Project CODE Zとは…

1月28日、スクエニが「Project CODE Z」として謎のティザーサイトを公開していた。

闘会議2015

ニコニコが主催する闘会議2015というイベントが本日、千葉の幕張メッセで開催された。この闘会議2015は明日2月1日にも開催され、2日間行われるのだが、先日スクエニがティザーサイトを公開した「Project CODE Z」の詳細がこの闘会議2015の新作タイトル紹介ステージで明かされるという事で、注目を浴びていた。
スクエニの、しかもPS4用タイトルという事で、発売後ビッグタイトル不在のPS4環境だけに気になる人も多かったのではないかと思うが、いざ発表されたタイトルを見た人の反応は、多分人それぞれではなかったのではないだろうか?

ま、私はこれでも十分面白そうだとは思うけどねw
動画を観ればそのタイトルは一目瞭然だが「みんなでスペランカーZ」という、基本プレイ無料の6人まで参加できるマルチプレイ対応タイトルである。

みんなでスペランカーZ 公式サイト
http://www.jp.square-enix.com/msz/

より美しくなった

基本プレイ無料、というシステムは、メーカーとしてどうやって収益を得るかというと当然そこはアイテム課金制という事になる。というか、従量制でない限りは、ほぼこの形が主力と言っても良いだろう。
どんなアイテムを販売するのかはまだ分からないが、基本プレイ無料でマルチプレイが出来る、という意味においては、中々にして注目できるタイトルではないかと思う。
今回新たに石版によって着せ替えアイテムが実現しているようだから、そうした着せ替えアイテムなんかを販売するつもりなのだろうか?
また、ペットを連れて行く事ができるようになっていて、動画では犬が地面を掘るとアイテムが出てきたりしているシーンがある。こうした感じで洞窟内からいろんなアイテムを掘り起こして自身を強化したりできるのかもしれない。

それと、やはりPS4版という事もあって、その表現力の向上はかなり期待できる。
PS3で「みんなでスペランカー」が発売された時、そのグラフィックの進化に随分と驚いたが、今回のPS4版では更なる進化を遂げていて、昔の面影はほぼない、と言っても良い作品になった。
ただ、相変わらずスペランカー先生は虚弱体質である事に違いはなく、従来のスペランカーとしての面白さは未だ健在のようである。
こんな虚弱体質の冒険家のゲームが、未だに支持されているというのにも驚きだが、ファミコンで発売された時のスペランカーは、まさにクソゲーの名を欲しいままにしたタイトルである。しかし、その難易度の高さ故にクリアした時の爽快感は異常で、スペランカーをクリアできる、というだけで子供の間ではヒーローであった。
おそらく、こうした高難易度だがクリアできる、という絶妙なバランスが、多くのユーザーのココロを何とかつなぎ止めたのかもしれない。ある意味、奇跡のタイトルである。

リメイクされ続けるという事

スペランカーはクソゲーの名を欲しいままにした…と前述したが、それは子供の心情から出た言葉でしかない。
私は時々思うのだが、こんなにリメイクされ続ける作品というのは、実に稀で、スペランカーは本当は真の名作ではなかったか? と最近思う事があるのである。
ドラクエなどはプラットフォームが変わると新しいプラットフォーム向けにリメイクされたりするが、数多くのアクションゲームでリメイクされつづけるタイトルがどれだけあるか? を考えると、スペランカーは異常な一本になるのではないかと思う。
アーケードゲームを移植したものなどは、時々数タイトルを纏めた製品でリメイクされたりする事もあるが、それも最近はあまりなく、アーカイブ系の「昔のまま」のスタイルで販売されるケースは結構ある。
しかしそれが完全にリメイクされるとなると、ある様でなかなかタイトルがないのである。
個人的にリメイクして欲しいタイトルはいくつかある。
例えばクレイジークライマー、もしくはクレイジークライマー2は、私が考えるリメイク希望タイトルの筆頭に上がるゲームである。その斬新なゲームシステムは他に類を見ない。ただ、残念ながら、クレイジークライマー2はアーケード作品の時点でバグが酷い状態だったりして、そのままではプレイに支障が出たりする。だからこそのリメイクなのである。
元祖クレイジークライマーはPS4版としてアーカイブゲームスを展開しているが、その中の一つとしてアーカイブス化されている。但し、これはオリジナル版そのままのスタイルである。

リメイクと聞くと「何だ、リメイクか」と思う人も多いかも知れないが、そのリメイクですらままならないソフトが多い中、それでもリメイクされるタイトルというのは、やはり凄いタイトルだと言える。
スペランカーはそういう意味で考えれば、やはり凄いタイトルであると言える。
おとなしく、PS4版の配信が行われる3月19日まで待とう。そこからまた新たな道が見えてくるかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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