オイルキャッチタンク自作の道へ

 先日、KSRのオイルキャッチタンクを自作するという話をしたが、着実にその準備は進んでいる。ま、進んでいると言っても、まだ材料を揃えている段階ではあるのだが、目処が付いたというか方向性が定まった事で、見えてくるものも以前と違ってきている。

 休日に近所のホームセンターに行き、マイミクの夜珀さんに言われた“ホースニップル”なるものを探した。確かにモノはあったものの欲しいサイズがなかったため、ネットで購入することに。

配管部品.com
http://www.haikanbuhin.com/

 ここで、タケノコ径6mmのもの1個と12mmのもの2個を購入した。
 価格はどちらも1個336円で、サイズは違うものの近所のホームセンターより安い買い物に。
 あとはそれらホースニップルを、穴を開けたアルミ缶にねじ込んでやれば形は出来る。

 右側がブリーザー側で、左上の外径6mm口からパワーフィルターへ、左下の外径12mmからクラッチカバーのオイル流入口へ接続する事になる。
 もっとも、アルミ缶を縦に使った方がよいのか、それとも横に使った方が良いのかもまだ決めていない。ただ、折角フタがあるのだから、このフタは緊急時の為に開けられるようにした方がよいのかな? と思ってたりする。


 ホースニップルのネジ側は、2種類とも同じ形状・大きさであるため、3箇所の穴は全て同じ大きさを開ければ良い。問題はどれぐらいの大きさなのか?
という事だが、仕様ではネジ(R)は1/8というサイズになっている。つまり、ネジ部先端と奧とで径が異なっているテーパー型になっていて、ネジを回して
押し込んでいけば閉まっていく、という事らしい。
 ネジ先端部は…多分M10くらいだろうか? この辺りはカンで進めるしかないが、M10くらいならその下穴径の穴を開けて、後からネジを切る…か、もしくはホースニップルをねじ込んでいけば何とかなるだろうと思っている。
 ホースニップルはSUS304材、アルミ缶はおそらくA5056材なので、ねじ込んでもネジ山が崩れる事はなく、ホースニップルがアルミ缶を押し広げていくだろうと思われる。
 ま、本当はもっと小さいホースニップルもあったはあったのである。SUS304材を選んだのは、腐食に強いという事と溶接できる材質だから、である。小さいホースニップルは真鍮材であったため、錆など腐食が問題になる事は容易に想像ができたのである。

 マイミクのうめーさんから「ステンレスで自作しよう」と言ってくれていたのだが、とりあえずこのアルミ缶で形にできるかやってみようと思っている。
 実際、上手くいったら今度はハンダ付けして漏れがないようにチェックするつもりだが、上手くいかなければうめーさんの力を借りる事になる。
 うめーさんは、メータースイッチのステーの時に助けてもらいたいと思っている為、とりあえず今回はこのアルミ缶で行きたい。

 で、肝心の作業だが…穴開けるのに手間取りそう。
 ドリル探さなきゃ…。
 まずそこからだしね(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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4 Responses

  1. うめー より:

    乙です。
    着々と準備できてますな。
    ただ文章中で一抹の不安を憶えたのが「ハンダ付け」の事。
    アルミにハンダ付け出来るのかググッて見ましたら結構難しそうです。
    ココは矢張りオールステンで作成するのがベストかと思います。
    ハンダ付けについてはこの辺を参考にしてみました
    http://www.soldering-guide.com/archives/50581469.html

  2. 武上 より:

    なるほど、アルミのハンダ付けはちょっと厳しそうですな。
    それと…SUSのハンダ付けも難易度が高い事を確認。どうもSUS専用のフラックスなんかは劇物のようで…。
    ま、こっちの場合は少しずつ行えば問題はなさそうですし、純粋にハンダだけ付けるのであれば気にしなくてもいけそうな感じ。
    そもそも、異材をハンダ付けしようっていう時点で難易度が高いのかもしれませんな。
    SUSの50mlくらいの容器缶があれば、同じ発想で作れるんだけどなぁ。
    ただ、今回のアルミ缶とSUS304のホースニップルで作る場合、もう一つ方法があると思ってます。
    それは、アルミ缶にきっちり食いつくようにホースニップルをねじ込んでやれば、ねじ込み部の周囲を樹脂で固めてしまうのもアリかな? と。
    ゴムみたいなものでも良いかもしれませんけどね。
    はたして…どうなることやら。

  3. うめー より:

    ステンレスのハンダ付けはオイラのトコで出来るので無問題です。
    因みにオイラのトコにあるステンレスもSUS304材なので今回武上さんが購入したホースニップルと同質の材ですな。
    厚みは0.35mmですのでオイルキャッチタンクを作るには十分な強度が出ると思います。
    一応参考まで。

  4. 武上 より:

    とりあえず、私のやろうとしている事がダメだったらお願いします(爆)
    加工に関して会社の技術者にイロイロ聞いたので、それでアルミ缶でチャレンジしてみようと思います。
    …ま、ダメでもホースニップルは無事に残るので、使い回しできると思います。
    下穴のφ8.1ドリルと1/8のテーパータップドリルを準備しないとw

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