十三機兵防衛圏 体験版

コレ、ヤバすぎる感じがする。

何、このドキドキ感は?

遂に「十三機兵防衛圏 体験版」がダウンロード可能になった。
何、この面白さ…おそらく今年のPS4タイトルの中で私ならNo.1のポジションに置くであろう作品である。
プロローグ版も面白かったが、その面白さは今後に向けた期待を込めた部分が大きかったが、今回の体験版ではそのプロローグ版を飲み込み、さらにそれを含めた序盤3時間分をプレイ可能というものになっている。
しかもオリジナルのゲームと同じ進行スタイルらしく、最初は崩壊編、つまりバトルパートから始まる。プロローグ版ではプレイできなかった部分である。
ここで大凡のシミュレーション部分のコツをチュートリアル的に学んでいくのだが、ゲームの難易度はそんなに高く設定されていない。
ダイモスと呼ばれる宇宙怪獣(といってもメカだが)を次々と破壊していき、なんとか街を守っていくのだが、こちらもノーダメージという訳にはいかない。
ただ、戦闘ユニット「機兵」が破壊されるほどの難易度ではないので、それを1ステージ分進めれば、1キャラクター分の追想編、つまりアドベンチャーパートへと進む事ができるようになる。
ただ、ここで体験できる追想編はプロローク版に収録されていたものである。

この崩壊編と追想編を6回繰り返していくと、丁度プロローグ編でプレイできた部分が終了し、いよいよ自分で追想編と崩壊編、究明編が選べるようになる。
ひょっとしたら、十三機兵防衛圏プロローグを持っている人でないと、そこから先はできないのかもしれない。

シナリオの収拾付くのか?

究明編をプレイできるようになると、シナリオから得た情報などを整理し、謎だった部分を見直す事ができるようになる。
もちろん、崩壊編などで得たポイントを使って、究明編で新たに知る事になる情報も出てくるのだが、とにかく追想編ではシナリオが断片的に開放されていくので、人間関係や時系列、謎がバラバラに語られていくため、全体のストーリーがわかりそうでわからない。
しかも、追想編は主人公の採った行動でストーリーが分岐していく。その分岐したストーリーが途中で止まる(途中でTo Be Continued…となる)と、またその主人公のストーリーは最初からプレイする事になる。なので分岐した先の別のルートは後から回収する事ができるので、それを何度か繰り返して謎を次々と明らかにしていく。
この分岐がどこにどれだけあるのかは、各主人公別の進行チャートがあるので図として確認ができるのだが、追想編のプレイの中でその分岐に進む行動を取っていかねばならないので、場合によっては幾度となくプレイを繰り返す必要が出てくる。
面倒だと思うかも知れないが、プレイしている本人は次々と明らかになっていく謎が見えてくるので、面倒とはあまり感じないかも知れない。
また崩壊編、つまりバトルパートを進めないと開放されない追想編のシナリオもあったりするので、追想編ばかりをプレイする訳にもいかない。
それぞれのパートを適度に進めて行かないといけないので、それで全体のプレイバランスを取っている…そんな感じがする。
また、プレイしていて思うのが、シナリオに伏線が多すぎて「コレ、収拾つくのか?」という事。
おそらく全ての伏線をあとから拾えるようになっているのだろうが、こんなシナリオ構成をよく作り上げたな、と関心するばかりである。

現時点で残念な事

とにかく謎が謎を呼び、プレイしていてもおもしろくて仕方のない十三機兵防衛圏なのだが、現時点でちょっと残念な部分がないワケでもない。
それが崩壊編のバトルパートそのものが、ストーリー的にどこに繋がった先のバトルなのかが今の時点で分からないという事である。
私の予想では、今の崩壊編のバトルは、追想編でいろいろと繰り広げた対宇宙怪獣との戦いのベストな条件を構築した先のバトルを描いているのなのではないか? という事だが、もちろん確証があっての話ではない。
そもそも追想編ではいろんな時代、いろんな場所で宇宙怪獣の襲撃があり、それぞれ何かの条件が足りずに人類側に多大な被害と損失を出している。時には関係者が死亡する、なんて事もある。
だが、追想編では特定の人物が時代を遡っていたりするので、それらの前提条件が変わったりしている関係から、死んだハズの人は死んでいなかったりする事もある。
宇宙怪獣との戦いといいながら、人類側も一枚岩になれていなかったりして、誰かの陰謀を感じる部分もあったりと、とにかく明かされない謎が多数ある。
そうした中での崩壊編のバトルパートなので、このバトルパートはどの前提に則った戦いなのかが見えていないのである。
これも…製品版が登場してこの先をプレイしていけばわかる様になるのだろうか?

とにかく体験版を

十三機兵防衛圏プロローグは購入する必要があったが、今回の体験版は無料プレイが可能である。とにかく序盤3時間だけでもプレイしてみてほしい。
私の言っている意味がわからなくてもいい。とにかく体験版をプレイすれば、その奥深き謎を解き明かす事の面白さを理解する事ができるハズである。
もしプレイするのもめんどくさいというのなら、YouTubeでの体験版プレイ動画を見るという手もある。本Blogにもリンクしているので、それを見れば面白さはわかるだろう。
他人がプレイしているのを見続ける方が大変とは思うので、ホントは各人がプレイする事をお薦めしたいが、プレイするのはちょっと、という人は動画という手でも本作品の世界観はわかるだろう。
製品版の発売は11月28日なので、まず体験版でその中身を知ってから製品版を検討すればいい。面白いと思えば、製品版を買ってみるのも良いだろう。
私は既にPlayStation Storeで購入済みである。

 

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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