フロムの新作はゴシックホラー

先日、噂程度の情報が流れたフロムの新作だが、ようやくその正体が姿を現した。
その名は“Bloodborne”、あえて訳せば血の伝染病、というところか。

舞台は19世紀ヴィクトリア朝風

ゴシック調の雰囲気を持つ舞台は、19世紀ヴィクトリア朝をイメージしたものとなっている今作だが、ダークソウルよろしく、周りは全て敵という、過酷な戦いを繰り広げるゲームが「Bloodborne」である。
風土病か何かで、住人達が獣人化し、街の人々はその獣人を狩りながら正気を失っていく…そんな街をプレイヤーは生き延びていく事になる。
いかにもダークソウルっぽい印象があるが、それでも舞台は19世紀をイメージしているだけあって、主人公の左手には巨大な銃が握られている。
つまり、今までのダークソウルのようなアクションだけでなく、弓を超える飛び道具との戦いがある事で、アクション性に変化が生まれていることだろう。まぁ、今までも魔法という飛び道具があったワケだが、魔法は打たれるまでにタイムラグが存在していたが、銃ともなればそのタイムラグはなくなっているだろうし、まして爆発物が登場する可能性もある。今後発表されるゲーム性には期待したいところだ。
また、主人公の右手には中折れ式の巨大なカミソリのような武器が握られているが、これはギミック武器といって、刃を開いている時は振りは遅いがリーチの長い武器として、刃を変形させながら切る場合は早く振れるがリーチが短い武器として機能する。こういったギミック武器の登場で、本作の序盤からアクション性に大きく変化が生まれている事が予測される。左手の銃と合わせて気になる部分である。

今回のE3でそのトレーラームービーが公開となった。
https://www.youtube.com/watch?v=rwVHiTPmauY
これを見る限り、時代背景が異なったダークソウルという印象がどうしても付いて回るのだが、私の印象としてどこかバイオハザードっぽさがプラスされた印象がある。
まぁ…もっと適確な言葉があれば良いのだが、私の表現力の限界か、バイオハザードという既存のヒットゲームを挙げるくらいしかできないのが残念である。

プラットフォームはPS4

今回の発表で、プラットフォームがPlayStation 4という事が発表された。
プレイステーションシリーズをプラットフォームとした事で、これがダークソウルの続編ではないものの、その流れを組んだもの、というイメージは持てるのではないかと思う。
今回、この作品をディレクションしているのは、新フロムソフトウェアの体制として取締役社長となった宮崎氏である。これも、従来のダークソウルファンからすると安心できる要素なのではないかと思う。

一応、最初はPS4での展開となるだろうから、私の予測として後々にはXbox OneやPC版が登場するのではないかと思っている。
というのも、現時点では開発はクロスプラットフォームでの開発になっているだろうし、しかも今はほぼ全てのプラットフォームがx86ベースのプラットフォームであるため、移植が従来よりずっと楽になっている。
であるなら、PS4での安定した供給が行われた後に、別プラットフォームへと展開していくのではないかと思われる。というか、私がプロデューサーなら間違いなく時期を見て別のプラットフォームへと展開するだろう。

どちらにしても、2015年春にはPS4版が登場する。
全世界を絶望と恐怖に包み込む日がやってくるその日まで、ファンは期待して待つしか無い。
私は…多分手を出さないだろうが(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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