E-M5 MarkIIを今更…

実機を触ってきた。ただそれだけ。

カッチリ感がイイ

今年2月20日に発売になったオリンパスのE-M5 MarkIIを今更ながら初めて触ってきた。
今まで触る機会が全くなかったわけではないのだが、触ると欲しくなるというただ単純な発想から、触るのを避けてきたのだが、自分で新製品の話をBlogに書いている以上、いつまでも触った事ありませんでは話にならない、と思った為、仕事で八王子に出る事があったついでに実機を触ってみる決意をした。
行ったのはビックカメラ八王子店。すぐ隣にオリンパスホール八王子があるのだが、あえて量販店を選んでみた。

※オリンパスホールは市民会館で命名権をオリンパスが取得しているのみとの情報を戴きました。

触って見た感触の第一印象は、恐ろしいほどカッチリしている、という事。
E-M1もカッチリしてるという印象だったが、それ以上のカッチリ感で、小さなボディが金属の塊なんじゃないかと思えるぐらいである。
操作するスイッチ類はE-M1に負けず劣らずの数で、押した感触も実にイイ。この辺りは前機種とは比べものにならない。これは「欲しい」と思う人が多いのもうなずけるというものである。実にクラシカルでバツグンのプロポーションただ…E-M1使いの私からすると、シャッターボタンの押しやすさは残念ながらE-M1の方が押しやすい。これは当たり前の事だが、E-M1は大きなグリップが付いていて、そこをグリップする手に合わせて角度を付けたりしているため押しやすいのであり、そういうグリップを設けていないE-M5 MarkIIでは、押しやすさに差が出てしまうのは仕方のない話である。
しかし、このシャッターの押しやすさは、本体がクラシックスタイルだからこそなのかもしれない。そう考えると、今のE-M5 MarkIIのスタイルは方向性として間違っていない。

驚いたのはキットレンズ

実際、展示してあった実機を構えてみたのだが、AFは驚く程速い。E-M1ももちろん速いのだが、同等以上じゃないのか? と思うほど速い。これに5段分の手ブレ補正が付いていると考えれば、カメラとしてハイエンドもいいところという感じ。
そしてもう一つ驚いたのが…キットレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZがその実機に付いていたのだが…コイツ、電動ズームだったのね(爆)
しかも、電動とは思えないほど速くズームし、音もしないというのにちょっと驚いた。リニア式の電動ズーム故の静音設計だからこそなのだろうが、これなら問題なく使えると感じた。

E-M1ユーザーとして考える

このE-M5 MarkIIというカメラだが、確かに魅力的なカメラではある。
ただ、E-M1ユーザーとして考えると、実に微妙なカメラであるように思える。
セカンドカメラにするには豪華過ぎるし、E-M1を超える部分があるとはいえ、E-M1ユーザーが乗り換えるカメラかというとそうでもない。
方向性が同じようで若干異なる…という部分から、セカンドカメラとして使える人からすると最適なカメラとも言えるが、金銭的に余裕がないとこの辺りは受け入れがたい。
ホントは私としてもセカンドカメラとして欲しいカメラではあるのだが、金銭的に考えると、もったいないとも思えるワケで、立ち位置としては微妙だな、と。
欲しいが高い。
E-M1ユーザーでこの壁を越えた人には悩みはないが、超えられない人であれば微妙なカメラである。

と言うわけで、セカンドカメラは今の所もっと安いm4/3機をセレクトする事になるかな、という感じ。但し、そもそもメイン機であるE-M1の稼働率が余り高くないため、今はセカンドカメラなんて行っている場合ではないというが実情。
そう考えると、E-M5 MarkIIは魅力的だが私の眼中からは外れるカメラなのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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4 Responses

  1. ruser より:

    E-M1はOLYMPUSのフラッグシップなだけに、それ以外はいらないんじゃないかって位の全部入りかつ高性能。
    同じm4/3で考えるなら、セカンドカメラは必要無さそうな感じですね。
    眼レフ使ってると、E-M1の小ささと軽さに驚かされます。
    個人的には、ボディは最高のものだから、レンズを買うのがベストなのかなと。
    …思っていても、物欲は思い通りに行かないんですよねw
    Ultronも使えるようになるし、システムカメラとして完成度を高めるなら、やはりPROレンズですかねーw

    • アバター画像 武上 より:

      まぁ…順当に考えれば本体を買い増すよりはレンズを買う方が妥当ですよね。それは私も「普通はそうだよなぁ」と思います。
      ただ、レンズをいくつか持つようになると、カメラの一つは固定レンズで咄嗟に対応できる撮影に使いたいとか思い始めるわけですよ。
      …という事であれば、何もE-M5 MarkIIでなくても良いわけですがw

      うーん、そう考えるとPENシリーズとかの方がいいのかもしれないなぁ…。

  2. mazda121 より:

    はじめまして。
    >行ったのはビックカメラ八王子店。すぐ隣にオリンパスホール八王子があるのだが、あえて量販店を選んでみた。

    オリンパスホールはただの市民会館で、オリンパスが命名権を得たのでオリンパスと。

    実機があると思われていたのかと、余計なお世話でした(^^ゞ

    • アバター画像 武上 より:

      はじめまして。

      何と、命名権だけの話でしたかw
      そのアタリ、全くしりませんでした。

      貴重な情報、ありがとうございます。
      じゃあ…その近くにショールームがあるのかな?
      YouTubeの動画とかで八王子のOLYMPUS関係の所で実機を見てきた、とかそういうのがあったので、オリンパスホールがそれに該当するものだとばかり思ってました。

      いやいや、実際に行かないとダメですね(>_<)

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