ようやく見えてきた重鉄騎

 私はXbox360を所有していないため、私自身には直接関係がないのだが、気になっているゲームはある。それがカプコンの重鉄騎であり、開発はあのフロムソフトウェアと言うから、気にならないワケがない。
 初代の鉄騎が話題になったのは、あの専用のコントローラーである(画像はコチラ)。
 Xbox専用タイトルであの専用コントローラー。どれだけユーザー選ぶんだ? と思える作品だが、世間に与えたインパクトは計り知れない。
 しかし、その後Xboxは国内では衰退し、他ハードに圧されてしまったが、鉄騎そのものの開発スタンスは個人的には賞賛したいと思っている(もちろんビジネス的には疑問も感じるが)。
 XboxもXbox360へと進化し、時代は大きく変わってしまったが、鉄騎と同じ開発スタンスを持つタイトルそのものが激減してきた中、カプコンが東京ゲームショー2010のマイクロソフトブースで重鉄騎を発表。私からすれば中身を気にするなという方が無理である。
 で、重鉄騎はどんな作品なのか? という事をちょっとおさらい。

 コレを見ればあとは説明はいらないと思う。
 まぁ…コレでもか、と言わんばかりのミリタリーテイストである。
 だが、私が一番気になっていたのはこの作風でなく、この重鉄騎がKinect対応ソフトだという事である。
 Kinectでどうやって操作するの? とずっと疑問に思っていたのだが、それを明快に説明してくれる動画が公開となった。

 もう何も言うまい。


 戦車(でいいのか?)の中の細かい動きをKinectを使用して手振り身振りで可能にしている。
 これ自体、よく考えたな、と思う事であり、フロムソフトウェアのアーマードコアシリーズだと、この操作はできないだろうとも思える。重鉄騎ではプレイヤーの視点がメカにあるのではなく、そのメカに乗っている人にあるからこそこの視点が可能なのだろう。

 面白いのは、部隊内の統率もやらなきゃならないという事。
 死と隣り合わせのドンパチのど真ん中で、人が完全な統率の元に動けるワケもなく、この重鉄騎ではそれすらも操作に組み込んでいる辺り、日本ゲームでは考えにくい発想である。
 ただ、スコープモードなどに移行するのは、Kinectによる操作は実にわかりやすくてイイ感じだ。PlayStation Moveだと、これと同じような操作ができないのは実に残念だ。

 ただ、Kinect自体の大きな問題として、操作にある程度の広い部屋が必要という問題はついて回る。日本の家庭環境では結構響いてしまう問題ではないかと思う。
 ま、それはKinectだけでなく、PlayStation Moveでも同じ問題があるわけだが、この辺りをもっと簡単に解決してくれる道というのは存在しないのだろうか?

 どちらにしても、重鉄騎の重厚感は個人的には好きな感じ。
 オンラインプレイで多人数と戦車戦というのも悪くない。できるかどうかしらないが(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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