Monthly Archive: 11月 2008

Mac Evangelist

 かつて、私はMac使いであった。
 実のところWindows95を触るより先に漢字Talk7.5系を使っていた。
 その後、多目的の観点からWindows95 OSR2のノートを併用したが、メイン機はPower Macintosh 9500だった。
 前々職に就いて半年ほどでやはりWindowsをメイン機にしないと仕事として不便になり、安いバイト料(前々職は最初の1年はバイト扱いだった)の中から自作費用を捻出し、Celeronの300MHzをクロックアップして450MHzとしてWindowsの世界に突入した。
 仕事として使ってはいたが、個人的にはやはりMacの使い勝手の方が好きだったし、洗練されていると思っていた。
 そこから時は流れ、結局Windows1本に絞り込んで使い始め、Windows2000でようやく普通に使えるようになったと実感し、WindowsXPでマトモになったなという実感を得た。
 ただ、その同時期にMacはMacOS Xへと移行し、より使いやすくなっていったのだが、その時には私はMac使いではなくなってしまっていた。
 本当は新しいMacが欲しかったのだが、そうそう買えるほどリッチではなかったのである。
 私がMac使いだったころ、Windows95やその前のWindows3.1を使っている人に、「Macintoshの方がイイよ。Mac使いなさいよ」とMacを広めるMac使いの人が多かった。当然、私もその一人であった。
 こういう人達の事を“Mac Evangelist”と言うのだが、今でもEvangelistは存在するんだろうか?
 ちょっとそんな事を考え、思い出したのにはワケがある。
 新型Mac Bookのユニボディを体験すると、Evangelistだった頃の自分を思い出したのである。

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PS3用ヘッドセット

 PS3用の公式ヘッドセットが発売された。
 価格は5,000円でBluetooth接続になる。
 連続通話時間は8時間で、最大待ち受け時間は300時間と実用上ほぼ問題のない持続性があるという。
 充電用のクレードルが付いてくるそうだが、USBコードの長さが30cmと短いのが問題でそのまま使うならPS3の横に置く必要がある。それが不便であるならば、ケーブル等で延長するか、もしくはUSBとコンセントを接続できる外部周辺機器で充電ポイントをPS3から隔離するような方法を採る必要がある。

 形状は耳かけタイプであり、このタイプが苦手という人もいるだろう。
 かくいう私もそうなのだが、Bluetooth対応のヘットセットの大部分はこの耳かけタイプであり、標準的なタイプとなるとこれは致し方ない。
 ただ、比較的本体が軽いというせいもあり、耳かけタイプが苦手と思っている人でも案外普通に使えた…なんて事もあるかもしれない。
 使ってみないと分からない部分ではあるが、ヘッドセットというものがもし私的に必要になるようであれば、購入後実用レポートをしてみたい。

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リハビリ感覚でDS脳トレをやらせてみた

 3ヶ月ちょっと前、ウチの母親が脳梗塞で入院したと書いたが、今はとりあえず自分の事は何とか自分でできるぐらいの回復を見せ、自宅療養中だ。
 とりあえずは自分の事をこなせるため、脳梗塞という病気のワリに後遺症は軽いと医者にも言われたが、一般社会に出て行くには体の動作も、また脳の働きもまだ弱いと言わざるを得ない。
 母親の脳は、脳梗塞の発見が3日遅れたため、左脳が中心から壊死してしまっている。これはMRI写真で確認している。結構広範囲に壊死しているため、当初はここまでの回復は望めないとまで言われていた。
 結果として後遺症は軽かったが、それでもまだ左脳の働きを完全に右脳が肩代わりするまでには届いていないようで、判断が遅い。
 ただ、医者はリハビリを続ければ個人差はあるものの、まだまだ回復はするだろうと言っていた。
 そこで私は考えた。
 母親にDSソフトの脳トレをやらせたらどうなるか? と。

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ボリボリシステム

 昨日、Amazon.co.jpから“DS西村京太郎サスペンス2”が届いた。
 テクモから発売されているNDS用ソフトだが、サスペンス好きでゲーム好きなら押さえておきたい一本である。
 私は前作も買ったという事もあり、第2作目である今作も当初より買う予定であった。
 現在、まだパッケージを開けただけの段階だが、そう遠くないウチにプレイ開始の予定である。
 最近、NDSソフトにアドベンチャーソフトが増え続けている。
 過去のリメイク作品が中心ではあるものの、タッチペンを使った操作で一般ウケしやすいという事からなのか、作り方が従来のゲームっぽいものから読み物っぽい感じへとシフトしてきている。
 まぁ、もともとアドベンチャーゲームは読み物っぽいところがあるため違和感はないし、逆にスマートな作りになって遊びやすいというメリットもある。
 そんな中、横溝正史氏原作の推理小説をゲーム化するとして、その第一弾として犬神家の一族がゲーム化される。
 発売元はフロムソフトウェアである。

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Intel追撃へ

 昨日、Shanghaiコアの話をしたが、AMDのIntel追撃はこれからである。
 IntelはNehalem(Core i7)のメインストリーム展開をほぼ1年遅らせ、2009年の秋以降としているため、この後退はATI吸収で混乱していたAMDにとってはある意味好都合という状態。
 そこにきて2011年までのCPUロードマップの公開である。

 これによるとGraphics統合CPUの登場は2011年までずれ込む事がわかる。
 やはり1つのシリコンダイの上に全く違うコアを載せるヘテロジニアスコアは、技術的に難しいものといえるのかもしれない。
 何でもアラブ首長国連邦の首長国の1つアブダビ(Abu Dhabi)政府が所有する投資企業Advanced Technology Investment Company(ATIC)がAMDに投資するとかで、AMDの経営状態が好転している(する)らしい。
 これでAMDもIntel追撃の体制は万全といったところか。
 これからのAMDの革新的技術に期待したい。

Shanghai

 ここ最近、CPUメーカーとしてのAMDが妙に静かだった。
 IntelのCore 2 QuadとPhenom X4での比較では、ネイティブクアッドコアでありながら性能的に一歩引いていたのが理由なのか、AMDのCPUは絶対的性能よりも省電力をウリにしたものばかりであった。
 しかし、その省電力という部分においても、Intelは45nmコアを先行して投入していたため、65nmコアのAMD勢は大きなメリットを持っていたワケではない。
 つまり、微細化プロセスで遅れていたAMDは得意な省電力分野でもリードできない状態だったと言える。
 そのAMDより、サーバ向けのOpteronシリーズではあるが、待望の45nmコアが発表された。
 通称、Shanghai(上海)コアである。
 性能的なものは技術系サイトにいろいろと掲載されているので割愛するが、性能的に大幅に強化されたと言っても過言ではないだろう。
 期待のデスクトップ向けである“Deneb”コアは、Phenom IIとして2009年第1四半期に発表される予定らしい。
 AMD派はこれでようやくインテルのCore 2 Quadと対等以上に渡り合えるようになるが…インテルはCore i7が実売として今週投入される。
 まだ追いついたとは言い切れない感じだが…
 AMDにはもうちょっと頑張って欲しいところである。

友達なくすゲーム

 ニンテンドーDSにカルドセプトが出た。
 カルドセプトといえば、10年間続編が作られ続けたボードゲーム&カードゲームの融合ゲーム。
 正直、マジック・ザ・ギャザリング(以下MTGと略)にハマりまくった私からするとハマらないワケがないゲームであり、それを熟慮した結果、私は未だ一度もカルドセプトをやった事がない。
 …こんなの始めたら寝る時間がなくなる(爆)
 ただ、やはり気になる事は間違いのない話。
 DS版はPS版カルドセプトエキスパンションをベースに作られていて、カルドセプトセカンド以降に追加されたクリーチャーの領地能力や、スペルの復唱、ブックへの復帰などの要素がなくなってしまったかわりに、セカンド以降消えてしまったクリーチャーの種族等々が復帰している、言わば先祖返りした内容になっている。
 つまり、初めてプレイするには逆によい環境になったとも言える。
 これはつまり私にヤレという事なのか?(爆)
 ただ…一つ問題がある。
 簡単に言うと、カルドセプトはMTGの要素にモノポリーやいただきストリートの要素が加わっているゲームである。
 つまり…プレイスタイルに寄らずして友達なくすゲームなのであるw
 自分を有利に進めようとするとどうしても相手を陥れるプレイに鳴らざるを得ないのである。
 こんなのWi-Fiで知人と対人戦などしようものなら、翌日から口をきかなくなる可能性大(爆)
 カルドセプトとはそういうゲームである。
 それを分かっていたとしても、ハマってしまうゲーム…それがカルドセプトである。
 んー、やっぱDS版欲しいなぁ。

痛キックボクサー

 痛車、痛チャリなど、アニメキャラをペイントした車や自転車が最近妙に話題だが、私は今日初めて“痛キックボクサー”なる存在を知った。
 …ボクサーにアニメキャラをペイント?
 んなワケはない。
 要するにコスプレしたアニヲタボクサーである。
 11月9日、後楽園ホールで、初音ミクの「みっくみくにしてあげる~♪」のアノ曲が流れた。
 初音ミクコスプレでネギを振り回しながら登場したそのボクサーは、ホール中央のリングに上がりいわゆる“ネギ踊り”を始めた。
 その彼こそ、リングネーム“長島☆自演乙☆雄一郎”である。
 自演乙って… orz
 公式ブログを見てみたら…どうみてもタダのヘンタイにしか見えない彼だが、プロ戦績11戦11勝(7KO)と現在無敗で、しかも11月9日の後楽園ホールで行われた「START OF NEW LEGEND XIII 新しい伝説の始まり」という大会では見事TKOで勝利し、NJKFスーパーウェルター級王座の座に輝いたというから、実力は間違いなく本物である。
 
 実力は本物でも…うーん、これでいいのか?w
 まぁ、今の時代は何でもアリなんだろうが…

ラグナロクオンライン

 私の記憶が間違っていなければ、たしかラグナロクオンライン(以下ROと略)は2002年にサービスを開始した。
 β期間があるため、ハマッていた人からすると2001年の中頃ぐらいからプレイを開始していたかと思う。
 そして今は2008年。
 つまり、ROは既に6年以上もの長きにわたりサービスを継続中という事になる。
 私も3年ほどプレイしただろうか。
 杜撰な管理の中で3年もプレイしていたのだから、私も相当に我慢強かったのかもしれないが、それほどROは単体のゲームとしては良くできていたし、他に対抗できるMMORPGが無かった。
 キャラクターのコミカルさだけでなく、そのゲームの作り込みそのものも悪くはなかった。いや、非常に良かった。
 ただ、壊滅的なまでに管理が悪かった。ガンホーは相当な利益を上げていた事は間違いないし、その利益は管理に使用する予算が小さかったからとも当時は言われていた。
 BOTという自動プログラムで動作するキャラクターが延々と狩りをしてRMTも社会問題となった。
 BOTはサーバの動作を重くするほどアクセス数が多く、真面目にプレイする人達の阻害にしかならない存在だった。
 ただ…そんな状況下にあっても、このゲームは相当に面白かった。
 稚拙なまでのシナリオではあったが、キャラクターとそのゲーム性だけで面白かったのである。
 これで管理が完璧だったなら…多分私は未だにプレイを継続していたかもしれない。
 そんなROが11月25日に新しい攻城戦のアップデートを行うという。
 まだアップデートが続いていたのかと驚くと同時に、今少しずつプレイヤーが戻ってきているような話も聞く。
 今では管理がちゃんとなされ、BOTはおらず、しかもPCの性能が時代とともに上がってきているため、プレイ環境は恐ろしく良くなっているという。
 もともと良く出来ていたゲームシステムであるから、環境が良くなればその面白さは爆発的なものがある。
 足りていなかったシナリオ部分も随分と追加され、遊びやすさは倍増しているようだ。
 うーん、また始めてみてもいいかなぁ…とちょっと思ったりして。
 まぁ、時間ないからやらないと思うが。

ネットへの書き込みが招く意味

 トイガンメーカーであるタナカに警察が査察に入った。
 理由は発売された“タナカカシオペア・S&W M500 8-3/8インチ”が使い方によって殺傷能力を持つため、である。
 当然、メーカーであるタナカや認可を出したASGK 日本遊戯銃協同組合が想定していた使い方ではそんな問題は起きはしない。
 想定できなかった使い方をする事で、それはベアリング弾を発射できる銃へと変化する。
 問題となったのは、その想定できなかった事に起因している。
 “タナカカシオペア・S&W M500 8-3/8インチ”は従来のリボルバーエアガンとは全く異なるシステムでプラスチック6mmBB弾を発射する。
 従来のエアガン・ガスガンは、その発射システムが銃本体側に搭載されているが、このカシオペアが搭載するカシオペアシステムは、薬莢型カートリッジ内にガス室を持っているところが新しく、その新システムが悪用される事で殺傷能力を持つようになってしまった。

 写真は既に終了してしまったMSNオークションからの流用である。

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17,000Hzが聞こえなくなっちゃった…

 耳が昔からいいと言われていた。
 目はあまりよくないが、耳だけはある種ちょっとした自慢でもあった。
 多分、今でもそんなに悪い方ではないとは思うが、一つショックな事実にぶつかった。
 可聴周波数域チェッカというソフトがネットに公開されている。
 これで自分が何Hzの音まで聞き取れるか? というテストができる。
masudayoshihiro.jp
http://masudayoshihiro.jp/
(上記リンクより自作ソフトウェアを参照)
 17,000Hzというのが一つの境界になっていて、子供は聞こえるが大人は聞こえない帯域と言われている。
 まぁ、もっと具体的な説明はあるのだが、とりあえず17,000Hzというのが一つの基準だ。
 試してみたのだが…20代の時には聞こえていたハズの17,000Hzが聞こえない orz
 16,810Hzまでは正解率100%なのだが、そこから上にいくと正解率が徐々に落ちていき、17,000Hzでは正解率が30%に満たない。
 これ、元に戻るのかなぁ…とちょっと不安になるが…多分戻らないだろう。
 これで私も「耳がいい」というのを返上しないといけない。
 …こりゃまいったね orz
※テストするときはヘッドホンが良いだろう。
 ただし、そのヘッドホンの再生周波数帯域に注意だ。
 普通20,000Hzくらいまでは再生するだろうが…

ネットブック

 私はネットブックというものにあまり興味がなかった。
 もともと性能と使い勝手を両立するかどうかという所に興味があり、ノートPCに対してそのバランスを追求しているところがあるためだ。
 特に私がモバイルPCに興味があった頃は、ノートPC以外にはあまり高性能なモバイル機器が存在していなかったため、その中でも高性能だったノートPCに全ての機能を求めていた。
 しかし時代は変わり、今やムービーなどはケータイでも問題のない時代になった。
 多分、ネットブックというPCは求められる各機能を別デバイスに分散した結果生まれてきた新しいノートPCなのではないかと思う。
 そんなネットブックに全く興味を示さなかった私が「コレ、ちょっといいかも」と思ったのが、このEeePC S101である。

 何がいいかというと、このキーピッチ。
 ほぼフルピッチに近い出来映えである。

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