夏日まっさかり

梅雨が全く明けないな、と思っていたら、この暑さである。もうね…身体が暑さに慣れるとか神話だから、それ。

急激な気温上昇?

梅雨が明け、ここ数日とんでもない気温の日々が続いている。
夏、終了もともと暑さに弱い私からすると、この暑さで思考は停滞するし、意識は朦朧とするし、身体はだるくなるし、ロクな事がない。
というのも、我が家はとても機密性が低く、夏暑く、冬寒いという旧家のような作りの家だからである。
家は相当に隙間が多いので、クーラーでどれだけ冷やそうが、屋根は焼け、隙間から熱が入ってくるので、夏場の電気代はとんでもなく高く付く。
今日も部屋の温度計を確認してみたが、朝10時の段階で部屋の室温は32度もあり、それがお昼頃になると35度になっていた。もちろん室内でクーラーを付けて(設定温度27度)いて、の話である。
これでも以前はここまで室内温度は上がらなかった。
ここ数年で室温がガンガンと上がるようになった感じで、おそらく実際には1度や2度高くなっただけなのだろうが、体感温度でそれ以上に感じているのだろうと思う。
これを偏に「地球温暖化が原因」と言うのは、あまりにも乱暴だとは思うが、それでも理由の中に含まれる現象ではないか、と思っている。
北極の氷が溶け、ホッキョクグマが生息地を追われている、という話や、エスキモーの生活が豹変してしまっている、という話は、あながち嘘ではないのだろうと思う。

冷感グッズ

そんな世相を表しているのか、ここ最近冷感グッズが多種多様になったように思う。
扇子や団扇などという古典的なものは確かに昔から存在していたが、最近では保冷剤を活用するべく、いろんなグッズが発売されている。
また、当Blogでも紹介したが「着るクーラー」と呼ばれる製品も登場した。
また、最近ではモーター等が小型化した事から、手に持つ小さな扇風機も流行りで、首からかけて両頬を冷やす扇風機なんてのも登場している。
こんな製品が登場する背景には、年々気温が上がっているという事が少なからず関係しているのだろうと思う。

熱中症

そして、最近とても変わったと感じるのが「熱中症」という言葉が当たり前のように使われるようになった、という事である。
昔は「日射病」という太陽に当たりすぎて倒れる症状はよく使われたが、近年は体内温度が上がりすぎて倒れる「熱中症」という言葉が使われるようになった。
「日射病」も「熱中症」の一種なのだが、もう総合的な名称を使わざるを得ない状況になった、という事なのだろう。
というのも、単純に太陽に当たっていたから熱中症になるのではなく、室内にいても熱中症になる人が出始めているからである。
結局は脱水症状が伴い熱中症になるのだが、もう自宅にいるから安心、とは言えない時代になったという事でもある。
しかも、今年は新型コロナの影響でマスクを付けて活動する事が当たり前のようになり、それで熱中症が加速している側面もある。
この先、この地球は一体どうなってしまうのか? という不安がよぎるのは私だけではあるまい。

環境問題

こうなると、やはり変えていかねばならないのは環境問題である。
如何にして排出する二酸化炭素量を減らすか?
如何にして上がってしまった気温を下げるか?
おそらく、地球全体で言えば、平均気温はそんなに変わっていないのかも知れない。だが、今はその温度差が著しく、寒いところではより寒く、暑いところではより暑く、という現象が起きている。
この両極端な気象現象が、様々な異常気象を生み出しているといえるのだが、おそらく全体的に大気の動きが活発化している事で、これらの現象がよりダイナミックに起きているのではないかと私なりに予想する。
これを少なくとも現状で歯止めを掛けるには、やはり環境に対して一定の環境開発をしていく必要があり、また産業にもテコ入れしていく必要がある。ところが、これを行うには相当な利益減を覚悟する必要がある。理由は、環境開発には膨大な予算が必要だからだ。
特に米国などは、環境に対して金がかかりすぎるところから、環境保全への出資よりもビジネス拡大への方向を採っていると見受けられる。
何はともあれ、世界的に環境に関してもっと予算をつぎ込んだ大々的な対策を採らないと、今よりもっと酷い気象状況になるだろう気がしてならない。

そうは言っても…

こんな世界規模の話をしても、我が家の環境が変わるわけではないので、暑い思いをする事に違いは無い。
今考えている一つの方策として、やはり引っ越しするしかないのかな? という思いもないわけではない。しかし、我が家には既に老人の母がいるので、そうそう引っ越しがてぎるわけではないし、私も自分の荷物の多さから簡単に引っ越しできない事情がある。
それこそ、引っ越すとなれば、大規模な断捨離から実施して、モノを減らすという行為を始めなければならない。
その際には、おそらく自分たちの手だけでは足りず、業者に依頼しなければならない規模かもしれない。
なので、現状どうやって解決するかの糸口が見えていない。
答えが出ないまま、既に10数年が経過していて、やばいなと思いながら今まで過ごしてきた結果が今の状態である。
これはもう根本的な問題の解決に他ならず、覚悟以上に自分に求められるものがある事だと思っている。

惰性で生きているとは言わないが、そもそも物持ちが良すぎるのも問題で、捨てられない性格を変えて革命を起こす勢いで引っ越すしか、道は残されていないのだろうと思っている。
暑さと戦う前に、自分と戦う必要があるとは…難儀な話である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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