Angel Halo

USB機器を無線化する?

これ、Webカメラやスピーカーフォン以外でもイケるんじゃないの?

Webカメラを無線化する

サンワサプライからUSB接続のWebカメラを無線化する「CMS-EXW01」が発売された。価格は49,500円とちょっと割高だが、USB機器を無線化できるという意味では面白い製品である。
「CMS-EXW01」は受信器をPCに接続し、Webカメラを送信機に接続する事で、Webカメラを無線化する製品で、最大25mの距離を無線化できる。
Webカメラの解像度だと、最大4K/30fpsの映像を伝送でき、送信機側にはWebカメラだけでなく、マイクやスピーカーフォンを接続するポートも用意されている。また、送信機側にはスピーカー用の3.5mmステレオミニジャックも用意されており、この3.5mmステレオジャックからの音声も無線化できる。
いろいろな機器で使えると良いのだが…結局のところ、USBデバイスのデータを無線化できる機器なので、試してはいないがWebカメラやスピーカーフォンでなくてもUSB機器の無線化ができるような気がするが、この辺りはプロトコルの関係などでできるのかどうかは不明である。試せる人がいたら、ぜひ試して教えてほしいものである。
もしWebカメラやスピーカーフォン以外でも使えるとなれば、もっとも考えられるのは、USB接続のプリンターの無線化だろうか。昨今のプリンタは無線LANが搭載されているのでこういった通信は不要かもしれないが、無線LANでの接続が用意されていないものだと案外使える化も知れない。もちろん未確認だが。

広がる無線化?

HDMIの無線化というのも既に実現しているが、思った程普及していないというのが私の実感である。
この話が出始めだった頃は、モニタそのものを無線化するという事だけでも大きな話題だったが、今やそのあたりはあまり騒がれる事もなくなってしまった。
だが、PCは接続するデバイスに関しては話題が途切れる事はなく、何かしらが繋がっているというのが常である。
ネットワーク関係が無線化した時点で、接続するもののほとんどが無線化する流れになっても不思議ではないはずなのに、未だにあらゆるデバイスが有線で繋がっている。
私としては、ちょっと不思議な状況だなと思う事もあるが、全てを無線化すると都合の悪くなる人達がいるのかもしれない。
そもそも、DisplayPortとHDMIに関しても、未だに統一される気配がないというのも、背景には業界の違いとそれにまつわる利権が絡んでいるという話もある。
扱っているデータはどちらももうデジタルデータなので、消費者サイドとしてはもう統一してくれ、と思うのだが、未だそういった気配は微塵も感じられない。
おそらく…統一される事は今後もないだろう。

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おたふく風邪ワクチン

定期通院にて主治医に一つお願いをした。とても珍しい話だったようだ。

発症しなかった

私はおたふく風邪に罹っていない。子供のころ、母親が親戚の子供が罹ったとき、ついでに罹ってしまえと私を近づけてうつそうとしたが、結果うつる事はなく、そのまま私は大人になってしまった。
別段、困る事もなかったので、私も何もせずそのまま大人になったわけだが、私でないところでこの認識を脅かす事態になった事がある。
なぜかうつらなかった…
それが、両親がおたふく風邪になった、という事。
両親がともに50代に、ほぼ同時におたふく風邪に罹ったのである。父親と母親は当時離れて暮らしていたので、ほぼ同時におたふく風邪になる事自体が奇跡的な事ではあるのだが、それだけに私の中に強い印象を残した。
その時まで、私はおたふく風邪の事に関して全く知識などなかったのだが、子供のころに罹るおたふく風邪と大人になってから罹るおたふく風邪は、その危険度がまるで違う。
ネットでは大人の方が重症化するようだ、ぐらいで書かれているが、私は直接その症状などを見たので、大人になってからのおたふく風邪の危険性は正直、恐怖以外のなにものでもないと今では思っている。
というのは、大人になってからのおたふく風邪は、おたふく風邪らしい喉が腫れる症状がてるものの、子供の時と違い、皮膚が外側にふくれあがるよりも内側に膨れあがる度合いが大きい為、場合によっては喉を圧迫、呼吸困難になるだけでなく場合によっては窒息なんて事もありうるというのを目の当たりにしたのである。
実際、当時は窒息死の可能性もある、と母親は医師に言われている。ネットで見たとかいうだけの話でなく、実際に現実を見ているので、私からするとそこには紛れもないリアルが存在する。
ただ、一生に一度というレベルのものでもあり、しかも大人になってからのおたふく風邪の発症そのものは決して確率的に高くないという事もあって、普段から忘れがちになるのも事実。なので、ずっと気にはしていたものの、今まで医師に相談する事もなく過ごしてしまった。

母の介護を考えて

私が自分一人で生きていくというだけなら、きっとここまで考えることはなかっただろう。
だが、私は今、母の介護という状況にあるので、もし今わたしがおたふく風邪にかかり、万が一「窒息死」なんて事になったら、それはそれで問題である。母の介護は誰がするのか? という事を考えると、可能性は低いとしてもその可能性は潰しておきたい。
そう考え、ようやく主治医におたふく風邪のワクチンに関して相談したわけである。
医師からしても、大人におたふく風邪のワクチンを処方した事はなかったそうで、実際に大人に処方できるのかを調べて見る、と言い出す始末。結果、できる事は確認できたので、医師に相談の上、おたふく風邪のワクチン処方を次回の定期受診の際にお願いする事にした。
…やはり大人へのおたふく風邪ワクチン接種は珍しい事なのだろう。
ただ、おたふく風邪はウィルス性の病気で(だからワクチンがある)、ムンプスウィルスとよばれるウィルスに感染する事で発症するのだが、このムンプスウィルスを弱体化させたワクチンを接種するので、副作用としておたふく風邪に似た症状が出るとされる。
その副作用が合併症などで酷くならなきゃいいな、とは思うが、大きな災厄を防ぐためにワクチンを接種するので、そのあたりは覚悟の上で臨む事になる。

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FFXVI体験版

ついに配信開始となったFFXVIはどれほどの作品になったのだろうか?

PS5専用ソフト

ついにファイナルファンタジーXVIの体験版がダウンロード開始となった。
当Blogでは、今まであまりFFXVI(以下FF16)については触れてこなかったのだが、それは私がPS5を入手していないから。
名作となるか、凡作となるか?そもそも現時点では対応プラットフォームを所持していないし、また最近はゲームのブレイ時間も限られてしまっていることから、眼中になかった、というのもある。
ただ、眼中になかったからといって気にもならなかったのかというとそうでもない。
本作のプロデューサーは、私が絶賛しているファイナルファンタジーXIV(以下FF14)のプロデューサー兼ディレクターでもある吉田直樹氏でもあるため、どういった作品になっているのかは気にはしていたのである。
今まで、動画ではトレーラーなどが公開され、その作品の片鱗は見えていたものの、今回の体験版ではプロローグの2時間程度を製品版と全く同一のものでプレイ可能という事もあり、実際にはプレイできないものの、その内容については気になっている。
吉田氏の関与するFFは、何故か属性の相性は考慮されない事が多く、結構賛否が問われる事が多いのだが、FF14ではそんな矛盾を飲み込んで素晴らしいストーリーを展開、見せてくれているので、FF16でもかなり気になっている。
もっとも、その辺りはディレクターの仕事でもあるので、プロデューサーたる吉田氏がどこまで首を突っ込んでいるかで判断が分かれる。
実際、どんな作品になるのか、気にならないといえば嘘になる。

コンシューマ最高峰?

FF16のグラフィックに関して言うと、私が思うところであればコンシューマ機最高峰のグラフィックではないかと思っている。
専門家からすると、いやそうでもない、という人もいるかもしれない。人物の作りなどで多少違和感を感じる時もあるだろうというのは、私も感じないわけではないが、これが少なくともリアルタイムで動いていて、これだけ総合バランスの取れた映像となっているという事でトップレベルではないかと考えた次第だ。
前に吉田氏はFF14の時に言っていたのは、オンラインゲームにおいてオフラインゲームのようなグラフィックは絶対に実現できない、という話をしていた。それはFF14のようなプレイヤーそれぞれの実行ハードに統一性がない場合、処理タイミングの関係などから考えるとたしかに最高峰のグラフィックに寄せてしまうとゲームそのものが再現できない環境の人が出てくるからであり、バランスをとったところで表現しないといけないという制限がある。
しかしFF16はオフラインゲームであり、しかも今の所PS5というハードウェアが固定されている状況にある。そうなればPS5が持っている表現力をその時の技術で再現できる頂点の表現ができる事になる。
FF16は、そうしたPS5というハードウェアを頂点に捉えた最高峰のグラフィックをもって制作されていると考えれば、現時点で最高峰の表現だったとしてそれを疑う余地はないだろう。
ただ、ゲームの世界ではグラフィックだけで評価されるような甘い世界ではない。FF16がゲーマーにとって高評価を得るには、そのストーリーや作り込みといったところも大きく評価対象となる。
体験版ではグラフィックは良いのは当たり前と捉えられ、ストーリーや作り込みといった所が焦点になるだろうと思う。それはそれで正しい指標ではないだろうか。

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使いやすいマウス

選択肢が年々減っているような気がするのは気のせいか?

手に馴染むマウス

私は自分でもオカシイと思うくらい、入力デバイスに拘るタイプだと思う。
キーボードは、最終的に東プレのREALFORCEに行き着いたのだが、これだってキーボードだけで3万円前後という価格になるので、普通の人はなかなか手を出さないものだと思う。
東プレに行き着く前は、ダイヤテックのMajestouchというメカニカルキーボードを使っていたが、このMajestouchですら、安い買い物ではない。キーボードなど、安いものなら数千円で購入できるのだから、1万円を超える価格なら普通に考えて高級機と言えるだろう。
マウスにしても同じである。
当Blogでもかなり前からマウスに拘っている事を記事にしているが、2014年にもそうしたインターフェースの重要性を記事にしている。

この当時でもMicrosoftからは良い製品があまり出てこなくなったぐらいの話をしているワケだが、昔はMicrosoftのマウスはとても考えられた素晴らしいマウスを発売していた。
エルゴノミクスデザインとして人間工学に基づいて形状をデザインしているマウスが多く、価格の割に使いやすいマウスが多かったのである。
しかし、今やMicrosoftから(私にとっての)良マウスは消えてしまった。
最終的にはロジクールから発売されるマウスの中に、自分の使いやすいマウスを見出す事になったのだが、それがMX ANYWHEREシリーズであった。

MX ANYWHERE 3S

MX ANYWHEREはロジクールのMXシリーズという高級マウスの一つになるが、基本持ち運びを想定しているのか、小さめのマウスになる。
現在私唯一のマウスといっても過言ではないその最新機種であるMX ANYWHERE 3Sは、2020年に発売された前モデルの後継機種で、前モデルは当Blogでも記事にした。

前モデルからの変更点は、クリック音がかなり静かになったという事、トラッキングセンサーが8,000dpiに大幅に強化された事である。
それ以外は前モデルと同じで、センサーは「Darkfield」と呼ばれるガラス面でも反応するものを使用し、「Mag speed 電磁気 スクロール」というセンターホイールを搭載する。
「Mag speed 電磁気 スクロール」は、素早くスピンさせると高速スクロールが可能になり、センターホイールからクリック感がなくなるのだが、ゆっくり回すとセンターホイールにクリック感が出てきてカチカチスクロールさせる事ができるというセンタースイッチホイールである。
私が今使用しているMX ANYWHERE 2では、この高速スクロールに切替える時はホイールをクリックする必要があるのだが、それがMX ANYWHERE 3からは必要なくなったというワケである。
但し、MX ANYWHERE 3からはセンターホイールによるチルト機能はなくなっており、MX ANYWHERE 3Sにおいてもそれは同様のようである。代替機能として、サイドボタンを押しながらホイールを回すと水平スクロールが可能になる機能は存在するが…正直使いやすいとは言い難い。
他にも、ロジクール製の専用ソフト「Logi Options+」を使う事によって、マクロ機能といえる「Smart Actions」が利用可能になる。
これはショートカットなど連続する操作を1つのボタンに登録する事で、一連の操作を1ボタンで実現してしまうというものである。
また、ロジクールから別売されている「Logi Bolt USB レシーバー」を使用する事によって、一つレシーバーによって複数のデバイス(たとえばロジクール製無線キーボード)をPCに接続できるといった機能もある。
価格は13,970円とマウスとしては高価な部類に入るが、それだけに機能充実な一品である。

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Ryzen 5000シリーズの隠し球?

Ryzen 7000シリーズが発売された今であっても500シリーズに新製品が出るというのか?

Ryzen5 5600X3D?

AMDが新たなRyzen 5000シリーズを投入する可能性があるらしい。
従来、Ryzen 5000シリーズの3D V-Cash搭載のCPUは、Ryzen7 5800X3Dのみとされてきたし、今もこの製品のみが発売されている。
現在は価格が随分と下がり、ツクモでは36,170円と非常に手の出しやすい価格にまで落ちてきている。
このタイミングで、Ryzen 5000シリーズに、新たな3D V-Cash搭載のCPUが登場するかもしれないという噂が出てきている。


あくまでも噂レベルの話なので、どこまで信憑性がある話かはわからないが、Ryzen5 5600X3Dという、6コア12スレッドのCPUに3D V-CashでL3キャッシュを増量した製品が登場するかもしれないというのである。
トレンドは積層化へリークした情報の画像にはいくつかの情報が掲載されていて、L2キャッシュは計3MB、L3キャッシュは系96MBとなり、その動作クロックはベース3.3GHz、ブースト時4.4GHzとなるようだ。
何故今の時期にRyzen 7000シリーズでなく5000シリーズの、しかも下位モデルで3D V-Cash搭載モデルが出てくるのか? という疑問がないワケではないが、より安価で、より性能の落ち込みが少ない製品が同情することで、ミドルレンジからローエンドの分野で一定の存在感を示すことはできるだろう製品になることは何となく予想できる。

マザーボードがない?

ただ、もしこの噂が本当だったとしても、問題がないわけではない。
というのは、既にAM4ソケットのマザーボードの生産はかなり少なく、流通しているマザーボードの在庫も少なくなっているのが現状である。
おそらく、チップセットそのものはもう生産していないだろう。だからあとはマザーボードメーカーが在庫にもっているチップセットで製品を生産するだけになっていると考えられる。
主力はAM5ソケットに移行してしまっているので、AM4プラットフォームのRyzen5 5600X3D(仮)は、AM4ソケット対応製品でないと利用できない。
既にAM4ソケットのマザーボードを所有している人ならば問題はないが、そうでなければマザーボードを入手するところからになる。そういう意味では多少ハードルは高くなると言える。
私もAM4ソケットのマザーボードは持っていないので、もし導入を検討するとなると、まずはマザーボードの入手から考えないといけない。
私なら…Minisforumのベアボーンキットなどを利用することを考えるかもしれない。
もっとも、Minisforum自体がAM4ソケットの製品でベアボーンキットを発売する可能性にかけるしかないわけだが。
根拠がないまま話しているわけではない。一応は発売が予定されている製品に、B550 Proがあるので、それなら利用できるな、と考えているに過ぎない。

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大型モニタを使うということ

JAPANNEXTから65型と55型の4Kモニタが発売された。

HDR10対応なのはよいが

JAPANNEXTから、PIPやPBP昨日を備えた4K対応のモニタとして55型「JN-V5500UHDR-N」および65型「JN-V6500UHDR-N」が発売された。価格は55型が79,980円、65型が124,980円と、大型パネル製品の割にリーズナブルかなと思えるのが良い感じである。
65型で4K+HDR仕様としては、どちらも非光沢のVAパネルを採用しており、ブルーライト軽減、フリッカーフリー機能、FreeSyncなどもサポートする製品で、どちらも表示色数は10億7,000万色とおそらくは10bitカラー入力に対応した製品なのだろう。
55型でHDR色域は55型がsRGB 98%、65型が99%、応答速度は55型が4ms、65型が6ms、輝度は55型が300cd/平方m、65型が330cd/平方m、コントラスト比は55型が4,000:1、65型が5,000:1と若干65型が有利なスペックではあるが、これぐらいの差だと体幹としてはあまり大きな差は感じられないだろう。
インターフェースはどちらも共通でHDMI2.0、HDMI1.4×2、DisplayPort、ミニD-sub15ピン、ファームウェアアップ用のUSB Type-Aで、音声入所つ力を備え、5W×2のスピーカーを持つ。
HDR10にも対応するので、イマドキのHDR表示にも耐えうるが、その表現の幅がどの程度の効果で表示されるかは結構微妙かもしれない。ただ、対応はしているので、接続するPC等の機器からはHDR信号を受付けることはできる。
また、55型で14kg、65型モデルで19.5kgという重量があるが、400×200mmのVESAマウントにも対応するので、これらの重量に絶えられるモニターアームがあれば、スタンド運用ではなく、モニタアーム運用も可能かもしれない。

大型モニタを利用するという事

正直、55型や65型のモニタをPCのメインモニタとして使用するというのは、ちょっと大きすぎるような気がしないでもない。
私の理想論でいくと、4Kモニタは43型が丁度良いサイズになる。
4Kで43型だと、その画面解像度は102dpi(ppi)になる。
Windowsの基準値は96dpiなので、102dpiだと若干表示は細かくはなるが、許容値と言える。
なので55型だとこれが80dpiとなるので、標準より多少粗めになる。また、画面全体を見渡そうと思うと画面と眼の距離は1m以上離す必要はあるだろう。
この距離感だとデスク上での運用では結構使いづらいところがある。
ただ、最近はコンテンツの表示そのものが以前よりも4K表示に適してきているので、案外55型が目の前にある環境でも利用できるかもしれない。
現に私は37.5インチのウルトラワイド液晶を通常のモニタ環境と同じ距離感(眼とモニタの距離でいうと30~40センチ)で使用しているが、慣れてしまったのか違和感すら感じない。全体を見渡すと画面端は多少見づらいところはあるものの、見渡す事ができないレベルではない。
ただ、同じウルトラワイド液晶でも、WQHDを横に2画面繋げたサイズ…つまり5120×1440ドットのモニタだと完全に画面端は一望する事はできないだろう。
この辺りは人によってもいろいろ違うので、モニタを展示している店頭などで確認して自分の見渡せる範囲と距離感は掴んだ方がいいだろう。

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生成AIイラストの今後

著作権問題は当然の如く存在する事は誰もがわかる事。

政府も検討

政府の知的剤年戦略本部が近くまとめる事となる「」知的財産推進計画2023」の原案が判明したようである。
昨今流行りのAIによる生成物によって生み出される文章や画像に著作権侵害の事例が考えられる事から、AIによる著作物の学習が侵害に当たるケースなど、いろんな論点整理を進めて必要な方策を検討するとされた。
例年であれば、この計画は知的財産全般の保護や活用などについて政府の施策の方向性を示す事になるのだが、今年は独立した項目として生成AIを取り上げて課題などを整理したようである。
この計画から出された課題が明記されたからといって法律として決まったというわけではないが、今後必要な方策を検討して行く中で規制が必要となれば法律も作られていく、という事である。
一番の問題は、生成AIによる文章や画像において、その学習元となる著作物を持つ人達がどう考えるか、という事ではないかと私は思うのだが、事はそれだけに収まらない、という事なのだろう。

学習元データだからといって

ただ、AI生成イラストに関しては、ちょっとした誤解がネット上にあるようである。
学習元となったイラストと酷似したAI生成イラストがあったとして、それが学習元となった画像そのものを改変したものか? というと実はそうでもないという事。
出力した結果として似てくるのは学習元だからある程度はあるのだが、AIは他のデータももちろん参照して画像を出力している。
たとえは学習元となったイラストだけでなく、実写の写真データもその中身に取り込んでイラスト細部の印影や印象などのデータとして出力するし、他のイラストデータも勿論生成する上で参照するデータとして扱っている。
だから学習元となったイラストと酷似していたとしても、そのイラストだけを参照してまねているという事ではない、というのが技術的な方向から見た意見である。
AIの発展とそれを妨げる法規制と著作権のバランスただ、法律はこの技術的なところは見ていない。
AI生成イラストがある著作物とそっくりだったとして、その著作物のオリジナルを利用していた事が証明されれば、そのは著作権侵害の可能性がある、という事であり、印象として似てくれば違反の可能性はあるわけである。
そうなると…AI生成イラストの場合、ほとんどの学習データに現状の著作物のオリジナルが使われている可能性は非常に高く、要素として含まれていないと考える事に無理がある。
ネットで出回ってしまっているのだから、それをAIの学習データとして取り込んでいないなんて可能性はまず皆無だろう。
この判断、諸兄はどう考えるだろうか?
私はこの考え方が絶対的だとするなら、生成AIから生み出されたものは、まずもって利用できない事になるように思えてならない。
あまりに似すぎているものは問題だろうが、印象として似ているものまで規制されるようであれば、利用する事はまず無理である。

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黒のX68000 Z

瑞起から発売されるとは思っていたが、まさか製品版として正式販売とは…。

3億円を集めた名機

X68000をエミュレートし、現代に復活させるという目的の下、瑞起が発起人となって立ち上げたクラウドファンディング企画だが、それによって生み出された「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」は、資金として3億円を超える額を集めた。
本件は当Blogでも過去に記事にした。

「X68000 Z HACKER’S EDTION」という更なる前身モデルも発売し、エミュレータを作成するところから始めていた企画だが、「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」を発売するにあたっては、各所から熱烈なコメントが殺到し、古き良きX68000の復活を喜んでいた。
その後、実際に発売され、入手した人達のコメントが流れ始めたが、ある程度の開発知識がないと扱いきれないものだという事がある程度見えていた。
おそらく、そうした状況だろうな、と思った私は、本当はほしかったのだが、自分では扱いきれないと考え、入手を見送っていた。この判断は最終的には間違っていないとは思っているが、X68000好きとしては愛のない結論だったな、と思ってもいる
そして本日、瑞起はついに「X68000 Z PRODUCT EDITION BLACK MODEL」の発売を発表した。
黒のアイツ驚いたのは、クラウドファンディングのような形態ではなく、同社のAmazonサイトより製品版として発売する、としているところである。
これによって、より一般化させる事で、よりX68000 Zシリーズを活性化させたい、という思いなのかもしれない。

 

Z-CLUB

瑞起は、「X68000 Z HACKER’S EDTION」の参加者や有識者を中心として、過去のX68000で可能だったいろいろな成果物を生み出してきたが、今後はユーザー同士のコミュニティを活性化させる事を目的としたコミュニティサイト「Z-CLUB」を運用し、「X68000 Z」シリーズ全体の活性化を図るとしている。

おそらく、X68000 Zで稼働するエミュレータの上で、いろいろなソフトウェア、時には外部接続するハードウェアなどを扱えるようにするため、あらゆるところから情報と知識、知恵を集める目的で、コミュニティサイトを運営していくとしているのだろう。
特にX68000は、そうしたディープな知識を持つ人が多かったハードである。交流の場さえできれば、そこに知識は集まるはずである。

 

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iPhone Xを卒業か?

AppleがWWDC23を開催。いろんな情報が出たが、私にとって致命的なのはiPhone Xの話。

ついに非対応に

私は現在、iPhone Xを使用している。
いつものパターンなら2年ほど前に新機種へと切替えているところなのだが、docomoの保証でリペア機種と交換した事で、バッテリーが新品に切り替わり、そのままiPhone Xを使い続ける事が可能になったので、そのまま継続して使用し続けていた。

iPhone Xは初めてFace IDを採用し、ホームボタンが廃止されたiPhoneの記念モデル的な存在だったわけだが、この度、ついに新iOSである「iOS 17」の対応機種から外される事となった。
新OSについについていけなくなった「iOS 17」は、プロセッサとしてA12 Bionic以降から対応という事で、その前身たるA11 BionicのiPhone X、iPhone8シリーズはサポートから外されてしまった。
ま、これは時代の流れとともにやってくる事なので、致し方ない話ではあるのだが、あともう一世代分だけ対応してくれれば…と思わなくもない。
とりあえず、今年の新機種情報がもう少し明確になった段階で、今年の年末から最低でも今年度末ぐらいに、iPhone Xから新機種へと切替える事を視野にいれておこうと思う。

余裕のあるiPad

一方、iPad OSにはまだ余裕はありそうである。
そもそもiPhoneほど毎年新機種が出ているわけではないので、製品寿命のものが長めになるからかもしれないが、今回のiPad OS 17の対応機種は、第5世代以降のiPad mini(A12 Bionic)、第6世代以降のiPad(A10 Fusion)、第3世代以降のiPad Air(A12 Bionic)、第2世代以降のiPad Pro(A10X Fusion)で利用可能となっている。
こういう面から見ても、iPhoneよりはiPadは随分とOSの移行には幅があると言える。
私はM1を搭載した2021年モデルのiPad Proを使用しているので、まだ当分は問題なく新機能搭載のOSを利用出来るが、それができなくなった時、また改めてデバイスの入れ替えを検討しなければならないのかと考えると、iPhone含めて結構な出費になるな、と考えてしまう。
新機能が使えなくなるだけで、セキュリティアップデートはまだまだ適用できる話ではあるものの、それすらもいつかは出来なくなると考えると、定期的にハードの更新は必要なものとして受け入れるしかないのが辛いところである。

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KSRを処分するか?

放置…まさにこの言葉どおりのまま、数年が経過してしまった。

必要なものを整理

母が要介護状態になってからというもの、私の生活は激変した。
これは当Blogで母の介護の事を書いた記事でも書き続けてきている事だが、とにかく時間の使い方が大きく変わってしまった。
今まで自由だったものが、特定のサイクルで固定になり、自分以外の事に時間を使う必要が出てきた事で、明らかに自分の自由時間の長さ、幅、数量、質量、そういったあらゆる要素に変化が訪れた。
時間というものに対して質量とかどういう意味よ? と思うかもしれないが、要するに、自由時間だからといって、遠出する事はできないといった事である。遠出してしまったら、万が一戻らなければならないとき、サッと戻る事ができないとなると問題になるからだ。
だから自由時間が採れたとしても、その自由時間の中身に大きく制限が生まれる。
制限されてしまった事で、今までやっていた事、やりたいと思っていた事、そういった事が出来なくなった、という事が多分に発生しているわけである。
そうなると、私が手持ちで持っていたものにも、変化が訪れる。
持っていても、活用する場がなくなった、というものがいろいろ出てきているので、そういったものは処分してしまった方が良い事もあるわけだ。

筆頭はバイクか

そうなると、その筆頭とも言えるものがバイクである。
KSR110をボアアップして125cc仕様にしたものだが、全く乗らなくなって数年が経過してしまった。
もともと母が要介護になる前から、あまり乗っていなかったものなので、母がこの状態になってしまうと、まさしく乗らないものになってしまった。
2013年の写真をひっぱりだしてきたKSRは原付二種のバイクなので、維持費は年間の税金と自賠責保険、そして車の任意保険の中にいれているファミリーバイク特約の追加費用になるわけだが、KSRを処分してしまうだけでムダに放出してしまっている資金を止める事ができる。
そう考えると、もう処分してしまっても良いものではないか? となる。
ただ、残念ながらこのKSRはいろんなところに手を入れていたもので、調子が悪い部分を見直していたところでそのまま放置してしまっているので、今まさに走る事ができる状態になっていない。つまり、不動車という事である。
コイツを処分するのは結構面倒だな、と。
さて、どうしたものか?

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再・進まぬFF14

時間が限られる私にとってFF14の今のシステムは結構厳しい。

またしても壁になるIL

最近、FF14の進行が遅れがちである。
現在はパッチ6.xが進行中で、最新は6.4になるわけだが、これら大型アップデートのその後のパッチアップデートの進行ですら遅れる状況になってしまっているのは、偏にぷれいじかんが捻出できない事が理由でもある。
現在、パッチ6.1以降、小規模なパッチアップデートが繰り返されてきているが、それぞれのパッチのラストに待ち構えているインスタンスダンジョンや討滅戦などに仕掛けられているのがアイテムレペルである。
このアイテムレベルが一定のノベルに達していないと、コンテンツファインダーにて人を募集する事もできず、そのパッチのメインクエストすら進められなくなる。
今回、パッチ6.4が来たコトで、第13世界の行く末に一定の結末を迎える事になるだろうが、その最終戦とも言えるゴルベーザとの戦いに関して、アイテムレベルが足りずに最後の討滅戦に入れないという事態に陥った。
ま、この辺りは予想はしていたのだが、最近は介護でまとまった時間が採れない事からフェイスによる幻体の育成もままらなない状態になっていたので、最新のダンジョン攻略の為には、コンテンツファインダーにて他人とパーティを組んで攻略するしかない。幻体がLv.90まで成長していればフェイスにて攻略する事もできるが、残念ながらまだ私は固定NPCの幻体の育成が終わっていないのでそれができない。
というか、まず幻体の育成にも時間がかかり、それも時間がないから出来ない状態で、幻体が育たないから他人とコンテンツファインダーでパーティを組めば良いが、それだと攻略中に介護で呼び出されたりするとパーティメンバーに迷惑をかけてしまうので、迂闊にパーティを組む事ができないし…と八方塞がりになってしまう。
何をするにしても時間が足りない要介護者を抱えている者は、とにかくに時間がなかなか取れないし、仮に取れたとしてもその途中で要介護者から呼び出されるリスクから、とにかくダンジョン攻略がままならない。
そうなると…アイテムの入手が滞るので、ILで制限されると途端に進まなくなるのである。
ま、この問題は既にILが原因というより、私のゲームをプレイする環境にこそ問題があるという話でしかないのだが。

ギャザクラ問題

そしてもう一つ、FF14をプレイする段階で困っているのがギャザクラ問題である。
正直、蒼天街の頃もまともにプレイできていないので、ギャザクラ職のレベルアップに苦慮しているのは昔から変わらない。
一応クラウターに関して言えば、友好部族のクエストでレベルを上げる事ができたので、全てをLv.90にする事はできたが、そこから先が進めない。というか、装備を更新できずにいる。
いろいろな事を試していかないとそうした装備の更新などはできないのだが、それらを調べてプレイする時間がない。
いや、こちらは特に急ぎではないので、ゆっくりでも進めていけば良いのだろうが、今一つ何をしてよいのかが見えにくい。
特にギャザラーは致命的である。もうLv.50過ぎのレベルで育成が止まってしまっている。
ここらへんは抜本的に見直してプレイスタイルを確立しないとレベルを上げるのも辛いところたなのだろうな、とは思っているが、戦闘職で躓いている事から、こちらまで余力が回らないのが問題だ。
…なんかもう私がFF14をプレイする事そのものに限界が来てしまっているような気がしないでもない。

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RTX 3070Ti、出品開始

いよいよヤフオクに出品を開始した。

ちょっと高いかもしれない

手持ちで余った「ELSA GeForce RTX 3070 Ti ERAZOR」を遂にヤフオクに出品した。

価格に関して、随分と悩んだのだが、私としては少しでも高く売れれば…という気持ちで若干高めに設定した。
どんな結果になるやら…60,000円開始の65,000円が即決価格という事にした。
ただ、この価格は送料も含んでの価格なので、実質的には58,500円くらいの価格での出品という事になる。
ただ、ミドルレンジのRTX 4060が既に発表された後の事なので、価格的には結構厳しいのではないかと思いつつも、絶対性能ではRTX 4060よりは上に行くハズなので、強気の設定にした次第。
保証もまだ1年弱くらいは付いているので興味のある人はぜひ宜しくお願いしたい。

RTX 4000シリーズ

改めてRTX 4000シリーズを振り返ってみると、上位であるRTX 4090や4080を除くと、実にメモリという弱点を抱えた製品だと言わざるを得ない。
4090や4080はメモリ帯域幅もそんなに気になるレベルではないし、メモリ量も16GB以上と及第点以上の性能なので問題はないが、私が購入したRTX 4070Ti以下は、メモリ帯域幅があまりにも狭いという事、搭載メモリ量が微妙なことなど、メモリ周りにかなりの弱点があることがどうしても性能を伸び悩ませる傾向にある。
高負荷の状態になると、メモリ帯域幅が狭いことで性能が伸び悩むという傾向が強く、そんな時は前モデルであるRTX 3000シリーズの方がベンチマークスコアが高くなる傾向にある。
RTX 4000シリーズはとにかくセカンドキャッシュを多めに搭載していることから、多少メモリ帯域幅などに弱点かあったとしても大きな差異を生まない、と考えたのかもしれないが、実際には高負荷になればメモリの弱点が顔を出し、結果、前モデルよりも性能が落ち込むことになる。これがRTX 4000シリーズの、特にRTX 4070Ti以下の特徴になる。
なので、今回私が出品したRTX 3070Tiは、メモリ8GBという制約さえ問題がなければ、RTX 4060をチョイスするよりは良い結果を生み出す製品と言えるかも知れない。
特にゲーム中心で利用するのであれば、現行モデルに拘る必要はないのかもしれない。

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