ACVのデカールとエンブレム

 PS3版のアーマードコア5(以下ACVと略)だが、発売後ほぼ毎日プレイしている。
 まぁ、時にはオーダーミッションを1戦のみ、という日もあったが、少なくともアーマードコア for Answer(以下fAと略)ではこんな事はなかった。fAはその展開速度に付いていけず、プレイを本格的に開始したのは購入後数ヶ月過ぎてからの話だった。
 しかしACVはプレイ速度そのものはfAよりずっとプレイしやすい感じ。ま、これは人によるのかもしれないが。

 fAでもそうだが、この手のゲームの楽しみ方の一つが、オリジナル機体を作ることにある。
 パーツの組み合わせだから完全にオリジナルの機体が作れるというワケではないのだが、その厳選されたパーツで作り上げた1機に、自分で作成したデカールを貼り付ける事で1機しか存在しないACを作る事が出来る。
 デカールは好きな画像を転写して作る…というワケではなく、既存のデカールパーツの組み合わせで作るのだが、ACVではデカールイメージ1枚に128枚のレイヤーを重ねる事ができるようになったため格段に表現力が増したといえ、さらにエンブレムでは不可能だが、デカールの場合は10枚のデカールイメージを重ねる事もできるため、これを上手く利用すればデカールに関してのみ1280枚のレイヤーを重ねる事ができるのである。
 エンブレムとデカールの違いはというと、エンブレムは個人もしくはチームで単一で登録できるものであり、デカールは機体の1パーツに貼り付ける事ができるものである。ちなみに個人エンブレムをそのまま機体に貼り付ける事もできるが、そうした登録エンブレム以外に、別で用意したデカールを機体1部位に貼り付ける事でさらにオリジナリティのあるACを作る事が出来る、というワケである。
 もちろん、私もチーム“Angel Halo”のエンブレムを作ったが、世の中にはスゴイ人もいるもので、こんなエンブレムを作った人がいるのである。

 よくみると機体の脚部に貼り付けられたデカールは…あの初音ミクではないかっ!
 これ、○とか□とか△とかそういう規定で準備されたパーツで作られているとは思えない凄さである。
 ACVのプレイヤーなら、この凄さがハンパではない事はすぐに分かるだろう。


 規定のパーツはタテヨコ自由に拡大縮小、回転させたりできるため、そういう変化をつけたパーツをレイヤーで重ねていけば確かにいろいろと作れるだろう事は想像できる。
 だが、実際にこれだけのものを作ろうと思えば、ものすごい労力とセンスが必要なワケで、スゴイとしか言いようのない作品だったりするのである。

 ちなみに…この作者がオマケと称してもう一つ公開しているものがコレ。

 知らない人からすると「何?」と思うかもしれないが、ACの肩に貼り付けられているデカールはまぎれもなくACVの総合プロデューサーの鍋島Pである!
 モノクロとはいえ…すげぇ描写力…。

 ちなみにこれらが紹介されていたのはコチラ。


 この作者、実は既に第2弾を公開していてそちらは「けいおん!」の平沢唯だという。


 だが、この第2弾は第1弾より遙かにスゴイ事をやっていた!
 けいおん!のロゴも実装していたし、何より平沢唯つながりのオマケとして平沢進師匠まで再現していたのである(核爆)
 これはマジですごい…。ま、その後に本命のオマケもあるわけだが…。

 痛ACを作りたいと作者は言っているのだが、もう既に痛ACになってるとしか思えないハイクォリティさにもう脱帽である。
 こんな才能…ちょっとうらやましいな(爆)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version