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近年の少女はかくも過酷な教えを受けるのか

 タイトルを見て…なんか凄そうな内容だと思ってきた人、ごめんなさい。
 多分…真面目な話だと思ってきた人ほど落胆するので、そういう人はこの先は読まない方が良いでしょう。
 先日より、とある知人から「このアニメをミテ…いや、ミロ!」と厳命されたものがある。
 それが“魔法少女まどか☆マギカ”という魔法少女モノアニメで、その話を聞いた直後は「なんで魔法少女モノにそんなにアツくなるんよ?」と半ばあきれていた。
 私はアニメ好き…という程でもなく、かといってキライでもない、実に中途半端な嗜好の持ち主で、唯一の例外がガンダムシリーズにあるぐらいのアニメ・漫画ファンでしかない。…前々職が職だけに、意外に思われるかもしれないが、実際そうなのである。
 なので、このような突然のアニメ見ろ命令が下っても、よほどの事がない限りその場で速攻で見ようとはしない。であるからして、今回のまどか☆マギカも言われてから既に1ヶ月以上経過した後に「んー、見ろって言われてたし見てみるかぁ…」ぐらいの、実に失速した状態で第1話を見たのだが…
 OPで流れるスタッフロールを見ると…ああ、またいましたよ、企画に太布氏、プロデューサーに金庭氏の名前が…。やはりそうですか、ああ、そうですか。金庭先輩、がんばってるのね、ええ、そうですね。
 OP曲は声を聴く限り“俺の妹がこんなに可愛いわけがない”の人たちかな? よくは知らんが、雰囲気は悪くないが、イメージがちょっと暗くないか?
 絵柄的には…最近はこういうのが流行なのか? まぁ、悪くはないけど。
 …なんて思いながら見始めたわけである。

 で、ざっと1話を真ん中ぐらいまで見た段階では、台詞の端々に「子供向けに作られてないようなボケとツッコミがあるなぁ」と思うぐらいだったのだが、後半に入ってから「子供向けにしては過激でないかい?」と思うような展開に。
 しかも、バックに流れるBGMが必要以上に格調高く、絵と合っていないわけではないが違和感を感じる。
 最近のお子様は進んでいらっしゃるのね…1話を見終わった段階では、これぐらいの感覚でしかなかった。
 しかし、2話3話とみた後、私は思った。
 こんなの、小さな女の子に見せていいのか?


 魔法少女モノ。
 昔からあるジャンルで、小さな女の子向けの作品である。
 どちらかと言えば、夢と希望がこれでもかと詰まった内容のものがほとんどで、女の子のあこがれが作品になった感じのものである。
 なので、結果的に誰かが不幸になるようなシーンはないし、どちらかといえば不幸だった人を助けたり、希望を与えるような展開ばかりの構成が基本である。
 今でも昭和アニメの魔法少女モノとしてかならず名前が出てくるであろうミンキーモモやクリーミィマミなんかは、そうした典型的な魔法少女モノであった。
 が、しかし。
 まどか☆マギカは一体ナンナンダ?
 3話で…いきなり私イチオシの(イチオシなのかよw)マミ先輩が死んじゃったぞ?(爆)
 (注:私はまだ3話までしか見てない)
 しかも喰われてるし…コレ、小さな女の子が見たらトラウマにならないか?
 というか、明らかに子供向けに作られてない。
 一体どういう事なんだーっ! と思って公式サイトを改めて見て納得した。
 ………。
 放送時間が深夜だよ(爆)
 つまり、コレはアレなのね(何だ?w)
 “おっきいお兄ちゃん向け”に作られた魔法少女モノなのね?
 プリキュアとかとはまるっきり方向性が違うという事ですな?
 そう考えれば、この内容は実に良く出来ていると言える。
 音楽担当が梶浦氏で、そこからあふれる雰囲気は子供向けではない格調の高さと崇高さがある。
 この作品、タイトルにダマされてはいけない作品だと言えよう。
 ただ、地方局などで放送時間などがズレた時、もしこれを最近の小さな女の子が見てしまったならば…そのときは少女に過酷な教えを与える事になるだろう。
 厳しい現実を突きつけ、それでも貴方は希望でもって世の中渡っていけますか?的なメッセージが端々に埋め込まれているし、実際、展開として厳しい現実がおそってくる。
 前述した通り、ある種のトラウマになりかねない見せ方もある。
 絵が抽象的であるが故に、そういった雰囲気は余計に強く感じる所もある。
 個人的な意見ではあるが、これはタイトルをもう少し考えた方が良かったような気がしてならない。
 …まぁ、それを言い出すと“魔法少女リリカルなのは”も通常の魔法少女モノとは一線を画す作品なワケだが、このまどか☆マギカの流れはそれとは全く異なったベクトルを持っている。
 どのような形であれ、このまどか☆マギカを小さな女の子に見せるのは私は抵抗がある。
 まぁ、小学生でも中学年ぐらいになれば、現実の厳しさもある程度見えてくるだろうから、それぐらいだったらアリなのかもしれないが、おそらくそれぐらいの年齢になると、既に趣味はアニメでない方向に向かっていく年頃だろうから、そもそも条件として合致しないとは思うが。
 何はともあれ、まどか☆マギカは個人的には絶賛出来るが、その存在そのものの在り方については一定の問題があるのではないかと思ったりした。
 見た目とタイトルにダマされてはいけない。
 とりあえずその覚悟を以て4話以降を見ていこうと思っている。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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3 Responses

  1. 関西の人 より:

    リリカルなのはも、お子様にみせられんですよ、変身シーンはw
    まぁ、まどマギは、今期の中では異色の品です。
    おそらく、もう10話くらいまで見てるんじゃないかと思いますが、BD買おうと思うくらいの内容だと思いますよ。
    個人的には、一番期待していたRioが腐ってたのがショックですが。
    さすが、コー○ーテ○モ。悪い方に期待を裏切ってくれましたわ…(涙)

  2. うめー より:

    こんなの絶対おかしいよっ、子供向けじゃないよっ!
    オイラも今期1押しダスな~
    去年末はフラクタルに期待してたんだがなぁ
    番狂わせだったわー。

  3. 武上 より:

    とりあえず、10話まで視聴。
    なんかこう…6話くらいまでは先が読めなくて面白いなぁと思ってたんだけど、それ以降は大体の流れが読めてきて、10話見た時には「ああ、やっぱり…」という感じ。
    それでもつまらないとは思わないし、見せ方も上手いなぁと思えるわけで、それがまどか☆マギカの凄さなんだろうなと思ったり。
    マミ先輩が大復活祭(そんなのあるかわからんけど…)で蘇ってくれるとうれしいなぁと思いつつ、11話、12話への新展開の切り口を予測中。
    まぁ、予想を斜め上に行ってくれるといいなぁと思ってますがw

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