機材を購入したはいいが…

 今日、ワケあって東京まで出た。
 ま、年に2回の恒例行事…と書くと「ああ、コミケに行ったのか」と思われる人も多いかと思うが、私は前々職の時にコミケに行ったことはあっても、前々職を辞めてからコミケに行ったことは1度しかない。しかもその1度も前々職関係の知人に会いにいっただけの事で、目的は同人誌でもなければコスプレでもない。
 誤解を恐れずにいうならば、正直コミケはもう同人誌即売会の側面はほとんどないと思っている。しかもその同人誌は個人で楽しむ…という著作権上でも何とか許容できる範囲を大きく超え、今では一部の書店(もちろん限定的ではあるが…)でも購入する事ができる。それらの著作権上の問題もホントにグレーゾーンで、既にそのグレーゾーン上で普通に商売までやってる人がいる…そんなグレーゾーンではもう済まされないイベント、それがコミケだと思っている。
 しかも開催してるビックサイトは、たしか聞いた話だと消防法上では8万人までしか許容出来ないのに、今年は過去最高の20万人…このまま突き進むのも難しいイベントではないかと思う。
 最近の参加人数の拡大は、おそらく海外組が増えているからではないかと思うが…と、別にコミケそのものを批判するつもりもないし、それが時代というものだという事も理解しないわけじゃない。なのでコミケが行われる事そのものは正直個人レベルの話でどーでもいい事であり、そこにお祭り的娯楽を求める事があってもいいとも思っている。
 結局何が言いたいかというと…あの人混みには耐えられん、という事である(爆)
 そんなワケで、私がこの時期に東京に出ても有明に行くことはもうないだろうし、目的は別にある。年に2回、妙な腐れ縁でコミュニケーションを取っている知人と会う為に東京へ行くのである。
 で、その集まる場所というのが…これまた人混みの多い秋葉原。
 年々、電気街の様相はなくなりつつあり、もう萌えの国である。今日も…スゴイ格好してスゴイデザインのうちわ配るねーちゃんがたくさんいた。あの街は…ディズニーランドよりも夢の国だと思う…いや、真剣に(爆)

 で、せっかくアキバに行くので、昨日調べていたニコ生放送に必要な機材を物色してきた。
 まずはHDMIキャプチャボードだが…

 サンコーから発売されている“HDMVC4UC”というHDMIキャプチャーボードである。
 これは1080pにも対応しているのだが、残念ながら1080pだと30fpsにしか対応していない。そのため1080pのPS3映像をキャプチャーしようとしてもできない。PS3と接続する場合は1080i(インターレースなら60fpsに対応している)で接続するか、720pで接続すればキャプチャーできる。
 下調べした結果ではもう一つ、恵安から発売されている“DM626 H3”も同じような性能を持っているようだが、そちらはHDMI端子が3接続まで(その替わり価格が安い)だったため、私は“HDMVC4UC”をセレクトしてみた。


 で、昨日も問題視していた音響関係だが…おそらく確実にミキサーは必要になるなと思ったいたのだが、実はそれだけだと、音質に問題が出る可能性がある事に気がついた。
 というのは、私が使用しているUSBサウンドの“Dr.DAC2”は、音を出力はできるが入力ができない。そのため、Skypeなどに使用しているマイクはマザーボードのチップセット内蔵サウンドを利用して、ピンジャック入力させている。つまり、私の環境は音声の入力と出力でサウンドデバイスが別々なのである。
 この環境で、マイクの音とPCの音などを合わせるには、マイクをPCのチップセット入力(マイク端子)から外し、マイク+Dr.DAC2のアナログ出力をミキサーで合わせて、そのミキサーの出力をPCのチップセット入力(マイク端子)に入れるという方法を採れば良い。が、これだとほぼ確実にノイズが出る可能性がある。昔からなのだが、内蔵チップセットのサウンド入力はかなりの確率でノイズが乗る。なので、自作PCや一部メーカーPCではその辺りに気を遣ってやらないとノイズ混じりの音声しか得られない。ONKYO製PCだと…大丈夫な可能性は高いが、それもやってみなければわからない。
 このノイズ問題を解決するには、サウンドカードを入れてやれば解決できる。よりノイズ耐性に優れたサウンドカードであれば、入力時の音声にノイズが乗る事はない。しかし、それだとサウンドカードとミキサーを買わねばならないことになるため、ダブルで出費する事に…。

 そこで私は考えた。
 USBサウンドデバイス、それも入力を2入力以上持ったデバイスを新設してやればどうだろう? と。
 正直、Dr.DAC2とバッティングしないか不安ではあるが、使用するデバイスを入力と出力で切り分けてやれば…つまり今のマイク接続と同じに出来れば、入力専用のUSBサウンドデバイスにできるのではないか? と。
 で、いろいろ検討した結果がコレ。

 Sound Blaster Digital Music Premium HDという製品で、表にマイク端子一つ、裏面に光入力とアナログライン入力を持っている。
 これならば何とかなるんじゃないだろうか…と思っているのだが、やってみないと分からない。
 万が一、Dr.DAC2の音とのミキシングができない場合は、最悪このSound Blaster Digital Music Premium HDを入出力のサウンドデバイスにしてやればいいだけの事。
 もしどうしてもDr.DAC2の音声でやりたい場合は…ミキサー投入を考えればいいさ(爆)

 というわけで、今日はHDMIキャプチャボードとサウンドデバイスを購入してきた。
 あとは…HDMIスプリッター(分配機)が必要になるかもしれないが、これはこれでいろいろと問題の多い機器らしいため、今は良いものを物色中である。

 …ま、ここまで投資したらニコ生やらないとダメだろうなぁ。
 興味本位で機材まで買っちゃったわけだしwww
 何事もやってみなきゃわからんって事で踏み出したワケだが、ちと冒険すぎたかもしれない。
 投資した機材が無駄にならなければ良いが…。

追伸:
 えーと…Sound Blaster Digital Music Premium HDだが、マイクとアナログライン入力は排他使用という事が判明。
 この時点でミキサーを投入するか、Sound Blaster Digital Music Premium HDをサウンドデバイスとして専任させるしかなくなった。
 構成を変えてDr.DAC2のUSB接続をやめて、Sound Blaster Digital Music Premium HDの出力をDr.DAC2にアナログ入力させて対応すればイケルかもしれない。
 このやり取りは…またBlogの記事にしたいと思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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