既に予約受付終了

AMDのRadeon RX Vega64が8月21日に発売される。

販売は一部ショップのみ

8月14日には、海外では発売が開始されているハズのRadeon RX Vega64だが、日本国内ではまだ発売は始まっていない。
公式には8月21日から発売が始まる事が既に明言されていたが、予約自体は一部ショップで8月14日から始まっていた。
だが、国内に入ってくる数もおそらくそう多くはない可能性があり、販売するショップも一部ショップのみという話もあるようで、複数のショップが現時点での取り扱いに関して「現時点で不明」という状態のようである。
また、予約を開始しているショップでも既に予約受付は終了しているところがあり、入荷数がそう多くない事が容易に想像出来る状態である。ワットパフォーマンスはもうちょっと改善の余地アリかな?とりあえず、8月21日の発売日に先着で少量販売する予定があると明言しているのは秋葉原のパソコン工房 秋葉原BUYMORE店であり、予約できなかった人たちの混雑が想像出来る。

Vega56のベンチマーク

そんな中、各所で下位モデルである、Radeon RX Vega56のベンチマークが公開されている。
スペック的にはVega64とVega56はNCU数は8基少ないという違いが主たるところで、あとはクロック数が若干異なるという感じである。
NCUが8基少ないという事は、シェーダプロセッサ数でいえば512基少ないという事になるが、Vega64の4,096基から512基少ない3,584基となるわけで、性能的に1/8低い性能が妥当なラインと予測する事ができる。1/8という事は12.5%という事である。
しかし実際の性能はベンチマークなどで測ってみるまでは分からない。その結果が、ようやく見えてきたという事である。

各ベンチマークを実施したサイトの結果によると、対Vega64に比して約10%低い結果というのが、大凡の結果である。
シェーダプロセッサ数で考えれば12.5%低いというのが予測値であるから、概ね予測通りという結果だが、逆をいえば予測よりは良い結果が出ているという言い方もできる。
また、NVIDIAのGeForce GTX 1070比でみれば、ほぼ同等という感じではあるが、残念な事に消費電力は1070と比して約100Wは高い結果であり、電力効率で言えばNVIDIA製品に分がある感じである。
それでも、1070よりも負荷の高いところで性能が落ちにくいという結果のようで、負荷に強いという特徴もVega64と同じ感じである。
問題はその価格だが、1070は現在店頭で4万円半ば~5万半ばという感じ。Vega56は未だ国内での価格は発表されていないため、まだハッキリした価格はわからいなが、399ドルという米国価格から予測するに、1ドル=110円と計算すると43,890円となるが、アスクのVega64価格を想定すると、Vega56も6万円近い価格になるのではないかと思われる。
まぁ、そうであってもVega64と同じく人気商品になる可能性はあるわけだが、AMDにはVega56が発売される来月ぐらいには、普通の人がちゃんと購入できるぐらいの生産状況にしてもらいたいものである。

マイニング人気が高いとは言え、欲しい人の手元に届かないというのは、何とももどかしい話である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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