Ankiを使いこなせ

Ankiを使ってとにかく暗記しまくっているが、いかにも、という感覚がない。それほどまでに自然に記憶したという事か?

便利ツールゆえに…

会社から品質管理の基本的な検定である「QC検定 3級」を受検するように言われ、過去問題や試験の傾向に沿ったテキストを読み続けているが、どうにも頭に入った感覚がない。
特殊な言い回しが多いので、その言葉を覚えたりするのも大変なのだが、その補助の為に、Ankiというソフトを使った事は、以前当Blogでも説明した。
暗記アプリの決定版か?英単語を覚える時に使用する単語帳のような使い方ができるツールで、スマートフォン版とPC版があり、iOS版以外であれば無料で使えるのがメリットなのだが、私はiPhone使いなので、シェアウェアを導入し利用している。
現在、テキストだけで何とか問題カードを作れるものについては、問題無く作れていると思われるが、グラフなんかが出てくると、おそらく画像を貼り付けたりする必要が出てくるので、結局また覚え直す必要がある。
これでは「QC検定」の勉強をしているのか、それともAnkiの勉強をしているのかわからない感じだ。
だが、一度稼働さえしてしまえば、かなり便利に使える事もわかってきた。
とりあえず、勉強内容の約40%の過去問題をツールに入れてみたが、確かに使ってみると、記憶に残りやすい事がわかる。
自分で問題を作ったから…という事もあるが、それでも繰り返し暗記するという事であれば、このツールは実に良く出来ている。
ただ、公式のサイトでは具体的な使い方などの説明が弱いので、もし使ってみたい、という人がいるなら、下記サイトなどを参考にしてみると良いのではないかと思う。

the Right Stuff
https://rs.luminousspice.com/post/

画像を使ってみたい

前述したが、Ankiで画像を貼り付けたりする問題カードを作って見たいと考えている。
「QC検定」では、ヒストグラムやパレート図、散布図といった、グラフを使った問話を、どこかのタイミングで作る必要があるのだが、Ankiはそうした画像の扱いも可能なアプリケーションなので、実に幅広い問題に対応していて、さらにその画像の一部を見えなくして、それを問題にする事もできるらしい。
そうした事ができると実に問題を作る上では便利なのだが、今の所私はまだその機能を使いこなせていない。
で、調べて見ると「Image Occlusion Enhanced」というアドオンを使う事で、画像の一部分をマスクして隠す事で、問題文として使用する事ができるらしい。今度使ってみる事にしようと思う。
他にも表を作成してその表で問題文を作るという事もできるが、これは「extended (table) editor」というアドオンで作表が簡単にできる。カード作成画面のツールの中に「T5」というボタンが追加されているので、それを押すと外部エディタが立ち上がる。その外部エディタの中に表のアイコンがあるので、アイコンをクリックすると「Table」という欄があるので、そこで必要な列と行を選べば表が埋め込まれる。エディタ上で表は行や列を追加したり削除したりもできる。作ってセーブすれば、Ankiのカードエディタに戻り、そこで編集の続きもできる。
使ってみれば、何てことの無い使い方で表は実現できるだろう。

デッキ階層化

こうした過去問を次々と入れ込んでいくと、次第にカード数は増えていくのだが、一つのデッキに過去何回目かの問題を混在して入れていると、ある意味まとまりのないデッキになってくる。
私はタグに過去問の開催回数と問数を入れて分けているのだが、そもそもデッキを階層化でできれば、そのデッキの階層で過去問の開催回数などで分けられる。
階層別で整理するとこうなった階層で分けても最上層のデッキは同一であれば、勉強する時に最上層のデッキを選べば含まれているデッキ全てが勉強対象になるので、心配はいらない。逆に下層のデッキを選べば、その下層のデッキのみを対象とした勉強が出来るので、勉強の選択肢が増えた、と考えればよいだろう。
また、使い方によっては、勉強に含む含まないをまるごと指定する事もできる。このデッキを変更する仕組みを利用して不要になったデッキをまるごと別のデッキに移動させてしまえば良いのである。
また、例えば「QC検定 3級」以外の勉強を同時にしている場合…あくまでも例ではあるが仮に「行政書士」の勉強を同時にしている場合、「学習中」デッキを作って、そのデッキの中に下層デッキとして「QC検定 3級」デッキと「行政書士」デッキを混在して入れれば、「学習中」デッキを勉強すれば、「QC検定 3級」と「行政書士」の問題が混在した勉強も可能になる。
頭が混乱しそうなやり方ではあるが、覚えるべき事を一括して覚えたいという人であれば、このような使い方もできる、という事である。

まだまだ使い方は未熟ではあるが、いろんな使い方ができるAnkiは、学習アプリとして相当に優れたものと言えると思う。
iOSでは3,000円という価格になるが、PCと連携させたりして使う上では3,000円は安いのではないかとすら思える。
勉強が捗らない、という人は、一度Ankiを試してみる事をオススメする。
PC版は無料で使えるので、手軽に試せるのだから、試さないという選択肢はないように思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    Anikiを使いこなせ?
    …あぁ、暗器を使いこなせか。

    私も職業柄覚えないといけない事が多いし、資格試験も受けねばと思っているので、どう勉強すべきか悩ましいと思っていた所です。
    ちょっと気になるので参考にさせてもらいますね。

    • アバター画像 武上 より:

      まぁ…暗器と言っても完全に間違ってないかもしれんが(爆)

      過去問がベースになっているようなケースだと、Ankiはバツグンの効果的アプリではないかと思います。
      もともと、英単語帳のような使い方ができるアプリなので、単語とかを覚えるのに適しているのは言うまでもないです。
      他にも「暗記メーカー」とかいろいろなアプリがありますが、もっともPCとスマホ等を連携して便利に使えるのはAnkiではないかと思います。
      問題作ってアップするのはPCでやって、日頃持ち歩くスマホで暗記…というのが、私の流れになってます。

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