Monthly Archive: 7月 2014

PCでnasneと連携

SonyのVAIO事業売却の中、VAIOに提供していたソフトウェアをVAIO以外にも展開する動きが出てきた。

VAIO TV with nasne

私が持つVAIO Duo 13にもインストールはしているのだが、VAIOからは同一ネットワーク上に存在するnasneをコントロールするソフトウェアが用意されていた。
VAIO上からnasneにアクセスし、nasneで受信したテレビ放送をVAIO上で表示したり、nasneに録画した映像をVAIO上で表示したりできるソフトウェアである。
コレ、nasneを持っている人からすると結構便利なソフトで、例えば今までだとPS3上のtorne、もしくはPS VITA(PS VITA TV含む)上のtorne、最近であればPS4上のtorneでないと、nasneの映像を見ることができなかったのだが、それをVAIOの上からでも可能にしていたソフトという事になる。
だから、通常はPCをよく使うという人であれば、そのPCがVAIOであればnasneの機能をその場で呼び出す事が出来、わざわざPS3やPS VITA、PS4を立ち上げる必要がなくなるわけである。

今まで問題だったのは、その使用するPCがVAIOに限定されていた、という事。
今回のVAIO事業売却に伴い、Sony側もVAIOだけに供給していたソフトウェアを他PCへも開放する動きを見せ「VAIO TV with nasne」が「PC TV with nasne」と変更された。
これでVAIO以外のPCでもnasneのコントロールが可能になったわけである。但し、有料で。

価格3,000円をどう見るか

この「PC TV with nasne」だが、価格は3,000円になる。
14日間無料で使用できる体験版も用意される為、使いたい人はまず体験版で様子を見て、それでも使い続けようと考えるなら購入という流れで良いだろう。
基本的にはLAN通信でデータのやり取りをするので、「VAIO TV with nasne」との性能差はまずないハズだし、機能的にも全く同じものが「PC TV with nasne」には用意されている。
この価格を高いと見るか安いとみるかは、使う人のnasneの重要度によるだろうが、個人的には妥当なラインに持ってきたな、と感じている。
一昔前のパッケージソフトであれば5,000円クラスと考えれば安いかも知れないし、スマートフォンなどのアプリと比較してしまえば高いとなる。
感じ方一つで価格設定の受け止め方が変わるわけだが、それは特に最近のソフトウェアではありがちな事であるため、難しいところと言えるだろう。

どちらにしても、消費者側としては選択肢は広がったといえる。
活用できる人はより便利になった事は間違いない。今後、他にも同じようなソフトウェアがあれば、汎用展開を期待したい所である。

PC TV with nasne
http://store.sony.jp/Special/Game/Nasne/Pcnasne-dl/

周囲がLINE使いばっかりで…

私の昔からの知人は、ほとんどがTwitter民である。
だから私も自然とTwitterばかりを使用してきたのだが、リアルで言うところの私の周辺は、LINE使いがほとんどだ。

世間で広く認知されているLINE

いろいろアカウントハックの問題が未だに残っているLINEだが、私のリアルな周辺ではLINEが極々当たり前のツールとして使用されている。
正直、会社の公式な連絡ではないものの、社員同士の連絡もLINE経由というものがあったりして、LINEを使わないという選択肢が徐々に少なくなってきている実態がある。
そんな状況から、私としてもLINEをインストールしていたのだが、そういう連絡ばかりが流れていき、私自身があまりLINEを使っていないという事実にぶち当たった。
まぁ…Twitterがあるため私自身は困る事はないのだが、それでもインストールしたアプリケーションを有効活用せずにそのままにしておくのももったいないと考え、ちょっとLINEでリアルタイムな事をつぶやいたりしてみた。
まぁ、他愛のない事をそのままにつぶやくだけのものだから、面白くも何ともない。
ただ、LINE固有の機能であるスタンプが使えるため、リアルタイムな出来事をちょっとつぶやいたりする際に、スタンプで感情を表現できたりするというのは、Twitterにはない面白さかも知れない。

何時になったらアカウントハックが改善される?

LINEを使っていて一番問題に感じるのは、未だにアカウント乗っ取りが解決されていない事である。
PC版LINEアプリを使う際に4桁の暗証番号を採用し、モバイル機器でその暗証番号を適合させないと使えなくした…という対策はあるものの、そもそもその対策はPC版を使う前提の話だし、その対策もたった一度の確認のみだから、効果がどこまであるのか疑問である。
結局は利用者がパスワードをこまめに変えていくというのが最も単純かつ効果的な対策なのかもしれないが、まずもって流出しつづけるパスワードの方を何とかしないことには、こんなものはいたちごっこになるのは目に見えて明らかである。
この辺りのセキュリティ、流石に全く対策なしという事はないだろうが、技術的な事がわからない人を対象とした対策を講じないと、悪評は消える事はないだろう。

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会社PCをパワーアップ

先日も記事にしたが、会社のPCを自腹パーツで強化した。
DellのOptiPlex 755の中身は思った以上にシステマティックだった…

バラしてみたら…

DellのOptiPlex 755の筐体は、実によく作られていた。
まぁ、最近の直販モデルの作りはみんなこんな感じなのかもしれないが、HDDの固定方法やビデオカードの固定方法など、そのほとんどがドライバーレスで構成されていて、しかもHDDには冷却ファンまで付いていた。
写真を撮り忘れてしまったのが悔やまれるが、どんな形で各パーツが固定されているのかは、見てすぐ分かる仕様だ。
今回、強化するパーツはHDDとビデオカードの交換。
交換HDDは250GBから1TBへの容量アップと、回転数アップ、キャッシュメモリ増加あたりになる。
ビデオカードはRadeon HD 2400 Proから、Radeon HD 6450への強化になる。

HDDの交換は見た感じ凄く簡単そうに見えた。
ドライバーレスになっているため、筐体内で樹脂パーツによって固定されるケースに、HDDの側面についているネジ穴を使ってケースとHDDを固定し、そのままはめ込むという形だった。
まぁ…この樹脂パーツケースに嵌まっていた以前の250GBのHDDがなかなか取り出せないという問題はあったものの、構造そのものは単純。何とかして取り出した250GBのHDDと、今回購入した1TBのHDDの厚みが、250GBの方が分厚いという事実に衝撃を受けながらも交換は問題なく終了した。
いやー、さすが1TBと言っても、プラッタ枚数が1枚だと薄くなるものだ。逆に以前の250GBのHDDは、4年くらい前のものだろうからプラッタ枚数が2~3枚くらいあるんじゃないだろうか?
時代の凄まじい進化を見た気がした。

ビデオカードの交換はもっと簡単だった。
ドライバーレスであるため、筐体後ろの角にあるレバーを倒すと、ロープロファイルのバックパネルを固定する部分が外れ、ビデオカードを取り外せる仕組みだった。
こちらはスロット脇のレバーを引張りながらスロットから旧ビデオカードを引き抜けばそれで取り外しは終了。ビデオカードの厚みの問題もあったが、スロット内に収まったためそのままHD 6450と交換して簡単に終了した。
HDDより簡単だった事にちょっと驚きを感じたが…ま、イマドキのドライバーレスPCらしい結末である。

強化した結果…

まず…先日も書いたが、インストールするOSをWindowsXPからWindows Vistaへと移行した。
残念ながら64bit版ではなく32bit版だったが、やはり自宅でWindows7に慣れきってしまっている事もあって、この半透明なビジュアルはどことなく安心できる。
WindowsXP、自分の中ではもう過去のものになってたんだな(-_-;)

で、Windows Vistaをインストールして思ったのは、思った程速くないという事。
これはマシンスペックも影響しているのだろうが、もっとサクサク行ける感じがしていたのだが、自宅がSSDという事もあって、思いの外遅く感じた。
それでもWindowsXPよりは確実に速いので困る程ではないのだが、Vistaは半透明処理をしているという時点でビデオカードに負荷がかかっているのかも知れない。そうなると、ビデオカードをRadeon HD 2400 Proから6450に交換しておいたのはある意味正解だったかもしれない。
実際、ビデオカード性能で言えば、Shader数が40から160と4倍、使用しているビデオメモリがDDR2からGDDR3へと強化され、容量は256MBから1GBへと4倍増量となっている。それでいて消費電力は27Wから18W(あくまでも標準消費電力として)へと低下しているから、相当な高効率化をはたした、と言える。このビデオカードだけで2,500円の買い物だから、費用対効果はバツグンといえるだろう(ま、自腹だが…)。

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HONDA JET量産機

6月27日の話になる。
HONDA JETの量産1号機が初飛行に成功した。

2015年にはデリバリー開始

HONDAがジェット機を開発しているという話が出たのはもう随分と前の話になる。
トヨタが同じように飛行機分野へと進出するという話が流れ、そしてスバルを傘下に入れた事で、その本気度がかなりのものだと私も当時は思ったものである。
しかし、トヨタから出てきたのはスバル開発の86(ハチロク)で飛行機ではなかった。中島飛行機(富士重工の前身)が86を製造している…そんな感じに聞こえたのは、私だけではないのではないかと思う。

しかし、HONDAは着実にジェット機開発を進めていた。
PROJECTは米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市で進められ、現地にホンダ エアクラフト カンパニーを設立。そして設計されたジェット機はいわゆるパーソナルジェットと呼ばれる小型のものだったが、それ故に新しい技術をいくつも投入、斬新なデザインのものが発表された。
量産1号機が空を舞う最大の特徴はそのジェットエンジンを翼の上に載せたという事。従来のようにボディに横付けすると、その補強の為にボディ内の空間が狭くなるところ、翼の上に載せることでボディ内空間を最大限、搭乗者の為に使えるようになった。
また、そのジェットエンジンも業界常識とは異なる道筋を辿った。
なんと、独自開発してしまったのである。
通常、ジェットエンジンはよほどの事がないかぎり、元々ジェットエンジンを設計・製造しているメーカーから供給を受けるものなのだが、HONDAはエンジンから設計する道を選んだ。
本田技研工業とゼネラル・エレクトリックの折半出資子会社としてGE Honda エアロ エンジンズという会社を設立、そこで新規にターボファンエンジンHF120を設計・開発した。このエンジンは2014年5月には量産エンジンとして出荷されており、量産に向けた動きは着実に進んでいる事が見て取れる。
ジェットエンジンから新設計って何考えてんだw

パーソナルジェットの需要

日本ではまずあり得ない需要かもしれないが、欧米ではそうでもないようで、ホンダ エアクラフト カンパニーでは既に200機程度の受注を受けている…という記事を過去どこかで見た(と思う)。
三菱重工が国産機として開発しているMRJは、リージョナルジェット機という小型ではあるものの旅客機になるが、ホンダ エアクラフト カンパニーが開発したものは小型は小型でもパーソナルジェット。そもそもモノが異なるし、市場性としてどちらが有利かはわからない。
どのような未来絵図を思い描いてパーソナルジェットという道を選んだのかはわからないが、これからのグローバル社会を見据えて、手軽に個人で海外まで飛んでいける姿を思い浮かべたのだろうか?
日本に住んでいても週末あたりに「ちょっとスペインまで行ってくる~♪」的な感じである。
…まぁ、確かにそんな事ができれば便利かもしれないが、そういう未来絵図を思い描ける事自体がスゴイ事のように思えてならない。

何はともあれ、量産化は着実に進んでいる。
日本発…とはちょっと言いにくいかもしれないが、日本的発想を盛り込んだパーソナルジェットを皮切りに、次々と新しいものを生み出していって欲しいものである。

HONDA JET
http://www.honda.co.jp/jet/

仕事用PCを強化予定

会社で使用しているPCが最近とても遅い。作業効率を考えてもよろしくない状況だ。

自前パーツで強化予定

当然の事だが、会社で使用しているPCは自分のPCではない。
使用しているPCは、DellのOptiPlex 755で、サイズはスモールフォームファクタになる。搭載されているCPUはCore2 Duo E7200で、同じOptiPlex 755でも後発モデルに搭載されているCPUだ。
メモリは2GB、HDDは250GBというモデルである。
それに、追加オプションでRadeon HD 2400が搭載されている。
業務で使う分には何らスペック的には問題がないハズなのだが、どうもHDDにそろそろ問題が出始めていて、読み込み速度や書き込み速度に不都合が出始めている。
特に問題なのはATOKが稼働する時。
ATOKが辞書を読みに行くたびに一瞬…で済めば良いが、時々5秒近く待たされる時が出てきた。
おそらく、HDDの不良セクタが悪さをしているのだろうが、その不良セクタを解決する為にディスクチェックしたとき、そのディスクチェックが途中で止まってしまい、解決に至らなかった経緯がある。なのでその時以来、ディスクチェックそのものを敬遠していた。
そんなこんなで、HDDそのものの信頼性が低下したことで遅くなっているのかもしれないし、OSそのものが劣化した(ま、これも原因はHDDなワケだが)事が原因かもしれないので、とりあえずHDDを交換する事にした。
交換するHDDはSeagate製の1TBモデル。プラッタが1TBのものだから、ディスク枚数は1枚で、速度は7,200rpm、キャッシュは64MBというものだ。標準搭載されているHDDはWesternDigital製の250GBという使用しかわからないのだが、おそらくそれよりは性能はずっと向上しているはずである。

で、今回はそれに加え、ビデオカードも強化しようと考えている。
変更するビデオカードはRadeon HD 6450で、当然だがRadeon HD 2400からは大幅なパワーアップになるだろう。
問題は…スモールフォームファクタの筐体内に収まるか? という事なのだが、一応ロープロファイル仕様であるため、何とか入るだろうと想定している。
消費電力の問題もあるのだが、多分もともとがRadeon HD 2400Xの搭載も可能なモデルである為、補助電源も不要な事から動作するだろうと見込んでいる。

HDDが5,280円、ビデオカードが中古で2,500円と、7,780円の自己投資ではあるが、これでハードウェア的に作業効率はアップするだろう。
だが、実は問題はソレだけに留まらないのである。

問題はOS

HDDが変わる事で、OSは再インストールする事になる。
だが、このインストールするOSだが、実は今までWindowsXPを使用していた。
言うまでも無くWindowsXPは既にMicrosoftがサポートを打ち切ったものであり、しかも技術的にはすでに15年経過しているものである。
実は、私が業務で使用しているOptiPlex 755は、標準搭載OSがWindows Vista Business SP1だったのだが、購入時に会社のシステム全体がWindowsXP基準だったため、ダウングレードサービスからWindowsXPをインストールした形で使用していた。
なので、今回の再インストールOSはWindows Vista Business SP1にしようと考えている。
OSがWindowsXPからVistaになる事で、多分基本的な部分は随分と進化する事になる為、動作的には不満のないものになると思っているのだが、私自身、実はVistaに相当不信感を持っていて、Windows7のようにはいかないな、と身構えていたりする。

VistaはSP2を導入する事で、かなり使いやすさは改善される、という話を聞いたこともあるし、そういった記事を見たこともあるのだが、如何せん、自分がもっとも触れてきていないOSであり、どちらかというと風評被害をまともに信じている私がいる。風評被害と表現したのは、VistaというOSの管理者権限は、本来そうあるべき、と唱えていた人がいたからだ(誰だったかは忘れたが…)。
私とすれば、その管理者権限問題はVista最大のトラップであり、それ故に使いづらいという話を心底信じていて、Vistaだけはどうあっても使うまい、と思っていた時期がある程だ。
実際問題、ホントにそうなるのかどうか、こればっかりは使ってみない事には分からないのだが、今回はインストールできるOSのライセンスがWindowsXPかVistaしか選択肢がないため、初のVistaインストールを実施する事にした。

実施は土曜日。
はたしてどうなる事やら…。

三輪バイクのコミューター

YAMAHAから三輪バイクが発表された。前輪2輪、後輪1輪というタイプの都市型コミューターだという。

リーニングマルチホイール

YAMAHAが発表した三輪バイク「TRICITY(トリシティ)MW125」は、一風変わった三輪バイクである。
まぁ、変わっているといっても、前輪2輪、後輪1輪という構成が変わっているというだけの事であり、こうした構成のバイクが今までに無かったかというとそうでもない。
リーニング・マルチ・ホイールYAMAHAは“リーニング・マルチ・ホイール”という名称をその構成に付けているが、前輪2輪は左右で独立した片持ちテレスコピックサスペンションとなっていて、それを支えるパラレログラムリンクによって、コーナリング時には一般的なバイクと同様にちゃんとバンクして曲がる仕組みになっている。
だから乗り味はほとんどバイクと変わらないと言えるのだが、見た目からどうしてもそういうイメージが遠のいてしまう。

(動画はimpress Car Watchより)

搭載されるエンジンは、フューエルインジェクション「YMJET-FI」を搭載した124ccの水冷 4ストロークSOHCエンジンで、エンジンシリンダーには冷却効果の高いオールアルミ素材のシリンダーを採用している。YAMAHAではこのシリンダーを「DiASil(ダイアジル)シリンダー」と呼称しているようだ。
このエンジンから出力される馬力は11PSで、昨今の4ストロークエンジン化でパワーが稼ぎづらい中では高出力型ではないかと思う。
また、リアブレーキにも特徴があり、フロントブレーキと連動して作動するようだ。YAMAHAではこれを「ユニファイドブレーキシステム」と呼ぶようだ。

メカニズム、デザイン共に従来品とは異なる実に冒険的なバイクではあるが、YAMAHAは2017年までに10万台の出荷を目指すという。
この10万台という数字にYAMAHAの自信が見て取れるわけだが、販売数を伸ばすためのプロモーションも随分と力を入れていくようだ。

二輪免許取得支援キャンペーン

バイクの一番の問題は、免許が必要だと言う事だ。
原付であれば、普通自動車免許があれば乗る事ができるが、原付二種以降になるとどうしても小型二輪車免許以上が必要であり、それがユーザー層を広げられない原因の一つになっている。
「TRICITY MW125」は排気量が124ccとなっていて、普通であれば小型二輪車免許が必須だ。
しかし、最近はわざわざ二輪免許を取る人も少なくなっているようで、これが日常生活からバイクが消えてしまった最大の原因とも言える。
とにかく、二輪免許を取得する上で、今までと同じ体制でメーカー側が構えていても、消費者が増えない現実が目の前にあるわけである。
そこでYAMAHAは、「TRICITY(トリシティ)MW125」の販売プロモーションの施策として、二輪免許取得キャンペーンを行う。具体的に何をするのかはわからないが、何かしらの特典があるようだ。
実は、こうしたバイクを販売したいが故に、二輪免許を取得する事を支援するキャンペーンというのは、YAMAHAだけの話ではなく、カワサキなども行っている。カワサキの場合は、バイクを購入する際にキャッシュバックする、というサービスのようだが、YAMAHAには二輪免許専門の自動車学校「ヤマハテクニカルセンター」がある為、そうした施設を利用出来るキャンペーンになるのかもしれない。
まぁ…実際はどうなるのかは全くわからないのだが。

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VAIO株式会社

SonyがPC事業から撤退し、他会社へとその事業を売却するという話は、既に過去の話である。
SonyのPC、つまりVAIOは終わった、という人もいるかもしれないが、そうではない。今始まるのである。

VAIO株式会社

SonyのPCと言えば、紫系のカラーリングで一時は日本のPC市場を引っかき回したVAIOという言葉がすぐにでも出てくるぐらい、有名な話である。
PCを一気に一般層が意識する製品の位置付けに浸透させたのは、VAIOの影響があったのではないか、と私は思っているぐらい、SonyのVAIOはPCに詳しい人よりも一般層向けのPCだと言える。
そんなVAIOもここ数年はずっとキビシイ状況に置かれ、結局、SonyはVAIOの事業の売却を決めた。
規模の大きな企業であれば、不振な部門を切り離す事ぐらいは日常茶飯事だが、SonyにとってのVAIOという存在は一つの革新的なブランドの切り離しでもあり、まさに身を切る想いだったのではないかと思えてならない。
思えば、日本のPCでVAIOほど特異なPCを生み出してきたブランドはないのではないだろうか?
VAIO Uシリーズ、VAIO Pシリーズ、VAIO TypePシリーズは、小型を目指す過程で生まれたPCだが、どれも普通のPCとはかけ離れたコンセプトで生まれている。
それだけに、VAIOを好む人も多いし、逆に馴染めない人もいる。
万人向けではない製品を世に送り出しているVAIOだけに、好き嫌いも明確に出ていたように思う。
だが、その特異なPCを生み出してきた土壌は、革新的な製品を生み出すという志から生まれてきたものであり、モノ作りにおいてこれほど大切で重要な要素も他にない。

だが、前述したようにSonyはそのVAIOの売却を行った。
その結果…VAIOを作り続けてきた人たちがSonyという殻から抜け出る事になった。
そこで生まれたのがVAIO株式会社。
新しいVAIOの幕開けである。
新しいVAIOの夜明け

安曇野事業所が本社に

VAIOの里として知られる、旧Sony EMCS Corporation、つまり安曇野工場は、そのままVAIO株式会社の本社として機能する事となった。
このVAIOの里は、画期的かつ斬新なPCが次々と生み出されてきた場所。つまりココが残っていれば、VAIOの基本的な意思は受け継がれる事になる。
また、今後新しく生み出されるVAIOの販売形態だが、ソニーストアのみでの取扱となり、店舗での扱いは無くなるようだ。
なぜ販売の規模を小さくするのか? といえば、高付加価値な製品は常にソニーストアで販売され、また消費者もソニーストアで高付加価値モデルを購入するケースが多いからだ。展開規模に比して利益が少ない販売形態を一切なくすことで、利益純増を狙った展開と言える。
この販売形態は、エプソンのエプソンダイレクトやDellに近い。だが、VAIOはDellとは違い、あくまでも国内販売のみ対象としている事から、その規模はあまりにも小さいと言わざるを得ない。
それでも国内のみに絞り込んだのにも理由がある。
高品質高付加価値の製品を送り出す体勢を考えると、こなせる数は国内需要分程度と見込んだのだろうと思われる。
というのも、安曇野工場には設計、製造、サポートなどマーケティング以外の機能が全て集約されるからだ。また外部による製造を委託した場合であっても、一度全てのVAIOが安曇野に集約され、そこで品質検査が行われ、OSのインストールなどの調整も安曇野で一つ一つ行われる事になる。
これにより、安曇野工場での生産は一時止まってしまうようだが、また再開される可能性もあるようだ。

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