高度化する空冷クーラー

なんかもう、いろんなモノに液晶が付くのが当たり前の時代になってきた。

DEEPCOOLの新作クーラー

現在米国で開催されているCES 2023において、PC関連のメーカーがいろいろな新製品を公開している。AMDもこのCES 2023の直前の基調講演でRyzen 7000シリーズの3D V-Cashを採用した新CPUの情報を公開したり、また65w版Ryzen 7000シリーズの情報を出したりと、今後のPC界に何かしらの影響を与えるような情報を出してきているが、そういった内容に追従するように、PC関連の各メーカーも新税品情報を出してきている。
私も最近自作PCで新しいパーツを組み込んだばかりなので、比較的新しいバーツで組んでいるとは思っているが、中には発売して数年経過している定番パーツを使ったりしているので、CES 2023で公開される新パーツには少なからず興味はある。
その中でも最近の流れでPC内をLEDで電飾する方向のバーツや、その電飾の中に機能を持たせたPC内モニタ系パーツはその見た目だけでなく、機能としても気になるところがあり、CPUクーラーなどはその温度が表示されるようなパーツは気に入ったものがあれば使ってみたいとも思っているパーツ。
ただ、そうした機能を持つCPUクーラーは簡易水冷型のものがほとんどなので、今回空冷クーラーで組み立てた私からすると、そうしたパーツを諦めていたところがあるのだが、どうも今回のCES 2023においてDEEPCOOLが空冷クーラーにそうした機能を持たせたパーツを公開したようだ。

シミラボ情報

その情報は、オーバークロッカーの清水氏のYouTubeチャンネルで知ったのだが、価格が気になるがちょっと欲しいと思えるバーツ群の紹介があった。

基本的にはほとんどが現在発売されているCPUクーラーのバリエーションモデルと言えるものなのだが、それぞれクーラーのトップに液晶が取り付けられていて、CPUの温度などが表示されるようになったものだった。
今までCPUの温度を表示する機能を持つものは、ほぽ簡易水冷のCPUクーラーだったのだが、今回のDEEPCOOLの新作は空冷CPUクーラーでそれを可能にしたものだった。
液晶が付いたのは良い感じがする結構オシャレな感じもするが、何より機能的。昨今はPCケースの左側面がガラスになっていて、いつでも中を見ることができるケースが多いが、そうした状況下でCPU温度が見た目で判るというのは、とても機能的かつ電飾としても美しいと感じる。
また、今回新型が発表されたASSASSIN IVに関して言うと、とてつもなく巨大な空冷CPUクーラーではあるが、ファンの配置に工夫をして、巨大でもメモリに干渉せず、それでいて簡易水冷に匹敵する冷却力を持たせた製品で、空冷に拘っている人ならとても気になる製品になるのではないかと思える。
個人的にはASSASSIN IVは大きすぎると感じるが、コレでCore i9-13900Kなどを空冷で冷やせるなら選択肢としてはアリなのではないかと思う。

そういえば…

DEEPCOOLのクーラーがLEDでいろいろ光っているのを見てふと思い出す。
今回自作したPCも、ケースファンなどはARGBケーブルなどをマザーボードと接続して、7色に色が変化するような仕様になっているのだが、それらの設定をコントロールする術を調べるのをすっかり忘れてしまっていた。
詳しくは調べていないが、搭載したメモリも光る仕様になっていて、こちらもコントロールか可能なのだが、ほとんどがそれらをソフトウェアで制御する事ができるようになっていたハズである。
MSIのチップセットに繋がる何かしらのソフトウェアで、こうしたLEDのコントロールが出来たと思うのだが、今まであまり気にしたことがなかった。
そこでちょっと調べて見たら、MSI CenterというMSIのマザーボード全体を制御するソフトウェアがあり、そのソフトウェアで「MSI Mystic Light SYNC」というソフトウェアがインストールできるのだという。
その「MSI Mystic Light SYNC」をインストールして、MSI Center上からLEDを操作できるという事なのでやってみた。
やってみた、と言うほど難しい話ではなく、MSI CenterでMystic Lightをインストールしてその場ですぐに機能を起動してみると、デバイス毎に制御をコントロールできた。
私のPCでは、マザーボードに2系統のARGBコネクタが搭載されていて、今はどちらもケースファンを連結してその2箇所にそれぞれ接続している。背面と天面のケースファンがARGB V1で、底面のケースファンがARGB V2にそれぞれ接続しているのだが、別段それらを個別に制御するのも変な話だったので、一括してどちらも同じ「レインボー」の設定にして適用したところ、今までARGB V1とARGB V2でバラバラだった色合いがどちらも同じタイミングで色が変わっていくレインボー仕様へと切り替わった。
ただ単純に今まで私が何も設定していなかっただけなのだが、設定すればちゃんと統一できるという事らしい。
このMSI Centerは他にもPC全体を用途に合わせた設定に切替えられるようなチューニングソフトもインストールできるようだが、それらについては今のところ必要が無いので未インストールのままにしている。
ただ、システムメンテナンス系のソフトやハードウェアモニター系のソフトに関しては入れておいた方が良い感じがしたので、インストールしておいた。
MSI Center起動中であれば、これらの機能は使えるみたいなので、覚えておこう。

というわけで、DEEPCOOLの新しいCPUクーラーはちょっと魅力的な製品に思えた。
自分が今回採用したAK620 ZERO DARKに液晶が付いたタイプも発売されるようなので、ちょっと気になっている。発売されたら、また検討してみる事にしよう。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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