ハンダがうまく溶けない…

 先日、本人に直接確認して正確な部品を調達できるようになったコンデンサだが、そのコンデンサが届いたので、早速LXA-OT1の改造をはじめてみる事にした。

 電子工作なんて初めてやる事であり、最初から上手くいくとは思っていなかったが、まぁ何とかなるだろうぐらいの気持ちでハンダ鏝に通電させ、いざハンダ吸い取り線で、アンプのコンデンサを取り外しにかかったのだが…そこでいきなりトラブル発生。
 ハンダが…溶けないのである orz
 コテ先が熱くなってないのかなぁ…と思い、通電させてから5分以上あけてから作業に取りかかっても、基盤裏面のハンダにコテ先を当てて5秒近く時間をかけてもハンダに動きがない。
 10秒近く経つとさすがに溶けたかな? という感じになるが、基盤の穴にその部分だけのハンダが落ちていく感じで、周辺がすべてそうなってしまうとハンダを吸い取り線で据えなくなってしまうので、慌ててコテ先を外すが、当然それでは部品を取り外す事などできない。
 ハンダって、こんなに溶けないものだっけ?

 一応、ハンダ付けの解説などをしてくれている動画などを参考に見るが、それらではハンダは容易に溶けているのだが、仮にLXA-OT1に使用されているハンダが鉛フリーのハンダだったとしても、今私が持っているHAKKO N454Pの25Wというハンダ鏝で溶けないハンダではないと思うのだが…。
 もっと出力がいるのだろうか?



 ちなみに、通電させた後のコテ先がコレ。
 先端が黒く変色しているが、焼けた感じになっている。
 色味で言えば…ガンメタって感じだろうか?
 つまり、熱はここまで来ている事は間違いないのである。実際握っていたときも手持ちに熱が伝わってきている為、それは間違いない。
 しかし、私がハンダを溶かすという事そのものに慣れていない為もあって、どうも感覚が掴めない。

 それと、今日ハンダ吸い取り線を実際に基盤に当ててみて分かったのだが、ハンダ吸い取り線では大きすぎて、基盤のハンダを吸えないかも知れない。
 もしそうなら、ハンダを吸引して取り除くタイプの吸い取り器が必要になるかもしれない。さらなる出費である。

 実際に、このハンダ鏝では鉛フリーのハンダは溶けないのか?
 それとも溶ける為にはもっと時間をかけないといけないのか?
 そうした知識を得る為にも、ハンダ付けにもっと慣れないといけないのか?
 いろいな思惑が今頭の中を駆け巡っている。
 慣れる為に何か作らないとイケナイとなると、何かキットを購入して練習するしか方法がない。
 近くに、勝手が分かっている人がいれば、その人の指導の下に練習もできるのだが、独自に憶えるしかないとなると、いきなりLXA-OT1の改造は敷居が高いのかもしれない。
 はてさて、どうしたものかいな?

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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6 Responses

  1. XEGASY より:

    通常コテ先は銀色でなければいけません。
    黒く変色している場合、コテ先が酸化している可能性が高いです。
    その酸化を取り除くために、通常は水に濡れたスポンジを利用します。
    私はコテ先が使いにくくなったときは、スポンジで綺麗にした後、コテ先にハンダを載せることで応急処置をしていました。

  2. 武上 より:

    ガンメタっぽくてもダメなのね。
    で、こて台についているクリーナーの説明を読み直したら、クリーナーは使い終わったときに使うのではなく、ハンダ付けしたあとはそのまま台に固定して終わり、次使う時にクリーナーを使って使い始めるというやり方が正規なようです。
    ま、私の使い方が逆だったって事ですな。
    ちなみに使ってるクリーナーはコレ。
    http://j.mp/K51Sf9
    スポンジタイプじゃなくてワイヤータイプ。
    とりあえず酸化防止の為に、手持ちのハンダを溶かして載せてみたのですが…あまり上手くいっていないかも。
    もしコテ先がダメになったら、次はもっとコテ先の細いタイプに交換してしまいます。
    …ま、これぐらいで使えなくなるとは思いませんけど。
    というか…現状の作業すら上手く行ってない状況で、コテ先までこんな状態だとすると…こりゃ私には電子工作は無理か?(爆)

  3. うめー より:

    毎度。
    オイラは電子工作ではないけれど板金でハンダ使うのでチョイとオイラの方法をば。
    鏝先は綺麗にしておいて使うのは書かれている通りです
    オイラのハンダ鏝は板金用の銅の無垢で鏝先も銅自体が露出している物です、電子工作用だと銀色のコーティングがしてあると思うので
    そのコーティングの色味が極端に変化しないように使うのがポイントだと思います。
    酸化してしまった場合は熱した鏝先に少量フラックスを付けてハンダを鏝先にコーティングするように少量付けてやると
    作業しやすく成ると思います、鏝先に付けたハンダが呼び水となって鏝を基盤に付けた時にハンダが溶けやすくなります。

  4. 武上 より:

    いろいろ教えて戴いてありがとうございます。
    とりあえず作業後の保護に関しては問題はないのですが、使うという状況でやはり既存基板の部品取り外しが上手くいきません。
    ハンダが溶ける…という感じにならないんですよね…。
    何がいけないのかなぁ…。

  5. うめー より:

    鏝の温度の問題かなぁ?
    武上さんの鏝の温度はどれくらいなのでしょう?
    鉛フリーはんだの融点って220~230℃くらいでしたっけ?
    外した部品はもう使わないならオイラのハンダ鏝300Wのがあるから外すだけならできるかな?
    流石に無理あるかな?
    まぁ頭の片隅にでも置いといてくださいな。

  6. 武上 より:

    うめーさん、どもです。
    ハズした部品はもう使う予定はないけれど、そもそも今手持ちのハンダ鏝の温度も、300℃くらいにはなるハズなんだよね…。
    コテ先が上手く当たってないのかなぁ…。
    もっと先端が細いコテ先を買ってみようかしら?
    とりあえず問題あればまたうめーさんに相談します。

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