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Tagged: Parallels Desktop

Parallels DesktopのWindows11が正式に

ようやくといったところ?

Apple SiliconでWindows11

既に私はMacBook Proを売却してしまったので、私にはもう過去の話になるが、MacでWindowsを動作させた場合、現在主流のApple Silicon、つまりMシリーズのコアを搭載したMacにおいて、Windows11を動作させる一つの方法として、Parallels Desktopを使うという方法があるが、コイツで動作させていたWindows11は、Arm版Windows11で、残念な事に正式版とは言えないWindows11を使用していた。
というのも、MicrosoftがArm版Windows11のライセンスを限定していたためである。
これについて、何れは正式版が利用可能になるだろうという話が出ていたようではあるが、何時になるのかは全く判らなかった。
少なくとも私がMacBook Proを売却する時には、全く先が見えていなかったのだが、そこから約半年後の2月16日、MicrosoftがついにWindows11 on Armが動作するソリューションとして「Parallels Desktop for Mac」を正式に認可したと発表した。
気をつけたいのは、あくまでもParallels Desktop経由でのものだという事。
MacでのArm版Windows11がようやく正式化今まで、MicrosoftはQualcomm製のArmアーキテクチャのSoCにのみライセンスを下ろしていたわけだが、仮想PCを回する形とはいえ、Qualcomm製以外のSoCで動作するArm版Windows11を公式サポートする事となる。

稼働条件

Parallels Desktopにおいて、Windows11の仮想PCを構築するには、もちろんそれなりの条件が必要になるが、まぁApple Siliconを搭載しているMacなら、その条件を揃えるのはそんなに難しい話ではないだろう。
大凡、以下が必要になる。

①.4GB以上のメモリと600MB以上の空きストレージのあるApple Silicon搭載Mac
②.①の上で仮想PCを構築するので、さらにメモリとストレージが別途必要
③.Parallels Desktop 18 for Macのライセンス
④.既にParallels Desktop 18をインストール済みの場合はver18.2以降にする
⑤.Windows11 ProもしくはWindows11 Enterpriseのライセンス

一番の問題は⑤にあるのではないかと思う。
つまり、Windows11 HomeはNGだという事である。
ちなみに、既にArm版Windows11を仮想PCとして利用していた場合は、その仮想PCはライセンス認証すればそのまま利用可能らしい。
今までもグレーゾーン的に使えてはいたと思うが、これで一応は正式にサポートされると考えれば、仕事で使うとなってもそれなりの安心感はあるだろう。

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Windows11、使いにくい?

MacBook Proの上で仮想で動くWindows11を使っているのだが、実に分かりづらい。

2段階のサブメニュー

Parallels Desktop上で動作するWindowsを11にアップグレードして数日、いろいろ試しに使っているのだが、感覚としてWindows10とさほど変わらないかな、という印象である。極論を言うと、本当に見た目だけ変わっていて、中身は同じなんじゃないかとすら思える程に変化がない感じ。
仮想Windows11ただ、それは実際に何か処理させたからこそ出る言葉であって、結論を見たからこそ出る言葉である。
しかし、ファーストインプレッションとしては、いざその処理をさせようとした時に出てくる言葉は「あの機能、どこいった?」という言葉である。
いつもと違うところに移動していたり、或いは行き着くまでに階層が深くなっていたりと、何かと不便に感じる。
その理由は明白で、単純に慣れていないから。
Windows10だって、Windows7やWindows8.1からの乗り換えの時に、同じ事を言われていたハズで、これは新しいOSが登場すれば、必ず通るであろう儀式みたいなものである。
なので、何かしようとして戸惑うなんてのは、今のWindows11でも最初は当たり前にある。
ただ、その当たり前の問題から、Windows11は大凡「使いづらいOS」として認知されてしまう。
しかも…それがあまりWindows10と変わらない使い勝手だと、そもそもアップデートの意味があるのか、とも言われてしまう。
Windows VistaやWindows8の時ほど不評ではないが、存在意義を問われるOSという認識はついて回るのかも知れない。

セキュリティの為?

というわけで、使っていてどうしても困るというような事はWindows11には今の所ない。
ただ、何かしようと思った時にいつもと違う手順を踏まねばならない事が不便であり、これは慣れるしかない。
特に設定まわりは見た目も結構変わっていて、ちょっとした設定変更をするのにも苦労する。
あと、これは私が仮想Windows11を使っているからなのかもしれないが、やたらとディスクアクセスしているように思える。
Windows10の時よりも明らかにディスクアクセスが多く、レスポンスがとにかく悪い。
なので、WordやExcelのファイルを開く時にも、起動までに結構な時間がかかる。
これは使い慣れてくると徐々に高速化するのだろうか?
今の所、仮想Windows11として4コアのCPUを割り当てて実行しているので、処理に必要なCPU能力は十分だと思うのだが、その処理であってもワンテンポ遅れている。
この引っかかるような遅さは、何故起きるのか?
ひょっとしたら、セキュリティが高いからではないか、と思う時がある。
Windows Vistaの時も、セキュリティの高さから、あらゆる行動に制限が設けられ、レスポンスが悪くなっていた。Windows11はVistaほどではないとはいえ、昨今の問題に対応できるよう、セキュリティが強化されている事は間違いないので、このワンテンポ遅れるような遅さは、何かとチェックを実施しているセキュリティが原因なのかもしれない。
実際はわからないけど。

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Windows11をお試し

いつごろ本格的に移行しようかと悩んでいるが、とりあえずお試しで。

MacBook Pro上のWindows11

Windows11が昨年に公開されてから、いくつかの更新を経て、今現在は当初から存在していた不具合の大部分が潰され、運用していく上でも問題のないレベルのOSになったのではないかと思う。
Windows11はPCゲームでより性能が出やすいとか出にくいとかいろいろ取り上げられていたが、実際の所、Windows10との性能差は全くといっていいほどない、という状況のようだ。
一方で、Windows11はWindows10よりもセキュリティレベルが高いと言われているが、そのセキュリティレベルの高さ故に、その扱いがWindows10よりも厳しい部分もあるようで、それが自分の使い勝手に響くのではないか、という不安もある。
ただ、こういうのは実際に使ってみないと分からない、というのがホンネで、本来なら覚悟を決めて乗り換えて、使って慣れていく、という方法を執るしかないのだが、幸いにして私はMacBook Proの中にParallels Desktopを使った仮想Windows10 Proがあるので、とりあえずこのWindows10 ProをWindows11 Proにアップグレードして使ってみる事にした。

アップグレードに6時間?

早速、MacBook Pro上のWindows10 ProをWindows11 Proにアップグレードするため、念の為にPCチェックを実施した。過去にもチェックしているので問題はない事はわかっているが、念には念を入れてチェックする。
Parallels DesktopでもソフトウェアでTPM 2.0を実現しているし、その他の要件でも特に問題が出ている事はない。十分アップグレード要件は満たしている事を確認。
というわけで、Windows UpdateからWindows11へとアップグレードしてみる。
Windows11のアップグレードの為のプログラムのダウンロードが始まるが、時間的に帯域が細かったのか、妙にダウンロードに時間がかかる。
しかもタスクマネージャをみるとCPU使用率が100%に張り付いている。何かしら他のプロセスを実行しているのか、と思ったが、そうでもない。
で、ここで気がついた。
Parallels Desktopは、MacBook ProのCPU、つまり私の構成ではIntel CPUのコア数を仮想OSにどれだけ割り当てるか決める事ができるのだが、Macのパフォーマンスを落とさないよう、仮想WindowsにはCPUを2コアしか割り当てていなかったのである。
一応、CPUは4コア8スレッドなので、仮想OSでも8スレッドから割り当てる事になるので、ここでいう仮想Windowsへの2コア割り当ては、2スレッドの割り当てという事になる。
流石にイマドキのOSで、しかも仮想OSで2コアでの運用というのは少し虚弱すぎたかもしれない。だが、既にWindows11へのアップグレードをはじめてしまったので、2スレッド構成で進めるしかない。
というわけで、Windows11のインストールを完了するまでに最終的には6時間近く係ってしまった。とりあえず問題無く終了し、無事、MacBook Pro上でWindows11が起動した。
仮想Windows11

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Intel MacでWindows11?

Parallels Desktop17を入れてるけれど、アップグレードできない?

仮想TPM

私が所有しているMacBook Pro2020(Intel Mac)13インチだが、2021年9月4日の記事にも書いたように、既にParallels Desktop 17を導入し、次のmacOS、Monterey及びWindows11の対策は済ませてしまった。
なので、私からするとMacBook ProにWindows11を入れる事そのものはもう問題なく入れられるだろうと思っていたのだが、今日、MacBook ProでWindows10を起動して、実際にWindows Updateをかけたら、Windows11のアップグレード要件が満たされていない、という注意メッセージが出てきた。
Windows11に対応したParallels Desktop 17をインストールしているので、私としてはもう問題はなくなっている、と思っていたのだが、何がいけないのだろうか?
ひょっとしたら何かやるべき事がなされていないのかもしれない。
そう思い、ネットで情報を確認してみたところ、Parallels Desktop 17は仮想TPMを導入する事でWindows11の導入条件を満たしているという事がわかった。
しかも、どうやらそれは、Parallels Desktop 17の設定で導入する必要がある、という事らしい。
どうやら、今から新しく仮想Windowsを導入する人はそのまますんなりとWindows11の要件を満たせるのかも知れないが、既に作られている仮想環境では、改めて仮想TPMを組み込む必要があるようだ。
で、設定を見てみると、確かにハードウェア構成のところに「TPMチップ」という項目が増えていて、これを加える事ができるようになっていた。
仮想TPMが加わっているなるほど、これでTPMの要件をクリアできるのか、と思って、とりあえず私の仮想環境に組み込んで、Windows10を再起動、そのままWindows Updateを確認してみた。
だが…そこには「Windows11にアップグレードできません」の文字が…。
コレ、何をすれば出来る様になるんだろうか?

他に必要なものがある?

いろいろ考えて見るが、そもそもがMacBook Proなので、ハードウェア要件など足りていないものがありすぎる可能性もある。
CPUはWindows10の上では全てが仮想CPUだし、メモリにしても8GBを割り当てていると言ってもGPUに割り当てるメモリ量はWindowsとは異なる。そのあたりでもWindows11の要件を満たしていない可能性も考えられる。
いろいろな問題がある事が予想されるが、一番手っ取り早いのは、Microsoftが公開しているPCヘルスチェックアプリをインストールして、システム要件の確認をする事である。

Microsoft PCヘルスチェックアプリ
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11#pchealthcheck

まだチェックしていないのだが、この辺りをチェックして必要な要件を再確認して、またトライしようと思っている。

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M1 MacでWindowsは夢となるか?

Parallels Desktop 17では対応としていたが、話が変わるのか?

Microsoftのコメント

先日、私もParallels Desktop 17を導入し、次世代macOSであるMontereyに対応できる環境を整えたわけだが、このParallels Desktop 17は、Intel Mac及びM1 Macの環境において、Montereyに対応するだけでなく、Windows11にも対応できるものとしている。

Parallels Desktop 17
Parallels Desktop 17
https://www.parallels.com/jp/pd/general/

表記的には「 Windows 11 に対応済み(正式リリース時)」という表記をしているので、正式リリースとなった時に対応する、という意味なのかもしれないが、Parallels社が対応する意欲があり、その事を宣伝文句として使っているのは事実である。
だが、TECH+の記事によると“The Registerは9月10日(米国時間)、「Microsoft releases new Windows 11 builds, confirms running on an Apple M1 ‘is not a supported scenario’ • The Register」において、Microsoftが同誌に語った内容として、「M1 MacのParallelsでWindows 11を動作させることは想定されていない動作であること」および「ハードウェア(M1 Mac)で直接OS(Winodws 11)を実行することもサポートしていない」という内容を伝えている”としている。

TECH+
M1 Mac、仮想環境でWindows 11のサポートは見込み薄か
https://news.mynavi.jp/article/20210913-1971399/

このMicrosoft側のコメントが事実であれば、Parallels Desktopを使用しようが何を使おうが、M1 MacでのWindows11の動作は保証されず、見通しが立っていないという事になる。

Windows11のARM対応は?

ただ、Windows11は、その動作条件の中にARMでの動作も可能とするリリース情報を出していたと私は記憶している。
これはMicrosoftが自社開発のARMコアを製造しようとしている動きにも見られ、いよいよSurfaceもAppleと同じように独自CPUによって動作させるつもりなのかと思っていた。
AppleのM1コアは、それほどまでに世間では大きなインパクトを与えたわけだが、MicrosoftがARMでWindowsを動作させようとする動きがあるのもまた事実である。
その結果として、AppleのM1でもWindowsが動作できますよ、というのは、技術的にはそんなに難しい話ではないだろう、という予想をしていたのだが、互換性はそうした技術的な問題だけでなく、保証という意味も含めているので、そこに対してMicrosoftはサポートしていない、というコメントを突きつけてきた事になる。
おそらく、Parallels社としては、ここからライセンス的な問題やサポート的な問題をどのように解決するかの動きを見せる必要があるのだろうが、かなり苦しい状況になったと言えるかも知れない。

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Parallels Desktop 17、導入

何れ入れる事になるから、先に入れておく事にした。

アップグレード、5,204円

MacBook Proで使用している、Parallels Desktop 16を17へとアップグレードした。
Montereyに先行してインストールもともと、MacBook Pro 13インチ2020(Intel版)を購入した時、Parallels Desktop 15を購入したのだが、その時には16への無償アップデートが付いていて、16へは無償でアップグレードして利用していた。
Parallels Desktop 16からは、Apple SiliconであるM1への対応など、めざましい進化を遂げたParallels Desktopだが、17も当然、Intel版とM1版の双方に対応したものになっている。
今回のParallels Desktopは、新macOSのMontereyに対応させたバージョンで、MacとWindows間でのドラッグ&ドロップ機能が強化されたりと、より便利になったものへと進化した。
他にも、Office365の統合が行われていたり、Windowsの起動時間の短縮化など、強化点はいろいろあるようだが、そうした強化点よりも最新のmacOSに対応させたという事が、アップグレードの最大の目的になるのかな、と思っている。
こういうアプリケーションは、やはり最新のOSへの対応が最も重要なファクターではないかと思っている。機能強化よりも、機能安定性が最優先とされるのは言うまでもない。

実際試してみた

アップグレードは非常に簡単である。
Webサイトでそのままアップグレード版を購入してシリアルキーを手に入れて、インストール時にそのシリアルキーを入力すればアクティベーションは完了、そのままインストール終了後に使用可能になる。
一度前バージョンで仮想OSを構築しているなら、同じ手順でアップデートも完了である。
一つ問題があるとすれば、Parallels ToolsというmacOSと仮想OSのデータをシームレスに移動させたりする事のできるツール集も、同時にアップデートしてならないといけないという事。ま、これは実際にParallels Desktopをアップデートした後にその警告が出るので、問題無く移行する事はできると思うが、気をつけるポイントと言えばポイントかもしれない。
それらが済めば従来から利用していた仮想OS、私の場合はWindows10だが、それを起動させる事ができるようになる。
起動時間はParallels Desktop 16より高速化しているという事だが、正直驚くほど早くなったという感じはない。実際の起動時間を計測すれば高速化しているかもしれないが、元々そんなに遅いと思っていなかったので、あまり変化に気づけない感じではないかと思う。
また、もっとも重要な安定性だが、これに関しても私の環境ではその違いがハッキリとはわからない感じである。もともと、私はParallels Desktopで動作しているWindows10でフリーズ等したことがないので、私のレビューはあまり参考にならないかもしれない。

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Parallels Desktop 17

もうそんな時期なのかと言いたくなるタイミング。

Parallels Desktopの新型

macOS向けの仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop 17 for Mac」が本日発表された。
標準エディション、PROエディション、Businessエディションの3種があり、直販では本日から、その他の販路では27日より発売される。
直販の場合、標準エディションは新規が9,818円、旧verからのアップグレードが5,204円、サブスクリプションは新規/更新ともに年額8,345円となる。Proエディション及びBusinessエディションはサブスクリプションのみの提供でどちらも新規/更新ともに年額9,818円になる。
年に一度のサービス料という感じサブスクリプションでなくても、大凡年1回の更新となるので、永続ライセンスであっても新しくする場合はほぼ毎年5,200円程度のアップデート費用がかかる…そんな感覚の人もいるのではないかと思う。
今回のParallels Desktop 17では、新たにホスト/ゲストOSとしてmacOS Montereyをサポートとし、Windows11への最適化も実施予定とされる。
つまり、Parallels Desktop 17 for Macを入れていれば、macOSが新しくなっても、利用しているWindowsが新しくなっても、どちらにも対応できる、という事である。

機能的にも大幅進化

今回のバージョンではOpenGLのグラフィックス性能が最大6倍、2Dグラフィックスが最大25%、WindowsやLinuxの再開動作が最大38%高速化する、と言われている。
またM1 Macでは、Windows10 Insider Preview関連やDirectX 11などの性能が向上し、Intel Macではネットワーク性能が向上している。
他にもWindows向けディスプレイドライバの改良が行われ、macOSとWindowsのシームレスな連携を実現するCoherenceモードの操作性向上や、USBデバイスの対応強化などが行われる。またM1 Macは仮想TPMをサポートする。
この説明だけを見ていると、相当な強化が実施されるような感じに聞こえるが、実際にどのように機能するのかを体験してみないと、実際の性能はなかなか見えてこない。
まして今のMacはIntel製CPUかMi搭載か、でもその対応は変わるので、対応する幅も広く散漫になってしまっているので、Parallels側としてはやりづらい所ではないかと思う。

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Mac上のWindows11

Windowsでも更新が怪しいWindows11だが、Macではもっと厳しい。

Parallels Desktop

現在、私はIntel MacのMacBook Pro 2020を所有しているが、これは偏に仮想環境でWindowsを動作させる為に採った措置で、導入時もApple Silicon対応のMacにすべきかどうかをずっと悩んでいた。その結果として、Windowsの動作が確実なIntelコア搭載のMacBook Pro 2020を購入する事を選んだのだが、ここにきてWindowsが10から11へとアップグレードする事が発表され、Mac上で動作するWindowsもWindows11にできるのか気になっていた。
結論から言うと、Mac上で動作するWindows10はWindows11へアップグレードするには要件を満たさない事がわかっている。
おそらく、要件的に足りていないのはTPM2.0への対応といったところだと思うが、もともとMacはT2チップという専用のセキュリティチップを搭載している。だが、これはApple専用でもあるので、これではWindows11の要件を満たせない。対応できない原因はまさしくコレが原因ではないかと思うが、何に原因があるにしても、対応していない状況は変わらない。
MacでWindowsを動作させるにはいくつか方法があるが、私が採用している方法はParallels Desktopと呼ばれる仮想化アプリでWindows10を仮想OSとして動作させる方法だが、これを提供しているParallels社のサポート担当SVPのNick Dobrovolskiy氏は、このWindows11の対応に関して「エンジニアリングTeamは、Windows11 Insider Previewの公式ビルドを待って、今後のParallels Desktopのアップデートで完全な互換性を実現するために、新OSに導入された変更点を検討しています」とコメントしている。また「実現のために可能な限りの事を必ず行う」というコメントも付け加えている。
公式が言っている事なので、いずれは対応するという事は間違いないだろう。あとは技術力を信じるしかない。

macOS Monterey

Macは、次のmacOSのbeta版が公開されている。
Big Surが公開されてそろそろ一年になろうとしているが、OSが大型アップデートするタイミングという事である。
このMontereyと呼ばれる時期macOSに関しても、Parallels Desktopは対応していく必要がある。だからParallels社は、この新OSへの対応と、Windows11というOSへの対応の2つを同時に進めていかねばならない状況である。
しかも、M1 MacがARM版Windowsに対応している事を考えると、M1 Macへの対応も同時に進めていかねばならない状況になる。
一応、M1 Macの上で動作しているARM版Windows10で、Windows11プレビュー版は動作しているようだが、これの検証は一筋縄ではいかないと考えられる。
Apple Silicon on Windows11というのは、もし動作に問題があったとしても、それがParallels Desktopの問題なのは、それともWindows11プレビュー版の問題なのか、ハッキリしないからだ。
ただ、WindowsマシンでWindows11を動作させて、それと比較すればどちらの問題かはある程度予測はできる。検証作業は、そうした複数の環境で動作させた上での比較検証という形で進めるしかないので、より時間と手間はかかるだろうと予想される。

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Parallels Desktop 16.5

Parallels Desktop 16.5が提供開始となったが、ARM版Windows10は、未だInsider Preview版に頼る事になる。

Parallels Desktop 16.5

Parallelsは、Apple M1に正式対応した「Parallels Desktop 16.5 for Mac」の提供を4月14日(現地時間)に開始した。
問題はどちらかというとMicrosoftApple Siliconが登場してすぐに、米Parallelsは仮想環境のWindows10を実現すべく、いろいろなアプローチを取っていたが、翌年の2月には、Microsoft製のARM版Windows10のInsider Preview版が走る状態のものを構築していた。
一番の問題は、ARM版Windows10がOEMにしかライセンスされていない事で、一般ユーザーがライセンスできる状態になっていないという事である。
MicrosoftがARM版Windows10を一般販売しないかぎり、ParallelsとしてはM1 MacにてWindows10が使えるという事を謳う事ができないのだが、技術的には動作する、という事でもって、現時点の対応としたようである。
なお、ARMベースのLinux系OS「Ubuntu 20.04」「Kali Linux 2021.1」「Debian 10.7」「Fedora Workstation 33-1.2」は利用する事ができると発表されている。

性能は高い

M1 MacでParallels Desktopを使用しての性能は、2020年版のIntelベースMacBook Airに対して250%の省電力性、Radeon Pro 555Xを搭載するIntelベースMacBook Proに対して、directX 11アプリで最大60%の性能向上、Core i9搭載のMacBook ProでWindows10の仮想マシンを動作させた場合と比較して、最大30%の性能向上が見込めるようだ。
それだけ基本となるM1という半導体の性能が高いという事を示しているわけだが、やはり処理コードが同じ方が性能は叩き出しやすいという理屈は変わらない。
にもかかわらず、Parallels Desktopを使用してのx86エミュレーション上の動作であっても、結構早いというのがM1 Macの特徴でもあった。
今回の対応で、正式にARMコードが高速動作する事が確立したとも言えるわけで、M1 Macを持っている人はアップグレードは必須ではないかと思う。

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Parallels Toolbox

あまり使い所がないなと思っていたら、サブスクリプション期間が終了した。

必要なものなのか?

昨年購入したMacBook Pro 13インチ(Intel版)に、Parallels Desktop 16を入れてWindowsと併用しているという事は、当Blogでも何度か記事にした。
Macの中に仮想Windows10があるというのは、時に不思議な感じもしないでもないが、Windowsとのデータのやり取りをスムーズに行うという点において、実に便利に使えている。
そんなParallels Desktopだが、インストール時にParallels ToolboxというMac用アプリケーションもインストールできたので、使えるのかもしれないと思って入れていたのだが、実際にはほとんど使わずに今まで過ごしてきた。
で、今日Macを立ち上げた際、このParallels Toolboxがサブスクリプションの期限切れになったと通知してきた。
一見便利そうに見えるが頻度は低いParallels Desktopは、基本その時のバージョンに限っていえば永久ライセンスのものを使っているので、サブスクリプション対象となるのはこのParallels Toolboxだけになるのだが、こいつの年間契約料を調べて見ると2,300円弱といったところだった。
一度もParallels Toolboxの機能を使っていないので、コイツを契約するのはあまり得策ではないなと思い、削除してよいものかどうかをネットで調べてみた。
すると、やはり使わないからと削除している人がいたようなので、私も削除する事にした。
削除といっても、アプリケーションフォルダの中からParallels Toolbox.appを削除するだけだが、どうも仮想Windows10の中にもParallels Toolsというアプリがあるらしく、そちらも削除対象になるのではないかと考えた。
仮想Windows10を起動し、Windows10の設定→アプリからParallels Toolsを削除したところ、急激に仮想Windows10がもっさりと動くようになり、解像度も自動調整等しなくなった。
どうもWindows10にインストールされているParallels Toolsというアプリケーションが仮想Windows10を最適化しているようで、WindowsにインストールされているParallels Toolsを削除すると実に使いにくい状況となることが判明した。
…必要悪じゃん(爆)

Macのみ削除

というわけで、再び仮想Windows10の上ではParallels Toolsを再インストールする事にした。再インストールそのものは、Mac上のParallels Desktopの処理メニューから「Parallels Toolsの再インストール」という項目をクリックすれば再インストールはされる。
Windows10の上でのParallels Toolsは特にサブスクリプションアプリケーションと認識されていないようなのでインストールさえされていれば利用できるようである。
但し、Windows10を起動した時などにParallels Toolbox(mac)をインストールするよう促される表示が出てくる時はあるようだ。
どちらにしても、mac側のParallels Toolboxのみ削除で、利用する事に特に問題はなさそうなので、しばらくはこの体制で使って行く事にする。

Parallelsの資金源とすれば、Parallels Toolboxのサブスクリプションも重要なのかもしれないが、そもそもそれならParallels Desktopを完全にサブスクリプション化すれば良い話であり、わざわざToolboxを分けてソチラを有料化するというのは、フェアなやり方ではないような気もする。
mac側はなくても問題はないようだが、少なくともWindows側はParallels Toolsがないとパフォーマンスがガタ落ちするのでほぼ必須のような気がする。

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Apple Silicon上でWindowsを

出来ないとは誰も言っていない。でも出来るとも言っていない。

M1対応のParallels Desktop

米国Parallelsは、Apple Silicon「M1」チップ搭載Macと互換性のある仮想化ソフトウェアの新バージョン開発に積極的に取り組んでいる事を明らかにした。
同社の「Parallels Desktop for Mac with Apple M1 chip」というブログ記事を公開し、その中でM1チップが新型Macにもたらすパフォーマンスや電力効率、仮想化機能に対して称賛しつつも、現時点でのParallels Desktopのバージョンでは仮想マシンは実行できないと言う。
つまり、現在の最新バージョンのParallels Desktopは、macOS Big Surに対応しつつも、あくまでもIntelコアを搭載したMacでしか動作しないという事である。
ここまでは私の予想どおりの結果であり、特に驚く事ではないのだが、米国Parallelsはその次を検討しているようである。
ユニバーサルバイナリ、つまりIntelコア版とApple Silicon版の両方のバイナリを含んだプログラムに切り替え、仮想化コードを最適化、その上でM1番の新型Mac向けの新アプリを試す事を熱望している事を表明している。
ただ、このM1対応版がARM版Windowsを動作させる事を意図したものなのか、それともx86コードをM1上で走らせ、現状のWindowsを動作させる事を意図しているのかは不明である。
というのも、MicrosoftはARM版WindowsのライセンスをOEMメーカーにのみ提供する、としているからだ。
一般ユーザーが手にできるWindowsライセンスは、今の所x86コード版のみなので、仮に米国ParallelsがARM版WindowsをM1搭載Macで動作させられるようにしたとしても、Windowsそのものを一般ユーザーが入手出来なければ意味がない。
このライセンスの件に関しては、Microsoft側からは何のコメントも出されていないため、提供可能になるのかどうかもわからない。
ただ、米国Parallelsは、何かしらの形でM1搭載Mac上で、Windowsを動作させられるようにチャレンジしている、という事は確かなようである。

M1チップの性能

AppleのM1チップの発表以降、各技術系サイトではM1の性能の高さをいろいろと記事にして情報公開している。
確かに公開されている数値を見ていると、Intelコアより圧倒的な性能を持っているように考えられるが、私個人としては本当にそれだけの性能が出るのか? という事に関して結構懐疑的だったりする。
実際、それだけの性能が出ている可能性がゼロとは言わない。
理由は5nmプロセスのSoCという一つのダイに全てを集約したプロセッサでプログラムを動作させ、しかもCPUもGPUも同じダイの上に乗っているDRAMにアクセスするので、高速なメモリ帯域と相まって、高速にプログラムを動作させられる事は間違いないからだ。
DRAMまで統合している事の強みIntelやAMDがいかに多数のコアをまとめてキャッシュメモリにアクセスさせようとも、今回のM1ほど効率的にメモリにCPUやGPUがアクセスできるようにできた事は一度足りともない。だから少なくともメモリアクセスに起因する性能低下はM1チップでは考えにくい。
そういう意味では、今回のM1搭載Macは、まさしくノートPCというよりはiPadのようなタブレットデバイスに近い。
だから…というわけではないが、M1チップの弱点も見えてきた。それは全てをSoCに纏めている事で、搭載できるメモリ(DRAM)容量が限られるという事と、I/Oコントローラーの機能が絞られてしまうという事である。
今回の新型Macは、どれもメモリの最大容量は16GBに留まっているのは、まさにこの制約の為であり、しかもThunderbolt3やUSBのポート数が少ないのもこのSoCの制約の為である。
今回、Appleが比較的小型かつ規模の小さなMacのみにM1を搭載して発表したのは、まさに大規模作業を実施するには搭載メモリ量が少なく、拡張できる素養を持たせる事ができなかったからだ。
大きな作業をするには、メモリ16GBは確かに心許ない。

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Parallels Desktop 16

8月22日に発売されたParallels Desktop 16だが、私は15を購入したのがつい最近だったので、無償アップグレード対象だった。

ホントは待つべき

先月購入した13インチMacBook Pro 2020は、もともとWindows10を動作させられる事を前提にして、Intelコア入りだから購入した側面がある。
Apple Siliconへと切り替わってしまった後、ARM系のApple Siliconでは、Windows10の動作が保証されない事から、あえてIntelコアの段階でMacBook Proを購入したのだが、結果としては上々で、仮想OSとしてWindows10を動作させられる今の環境は、業務に使うにしても実に使いやすく、重宝している。
そのWindows10を仮想OSとして成立させているのが、Parallels Desktopで、私は8月にVersion15を購入した。
私が購入した一週間後ほどに、Parallels Desktop 16が発売される予定だったので、私は無償アップデートの対象だったわけだが、8月22日に発売したVersion16のインストールを、しばらく拒否していた。
業務で使用している関係で、安定動作が絶対的条件と思っていたので、まだ情報の少ない今はバージョンアップの時期ではない、という判断からそうしたのだが、周辺でもトラブルの話は全く聞かなかったので、Version16へアップデートする事にした。
違いがほとんどわからない。使用している人が元々少ないという事もあって情報が少ないのかもしれないが、公式ではWindows10の起動が20%高速化するという事も売りにしていたので、まだ被害が少ない今の段階でインストールする事にした。
トラブルが出れば…また仮想マシンを構築してゼロからWindows10を構築するしかない、ぐらいの覚悟はしたが、結果から言うとトラブルは何も起きなかった。実にスムーズなものである。

シリアルキー入力いらず

今回、Parallels Desktop 15から16にアップグレードするにあたり、とても簡単で便利だと思ったのが、Parallels Desktop 15がインストールされている状態から、16のインストールデータを起動、実行させるだけで、特に他の事をしなくてもParallels Desktop 16へアップデート出来てしまったという事。
しかも、新しい16用のシリアルキーの入力すら不要だったので、実に良く出来たインストーラーだと感じた。
具体的には、Parallels Desktop 15がインストールされている状態でParallels Desktop 16のインストーラーを起動、そのまま上書きインストールしただけである。インストールが終了すると、Parallels Desktop 16が起動するので、Parallels Desktop 16のサブメニューから「アカウント&ライセンス」を選択すると、マイアカウントとして既にParallels Desktop 16のシリアルキーが入力された状態になっている。
そこで、右下の「アクティベート」をクリックしてParallels Desktopのサーバと同期させれば、それでアップデートは完了である。
実にシンプルかつわかりやすいアップグレードである。

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