SSD入れ替え

先日のマルウェア騒ぎは、一通り終結した。その後、何の動きもないのが幸いした。
逆に、いろいろな設定変更の末起きたのが容量問題だった。

SSDを入れ替える前に

と言うわけで、先日購入した「Micron Technology Crucial MX100」の256GBと、今使っているA-DATAの128GBを交換する事にした。
左がMX100、右がA-DATA製SX900本来なら、OSの再インストールが必要なのだが、先日のマルウェア騒ぎも収まった事を考えると、現状のシステムのままでも問題ないだろう、という事で、今回はシステムが入ったSSDの中身をそのまま新たしいSSDに移植する事にした。
何よりその方が設定しなくてもいいので楽…という安直な発想なのだが、問題がなければそれが一番良いだろう事は言う迄も無い。
移植という事で旧SSDのシステムをそのまま新SSDに移植するに辺り、そのままコピーしてもダメだというのはわかりきった事。ではどうするか?
それを解決するため、コレを使用した。

これdo台PRO KD25/35
http://www.century.co.jp/end/kd25-35pro.html

ハードウェアで強制的にストレージのコピーを取る場合、PCレスでこのような機器を使った方が確実である。
Centuryのこれdo台シリーズは、この手の作業の代名詞的な存在だが、最近はもっと安い機器がある。まぁ…信用できるかどうかはわからないが、用途的には単純なものだから、多分Centuryのこれdo台は高すぎる機器ではないかと思う。
たまたま会社にこの機器があったため…というのは嘘で、実は会社で旧システムの復旧の為にこの機器を買うように私が薦めた経緯がある(爆)
なので万が一自分が必要になったときはちょっと借りようと思っていたのだ。
使い方は簡単。
KD25/35のディスク1側に旧SSDを接続し、ディスク2側に新SSDを接続すれば、旧SSD側から新SSD側にデータがコピーされる。そのコピーはセクターごと行われる為、OSが仲介するようなコピーとは違い、ある意味強制的にコピーする。
今回、私はMBR(マスターブートレコード)に記録されたパーティションのみをコピーするパーティションコピーモードでコピーした。まるごとコピーしても多分変わらないとは思ったが、パーティションコピーがどんなものか試す意味でもやってみたかったのである。
7mm厚だったか…Micron Technology Crucial MX100は7mm厚のSSDのようで、私が前に使っていたA-DATA制のSX900の9mm厚よりも薄い筐体だった。
薄くなり大容量化する。時代は進化していたという事か。
このMX100に今のデータを全部コピーしてやるわけである。
データ容量、約119GBを16分でコピー終了。HDD時代ならもっとかかっていた時間である。

載せ替えてみたら…

実際、これでコピーできた新SSDを自宅PCに接続して起動してみたら…最初になんとエラーがっ!
画面に表示されていた言葉は「Missing Operating Systems!」だった。
何かミスをやらかしたか? パーティションコピーではダメだったのか? という思いが横切ったが、リセットをかけて再度起動させてみたところ、無事起動した。
最初のエラーは何だったのか? という疑問は残るが、起動してしまえばコチラのモノ。
とりあえずまぐれ起動では困るので、再起動してもう一度確認してみたが、問題なく起動したため、これにて作業終了という事にした。
実に簡単な作業である。

残ったA-DATA製SX900は、その128GBという容量から、メインメモリ16GBくらいのシステムの起動ドライブとして使用する分には良いだろうと考えている。
APUを搭載したMini-ITXマザーボードPCの起動ドライブで使ってみたいところだ。パーツが集まったら考えてみたい。

で、載せ替えて終了、と先程も宣言したが、実はこれで完全作業の終了というわけではない。
今のままでは、MX100は128GBのパーティションで区切られた状態のままであり、容量としてまだ切迫している状態から何も変わっていない。
最後の作業として、今システムデータを入れたパーティションを拡張してやり、未使用領域を統合させてやれば230GB超の起動パーティションになり、これで作業が完全終了する。
最近はOSの管理メニューでパーティションの拡張等ができるようになったため、特別にソフトを用意しなくてもよくなった。これは便利である。
実際、起動パーティションに余裕が生まれた事で、起動時間も短くなった気がするし、操作も以前よりは小気味よくなったような気がする。やはりWindowsシステムは起動ドライブに余裕がないとダメなのだろう。

SSDも随分と価格が安くなった。
HDDほどの容量はないが、この圧倒的速度は実に良い感じだ。
最低限必要なアプリ等だけを起動ドライブに入れ、他を別ストレージにする事で、高速なPCが作れる時代だけに、ぜひ他の人にもSSDをお薦めしたい。
まぁ…起動ドライブとして128GBしかないという状況を一番最初にた意見するのは確かに心許ない所はあるが、一度その経験をしておけば次からはその恐怖を感じずに済む。
一度お試しあれ。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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