Monthly Archive: 2月 2013

新型エネループのデザインにもの申す

 Panasonicが新型のeneloop(エネループ)と新型の充電式EVOLTA(エボルタ)を4月26日に発売する、と発表した。価格はオープンプライスだが、共に単三形4本入りの店頭予想価格は1,600円前後になる。

 新型の充電式EVOLTAは、繰り返し充電回数が1,800回と従来と同じでありながら、容量が1,900mAhから1,950mAhへと向上した。また、単四形では750mAhから780mAhへと向上となる。
 また小容量モデルである充電式EVOLTA eは、容量据置で繰り返し充電回数が2,100回から4,000回と増大した(単四形は3,000回)。
 さらに大容量モデルとして充電式EVOLTAハイエンドモデルが新登場し、単三形で2,500mAh、単四形で930mAhと共にeneloop proよりも大容量なモデルが投入された。
 ま、この辺りはeneloop技術とEVOLTA技術の統合を図った結果と思われる。

 eneloopは今更説明の必要も無い充電池の代名詞的存在だが、サンヨーがPanasonicに吸収されて後、Panasonic扱いになっていた。
 今回の新型eneloopは、従来1,800回の繰り返し充電が可能だったものが2,100回となり、同水準の充電池としては業界最高の繰り返し充電可能回数となった。
 容量が通常モデルよりも少ない廉価モデルである、eneloop liteは、従来は繰り返し充電が2,000回だったが、今回の新型で5,000回と実に2.5倍となった。
 大容量モデルのeneloop proは従来通り500回で、パッケージのみが変更となる。

 eneloopにしても充電式EVOLTAにしても、今やPanasonicから発売されている関係で、似たような技術で作られていると言える。だからスペックは似通ってきても仕方のない話だし、逆に未だに違いが出ている事の方が私的には疑問だったりする。
 ま、Panasonicの中で、この両モデルがどういう関係で併行販売されているのかという問題に帰結する話だから、消費者サイドではあまり重要な問題ではないと思う。

 ただ、私的にはeneloopを強く推したい。
 理由は単純。そのデザイン性がずば抜けて素晴らしいからだ。
 eneloopというロゴのスマートさは、充電池業界の中でもそのデザイン性は飛び抜けているし、充電池をこの世の中に広く知らしめたのは、このデザイン性によるところだろうと思う。
 だが…。

 私はPanasonicは今回の新型でやらかしたな、と思わざるを得ない。
 新型の充電式EVOLTAはどうでもいいとして、新型eneloopのパッケージ、そして充電池本体のデザインがとにかく最低なのである。
 色使いは従来品と同じだから良いとしても、全体的に“Panasonic”という文字が主張しすぎているデザインに変更になったのである。
 全くもって理解できないリニューアルである。

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BIOSのアップデートには気をつけろ…

 全くもって今更な話である。
 昨日、何気なしにASUS Suite IIなるアプリを立ち上げて、自分のシステムの状態を確認していた時、ふとBIOSのバージョンが最新なのか気になり調べて見た。
 すると、今年の1月にアップデートがある事を発見。おそらくWindows8対応の新BIOSだろうと思われる。
 私はWindows8ではないから、放っておけばよいものを、どうもこういう新しいファイルを見ると使ってみたくなるクセが出てしまい、何を思ったか、ASUS Suite II上からBIOSアップデートをしてしまったのである。
 ちなみに知らない人に言っておく。
 ASUS Suite IIからのBIOSアップデートは、実は危険極まりないのである。もちろん全ての条件で失敗するワケではないが、フリーズに近い状態になるケースが多いようである。
 で、私も例に漏れることなく、Windows7上でASUS Suite IIがフリーズしたような状態になり、10分くらい復帰するのを待ってみたが、結局どうにもならず、強制リセットをかけた。
 もうお気づきだろうと思うが、この時点で私はドツボに嵌まっていたのである。そう、BIOS破壊である。

 リセット後、画面に出てきた表示がコレ。
 文字が潰れて分からないだろうから、内容を記載する。

(原文)
WARNING ! BIOS Recovery mode has been detected,
Please put the file “M5G.CAP” into HDD or a removable USB media device, And then reset your computer.
You can also insert ASUS Support CD to your CD-ROM and reset your computer,
IF you have done these, Please wait a moment and don’t shutdown system !
System will be automatically rebooted.

 何となく意味はわかる。
 だが、念には念を入れて、Exciteの翻訳ページで翻訳してみた。

(Excite 翻訳文)
警告!
BIOS回復モードは検知されました、HDDあるいは除去可能なUSBメディア装置にファイル「M5G.CAP」を入れて、次に、コンピューターをリセットしてください。
さらに、CD-ROMへのASUSサポートCDを挿入し、コンピューター(これらをもたらしたIF)をリセットすることができます、瞬間を待ってしないでください、停止装置!
システムは自動的にリブートされるでしょう。

 さすが、むちゃくちゃな翻訳で有名なExciteである。
 意味が微妙にわからんwww

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ポメラDM25登場

 久々のポメラの新型機である。
 というか、私としてはポメラの新型機はもう登場しないかもしれないと思っていた。
 ポメラDM100が登場した頃から、ポメラの存在意義がどんどんと薄れているように思える。その理由は単純で、スマートフォンやタブレット端末が時代と共に幅を利かせてきたからである。これらの端末が、文字を打つだけという製品のポメラの領域を脅かすのは難しい話ではない。何故なら、スマートフォンもタブレット端末もそれ以上の事が出来、また予測変換精度に関しても申し分のない端末であるから、あえてポメラのようなテキストデバイスを使おうという強い意志を持っていない限り、その必要性そのものがないのである。
 もっとも、ポメラを使ってきた人達からすると、そもそもそうした意図的にポメラを使おうという意思がなければこの製品を使ったりはしない、というかもしれない。つまり、ポメラを使っている人は、テキストデバイスに何かしらの拘りがあるわけで、そうした狭い領域にいる人達へのビジネスに、キングジムが突貫するかどうかが新機種登場の一つのカギだったといえる。
 だが、そのポメラから新型機が登場した。
 これは発売元のキングジムがニッチな市場で戦っていけると踏んだ事に他ならない。そして選んだ道は、前機種DM100のようなスタイルではなく、前々機種DM20の後継機であった。

 たしかに、折りたたみキーボードで小型に圧縮できるポメラの方が良い、という人も多い。DM100が登場した時に一部で囁かれた言葉である。それを考えると、今回の新型機は今までのスタイルでポメラを使ってきた人たちへのアップグレードパスとして用意された、と解釈すべきかもしれない。
 外見は従来のポメラよりも薄型化していて、その結果、DM20比で10gだが軽量化した。中身に関してはほとんどがDM100譲りであり、縦書き機能、グリッド表示、フレーム表示機能、PC版ATOK辞書のインポート機能、強化されたカレンダー機能、等々、DM100から引き継いだ機能はバックライト以外全て引き継いでいると言える。

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如月千早、永遠の16歳?

本日2月25日は、アイマスファンなら誰もが知っている如月千早の誕生日である。
御年16歳…いや、歳とらないし(爆)

と言うわけで、ミンゴス…いや千早ファンの私としては一言言っておかねばなるまい。
「千早、誕生日おめでとう!」

それはさておき。
アイマスが家庭用ゲーム機に初登場したのが2007年1月。アーケード版は2005年7月から稼働を開始しているため、それも含めれば今年で8年経過した事になる。
この8年間、アイマスに登場するキャラクター達は、その設定年代が変わらない限り、年齢は変わらずに経過してきている。つまり、永遠の16歳というヤツである。
そういえばどこかのおねーさんは永遠の17歳で宗派じみた事をやっているが、コッチはリアルで年齢が変わらないアイドルである。ある意味最強のアイドルと言えよう。

冗談はさておき、このところアイマスの経済効果がハンパない、と言われている。
ほとんどの売上がソーシャルゲームによる売上にはなるのだが、コンテンツが8年もの間継続して支持されるというのはスゴイ事で、しかもそのオリジナルのゲームはファイナルファンタジーなどからくらべても本数が少ないというから驚き。発売している関連CDは237作品(複数発売元の合計)も発売されていて、キャラクター関連のグッズ売上もハンパない数が売られている。おそらく、ヱヴァンゲリヲンほどの効果はなくとも、全年を通して安定した経済効果がある作品になっていると思われる。
当初企画していた頃は、こんな結果になるとは想像もしていなかったのではないかと思う。

そしてそのアイマス関係の最新コンテンツがGREEで展開が報じられている“アイドルマスター ミリオンライブ”である。

アイドルマスター ミリオンライブ 公式サイト
(2018年3月19日をもって、すべてのサービスを終了)

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新生FF14ベンチマーク ワールド編をやってみた

今現在もβテスターを募集している新生Final Fantasy XIV(以下新生FF14と略)の新しいベンチマークソフトが公開されている。
以前にもベンチマークソフトは公開されていたが、グラフィックエンジンが新生FF14で新しくなるという事で、それに合わせた仕様に変更されたようである。
で、知人からその話を聞いて、私もやってみようと試してみたのだが、確かに以前のベンチマーク結果よりも数段軽いという事がわかった。ここまで変わったのかぁ…と思ったのは良いとして、コンテンツの中身(要するにモデリングデータの中身)が以前のものと同じものなのね…とちょっと残念に思っていた。

FF14 公式ベンチマーク(以前と同じモデリングデータ版)
http://www.finalfantasyxiv.com/media/benchmark/jp/

ところが、FF14の公式サイトを見ていると、どうもオカシイ。
何がオカシイかというと、公式サイトではベンチマークトレーラーとして“ワールド編”なるものが展開しているのである。

ベンチマークトレーラーというぐらいだから、普通ならこのトレーラームービーの内容がベンチマークになっているハズなのだ。
どうもオカシイ…といろいろ検索してみたら、やはり新しいベンチマークソフトが存在していた。

新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編

http://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/

上記サイトからダウンロードできるベンチマークソフトは、上記動画と同じ内容がリアルタイム演算でPC上に展開するものである。
ま、以前のベンチマークソフトもグラフィックエンジンは作り替えられているようで、軽くはなっていたのだが、やはり試すならコチラだろう。

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N Boxを洗車

 資格の勉強に明け暮れなければならない状況にありながら、どうも勉強が手につかない。
 法律の勉強というのは、全体像が見えてこないとなかなか頭に入らないという事らしいが、その領域に到達する前の段階で頭に入っていないように思えてならない。
 あまりにも手につかない為、先日から積雪の影響で汚れていたN Boxを洗車する事にした。
 本当は1ヶ月に1回洗車をして、その内3ヶ月に一度くらいの割合で“撥水効果”を復元させる為の専用ウエスを使用して車を拭き上げる…というのが洗車のベストコンディションらしいのだが、私は現時点で2ヶ月に1度くらいの割合でしか洗車しておらず、また撥水効果のウェスでの拭き上げはまだ一度もやったことがなかった。
 というワケで、今日はお昼過ぎから洗車に明け暮れる事にしたのである。

 ケルヒャーの高圧洗浄機を準備し、順当に水洗いをするところまではいつもの洗車と同じだが、今回はシャンプーで汚れを落とすことにした。
 専用シャンプーをスポンジにつけ、そのまま水洗いした車体を洗浄する。余り強く力を入れると汚れ内に含まれている砂成分などで車にキズをつけてしまう可能性があるが、そこは前もって行った水洗いで大凡出来ていると判断し、シャンプー洗車を進めていく。驚いたのは結構泡が出るという事。細かい泡の粒子で、如何にも“磨いている”という感じがしてくる。
 その後、高圧洗浄機で泡を流して、いよいよ専用ウエスで水滴ごと拭き上げるワケだが、ここで意外な事に気づいた。
「…水滴が蒸発してやがる orz」
 今の季節だと、まだ水拭きの水滴が拭き上げる前に飛んでしまうなんて事はないと思っていたのだが、今日は天気がよく、結構蒸発が速いようだ。
 専用ウエスを濡らして、とりあえずそのまま拭き上げる事にして、小一時間。
 結構念入りに拭き上げた結果がコレだ。

 斜め後ろの車が車体に映り込んでやがる…。

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そろそろマウスの交換時期か?

 今現在、私は自宅も会社もMicrosoftのWireless Mobile Mouse 6000というマウスを使用している。
 これはモバイルマウスなのだが、大きさ的に(私にとって)ちょうど良く、ブルートラックという青色LEDで読み取り精度も高く、それでいて5ボタンという強みがあるマウスで、小さいながら非常に重宝しているマウスである。
 私がマウスに関してMicrosoftを選ぶ理由は、とにかく手にフィットする、という事と、ドライバもWindowsで絶対に動かない事がないという強みがあるからである。
 マウスは5ボタンであるべき。これが私のポリシーなのだが、ブラウザを使用する事が多い今のPC利用状況で、いちいちページ送りにマウスを移動させるというのは実にナンセンスであり、そう考えるとマウスは最低でも4ボタン、最良は5ボタンという事になる。
 ゲーミングマウスの中には、強力なマクロ機能を持つものがあったりして、11ボタンだとか12ボタンだとかいうものもあるが、そこまで求めるつもりはない。まぁ、使ってみれば使いやすいのかも知れないが、そこまでボタン数があっても使い切れないと思っていて、感覚的に使えるボタン数の最適値として5ボタンと考えている。
 で、今現在発売されているマウスをざっと見返すと、Microsoft製が実に少なくなっている。Microsoft公式を見ると数はあるのだが、販売ベースでみると安いマウスはあるものの、私が欲しいと思うマウスが次々と取扱を辞めていて、前述のWireless Mobile Mouse 6000も今やなくなりつつあるようだ。

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PS4が発表された

 今日、このネタを投下する人は多いと思う。いつもならそれを避ける所だが、今日はバッティングする事を分かっていてネタ投入しようと思う。
 …ま、他にネタがない、といえばそれまでなんだが(爆)

 PlayStation4の噂が立ち始めた頃、次期PSに搭載されるコアはIntelのHaswellとLarrabeeだという噂が流れた事がある。要するに、当初からPS3のCellのような独自路線を突っ走るコアではなく、いきなり汎用コアを採用する話が流れたのである。しかし、結局IntelのLarrabeeが頓挫してしまい、GPUを欠く事になってしまい、計画は違う路線へと向かう事になった。
 PCと違い、コンシューマ機のビジネスモデルも従来とは異なってきていて、ハードウェアで赤字を覚悟してソフトで回収する…という従来プランが使えなくなってきた事も、プラン変更には響いていたはずで、そうなるとCPUとGPUでコストがかからないプランを選ばざるを得なくなってきたという事もあるだろう。
 結局、CPUとGPUを選択するにあたり、PS3のような変則的な組み合わせでなく、双方を同時吸収できるコアを選ばざるを得なくなったのではないかと思う。その答えがAMDのAPUだったのではないかと思う。
 結局はパフォーマンスを引き出す為に、AMDのJaguarコアにミドルレンジクラスのRadeon HD系GPUを組み合わせるという結論に至ったのではないかと思われる。
 この選択肢自体は実に無難であり、かつてPS事業を立ち上げた久夛良木氏の頃には見られなかったパターンである(当時とは状況も違うワケだが)。
 おそらく…Microsoftの次期Xboxも似たようなハードウェア構成なのではないか、と思われるし、あとはパフォーマンスをどの辺りに集約するか? の違いでしかないように思われる。

 ただ、今回のPS4に関して言うと、実に革命的と言えるのはPSシリーズで初めてx86コアが採用された、という事である。この事で開発側は随分と楽になっただろうが、消費者サイドは実に困った事になったといえる。下位互換性がとれないからだ。
 PS3の頃も初期モデル以外PS2とは完全互換とは言えなかった。初期モデルにはPS2のコアも同時搭載したため互換機能はそれなりに満足な結果と言えたが、第2世代からはそのPS2コアも削減され、結果PS2アーカイブのソフト以外は動作しないという流れになった。
 今回はPS4でPS3のソフトが動く可能性はゼロに近いはずだ。エミュレーションで動作させるだけのパフォーマンスをJaguarコアでは引き出せないだろう。もしかしたら初代PSとPS2のソフトはエミュレート可能かもしれないが、今度は一世代前のPS3が不可能という結果になったという感じだろう。
 ではこの下位互換をどうしようとしているのか? と考えると、これはもうNVIDIAが“Shield”でもくろんでいるような、サーバ側でPS3のソフトを処理したデータをストリーミングでPS4で再生し、プレイ可能にする、という手法である。これならば、クライアント側であるPS4はストリーミングデータを受け取って再生するだけで、見た目上でPS3のソフトが動作するように見える。解決策はこれしかない、といってもいいぐらいである。

 また、SCEはPS VITAの活用方法をPS4に依存したようにも見える。良ソフトがあまり出てこないPS VITAを死蔵させるにはもったいない話であるから、これは往々にして想像できた事だが、Wii Uで可能になったような、コントローラー側にモニターを必要とするような対策として、PS VITAをPS4のコントローラーとして使用可能にするという手法である。PS3の時にもある程度そうした動きは報じられたが、今回のPS4で本格的にその流れに持っていこうとしているのではないかと思われる。
 ま、その使い方だけでなく、ちゃんとPS VITAも一つのゲームデバイスとして活用できるようなプラットフォームにして欲しいところである。

 また今回の発表でPS4本体のデザインの発表がなかったようである。コントローラーは事前に情報が漏れた為(かもしれないが)その姿が公開されたが、本体は結局姿を見せなかった。
 おそらく、直前になってスペック変更が行われた為ではないかと私は見ている。次期Xboxの搭載メモリが8GBという情報を受け、PS4も8GBのメモリを搭載する動きになったためだろうと見る。当初PS4は4GBと言われていた。
 結局、搭載するハードウェアが近しくなれば、あとは搭載するOSや開発環境、そしてプログラムの動作状況にどれだけ余裕が生まれるか、でしか差を生み出すことができない。プログラムコード上での差が出ないからだ。
 そういう視点で見れば、実にプラットフォームも狭くなったものである。
 これから先、PS4と次期Xboxの双方を購入するという選択肢は全く魅力がなくなるかもしれない。そうなると…SCEにしてもMicrosoftにしてもハードをより競争で奪い合うしかなくなるのかも知れない。
 ゲーム機メーカーのこの先は、想像以上に厳しいのかもしれない。

これでツーリングも楽になる?

複数人でバイクに乗っている時、つまりツーリング中で一番困るのは互いの連絡を取り合うときである。
四輪の場合は、もちろん運転中にケータイで通話というのは御法度だが、少なくとも同乗者がいればその問題は全く問題にならない。
しかしバイクの場合は、二人乗りしていたとしても通信手段が限られる。
また、最近はバイクにもGPSを取り付けたりするが、そのGPSの音声を拾うのもバイクだと至難の業だったりする。
そうしたバイク走行時に外部に流れるような音声を走行中に拾うためのハンズフリーセットが存在する。
上海問屋で販売しているバイク用Bluetoothヘッドセット“DN-82875)”である。

Bluetoothであるため、ケータイなどの音声は無線受信でき、GPSなどのデバイスの音声は有線で受け取る事になる。
コントロールユニットはクリップ式で、それをヘルメットに引っかけて使用する。そのコントロールユニットにスピーカーとマイクを繋ぎ、ヘルメット内に配置して使用する。
コントロールユニットへの充電はUSB経由で行い、2時間充電で通話は9時間可能のようだ。
注意事項としては走行中に操作しないでください、という事になる。交通法規から言えばこれは絶対である。

私もKSRにGPSを取り付けたりしているが、音声は聞けないモノと割り切っていた。そもそも遠出しているワケではないため、音声がなくても問題はない、というスタンスだったのだが、知人が「ツーリングに行こう」と言ったりしている関係ら、聞けるといいなぁぐらいには考えていた。
仮にGPSで使用しなくても、ツーリングの場合の互いの通信という事を考えると、こういうハンズフリー&無線通信というデバイスは非常に役立つ事になる。
価格は4,999円。まぁ妥当な所といったところか。もう少し安いとバイク乗りの中でも普及しそうな気もするが、ツーリングが趣味な人には重宝するアイテムになるのではないかと思う。

こうした情報端末が四輪二輪問わず進化している。
四輪の世界ではGPSのモニターを透過できるバイザーに表示して拡張現実っぽい見せ方をする製品が出てきている。
近い将来、バイクのヘルメットに使用するシールド表面に、ナビ情報を拡張現実っぽく表示するようなアイテムが出てくるのではないだろうか?

何はともあれ、音声通信だけでも利便性を図りたいという人は、このアイテムをお薦めしたい。

上海問屋 DN-82875
http://www.donya.jp/item/24480.html (現在リンク切れ)

プラチナバンドのその後って?

 iPhone5の導入により、○○年使い続けたdocomo回線を辞めてSoftBankに乗り換えたのが、昨年の10月の事。
 この私のiPhone5乗り換え、つまりMNPに合わせて、家族が使用しているケータイもSoftBankにしたワケだが、結果から言うと回線費用が安くなった為、概ね満足している。
 だが、肝心の繋がりやすさという点においては、まだまだ不十分で、自宅周辺の外では普通に3G通信はできるものの、宅内だと通話が途切れる事があって困る事がある。私も家族もあまりケータイで通話しないという人種であるため、実害は少ない方だと思うが、ケータイで家族の連絡を頻繁にとっている人達だと、結構大きな実害になるのではないかと思ったりする。
 このSoftBank回線の繋がりの悪さは、偏に使用している電波の周波数帯が良くないからだが、SoftBankは2012年7月25日から、プラチナバンドへの移行を順次進めているため、電波状況は改善に向かっている…というのが、大々的に宣伝されてきた事である。
 ところが、私の生活圏周辺では、まだそのプラチナバンドへの移行が行われていないようで、未だ上記のような通話障害が出たりする。
 700~900MHz帯という周波数は、障害物を避けたりするため、都市部や山間部では劇的に通信状態が改善される。それを見越してのSoftBank移行なのだが、快適になるまではまだ時間がかかりそうである。

 そんな矢先、2013年1月31日のCNET Japanの記事にこんな記事があった。

ソフトバンク、つながりやすさで念願の首位
–孫社長「プラチナバンドの威力」

http://japan.cnet.com/news/business/35027662/

 これによると、SoftBankの業績が非常によく、営業利益は8期連続で過去最高益、契約数が4000万回線を突破し、繋がりやすさでもNTTやauに匹敵するようになった、とある。
 …ちょっとまて。
 ウチの周辺ではぜんぜん良くなってないぞ?
 プラチナバンドにしろ、とは言わないが、せめて自宅内で3G通話できるくらいにならないのか? とこの記事を見て純粋に思ってしまった。
 もちろん、この私の希望は矛盾している。
 そもそもSoftBankの従来の回線周波数は山間部に弱く、また宅内でも受信能力が低いのだから、プラチナバンドがこない事には通信状況は改善しない。
 つまり、プラチナバンドにしろ、というのが私の希望という事になる。

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テコ入れのつもりかもしれないが…

 本日18日17:00、SCEJがPS VITAに関して重大発表をする、という情報が流れたのは今朝だった。
 この発表はUstreamで行われ、SCEJプレジデントの河野弘氏がプレゼンターとして情報発信をする、というものだった。
 重大というからには、何か大きな仕掛けがあるに違いない。
 おそらく私だけでない、誰しもがそう思っていた事だと思うが、その結果はというと、大それたほどの事ではなかった。
 PS VITAの値下げである。

 29,980円だった3G/Wi-Fiモデルと、24,980円だったWi-Fiモデルが同じ価格となって19,980円と改訂された。
 ま、ハードウェアの内容から考えても、そろそろ価格改定してもよいスペックになったという事なのかもしれない。
 この価格改定によって一つ言える事はWi-Fiモデルを買う人が事実上いなくなるだろうな、という事。3G/Wi-Fiモデルであっても、3G契約しなければWi-Fiモデルと同じように使えるわけで、さらにGPSが内蔵されているという事を考えると同じ価格ならWi-Fiモデルのメリットが一切なくなったという事になる。
 SCEJ側として生産ラインを1本化したいという思惑があるのかもしれない。

 今回の価格改定と共に、PS Plus7日間無料お試しキャンペーン、PS Storeで初めてDLCを購入した際に200円分のポイントが貰えるデビュー★キャンペーン、torne PS VITAの無料期間延長(2月末だったものを3月末へ)、Reader Storeに新規会員登録したユーザーにソニーポイント480ポイントをプレゼントするReader Store電子書籍デビューキャンペーンが行われる。
 これらのキャンペーン…消費者サイドで言ってみればあまりメリットのあるものではない…と思えてならない。SCEJサイドのいろんなサービスの宣伝でしかないキャンペーンと言える。

 SCEJとすれば、この価格改定とキャンペーンで一気に状況を変えたい、という思惑があるようだが、本当にコレでユーザーが激増するといえるのかが問題。
 3DS LLの価格が18,800円で、PS VITAが19,800円。
 ソフトの充実度から考えれば、3DS LLをチョイスする、という人も多いのではないかと思う。

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紙の太陽電池、現る

エネルギー問題が深刻化した辺りから、急激に自然エネルギーへの注目が大きくなっている。というか、そうならざるを得ないという風潮が世の中を吹き荒れている。原発の安全神話が崩れ去るという事は、つまり豊かな生活の保障がなくなるという事に直結した話だが、実際電力不足は日本中に影響を及ぼし、人々の生活の利便性だけでなく、経済の停滞を引き起こした。
その数年前、日本はソーラーパネルの開発でも世界一を誇っていたが、ここ数年の経済不振から一気に世界3位以下という地位に落ち込み、そこにきて大震災&電力不足という状態を招いた。
全てが悪い方向に向かっているように思えてならないが、それは政策が悪いのか、それとも企業努力が足りないのか、その答えをハッキリ言える人は少ないのではないかと思う。
誤解を恐れずに私個人の意見を言わせてもらうなら、ホワイトカラーと呼ばれる人達の危機感のなさ、政治家の思想、一部の大企業の経営者と呼ばれる部類の人達の国際観念のなさ…など、大凡大多数の指揮をとる人達の舵取りに問題があったとしか思えない。だが…その中でも問題は政治家で、その政治家を選んでいるのは国民たる我々であり、その我々そのものが政治に無関心である事が大きな問題だったと言える。
長年、日本は政治的な問題を大きく取り上げなくても世界有数の経済大国たり得た事が、今そのまま危機感となって降り注いでいる。要するに、結局悪いのは今の時代の大人達であり、問題を先送りにしてきたツケが今回ってきているにすぎない。

話が逸れた。
今、深刻化しているエネルギー問題を根本から改善出来るかどうかは分からないにしても、画期的な開発が今ひとつ実を結んだ。

これは大阪大学産業科学研究所の能木雅也准教授らのグループが開発した“紙の太陽電池”である。能木准教授は材料学を研究しているのだが、太陽電池の小型・薄型化の研究において、木材パルプの繊維を暑さ15nmにまで薄くして透明化させ、それを基板として利用することで環境に優しく、製造コストを10万分の1にした紙の太陽電池の開発に成功した。

毎日新聞
紙の太陽電池:製造コスト10万分の1 阪大グループ開発 (現在リンク切れ)

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