クラタスが秋葉原に

クラタスというロボットをどれだけの人が知っているのだろうか?
ロボットに興味のある人はほとんど知っているのではないかと思うが、一般の人にはまだ認知度は低いように思うのだが…。

5月4日に秋葉原に君臨

Windows Navi+ 事務局は5月4日に東京・秋葉原で「Windows 春祭り 2014」を開催する。そのイベントに、搭乗型巨大ロボット「KURATAS(クラタス)」が登場する。
クラタスとは、水道橋重工が制作した4m級の人が乗れるロボットで、もちろん操縦できるれっきとした日本を代表するロボットの一つである。

水道橋重工
http://suidobashijuko.jp/

動画を見ればわかるが、実に“らしく”作ってある。
クラタスは鉄鋼アーティストの倉田光吾郎氏とロボット制御用ソフトウェア「V-Sido(ブシドー)」の開発者である吉崎航氏が製作した搭乗型巨大ロボットの事で、過去ワンダーフェスティバルなどにも出展されている。
今回のイベントでは、「V-Sido(ブシドー)」の開発者である吉崎航氏がWindows最新環境で楽しめるデジタルエンタメ最前線というテーマで公演するということで、このクラタスが特別展示される。公演の対談者は声優古谷徹氏。たぶん「クラタス、行きまーす」とか「ボクがクラタスを一番うまく扱えるんだ…」とか対談中に言うに違いない。あの人、そういうファンサービスが得意だから。

映像作品にも出演する

このクラタス、どうも映像作品にも出演するらしい。
出演作品は、やっぱり…と言われてしまうかもしれないが、押井守監督制作の「THE NEXT GENERATION パトレイバー」で、クラタスは工業レイバーとして登場、あの98式イングラムと格闘するらしい。
詳しい事は続報を待ちたいところだが、大きさ的にもイングラムと同クラスだから、ちょうど良かったのかもしれない。…いや、そもそも水道橋重工のイメージも篠原重工(パトレイバー作中のイングラム製造メーカー)が重なっているから、マッチングするのは当たり前の話なのかもしれない。

THE NEXT GENERATION パトレイバー 公式サイト
http://patlabor-nextgeneration.com/

THE NEXT GENERATION パトレイバー、ウチの会社の人も観たという人もいて、その人の話だと、アレはアレでまぁありかな? というような作品らしい。
何とも微妙な言い回しだが、かつてのパトレイバー作品をよく知る者からすると、ほとんどの人はそういう微妙な言い回しをするらしい。
もともとパトレイバーは、押井守、伊藤和典、高田明美、出渕裕、ゆうきまさみ(敬称略)によるヘッドギアというチームの原作で、アニメ企画からスタートした。だが、実際にはゆうきまさみ氏のマンガからスタートし、その後アニメが展開された。かなりのヒット作になり、実は河森正治氏、カトキハジメ氏など著名人がいろいろな所で絡んでいるという話も有名な話である。
そんなパトレイバーの世代が変わった話が「THE NEXT GENERATION パトレイバー」なのだが、今回はヘッドギアの面々は全く絡んでおらず、押井守氏が公式発表した事ではじめてこの作品を知ったというメンバーがいたほど。…権利的な部分は問題なかったのだろうか? など他人の事ではあるが気になってしまう。
脚本家の伊藤和典氏は、実際に作品を観た後で、Twitterでいろいろ苦言…というか、コメントをつぶやいている。

伊藤和典氏 実写版パトレイバーにコメント まとめ
http://togetter.com/li/654858

演出もするという脚本家らしいコメントである。多分私が観ても、ここまでは細かくはないにしても、演出面で思う所が出てくるに違いない。
ま、観てないから何も言えないのだが(爆)

何にしても、イングラム vs クラタス、篠原HOS vs V-Sido という対戦カードが劇作で観られる日もそう遠い話ではないようだ。
期待して待つことにしよう。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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