錯綜する新型E-M5の噂

来年に発売が予定されているといわれているOlympusの新型E-M5だが、期待が大きい分、いろいろな話が出ている。

噂は噂を呼ぶ

いや…これはもう噂ではなく、希望的観測としか言えないかも知れない。
噂では、新型E-M5はPanasonicのGH4に対抗する4K動画対応機になる、という話は実は一貫した話なのだが、その話からユーザーからいろんな希望的観測が出回り、いつしか噂の出所の事そっちのけで話が進んでいるところも見受けられる。
私としても、噂の真偽はともかく、そうした各ユーザーのコメントから得られる希望的観測の方が納得できてしまう部分もあり、噂は噂としても、そうした希望的観測が真実になったらいいな、と思ったりもする。

大多数の見方としては、Olympusには動画のノウハウがあまりないため、4K動画対応機を作る事自体がそもそも無理、という話が強い。たしかに4K動画を撮影しつづけると大量の熱を発生させるため、その排熱をどうするか? というのは本体設計のノウハウが絶対的に必要だし、また、Olympusの場合はフォーカスに関しても追従させるシステムをもっと確実性の高いものにしないといけないなど、ハードルはかなり高い。
一方、静止画撮影の場合であれば、Olympusにはかなりのノウハウがあるため、いろいろな面で新機軸を取り込みやすい。
こうした背景から、ほとんどの人は現行E-M5の延長上に新型を持ってきて欲しいという話が強いのだが、現在の噂では外観も変わる話が出ていて、ほとんどのユーザーが求める姿からは外れていくような予感を感じさせる。
実際問題、もう少しちゃんとした情報がリークされないとハッキリとは分からないのだが、上位にE-M1があり、下位にE-M10がある以上、何か今までとは違ったアプローチでないとE-M5の立ち位置がなくなる、という問題を解決するために、Olympusも道をいろいろと模索しているのだろう(というか模索した結果動画に行き着いた可能性もある)。

フィードバック

商品開発をする場合、やはり顧客からのフィードバックは絶対的に必要な要素である。
旧来から使っている人たちが不満に思っている事や、疑問に思っている事、望んでいる事を集め、それらを新製品に反映させていく事で、より魅力的な新製品を作り込んでいくわけだが、もし新型E-M5に搭載される機能が噂通りだったとしたならば、Olympusは一体どの層に対してフィードバックを行ったのかが疑問に思えてくる。
もし、旧来からのファンからフィードバックを行ったとするなら、動画特化という話は図出てこないのではないかと思う。ほぼ全ての人が静止画の道を極めて欲しいと言っているからだ。
しかし噂はそうした期待とは異なる方向に舵を切っている。いったいどうしたのか?

何はともあれ、私自身も現行E-M5が良いのか、それとも新型が良いのか、で、迷いが出ている。
現行E-M5はその小さなクラシックカメラ風のデザインが良く、またそれでいてコンパクトに高機能という部分が素晴らしい。新型では、デザインが変わるという話であるから、機能の方向性からして変わる事が予想される。
それだけに、私の中ではかなり注目な噂である。
もう少し…リーク情報が多いと想像の域が広いのだが…とにかく発売まで待ち遠しい。
ま、買えるかどうかは全くわからんが(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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