iPad mini購入を考える

購入を決めたわけではないけど、考えてみる。

買うならどっち?

Appleから、iPhone13シリーズ等新製品が発表された。
当Blogでもその事を記事にしたが、その記事内で私がもっとも目玉となる製品はiPad miniだと書いた。
今以てそう思うわけだが、そり理由はiPhone13シリーズは12シリーズと比較してカメラ部分の進化以外で大きな進化が見られなかったからだ。
A15 BionicもA14 Bionicよりも性能は上がっているのだろうが、できる事に大きな差がないことから、結局はハードデバイスの進化がなければ、機能的に大きな差を持たせる事は難しい、という事なのだろう。
逆に、ハードウェアとして大きな変化を持ったiPad miniは、前モデルから大きな変化が訪れたと言える。
今回のiPad miniは、iPad Airと同じような進化をしたワケだが、何より喜ばしいのは、表面のホームボタンがなくなり、表面は全面が画面になったという事。これによって本体は小型化し、画面は拡大した。
さらに側面のホームボタンにはTouch IDが装備され、コロナ禍でマスクによるFace IDの使い勝手の悪さを感じる事のない部分もよい部分と言えよう。
文房具として使えるかが一つの基準そして何より、搭載しているSoCがA15 Bionicという事で、その処理能力がとてつもなく高く、タブレットデバイスとしてほとんどの事が出来てしまう性能の高さが、Apple Pencilが使える事と相まってステーショナリーとしての使い勝手の良さを後押ししているといえる。
なので、いざ自分で使ってみようと考えれば、いくらでもその利用シーンは想像出来る。唯一迷うとすれば、Wi-Fiモデルがよいか、それともWi-Fi+Cellularモデルがよいか、という事である。
基本、Wi-Fiモデルで問題はないと思うが、Cellularモデルは格安SIMを差す事でほとんどのシーンで通信が出来るというメリットがある。最近は3大キャリアの通信費も安くなってきているので、MVNOという選択肢を含めてCellularモデルの位置付けは以前よりずっとハードルの低いものになっていると感じる。
それ故、迷うとすれば、Cellularモデルにするかどうか、という事になるのではないかと考えている。

気になるProとの違い

今回のiPad miniは確かにハイパワーな仕様へと引き上げられ、今までのiPad miniとは明らかに異なる進化を遂げたわけだが、一つ気になる事がある。
それは上位機種とも言えるiPad ProはApple SiliconであるM1を搭載したにも拘わらず、iPad miniはA15 Bionicを搭載した、という事である。
iPad miniの使い方ではM1の性能を必要としない、と判断したのかもしれないが、M1を搭載しなかった事で、インターフェースとしてUSB Type-Cを搭載していても、同じコネクタの利用としてThunderboltには対応していないという違いが出ている。
おそらく、M1はThunderboltコントローラーも同じダイの中に統合しているのだろう。
この違いが、iPad miniの使い勝手にどこまで響くかはわからないが、少なくともiPad Proと完全に同じ使い方が出来ない、という事は間違いない。
単純な演算能力の差でしかなければ出来る事に違いはないが、そもそもその機能を搭載していないとなると話は別である。
実際問題、iPadのようなタブレットにThunderbolt接続がどれだけの意味があるのかは不明だが、この違いだけは念頭に置いておく必要があるだろう。

高性能だけに価格は高い

Appleの公式サイトで、iPad miniの価格を確認する事ができるが、実際に自分で使いたい構成を汲み上げていくと、価格はあっという間に10万円くらいにはなってしまう。
理由は単純で、搭載ストレージを64GBから256GBにしただけで、結構な価格上昇があるからである。
Androidと違い、Apple製品はSDカードなどでストレージを拡張できないので、できれば内蔵ストレージは大きめを選んでおきたいので、それでどうしても価格が上昇してしまう。
そこにApple Pencil2などを加えると、iPad miniでありながら結構な価格になってしまう。
前述した、Cellularモデルにすると、合計111,750円にもなる。
Wi-Fiモデルなら、93,750円と10万円以下に抑えることはできるが、どちらにしても価格的に相当な額になる事は避けられない。
いっその事、ストレージ量を64GBにするか? と価格を見ても、それでも75,750円と、確かに安くは出来るが、64GBのデメリットの割に安く出来ていない感じがする。
やはり今回のiPad miniは、私の場合、基本的に10万円ほどかかる製品と覚悟する必要がありそうである。

自分の環境において、使えるかどうかを考えたら、間違いなく利用価値は高いのだが、問題はその価値が10万円という価値に相当するか? というところだと思う。
MacBook Proは、仕事で利用している所を考えると、価格的価値は間違いなくあったのたが、iPad miniを仕事で使って行くとなった時、MacBook Proほどの利用が可能なのか? というのが、気になる所だ。
Microsoft365を契約しているので、iPad miniでノートPCと同等以上の事ができれぱ、かなり有用性はあると思えるが、こればっかりは使ってみないとわからないという所もあるし、キーボードの問題もある。iPad miniはペン入力が可能なので、文書作成においてペン入力でスムーズに文書が作れれば、個人的には結構使えるように思えるが…。
さて、どうしたものかな?

Apple iPad mini 公式
https://www.apple.com/jp/ipad-mini/

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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