか、Best版みたいに廉価させる(リブートも廉価かもしれないけど求められるのはこのレベルではないでしょう)とか…やり方はたくさんあると思います。
    ま、商売なので、コレで成立するならコレが正解なのかもしれませんが。
    と、話は変わり…
    13巻以降は版型からして変わりますか。
    そうなると、今回のリブートの流れは、納得といえば納得ですな。
    個人的には好きなタイトルなので、作品としての生命線が尽きなければ、こういうやり方でもいいので、残ってくれる事はありがたい話です。

  3. 通りすがり より:

    >川村万梨阿氏は、今や作者の永野護氏の嫁である。多分、この作品がキッカケではないかと思う
    いや、二人が学生の時からの付き合いですよ。元々二人ともアニメファンのサークルやたまり場に出入りしていて、それが縁だそうです。
    因みにその頃の友人が漫画家のゆうきまさみ氏や、角川書店代表取締役社長の井上伸一郎氏で、Wikiにもちょっと載っています。
    >FSSは今までも相当な売上をしてきているだろうに、こういう商売の仕方しかしてこないのは残念でならない。
    井上氏はNT誌創刊時に副編集長、その後編集長もやった人なんで、ある意味やりたい放題でしょうね。
    まぁリブートも買いますが(泣)。

  4. 武上 より:

     コメントいただいてたんですな。
     気づかずに申し訳ないです。
    >いや、二人が学生の時からの付き合いですよ
     ほぅ、そうでしたか。
     という事は川村万梨阿氏もローディストだったのだろうか?(ぇ)
     他にもあろひろし氏も古くからの友人らしいね。
     リブート、発売しましたが私は今のところスルーしてます。
     ホントは欲しい所ではアルのですが、どうもこの商売に乗せられるというのが癪なので(爆)

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